何故か難産だった回
理由:サウナのシーン書けない(そもそも誰か入れた時点で色々な意味でアウト)
書きたい案が多すぎる
可愛いクルピンが書きたくて仕方ない病を発病した
後半めんどくさくなった
模型が忙しい
翌朝、マントイフェルとクルピンスキーは久しぶりに基地内の厩舎に行き馬をなでていた。
マントイフェル「いい子にしていたか?
ご主人様が帰ったぞ」
するとふと後ろに気配を感じて振り返ると孝美がいた。
孝美「マントイフェルさん?クルピンスキーさん?」
クルピンスキー「孝美ちゃん、どうかしたのかい?」
孝美「なんでこの基地に厩舎があるのが気になって、それで覗いてみたんです。
その馬はマントイフェルさんのなんですか?」
クルピンスキーが聞くと孝美はどうやらなぜ空軍基地に厩舎があるのか気になり覗きに来たようだった。
孝美は質問を返しそれにマントイフェルが馬をなでながら答える。
マントイフェル「まあね、これは俺の馬だよ」
孝美「え、マントイフェルさんって乗馬できるんですか?」
孝美はマントイフェルが乗馬ができることに驚いた。
扶桑も含めて日本には乗馬の文化は少ないので乗馬ができることそのものに驚いていた。
マントイフェル「ああ、できるよ」
クルピンスキー「こう見えて馬術と近代5種のオリンピック代表候補になったことあるんだよね~」
クルピンスキーは孝美に自慢げに言う。
クルピンスキーにはこのことはある意味彼氏の自慢できるところでもあった。
孝美「え、オリンピック?」
マントイフェル「ああ、36年のベルリン大会でな。
ただ代表選考会の三日前に母から風邪うつされて棄権したんだけど」
クルピンスキー「へえ、そんなことがあったんだ」
マントイフェルは代表選考会の三日前に母から風邪をうつされて棄権した結果代表にはなれなかった。
そのことはクルピンスキーにも初めて話すことであった。
孝美「そうなんですか」
マントイフェル「ああ、それにしても姉妹なんだな、妹さんも同じように興味を持ってたよ。
その時は馬に乗せてあげたが。
乗ってみるか?」
孝美「いいんですか?」
クルピンスキー「ヴァルト?」
マントイフェルは孝美に乗ってみるかと聞く。
それに孝美は驚きクルピンスキーは不機嫌になった。
マントイフェル「トゥルトが先でもいいなら乗せてあげるよ。
遠慮しなくていいぞ」
孝美「なら少しだけ乗ってみますね」
クルピンスキー「でも僕が先だから」
クルピンスキーが先に乗ると強調する。
マントイフェルは先にクルピンスキーを乗せて暫く二人で乗馬を楽しむと続いて孝美を乗せた。
孝美「意外と高いんですね…」
マントイフェル「そうだろ?とりあえず基地を一回りするか」
馬に乗って孝美が感想を言う。
マントイフェルは孝美を乗せて基地の周りを一回りすると厩舎に馬を戻して朝食に向かった。
その後、孝美は病み上がりのマントイフェルと模擬空戦をやることになったのだが
孝美「え?」
マントイフェル「ふう、悪くないな、射程も上がって弾道性能に至ってはS18なんかよりずっといい。」
S18に代わってシモノフPTRSに装備を変更したマントイフェルが700m先から狙撃して一撃で終わってしまった。
それ以前や孝美の使っているS18と比べるとPTRSは弾道性能も初速も装甲貫徹能力も全ての面で有利であったのとそれにさらに小銃用のスコープと元々のオリンピック代表候補になるぐらいの射撃の腕が合わさった結果空戦としては常識外れの距離から狙撃できた。
その常識外れさは孝美でさえ食らった瞬間に間抜けな声を出すぐらいだった。
そもそもマントイフェルはこういうことでは初めから本気でルール内では本気で勝ちに行く人間であり孝美のユニットの特性から接近戦になれば不利と判断、武器の特性と自身のスキルを勘案して遠距離からの狙撃という答えを出していた。
なので開始されると即座にFw190の良好な加速性能を生かし孝美から全速力で逃げると追いかけてきた孝美を逆に待ち伏せして終わらせてしまったのだ。
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ジョゼ「なにこれ!おいしい!」
パット「美味い、こういうエキゾチックな料理というのも悪くないな」
ポー「素晴らしい料理だ。テキサスで料理屋を出せばヒットするぞ」
孝美「皿うどんって言って、扶桑の郷土料理なんです」
その日の昼、孝美は皿うどんをふるまい全員がその腕を絶賛していた。
特に美食家であるパットやポーは大絶賛だった。
マントイフェル「美人で軍人としても優秀、家事もできるとは素晴らしいな。
って、トゥルト、何不機嫌なんだ?」
マントイフェルも絶賛するがそれを聞いて隣のクルピンスキーが足で小突く。
クルピンスキーは孝美に嫉妬していた。
クルピンスキー「別に。孝美ちゃん、今度作り方教えてもらえるかな?」
孝美「ええ、いいですよ」
クルピンスキーは孝美から皿うどんの作り方を教えてもらおうとしていた。
二パもまた孝美の完璧さを褒める。
二パ「いやぁー綺麗で強くて郷土料理も上手だなんて完璧だよね、孝美さんって。
ね?ひかり」
二パはひかりに聞くがひかりは反応せず俯いていた。
二パ「ひかり?」
ひかり「え?あ、そうですね…ごちそうさま」
ひかりはそう言って席を立ってしまった。
二パ「あ…ひかり?」
二パも含めた全員がその様子を不思議に思いひかりを見る。
孝美だけが何故かひかりの方を見なかった。
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夕食後、ひかりは勉強しに来なかった。
それにバーティが心配する。
バーティ「大丈夫かひかりは?
ポー、なんか知ってるか?」
ポー「ひかりには元々スオムス行きの辞令が出ていたらしい。
だけど姉が負傷したのでラル隊長が無理やりこっちに連れてきたんだとよ」
マントイフェル「そもそもここにいること自体が問題なのか」
ポーがひかりの事情を説明する。
そもそもひかりは本来とは違う場所にいる時点で問題だった。
ポー「ああ、まあどうせここから出られないが」
バーティ「どうしてだ?」
ポー「スオムス行きの旅客列車が全部フレイア作戦後まで止まってる。
自動車も飛行機もだ。船以外全部止められてるんだ」
バーティが聞くとポーがスオムスに行こうにも鉄道も車も飛行機も全て止められていると答える。
唯一動いていたのはペテルブルクからコトカに向かう定期輸送船程度であり、これもバルト海が氷結しているため丸一日かけてやっとコトカなうえに天候や氷の状況によって欠航するなど問題も多かったしコトカに着いたところでそこからカウハバまでの鉄道も止まっていたので無理であった。
ふとマントイフェルはなぜ鉄道が止まっているか気になった。
マントイフェル「ところでなんで止まってるんだ?」
ポー「多分フレイア作戦用の物資と部隊輸送だろう」
マントイフェル「作戦開始まで1週間切っているのにまだ運んでるのか?
大丈夫か?」
ポー「さあ?ところで、」
ふとここでポーが気が付いた。
ポー「パットどこだ?」
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その頃、ひかりは基地の塔を登っていた。
その速度は初めとは比べ物にならないぐらい速かった。
ひかり「はあ…はあ…はあ…」
孝美「ひかり!」
頂上につくと下から声をかけられる。
見下ろすと孝美が足で普通に歩くように登っていた。
そしてあっという間に頂上について
ひかり「お姉ちゃん…」
孝美「こんな無駄なことをしていないで、早くカウハバ行きの準備をしなさい」
孝美はひかりに厳しく言う。
だがそれにひかりは反論する。
ひかり「無駄じゃないよ!
私、少しでもお姉ちゃんに近づきたくてずっと頑張ってきた。
502の皆にも、最初は全然認めてもらえなかったけど、でも頑張って頑張って、今は仲間って言ってくれてる!
それにね、私接触魔眼が使えるようになったんだよ!
魔眼で管野さん達と一緒にいっぱいネウロイを倒したんだよ!」
孝美「全部知ってるわ。それでも、あなたはここに居てはいけない」
ひかり「お姉ちゃん…」
それでも孝美は引き下がらずひかりを置いて塔から飛び降りた。
残されたひかりはショックで動けなかった。
その後基地に戻ろうとした孝美はふと途中でラルとタバコを吹かしたパットが柱にもたれかかっていることに気が付いた。
孝美「ラル隊長、ジャベール大尉」
パット「正直に言ったらどうだ?」
ラル「大事な妹を危険な目に遭わせたくないのだとはっきり言ってしまえばいいじゃないか」
ラルがそういうと体を孝美の方に向ける。
パット「妹を前線から引き離す、これだマンシュタインとのディールか?」
孝美「知っていたんですか?」
孝美は作戦に参加する代わりにひかりを比較的安全な後方に送るという取引をマンシュタインとしていた。
パットもラルもそのことを知っていた、だからこそ疑問を持っていた。
ラル「正式な辞令が出ているのに何故そこまであいつを追い込もうとする?」
パット「ああ、こんなことをすれば逆効果だ」
二人の問いに孝美は下を向いて本心を語った。
孝美「だってあの子は、ひかりは絶対にあきらめない子だから…
こうでもしないと…
本当は…本当はあの子を力いっぱい抱きしめたい。
抱きしめて、強くなったねって褒めてあげたい。
なのに私は、ひかりを傷つけることしか…」
それを聞いて二人は笑う。
ラル「姉妹揃って」
パット「不器用だな」
それを聞くと孝美は基地に戻っていった。
二人きりになるとラルがパットに聞いた。
ラル「パット、どう思う?」
パット「まずはあの二人をどうにかしないと無理ですね。
幸い時間はあります、のんびり考えましょう」
ラル「そうだな」
パットの言葉にラルは笑うと二人で基地に戻っていった。
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翌日早朝
ヘプナー「なに!それは本当か?」
トレスコウ「本当です」
ヘプナーはトレスコウから緊急の連絡を受けていた。
トレスコウ「昨夜0235時にコラ湾沖85カイリ付近にてQP114がネウロイの襲撃に遭遇、幸い夜間戦闘であったため損害は少なかったもののそれでもリベリオンの商船シルバーソードが撃沈、駆逐艦ソマリが大破、現在駆逐艦ターターが曳航作業中です。
で、そのネウロイがレーダー及び形状から推測するに先日PQ117を襲撃したものと同型か同一と思われます。」
ヘプナー「とうとう連中、不死身になったか?
怒りの日にはまだ早いぞ」
未明にムルマンを出港したばかりのブリタニアに向かっていたQP114船団が襲撃を受けたのだ。
夜間であったため損害は商船一隻が撃沈、駆逐艦一隻が大破、航行不能だけだったが問題はそのネウロイがPQ117を襲撃したものとほぼ同一か同じものだった。
トレスコウ「それだけではありません、先ほどこのネウロイと思われるものがコラ半島の第23装甲師団の拠点の一部を襲撃、戦車3両が撃破され、死者行方不明者58名の損害を出してます。
侵攻ルートからして恐らく目標はカンダラクシャ、現在第88砲兵軍団の主力が集結中です。」
ヘプナー「不味い、大いに不味い。
航空支援を要請しろ、ラヨシュ君に警告もだ」
トレスコウはヘプナーの前に置かれたテーブルの地図で状況を説明する。
その状況は非常に不味かった。もしカンダラクシャに集結中の砲兵戦力を破壊されれば作戦そのものが破綻してしまうのだ。
すると今度は別の参謀がやってきてトレスコウに耳打ちして一枚の写真を渡す。
トレスコウ「分かった、閣下、先ほどソマリが悪天候により沈没しました。
それと、偵察部隊がこれを」
トレスコウは参謀が持ってきた写真を渡す。
そこにはネウロイが写っていた。
ヘプナー「ネウロイだが、これがどうかしたか?」
トレスコウ「よく見てください」
ヘプナー「うん?これは…砲弾の破片か?」
ヘプナーは写真をよく見ると砲弾の破片があることに気が付いた。
トレスコウ「はい、サイズからして11インチから12インチの艦砲用です。
この地域でこの砲弾を使ったのは…」
ヘプナー「PQ117…あれが復活したのか…
502に緊急航空支援を要請しろ、奴をカンダラクシャに入れるな」
トレスコウ「は」
ヘプナー「これをカンダラクシャに入れたら作戦だけじゃない、カレリア戦線そのものが崩壊するぞ…」
カンダラクシャ周辺にはすでにこの地域の主力であるオラーシャ軍カレリア戦線とヴォルホフ戦線の主力部隊が集結中であった。
これはカンダラクシャがムルマン〜ペテルブルク鉄道沿線のキーポイントであったため部隊の輸送の関係上ここに集まってしまったのだ。
もしここを失えば南北でカレリア方面の主力オラーシャ軍の2個軍集団を分断される恐れがあった。
その上鉄道のキーポイントであり白海では数少ない良港でもあるため失った時の影響は計り知れなかった。
実は最近知ってんですけどS18って結構対戦車ライフルとしては性能悪いんですよ。(米軍の評価によると「50口径と比べてもたいして良くない」)
というのも初速が735m/S(PTRSは1012m/S)でそれ以上初速を上げると「射手が壊れる」っていう生身の人間が使う関係上の問題が出てくるんですよ…
何で貫通能力を上げられないししかも重いっていう歩兵用対戦車火器としてはダメな問題が出てくる。
しかも歩兵用火力支援火器としても重すぎてロケット兵器が出てくると消えた。
空戦の腕自体は孝美>マントイフェルだけど狙撃の腕と戦術眼はマントイフェル>孝美です。
クルピンが最近可愛くて仕方ない、まあ元ネタの人も好きなんだけどね
ハルトマンの元上司だったり戦後に節操のない発言してスキャンダル起こして軍クビになったり。