ローマを舞台に陰謀と騒乱、暴力が巻き起こる波乱の回。
この回、全然ウィッチが出ない。
ガリア情勢とロマーニャ情勢の解説もある。
あと物凄い早く書けた。
後書きで解説あり。(なお量)
実は書いてる最中にポーランドのIBGって模型メーカーからイタリア軍のランチア3ROトラックの100ミリ自走砲型出るってアナウンスあって驚いてる、
アイケ「全く不愉快だ、そう思うだろ?
マルセイユ少将、ゴットベルク少将」
「ええ、我々が大公家に対して攻撃する意思がないことをいいことにこんな大公名義のふざけた意向を伝えてくるとは。
これではローマ市内の治安維持がますますやりにくくなるだけです。
黒シャツ師団とゴットベルク師団、第8ベルサリエリ旅団、第3竜騎兵連隊を増員して何とかやりくりしてますがこのままではローマが反対勢力の聖域になってしまいます」
「いっそのこと大公家を取り潰したいがそんなことすれば俺たち全員がロマーニャ人に殴り殺される。
“直接的な脅威”を与えなければ無理だろうな」
ある日、ローマのある高級ホテルの一室に3人の将軍がいた。
それはアイケと警察装甲擲弾兵師団“フォン・ゴットベルク”師団長クルト・フォン・ゴットベルク少将、ローマ都市部隊司令官ジークフリート・マルセイユ少将だった。
彼らが話し合っていたのは先週大公副官のあるロマーニャ軍の将軍から伝えられた大公家からの意向であった。
マルセイユ「『ローマ市内では暴力的且つ強権的な治安維持活動をできる限り控え市内に平穏を取り戻したい』
ふざけてますね。我々のやり口が反発を生んでいるのは知ってます、ですがその反発は元から左翼の強いリヴォルノとマフィアの影響力の強い南部だけです。
おそらくですがこれにはマフィアと絡んでる政治家も関わってると推測します」
アイケ「だろうな、腐りきった民主主義が」
ゴットベルク「今日の閲兵式で公女から我々の要求を伝えてもらおう。
それが一番だ」
大公からの意向は実質的にローマ市内での摘発をやめろと言う意味であった。
彼らは大公家からの支持を得なければただでさえ非合法且つ強権的な方法で政治の実権を握ったためもし大公家の支持を失うことは大変不味いことであり一応はこの意向に従っていた。
アイケ「分かってる、だがその後はヴェネチアの方の会議だ。
今日はカヴァッレーロ大将とカンピオーニ大将が来るんだ。
二人とも我々とは距離を取りたいはずだ」
この日はロマーニャ公女マリア・ピア・ディ・ロマーニャとヴェネチア公国海軍第13課課長イニーゴ・カンピオーニ大将、ヴェネチア公国陸軍第13課課長ウーゴ・カヴァッレーロ大将が来て国防省の前の通りでカラビニエリと陸軍の合同儀仗隊を閲兵した後、マリア公女、カンピオーニ大将、カヴァッレーロ大将、デ・ボーノ大将、アイケ、バルボの六者会談が行われる予定だった。
その場で彼らの要求であるローマ市内での治安維持活動のための許可を求めるつもりだった。
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儀仗兵「マリア公女、カヴァッレーロ大将、カンピオーニ大将、デ・ボーノ大将、バルボ大将、アイケ大将に捧げ銃!」
数時間後、ローマ市内の国防省前の通りにはカラビニエリとベルサリエリ、そして陸軍兵士の儀仗隊がロマーニャ国歌が流れる中捧げ銃をして閲兵式をしていた。
捧げ銃をする儀仗兵にデ・ボーノやバルボ、アイケ、そしてヴェネチア陸軍の軍服を着たカヴァッレーロ、ヴェネチア海軍の軍服を着たカンピオーニが敬礼し、青い服を着た赤毛のマリア公女は文民であるため胸に手を当てて敬礼する。
儀仗兵「立て銃!」
儀仗兵の隊長が国歌が流れ終わると立て銃を命じ、デ・ボーノ大将たちの元に向かう。
儀仗兵「マリア公女、カヴァッレーロ大将、カンピオーニ大将、デ・ボーノ大将、バルボ大将、アイケ大将。
特別儀仗隊、巡閲準備完了しました。
先導します」
デ・ボーノたちの元につくと報告の後巡閲のため先導する。
そして儀仗兵の先導の元儀仗隊を巡閲する。
巡閲後、デ・ボーノはマリアに話しかける。
デ・ボーノ「公女殿下、如何ですか?我がロマーニャ軍の精鋭、そしてこのロマーニャの地を守る者たちです。」
マリア「え、ええ。頼りにしています」
デ・ボーノ「そうですか、ですが嘆かわしいことに大公殿下の意向によって彼らは全力で敵に立ち向かうことができません。」
デ・ボーノは大公の意向のせいで自由な行動ができないと嘆く。
マリア「大叔父様の?」
デ・ボーノ「ええ、大公殿下がローマ市内での暴力的行為で強権的な行為をやめるようにと」
マリア「ですが、暴力的で強権的な行為なことをしては民人が平穏に暮らせないではないですか」
マリアはデ・ボーノに彼らのやり口が暴力的だという。
実際極めて攻撃的で強権的だが一方でロマーニャに根深く潜んでいたマフィアなどの各種犯罪組織の一掃という側面もあり彼らが実権を握って以降軍による掃討作戦で南部を中心にマフィア数万人が逮捕、シチリアのコーサ・ノストラ、ナポリのカモッラ、カラブリアのンドランゲダ、ローマのシカーリオ、コルシカのユニオン・コルスなどの“大物”と目されたマフィアのファミリーは情け容赦のない、それこそ戦車や装甲車を持ちだし、万単位の軍隊を投入した掃討作戦により構成員の98%を逮捕又は殺害、さらにこれらのマフィアと関係のあった人間の大半を逮捕することでマフィアの影響力を排除するなど強権的な方法でマフィアを壊滅させていった。
特に幹部は逮捕後24時間以内に弁明権無しの即決裁判にかけられ拷問された後最長でも拘束後240時間以内に処刑されていた。
だがここでアイケが口を挟んだ。
アイケ「大公殿下は何一つわかっていない、我々は無差別に攻撃しているのではない。
我々が攻撃しているのは“危険人物”のみです。
マフィアや共産主義者などと言ったクズだけです、一般市民には一切の危害を加えていない。
なので、大公殿下の意向に沿ってしまえばこのローマに各地からそういったクズどもが集まるだけです。
ガリアを見てください、政府が混乱した結果、南部は紛争状態、各地でテロが乱発し政府は機能していない。
この国を第二のガリアにしてもよろしいのですか?」
マリア「それは…」
アイケは騒乱の結果紛争状態に陥ったガリアを引き合いに出す。
ガリアは政府の混乱により政治の実権を連合軍ガリア軍行政司令部に奪われ、さらにそこに王党派、オラーシャが秘密裏に支援するガリア共産党(PCG)、アナーキスト、政争に敗れた勢力がゲリラ化しリベリオンなどが支援するマキ、ロマーニャの支援するアルジェリア独立派とチュニジア独立派、扶桑の支援するインドシナ独立派などの各地の独立運動勢力などがガリア政府、さらにそれを支援する連合軍を攻撃し紛争となったところにロマーニャのニースとサヴォアの併合によるナショナリズムの高揚、そしてガリア軍内部のでの紛争、親ガリア政府勢力民兵ガリア国内軍(GFI)、ド・ゴール派に近いが立場を異にするフランソワ・ダルラン提督率いるダルラン派、親カールスラント勢力で反共・ファシストでガリア政府と協力しているヴィシーを中心とするヴィシー派などが合わさり南部を中心に激しいゲリラ戦が発生、血で血を洗う血みどろのゲリラ戦になり泥沼化していた。
この紛争はまるで終わりが見えず後方地域では各種義勇兵を中心とした部隊によって血生臭い掃討戦が続いていた。
そしてこの火はロマーニャ北部にも飛び火する可能性があった。
アイケ「それを食い止められるのは我々だけです。
我々にすべて任せてもらえればこの国は守られるのですよ、大公殿下にそうお伝えくださいませ、マリア公女殿下」
アイケはマリアに向かって威圧する。
アイケにはマリアはただの政治的には重要とはいえただの小娘であった。
いざとなればこの場で撃ち殺しても構わなかった。
マリア「わ、分かりました…大叔父様にお伝えします」
アイケ「そうですか、よろしく頼みますよ」
マリアはアイケの威圧に屈した。
それを聞いたアイケは不気味な笑みを浮かべていた。
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数十分後、マリアとは別にアイケ達は集まっていた。
アイケ「カヴァッレーロ大将とカンピオーニ大将は本気で?」
アイケはカヴァッレーロとカンピオーニが語った計画に驚いていた。
カヴァッレーロ「ああ、このぐらい過激な手を使わなければリソルジメントは完成しない。
私が求めるのは統一された祖国、イタリアだ」
カンピオーニ「私も彼と同意見だ。ファシスト、ナチス、共産主義でなければそういったものには拘らない。
我々が求めるのはイタリアの統一、ただ一つ。
ニースとサヴォア、ダルマチアにシチリア、コルシカ、チロル、マルタ、そしてチュニス。
これが我々のイタリアだ。」
バルボ「だが、クーデターと併合とは…」
彼らの計画、それはヴェネチア軍を掌握しクーデターを行いヴェネチア政府を打倒、その混乱に乗じてヴェネチアをロマーニャの保護国、そして併合するという過激極まりない策だった。
ヴェネチア公国はロマーニャの隣国で元を辿ればオストマルク系のロンバルト・ヴェネト王国につながる国だった。
最近では経済的軍事的結びつきを強め国家共同体と言うべき関係だったが統一には消極的だった。
一方、ロマーニャ、そしてヴェネチアの民族主義者にとってはこの2カ国が統一することによって一つのロマーニャが完成するため統一を望み、また世論も比較的統一には積極的な面もあった。
だがヴェネチア政府の上層部は統一に非積極的、特にヴェネチア公家と貴族層、資産家などは反対であった。
そこでカヴァッレーロ達がクーデターで政治の実権を握りロマーニャに併合される形で統一するという計画だった。
彼らにとってイタリア統一のためにはこのぐらいやって当然だった。
カヴァッレーロ「統一されたイタリア、これが重要なんだ。
我々は同じ言語で話し、同じ民族で、同じものを食べてる、だがハプスブルクかサヴォイアか、この二つの違いで分断されているんだ。
我々の王はハプスブルクではなくサヴォイアだ、サヴォイアこそがイタリア王にふさわしい。
アレマン人のハプスブルクじゃない」
カンピオーニ「イタリア人のイタリア人のためのイタリア人によって支配された統一されたイタリア国家、そのためならば我々は何でもするのだよ」
デ・ボーノ「我々の目標はイタリア統一、我々ロマーニャ陸軍は貴官らの計画に賛同しあらゆる助力を惜しまないことを約束しよう。」
バルボ「ああ、我々にとっても統一イタリアは最終目標だ。
我が空軍も支援する」
アイケ「第15騎兵軍もその計画に乗ろう」
二人の計画にデ・ボーノ、バルボ、アイケは乗った。
彼らにとってもイタリア統一とはカールスラント解放に並ぶ重大目標だった。
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その頃、国防省の裏の通りを黒いシャツを着た兵士を鈴なりに乗せた義勇擲弾兵師団黒シャツ偵察大隊E・ムーティのランチアリンチェとフィアットAS42サハリアーナ後期型メトロポリターナ(都市)型2台、AB43装甲車2台がが走っていた。
彼ら義勇擲弾兵師団黒シャツはクーデターに参加した各種義勇連隊と防空師団エトナを再編したバルボ達の私兵であった。
そしてE・ムーティ偵察大隊はGNRのE・ムーティ機動部隊の系譜を引く機械化軽歩兵部隊だった。
指揮官のフランチェスコ・コロンボ大佐以下彼らはクーデター以降ローマ市内での治安維持任務に投入されていた。
だが行動制限により彼らはある種暇を持て余していた。
しかしこの日は別であった。
即ちこの日は国防省から住居のサヴォイア=アオスタ家私邸に向かう公女の車列を護衛するという任務のため国防省に向かっていた。
将校「護衛対象を確認した。
車列を組め」
国防相の裏口に止められた公女の車を確認した車列の隊長はサハリアーナ、AB43、リンチェ、公女の車、AB43、サハリアーナの順で前後に並ぶ。
だがすぐにおかしいことに気が付いた。
兵士「おい!大丈夫か!」
車の傍にボディーガードと運転手が倒れていた。
すぐに兵士が車から飛び降りて駆け寄る。
将校「公女は!」
ボディーガード「…え?いないのか?」
将校は公女の姿が見えないことに気が付き倒れたボディーガードに聞くが全く理解していなかった。
その瞬間、将校の脳裏に最悪の可能性が浮かんだ。
将校「まさか!全員急いで周辺を捜索しろ!」
すぐに兵士たちに周囲の捜索を命じる。
兵士たちは散開して捜索するが見つからなかった。
兵士「駄目です、影も形も見当たりません。」
将校「まさか、緊急連絡!マリア公女が誘拐された!
第一種警戒態勢!」
将校はすぐに司令部に緊急連絡した。
公女が誘拐されたのだ。
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マルセイユ「は?なんだと!誘拐されただと!」
ゴットベルク「誘拐だと!?」
「そんな馬鹿な、何かの間違いじゃないのか?」
ローマ都市司令部ではこの連絡をマルセイユとゴットベルク、そして義勇擲弾兵師団黒シャツ師団長ルイージ・ヴォランテ少将が受け取り驚いていた。
ヴォランテ「誰が誘拐した?」
マルセイユ「分からん、情報によるとボディーガードはマリア公女ともめていた時に突然何者かに襲われて気絶、気がついたら誘拐されていた、それだけだ」
ゴットベルク「マフィアか?いや、共産主義者の可能性もある」
ヴォランテ「どちみちもし公女の身に何か起きれば…」
彼らは誘拐した犯人を共産主義者又はマフィアとにらんでいた。
公女の誘拐という大事を実行できる勢力はこのぐらいしかないと踏んでいた。
マルセイユ「我々の責任問題になる。
直ちにローマ市内に緊急警戒態勢を取らせ戒厳令を敷き、すべての主要道路に検問を敷け」
ヴォランテ「まて、公女が誘拐されたことが分かれば最悪殺害されるぞ」
マルセイユ「それもそうだな、戒厳令は無し、その代わり全治安維持部隊を出動、緊急警戒態勢を取らせる。
後検問もだ。
これより、ローマ都市司令官権限によってローマ市内での一切の武器使用自由を宣言。
公女を誘拐した反逆者は殺しても構わん、何としても公女を取り返せ、これは我々の威信にかかわる」
マルセイユはローマ市内での武器使用自由を宣言、さらに誘拐犯の殺害さえも許可した。
ゴットベルク「それと、いい機会だ。
これを理由にローマ市内の全摘発対象を捕まえ、摘発しろ!
マフィア、共産主義者、全部だ!一気にローマ市内を掃除してやる!」
マルセイユ「分かった、ローマ市内の清掃作業も許可する。
何としても、公女を取り返し、マフィアと共産主義者を殲滅しろ」
二人はローマ市内の清掃作業を公女誘拐にかこつけて再開した。
だが、公女を“誘拐”したのはマフィアでも、共産主義者でもなかった。
なぜ、公女が消えたか?それはその日の朝に遡る。
(解説)
・クルト・フォン・ゴットベルク
第12SS軍団軍団長、戦闘団フォン・ゴットベルク戦闘団長、元白ロシア親衛隊及び警察指導者。
SSの警察系将軍の中ではワルシャワ蜂起を鎮圧したハインツ・ライネファルトとフォン・デム・バッハ=ツェレウスキー、親衛隊及び警察高級司令部「ドナウ」司令官ヴァルター・シマナ、第14SS義勇擲弾兵師団(ガリッツィア第1)師団長フリッツ・フライタークに並ぶトップクラスの戦上手。
ベラルーシでのパルチザン掃討戦に活躍し大戦末期には警察部隊からなる戦闘団フォン・ゴットベルクを編成、指揮した。
その後第12SS軍団の司令官に任じられた後病気により後送、終戦を迎える。
45年5月末にフレンスブルクで自殺して飛ばされる。
ちなみに戦傷で片足義足。
現在警察部隊からなる警察装甲擲弾兵師団フォン・ゴットベルク師団長、前線にも出れるが最近はラツィオ州での治安維持活動がメイン。
・ジークフリート・マルセイユ
第324地区司令官。
一般的にハンス・ヨアヒム・マルセイユの父親として知られてる。
44年にパルチザンに殺害された際に飛ばされる。
現ローマ都市司令官。ゴットベルクとは階級が同じだが管轄の関係上こちらの方が上。
任務は主にローマ市内での治安維持活動及びゲリラ掃討作戦。
・ウーゴ・カヴァッレーロ
第2代イタリア陸軍参謀総長。
王国政府にもRSI政府にも嫌われた可哀そうすぎる将軍。
親独派だったせいでイタリア降伏後はバドリオ政権(そもそもカヴァッレーロとバドリオは不仲)に投獄され、ドイツ軍とRSIに解放された後はバドリオとの関係を疑われ自殺した(んだけどその自殺も強要されたものだって説がある)
現在ヴェネチア陸軍の大将としてクーデターを立案中。
・イニーゴ・カンピオーニ
イタリア領エーゲ海諸島(ギリシャ領ドデカネス諸島)総督。
イタリア降伏の際にドイツ軍の捕虜になったがこの地域のイタリア軍はケファロニア島で第33山岳歩兵師団アックイが名将アントニオ・ガンディン少将の指揮の下で徹底抗戦してしまったため総統命令により「イタリア軍捕虜を取るな」と命令された結果ケファロニア島では降伏したアックイ師団の将兵数千名が虐殺(ケファロニア島の虐殺)、彼はエーゲ海のロードス島で捕虜となりその後捕虜収容所を経てパルマで銃殺刑に処された。
なおケファロニア島で捕虜射殺命令を指示した(ちなみにこの命令は一回現地の司令官が握りつぶしてる)ハラルト・フォン・ヒルシュフェルト中佐(当時)は実はアドルフ・ガーランドの嫁の元旦那。
エーゲ海諸島の戦いはラスト・オブ・カンプフグルッペⅢ「エーゲ海の憂鬱/ロードス突撃師団」とⅤの「クレタからチロルアルプスへ/第508戦車大隊」に書かれてます。
・フランソワ・ダルラン
ヴィシーフランス軍総司令官、ヴィシーフランス政府海軍大臣、北アフリカにおけるフランス国家元首兼陸海空軍総司令官。
日和見主義的だった奴。結局のところ評価が難しすぎる(というか当時のフランスの将軍は大体そう)
42年に暗殺されて飛ばされる。
ガリア軍を掌握したが色々煩い上に独善的で独自思考強い。嫌われ者。
・フランチェスコ・コロンボ
史実GNR(共和国防衛軍。RSI政権のMVSN(国防義勇軍)の後継組織。いわゆる黒シャツ隊)内務省独立機動部隊E・ムーティ機動部隊司令官。
北イタリアでの治安維持戦に活躍するがレンノでパルチザンに殺害されて飛ばされる。
ちなみにE・ムーティとはファシスト党書記長(1939~40)で中東方面への長距離爆撃を指揮したことで知られる高名な爆撃機パイロットで43年にカラビニエリに暗殺され最初の“殉教者”となったエットレ・ムーティ空軍中佐の事。(なおエットレ・ムーティ中佐は出す候補の一人)
・ルイージ・ヴォランテ
史実GNR師団「エトナ」師団長。
1945年1月2日にパルチに殺されて飛ばされる。
義勇兵部隊の親玉。任務はローマでの治安維持。
真面目にマリア公女が誰の娘か考察してみる。
前提条件としてヴェネチア公国はハプスブルク家、ロマーニャ公国はサヴォイア家と仮定する。
当時(45年)のイタリア国王ヴィットリオ・エマヌエーレ3世は1869年生まれで45年には76歳なので恐らく10代のマリアが娘の可能性は低い。
となると恐らくその息子、ウンベルト2世の娘の可能性の方が高いが年齢的に彼の長女は34年生まれなので合わない上にそもそも彼がベルギー王女マリーア・ジョゼと結婚したのは1930年だしウンベルト2世は両性愛者の噂が絶えずマリーア王女とは関係が冷え切っていたことで知られてる。
他のサヴォイア家で一番年齢的に近いのは分家のサヴォイア=アオスタ家のアメデーオ・ディ・サヴォイア=アオスタの長女、マルゲリータ・ディ・サヴォイア=アオスタ(30年生まれ)しかいない。
もう一つの分家のサヴォイア=ジェノヴァ家は末っ子のエウジェーニオ・ディ・サヴォイア=ジェノヴァに娘(マリア・イザベッラ)がいたけど43年生まれ。
なのでマリアは可能性として最も高いのはサヴォイア=アオスタ家のアメデーオ・ディ・サヴォイア=アオスタの娘、マルゲリータ・ディ・サヴォイア=アオスタに相当する説。