ご注意ください
このSS、ストパンSSトップクラスで暴力的。
あとエルヴィンの正体(多分全員分かってると思うけど)も分かります。
ニコ「確かこっちの方からしたような…」
ペリーヌ「このあたりの筈ですわね」
銃声を聞いた5人は音がした方に向かいしたであろう付近で地上に降りた。
そこは井戸から少し離れた森の中だった。
ヤン「本当にこんなところにいるのか?」
ニコ「分からん、聞き違いかも」
ヤンが不安になって聞くがニコも確信が持てなかった。
すると今度は別の音が聞こえてきた。
ニコ「ん?この音は…」
リーネ「トラック?」
ペリーヌ「何でこんな森の中で?」
気になった5人は音がした方へと向かう。
少し行くと開けた場所が見えた。
そこには大きな穴と数台のダークイエローやポリッツィアイグリュンのオペルブリッツやビュッシングL4500やメルセデスベンツL1500、KHD3000、フォードG917T、フォードV3000トラック、黒塗りのオペル・アドミラル4ドアカブリオレ、ポリッツィアイグリュンのオペル・カピテーン2ドアサルーンとオペル・カデット2ドアサルーン、ダークイエローベースの迷彩塗装やダークイエローのBMWR75やツェンダップKS750、DKW350オートバイ、そして武装した多数のカールスラント軍らしき兵士がいた。
リーネ「カールスラント軍?」
宮藤「こんな森の奥でなにしてるんだろ?」
すると別のルノーAHNトラックがやってきた。
荷台にはカールスラント兵と一緒に多数の民間人が乗っていた。
その民間人は全員殴られたり出血していた。
兵士A「さあ!降りろ!」
兵士は民間人をトラックから降ろす。
兵士B「早くしろ!」
民間人「待ってくれ!」
将校「もたもたするな!」
数人がもたついたり降りようとしないが兵士たちはその数人を引きずり降ろし銃床で殴る。
それを5人は隠れて見ていた。
ニコ「なにをする気なんだ?」
ヤン「さあ?」
宮藤「でもあの人たち怪我してます!助けに行かな…」
宮藤は降りてきた民間人の殆どが大なり小なり怪我をしていることに気が付き助けに行こうとするがヤンが止める。
ヤン「やめろ。死にたいのか?」
ヤンは周りの殺気からこの兵士たちが只者ではないことに気が付いた。
そしてこれから何が起きるのか注視していた。
すると数人の民間人が隙を見て逃げ出そうとする。
だがすぐに兵士たちが銃撃して射殺する。
それを見てウィッチたちは顔を背けたり覆う。
それに対して兵士たちは死体をそのまま穴の中に放り込んだ。
将校「穴の中に並べ。早くしろ!害虫共が!」
すると開襟のフィールドグレーの軍服を着た将校が拳銃を向けて民間人に命令する。
言われた通りに民間人たちは穴の中に並ぶ。
それを見た将校はアドミラルに乗った将校に近づき報告する。
そして会話すると兵士たちを穴の淵に並べさせる。
将校「小隊整列!」
兵士たちはMG34やライフル、MP40やMP41、MP35、EMP35、MP28、MP18、ベレッタM38A、ベレッタM38/42/44などを持って並び構える。
民間人A「おい!お願いだ助けてくれ!」
民間人B「ママには僕しか頼れる人がいないんだ!だから撃たないでくれ!」
民間人C「やめろ!俺には子供がいるんだ!妻もいるんだ!」
民間人D「老い先短い儂が身代わりになるから若い衆だけは見逃してくれ」
並べられた民間人は泣き叫び命乞いを始める。
だが兵士たちは無反応だった。
ニコ「まさか…」
ヤン「ああ」
ニコとヤンはこの先起きることを察した。
次の瞬間将校が拳銃を抜いて合図する。
将校「撃て」
将校が拳銃を撃って一人を射殺したのを合図に次々と兵士たちは銃を穴に向け乱射し民間人を射殺する。
それを見て周りの兵士たちはただ大笑いしていた。
ウィッチたちは目をそらし耳を塞いでいた。
そしてしばらくして虐殺は終わった。
ヤン「やめたぞ」
ニコ「ああ、次は何だ…」
すると将校が兵士に言う。
将校「お楽しみの時間だ!ガソリンを持ってこい!」
すると兵士がジェリカンを別のトラックから降ろして持ってきた。
そしてガソリンをまだ息のある人のうめき声が聞こえる穴に撒く。
数個分のジェリカンを撒くと別の兵士が瓶を兵士たちに渡す。
兵士たちはその瓶から出ている布に火をつける、そして穴に投げ込んだ。
ペリーヌ「酷い…」
リーネ「うっ…」
宮藤「なにが…」
その光景にペリーヌは衝撃を受けリーネは吐き気を催し、宮藤はもはや放心状態であった。
それに対して兵士たちは
「「ハハハハハ!」」
将校「手榴弾だ!」
大笑いし、さらに酒を飲んで大騒ぎしていた。
さらに将校は兵士たちに手榴弾を投げるように言う。
言われた通りに兵士たちは手榴弾や爆薬、さらに火炎瓶やガソリンを穴に投げ込んだ。
それどころか一部の兵士は穴の中にさらに弾を撃ち込んだ。
一帯には死体が焼ける匂いと硝煙、ガソリンが燃える匂いが覆い辛うじて息のあった者が火をつけられ叫ぶ声が微かに聞こえた後は兵士たちの笑い声だけが響いていた。
そのあまりに残虐かつ衝撃的な光景にウィッチたちは恐怖を覚えた。
ペリーヌ「あれが、人間のすることなんて…」
ヤン「これ以上長居する必要はない、行くぞ」
リーネ「は、はい…」
ヤンとニコは離れようとするがリーネや宮藤はショックで木にもたれかかって立っているのでやっとだった。
二人は歩くのがおぼつかない二人を連れて無理矢理戻った。
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それからしばらくして5人は島に戻ったがリーネたちは憔悴しきり、ついた途端リーネと宮藤、ペリーヌは吐いていた。
その明らかに只事ではない様子にエルヴィンは心配になり声をかける。
エルヴィン「どうした君たち?何かあったのか?」
宮藤「エルヴィンさん…その…実は…」
宮藤は見たものをすべて話した。
その衝撃的な話にエルヴィンは慣れているかのように顔色一つ変えず聞いていた。
そしてすべて話し終わると宮藤は泣き始めた。
エルヴィンは宮藤を抱擁して背中をさする。
エルヴィン「大丈夫だ。安心しろ。
今日のところはもう休め、アンナさんには私から話しておく」
話を聞いたエルヴィンは3人を休ませた。
3人の心理的ダメージは相当なものだった。
エルヴィンは3人を部屋に戻すとニコ達に聞いた。
エルヴィン「あの話は本当なのか?」
ニコ「本当です。」
ヤン「この目ではっきり見た。あの虐殺をな」
ヤンとニコがはっきりと見たと答えた。
さらにエルヴィンは聞く。
エルヴィン「そうか、どこの連中かわかるか?」
ニコ「多分、ドイ…カールスラントのかと」
ニコが答えるがニコがドイツと言いかけたことにエルヴィンは少し反応するが二人は気がつかなかった。
エルヴィン「そうか。ならこのことは信用できる人間以外に話すな。」
ヤン「え?どうしてだ?こんな衝撃的なこと…」
エルヴィン「衝撃的だからだ」
するとエルヴィンはこのことを黙っているよう言う。
それにヤンが反論するがエルヴィンが説明する。
エルヴィン「軍の一部が民間人を虐殺したのだぞ。
理由があるかも知れんが理由があっても軍による虐殺など大問題だ。
その上そんな虐殺をする連中だ、もし他言すれば恐らく君たちの口を封じようとするだろう。
君たちの言うようなことをする連中はいくつか知ってるがその大半は極めて攻撃的で暴力的だ。
ガキと若造の口を封じるなど造作もない事だ。だから命が惜しければ黙っていろ」
エルヴィンからはとても普通の初老の男とは思えない、まるで将軍のような殺気とオーラを出していた。
その空気に二人は黙って頷くことしかできなかった。
そしてエルヴィンが部屋に戻った3人の様子を見に行くと二人はまた水汲みに戻った。
その途中、飛んでいる間にニコはヤンに話しかけた。
ニコ「なあ」
ヤン「なんだ?」
ニコ「あの男、もしかしたら…」
ニコはヤンにある衝撃的な可能性を話した。
それはエルヴィンの素性だった。
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その日の夜、ニコはヤンと一緒にある部屋に向かっていた。
ヤン「なあ、大丈夫なのか?」
ヤンが小声でニコに聞く。
ニコ「大丈夫じゃない、かも」
ヤン「本当にやるのか?」
ニコ「ああ、あの男が本当に“閣下”なのか知りたくないか?」
ヤン「まあ確かに知りたいが…」
そして二人は目的の部屋に着くとゆっくりとドアを開けて中に入った。
その部屋にはベッド、カメラの手入れ道具、フィルムケース、大量のフィルムとネガなどが置かれていた。
二人は部屋を見回す、すると部屋の壁に掛けられた軍服に気がついた。
ニコ「これって…」
ヤン「軍服?これって…」
ニコ「そうだ。この階級章、襟章、袖章、間違いない。
あの男は…」
エルヴィン「そこで何をやっている」
突如後ろから声がする。
二人は振り返る、そこには普通の男とは思えない殺気を出しグリセンティM1889を構えたエルヴィンが立っていた。
エルヴィン「何をやっている、私の部屋に入り込んで。
その服は…」
エルヴィンはニコが持っている服に気がついた。
ニコ「エルヴィンさん、あなたは…」
ニコがエルヴィンに質問しようとする。
だがエルヴィンは止める。
エルヴィン「そこまでだ。話は外で聞こう」
するとエルヴィンは二人を連れて外に出て橋の方に向かった。
橋に着くとそこには体調が回復したペリーヌたちがいた。
ニコ「あれ?元気になった?」
ペリーヌ「ええ、少しは良くなって外の風に当たろうかと思って来ましたの」
3人は気分が良くなったので外の風に当たろうと橋に座っていた。
エルヴィン「そうか、3人とも明日も早いんだろうからいい子は早く寝な」
宮藤「あの、一ついいですか?」
エルヴィンは3人を家に戻そうとするが逆に宮藤が質問した。
エルヴィン「なんだい?」
宮藤「アンナさんはあんなに上手く箒で飛べるんだから橋なんていらないんじゃないかなって」
宮藤はなぜここに橋があるのか聞いた。
エルヴィン「アンナさんの娘さんは魔法が使えなくてね、孫を連れて戻ってくる時にこの橋を使うんだ。
少し前までヴェネツィアにいたらしいが無事避難して近々戻ってくるそうだ。
まあそれと私は魔法なんて持ってないんでね、島から出るときは歩くか自転車さ」
宮藤「そうなんですか」
エルヴィンとアンナの娘達は魔法が使えずこの島に行くには橋が必須だった。
それに3人は納得した。
エルヴィン「分ったならさっさと寝な、きっと朝一番で修行だぞ」
ニコ「3人とも、ちょっと話を聞いてもらえるかな?」
リーネ「え?あ、はい」
エルヴィンは3人をどかそうとするがニコは逆にここにいて貰いたかった。
それにエルヴィンはため息をつく。
エルヴィン「はぁ、まあ良いだろう。
君、タバコあるか?」
ニコ「えっと…」
ヤン「一応あるが」
エルヴィンがタバコを求めるとヤンがポッケからタバコを取り出す。
エルヴィン「一本もらえるか?ああ、ありがとう。
火もくれるか?」
エルヴィンはヤンからタバコを貰いライターで火をつけてもらう。
そして一服するとニコに聞いた。
エルヴィン「さてと、君は何が聞きたい?」
ニコ「もしかして、貴方は、エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメル元帥閣下ですか?」
ニコが衝撃的なことを聞いた。
エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメルドイツ陸軍元帥、第二次世界大戦でパットンやモンゴメリィ、ジューコフやマンシュタイン、アイゼンハワーやグデーリアンなどと並び名将の中の名将として最もよく名前が挙がる“砂漠の狐”、フランスでは機甲部隊を率い幽霊にように前線をすり抜け連合軍をズタズタに引き裂き、アフリカで僅かなドイツ軍とイタリア軍で圧倒的多数のイギリス軍を相手に翻弄、ノルマンディーでは「最も長い一日」で叩き潰そうとした名将の中の名将にして機動戦に関しては現代でもなお多くの将軍たちの尊敬の的である人物である。
だが彼はその後、祖国によって裏切り者と疑われ自殺させられた。
そのフィンランド人であるヤンでさえ知っている名将こそ彼だというのだ。
すると彼は吸っていたタバコを橋から海に捨てると答えた。
エルヴィン「そうだよ。
ニコルッシ・フェリックス=アレクサンダー・ハルトマン=ファルケンホルスト君」
虐殺シーンのモデルは映画炎628です(ただあれは焼き討ちなのでちょっと違う)
エルヴィンの正体はなんとあの砂漠の狐だ!(多分みんな分かってる)
劇場版、プラン考えてたら何故かカミンスキー旅団か第1ロシア歩兵師団が出てくる謎案が生まれつつある。
一応劇場版との間にOVA三部作のうちサントロンの雷鳴とエーゲ海の女神やるつもりなんだけど問題は後者が「ルッキーニとかガン無視してとりあえず夜明けにグランドスラムとトールボーイ、ディズニーボム使ってネウロイ潰してからベルガミーニ艦隊の艦砲射撃後マリンコ上陸」という「軍事的には大正解だけど話的にどうなの?」という話になる。
あと10話のマルタ戦でもなぜかロマーニャの海兵部隊(イタリアの海兵部隊は精強で有名)が上陸予定