書いてて(だめだ、萌え死ぬ、お姉ちゃん可愛すぎるだろおい)ってなるぐらい糖分濃いですね。
その日の夜、ウィッチたちはハンガーで夕食を取っていた。
宮藤「夕食は肉じゃがですよ~」
シャーリー「ん~、私は料理のことはよくわかんないけど宮藤の作るものはなんでも美味いな。
これ、魚の出汁か?」
宮藤「カツオです。
フフフ、ありがとうございます。」
この日の夕食はフィールドキッチンで作られた肉じゃがだった。
その味に初めて日本食を食べるニコとヤンは舌鼓を打っていた。
ニコ「日本料理?でしたっけ、初めて食べましたけど凄い。」
ヤン「うんめぇ!酒とも合うぞ!」
勝手にヤンはどこからかウォッカを持ってきて酒を飲み始めていた。
その横でハインツとミラーはジェットストライカーの性能を検討していた。
ハインツ「しかし凄い性能だな、速度性能はシャーリーのP-51以上、馬力もJu88やMe410と同レベルかそれ以上。
実用上昇限度は1万5000、まさに未来のストライカーだ。」
ミラー「ええ。僕のBK-5とほぼ同じ火力を持ちながらそれ以上の高い機動性を持つ。
バケモノですね。」
ミラーは自分のMe410B-1/U4と比べてもMe410では高い火力を犠牲に機動性が極めて低く、大型・中型以外相手では逃げることしかできないMe410に対してMe262は機動力に優れBK-5と同時に30ミリ機関砲を使い小型相手にも攻撃可能だった。
その性能はまさにバケモノであった。
するとノヴァクが宮藤に聞いた。
ノヴァク「宮藤、トゥルーデの分、あるか?」
宮藤「バルクホルンさんの分ならこれです」
ノヴァク「ありがとう」
ノヴァクはバルクホルンの分の肉じゃがを受け取るとそれを発進台の傍に座っていたバルクホルンに持っていった。
ノヴァク「トゥルーデ、持ってきたぞ」
バルクホルン「あ、ありがとうアレックス。そこに置いといてくれないか」
ノヴァク「いいが、どうした?顔色が悪いぞ。風邪か?」
バルクホルンの姿や表情は長い間一緒にいたアレックスにはすぐにおかしいことに気が付いた。
顔色が悪く見えていた。
風邪かと思いノヴァクはバルクホルンの額に手を当てる。
バルクホルン「アレックス、そんなに心配しなくていいぞ。
酷く疲れてるだけだ。」
ノヴァク「ならなおさら心配だな。しっかり食べてしっかり寝ろ。」
バルクホルン「分かった」
ノヴァクはそういうと肉じゃがをバルクホルンの傍に置いた。
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翌日、シャーリーとバルクホルン、そしてルッキーニとノヴァクはこの日もまたMe262の性能試験をしていた。
この日は速度性能を図るためシャーリーとバルクホルンが競争することになった。
ルッキーニ「よーい、どーん!」
ルッキーニが号令するとシャーリーが全速力でスタートするがバルクホルンはその場から動かなかった。
ノヴァク「トゥルーデ?」
ルッキーニ「あり?バルクホルン?
どーん!どーん、だってば!」
何故か動かないバルクホルンをノヴァクは心配する。
すると力をためていたのか突然全力で発進してルッキーニを吹き飛ばし、ノヴァクを吹き飛ばしかけた。
シャーリー「ん?」
その爆音を聞いたシャーリーが振り返ると全速力のバルクホルンが後ろからシャーリーを追い抜いた。
バルクホルン(すごいぞ、まるで天使に後押しされてるみたいだ…)
その速度性能にバルクホルンは天使に押されているみたいだと表現する。
シャーリー「わ、私がスピードで負けるなんて…」
一方シャーリーは速度性能で負けたことに驚いていた。
だが直後、様子が変わった。
突如バルクホルンが無茶苦茶な機動を初めたのだ。
シャーリー「なんだ?」
ノヴァク「マズイ!トゥルーデ!」
すぐにノヴァクはユニットを全力で回して急降下すると海面すれすれでバルクホルンを無理やり捕まえた。
ノヴァク「トゥルーデ!しっかりしろ!」
すぐにノヴァクがバルクホルンに呼びかけるが応答がなく意識を失っていた。
その上その状態でユニットは出力全開状態だった。
結果ノヴァクはバルクホルンに引っ張られる形で飛んでいた。
ノヴァク「クルヴァ!これじゃ暴れ馬だ!」
バルクホルンの態勢を無理やり変えることでなんとか方向は決められたが問題はこのままでは着陸は不可能と言っても過言ではなかった。
ノヴァクは地上のハインツに呼びかけた。
ノヴァク「おいハインツ!こいつをどうすればいい!」
ハインツ『ちょっと待て!確かここに緊急停止の記述が…あった!
えーと、そのユニットには緊急停止ハンドルがある!
そいつを引っ張れ!場所は両方のユニットの外側、翼の後ろあたりだ!』
ノヴァク「分かった!ハンドルって…これか!」
ハインツがMe262の技術書類を漁ったところユニットの緊急停止ハンドルに関する記述を見つけノヴァクに伝える。
言われたノヴァクはハンドルを掴むとバルクホルンの態勢をコントロールして海面すれすれを飛ばして基地上空に着くとハンドルを力一杯引っ張った。
ユニットはハンドルが引かれると空気抵抗によりバルクホルンから脱落。
両方ともわずか数メートル下の滑走路に落下した。
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バルクホルン「ん…ん?」
ノヴァク「トゥルーデ!」
小一時間経った後、バルクホルンが気がつくと、ベットの上で寝てウィッチ達全員が取り囲んでいた。
そして突然涙を浮かべたノヴァクが抱きついた。
それにバルクホルンは混乱する。
バルクホルン「アレックス…どうした?なんで泣いてるんだ?
軍人らしくないぞ」
ノヴァク「トゥルーデ、大丈夫か?怪我はないか?どこかおかしなところはないか?」
バルクホルン「アレックス、何かあったのか?」
バルクホルンがノヴァクに聞くと横にいたハインツが答えた。
ハインツ「あのユニットだ。あのユニットが暴走してお前の魔法力を吸い尽くそうとしたんだ。
それで気絶して暴走したんだ。覚えてないのか?」
バルクホルン「バカな、私がそんな初歩的なミスをするはずがない」
ノヴァク「トゥルーデは何も悪くない。悪いのあのユニットだ。」
ニコ「ええ、こう見えても元は航空機関士なんでエンジン周りに関しては詳しいんでユニットを少し履いてみたんですけどあのユニット、エンジン制御系に欠陥がありますよ。
簡単に説明するとエンジンを回し続けるとエンジンがリミッターを破壊して吸い尽くすか壊れるまで魔法力を吸い続けるんですよですよ。」
元航空機関士のニコが何が起きたかを説明した。
Me262はエンジン周りに欠陥があった。
エンジンを回し続けるとが魔法力の流量を調整するリミッターを破壊、エンジンが壊れるか魔法力が切れるまで吸い続ける欠点があった。
現実の航空機エンジンにおいてもこのような「エンジンのコントロールシステムの故障」という事故は発生している。
最も有名なのが1989年9月15日カリブ海上空ハリケーン・ヒューゴの中で起きたアメリカ海洋大気庁(NOAA)のハリケーン・ハンターコールサインNOAA42が当時最も東で発生したカテゴリー5のハリケーンであったヒューゴの中でNOAA42のWP-3Dオライオンがメソ渦と呼ばれる極めて強力な大気の渦に突っ込んでしまい過剰なGがかかりその結果、当時のオライオンの欠陥であったエンジンの燃料ポンプの故障が発生、NOAA42の第3エンジンがハリケーンの壁雲の中で過剰な燃料が送られて発火炎上したのだ。
この後NOAA42は後続の空軍予備役C-130の支援もあり無事この当時最も強力なハリケーンの中から脱出、プエルトリコに帰還した。
またエンジンのコントロール不能では1983年6月8日にアラスカ州のアリューシャン列島のコールド・ベイ空港からシアトルのタコマ国際空港に向かっていた当時最も老舗の民間航空会社の一つであったリーブ・アリューシャン航空8便ロッキードL-188エレクトラでコールド・ベイを離陸直後、異常な振動が発生、そして突然第4エンジンのプロペラが脱落(ちなみにこれはエレクトラで数回にわたって起きた事故)、胴体下部を切り裂き4機のエンジンのコントロールシステムを故障、手動操縦のシステムを圧迫し手動操縦系統を一時使用不能にした。
その後機体は手動操縦を取り戻すとベテランの機長の卓越した操縦により無事乗員乗客全員を無傷でアンカレッジ国際空港に降ろし、機体もほぼ無傷であった。(ちなみに当該機は2018年現在カナダで森林火災消火機として現役である)
その他にも2010年11月4日に起きたカンタス航空32便エンジン爆発事故では爆発した第2エンジンが世界最大の旅客機であるエアバスA380の第1エンジンの制御系を破壊、第1エンジンを停止不能にしたため緊急着陸後に乗客が1時間機内で待たされ、エンジン停止に5時間を要した。
このような事故もあるなど燃料の過剰供給またはコントロールシステムの故障というのは恐ろしいものである。
バルクホルン「試作機に問題はつきものだ。
あのストライカーは素晴らしい、実戦配備するためにまだまだテストを続けなければ…」
それでもバルクホルンはテストを続けようとする。
だがそれをノヴァクが止める。
ノヴァク「これ以上はやめてくれ。危険だ。
何度も言ってるが俺はもう二度と家族を失いたくない…
俺の家族はトゥルーデだけなんだ、2回も家族全員を失いたくないんだ…
分かるだろ?」
バルクホルン「アレックス…でも!」
ノヴァクに説得されてもなおバルクホルンは食い下がる。
するとハインツとミーナが割り込んだ。
ハインツ「それと、そのテストだが、さっき上に欠陥ことを伝えたら明日西方総軍のリュッツオウ大佐とヴィルケ中佐、それに開発した技術者連れてこっちに来るそうだ。
それで状況を見て現地改修可能ならばその場で改修、不可能な場合本国に持って帰って再設計だそうだ。」
ミーナ「それと当分の間、飛行停止の上自室待機を命じます。
命令よ、いいわね?」
バルクホルン「了解…」
二人の駄目押しの命令に流石のバルクホルンも従った。
ハインツ「で、現時刻を持ってジェットストライカーの一切の使用を禁止する。
移動を含め指一本触れるのも禁止だからな」
そしてハインツがジェットストライカーの使用禁止を宣言した。
ジェットストライカーは発進台に鎖で括り付けられた。
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翌日、バルクホルンの部屋に食事を持ってきたノヴァクとリーネ、宮藤の目の前にはトレーニングをしているバルクホルンがいた。
ノヴァク「トゥルーデ、何をしてるんだ?」
バルクホルン「アレックス、見ての通りトレーニングだ。
私が落ちたのはジェットストライカーのせいではない、私の力が足りなかったからだ。」
バルクホルンはまだ諦めていなかった。
ノヴァク「トゥルーデ、やめろ。まだ飛ぶ気なのか?」
バルクホルン「当然…」
次の瞬間、後ろからノヴァクに掴まれそのままそばにあったベットに押し倒された。
ノヴァク「トゥルーデ、死にたいのか?これ以上どうしたいんだ?
俺をまた一人にしたいのか?そうなのか?
神に救いを求めても神は答えず、最愛の人をまた失い一人で歩けっていうのか?
トゥルーデ、俺を置いて行きたいのか?また俺は置いていかれるのか?」
バルクホルン「アレックス…だがあれがあれば…」
ノヴァク「トゥルーデ!いい加減目を覚ませ!俺は“軍人”としてのお前に“軍人”としての俺が言っているんじゃない!
俺は!ただゲルトルート・バルクホルンという最愛の人を守りたいから言ってるんだ!
俺はお前を一生をかけて守る、そう神に誓ったんだ!俺は最愛の人を自らの命に代えても守るんだ!
かつて俺は最愛のものを全て失ったんだ!トゥルーデ、お前はそれを知ってるだろ!
また全てを失わせるつもりか!そうなのか?」
バルクホルン「そうならないためにも私はもっと強くならなければならないんだ!」
次の瞬間、乾いた音が響きベットから持ち上げられたバルクホルンがベットに倒れた。
バルクホルン「え…アレックス…?」
ノヴァクが思いっきりバルクホルンの頬を殴った。
その衝撃にバルクホルンは放心状態となった。
ノヴァク「言い訳なんか聞きたくない!
そんなに死にたければ勝手に死ね!
俺の知っているゲルトルート・バルクホルンはあんたみたいな雌犬なんかじゃない!
くたばりたけりゃその辺で野垂れ死ね!このビッチが!」
宮藤「ノヴァクさん!」
ノヴァクは思いつく限りの暴言をバルクホルンに浴びせると部屋を飛び出していった。
急いで宮藤が追いかけるがそれに正気に戻ったバルクホルンがうわごとのように言う。
バルクホルン「アレックス…そんな…待ってくれ…アレックス…なあ、待ってくれ…
アレックス…アレックス…うぁあああ!
済まないアレックス!ごめんアレックス!許してくれ!許してください!お願い許して…」
バルクホルンはとうとう泣き出して謝罪の言葉を繰り返し床を力一杯殴った。
バルクホルン「アレックス…わたしにはお前しかいないんだ…
お前が行ってしまったら…わたしは…」
バルクホルンは俯き目から大粒の涙を流しながら呟いた。
それは部屋を飛び出したノヴァクも一緒だった。
ノヴァク「クソ!なんなんだよ!なんでこうなるんだよ…」
飛び出していったノヴァクは廊下で壁を殴りながら泣いていた。
すると追いかけてきた宮藤が声をかける。
宮藤「ノヴァクさん?」
ノヴァク「宮藤、家族なら家族が苦しい時は優しい言葉をかけるのが筋だよな、だが俺は暴言を吐いて傷つけることしかできない。
ほんと、不器用だよな、ハハ、この辺りは親父譲りだ。
宮藤、笑っていいぞ、いや、笑ってくれた方が気が楽になるよ。」
ノヴァクが自嘲気味に言う。
彼もまたバルクホルンにあんなことを言って後悔していた。
すると突如、警報が鳴った。
ノヴァク「ネウロイだ!」
早く2期5話書きたい。
カッコいいイタリア軍とかベルサリエリの高速行進、AS42のメトロポリターネ型とかカルロベローチェ、M13、カラビニエリ、閲兵式、GNRとか見たいよね?
緊急停止ハンドルといえばリーブ・アリューシャン航空8便のイメージしかない(理由はメーデー見ればわかる)
糖分、次も多分異常に多いと思う。