WWⅡウィッチーズ   作:ロンメルマムート

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さてと、展開しすぎて畳めねえ!
名シーン潰す!
ウィッチ全然活躍しねえ!
逮捕未遂!
イタリア軍万歳!誰がヘタレだ!

それがこの回(酷い)


第15話:ローマは一日にして

マルセイユ「はあ?ネウロイが侵入?空軍部隊は何をやっていた!

      チャンピーノの連中は一日中の女のケツでも追っかけてたのか!」

 

空軍将校『閣下、その、敵ネウロイはレーダーの電波が届きにくいところを通っていまして…

     それにフィレンツェのレーダー基地は今日、定期メンテナンスでしたので発見が遅れました』

 

 ネウロイがローマに侵入した、その連絡を受けてマルセイユは近隣の空港であるチャンピーノ空港の空軍将校に当たり散らしていた。

 ネウロイがここまで侵入できたのはまずルート上真下にあったフィレンツェ郊外のロマーニャ空軍レーダー基地が定期メンテナンスのため使用不能、さらにローマのレーダー基地とチャンピーノのレーダーでは捉えにくいルートを飛行したため捕捉が遅れたのだ。

 

マルセイユ「言い訳はどうでもいい!今すぐ何でもいいから上げろ!

      ウィッチでも戦闘機でも何でもいい!

      もしローマの街に傷が一つでもつけばお前らの責任だ!」

 

 マルセイユは空軍将校に当たり散らすと電話を叩きつけた。

 

マルセイユ「高射砲部隊は!」

 

副官「は!既に攻撃しています」

 

マルセイユ「何としても撃ち落とせ!」

 

 マルセイユは副官に高射砲部隊の情報を聞くと強い口調で命令した。

 

---------

 

ハインツ「シャイセ!空軍は何やってるんだ!

     シャーリー!どこでもいい広いところに向かってくれ!

     いくら飛ばしても構わん!」

 

 サイレンが鳴り響く中ハインツは悪態をつきながらシャーリーに離陸のために広い場所に向かうよう指示する。

 

シャーリー「了解!」

 

 返事をするとシャーリーは全速力でローマの通りを突進しサン・ピエトロ大聖堂のサン・ピエトロ広場に入った。

 

ハインツ「おい!ルッキーニがいたぞ!ってなんか陸軍部隊に撃たれてるぞ!」

 

シャーリー「え!?」

 

 ハインツは広場に入ると大聖堂の屋根を逃げるルッキーニを見つけるがルッキーニは展望台から銃撃を受けていた。

 だがすぐに兵士たちは銃撃をやめ赤毛の少女を連れて大聖堂の中に入った。

 彼らは公女を守るためルッキーニへの銃撃をやめマリアを無理矢理大聖堂の中に入れたのだ。

 

ハインツ「いったい何が起きてるんだ?」

 

シャーリー「ルッキーニ!こっちだ!」

 

ルッキーニ「シャーリー!」

 

 シャーリーは逃げるルッキーニ呼びかける。

 するとルッキーニは屋根から飛び降りて宮藤がカバーを外した発進台に固定されたユニットを履くと離陸した。

 

ハインツ「先に行っちまったぞ!追いかけるぞ!」

 

シャーリー「おう!」

 

宮藤「了解!」

 

 置いて行かれたハインツ達も急いでユニットを履くと離陸して先に向かったルッキーニを追いかけた。

 

 

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 地上ではローマを守る高射砲部隊が動いていた。

 

高射砲兵「目標、方位195、高度約6700m、時速450キロで南下中!」

 

指揮官「射撃用意!弾種対空弾!信管は高度6800と6600にセット!」

 

 ネウロイが近づくと指揮官は砲兵部隊に命令する。

 

指揮官「撃て!」

 

 指揮官の命令と同時に高射砲部隊のFlak18/36/37/41やFlak40、Da90/53、Da75/34、Da75/50などが発砲する。

 高射砲の砲撃はネウロイの周りに黒い煙を生みネウロイに損害を与えるがさほど効いているとは思えなかった。

 するとチャンピーノのレーダーが別の物体を捕らえた。

 

高射砲兵「え?なんだって!ローマ上空に別の飛行物体!

     数4!サイズからしてウィッチです!」

 

指揮官「なんだと!この状況でか?!」

 

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 離陸したルッキーニたちだが先に離陸したルッキーニが先頭を飛んでいた。

 

ルッキーニ「ロマーニャは私が守る!」

 

ハインツ「バカ!先走るな!」

 

ルッキーニ「でも…」

 

ハインツ「分かってるよ、だが一人で突っ込むのは自殺行為だ」

 

 先走ろうとするルッキーニをハインツが諫める。

 

ハインツ「ネウロイは12時方向、高度6500m付近だ。

     今高射砲が撃ってるあたりだ」

 

シャーリー「了解!連携攻撃だ!」

 

 ハインツは魔導針を出してネウロイを確認する。

 その方向は高射砲の煙で覆われていた。

 そして煙が晴れると中からネウロイが現れウィッチたちを攻撃する。

 

ハインツ「さあ来い!1対4、これで対等だ!」

 

 ハインツのMG151/20を筆頭にウィッチたちはネウロイの攻撃を躱しながら攻撃する。

 さらにそこに高射砲部隊が誤射上等で対空砲弾をばら撒く。

 彼らはマルセイユからウィッチを誤射しても構わないから絶対に撃墜しろと命令されていた。

 そしてルッキーニの銃撃が腹を掠めてコアを露出させた。

 

ルッキーニ「あれだ!シャーリー!コアが見えた!」

 

ハインツ「了解!下から殴り上げ…」

 

 ハインツが指示しようとした瞬間、高射砲兵の高射砲弾がコアを直撃して撃破した。

 

---------

 

 戦闘が終わり、トラックのところに降りたウィッチだったがそこにいたのは

 

将校「これで終わりだ、クソガキが」

 

 地上に降りたルッキーニたちを待っていたのは黒シャツ師団の兵士たちだった。

 着陸したルッキーニたちを兵士たちが取り囲んだ。

 

ハインツ「ルッキーニ、何やった?」

 

ルッキーニ「マリアを返せ!」

 

将校「貴様今の状況を分かってるのかね?

   貴様は公女を誘拐するという重罪を犯したのだ。

   貴様にふさわしいのは処刑場で犯罪者として死ぬことだ」

 

シャーリー「え!?」

 

ハインツ「公女を…誘拐…?」

 

宮藤「それって…」

 

 将校の公女を誘拐したという言葉にハインツ達は驚いた。

 ルッキーニはそれに呆然としていた。

 兵士たちがルッキーニたちを取り囲む後ろでは戦闘の間ユニットを持ってきていなかったため民間人どうよう避難していて戦闘が終わり外に出てきたミラーとリーネが野次馬に紛れていた。

 

ミラー「えっと…かなり不味いですよね…」

 

リーネ「ええ…」

 

マリア「通してください!お願いします!」

 

 するとマリアの声がしたので振り向くと取り囲む兵士とマリアが揉めていた。

 

兵士「駄目です公女、公女は安全なところに戻ってください!」

 

マリア「いやです!通してください!

    あっミラーさん!リーネさん!手伝ってください!」

 

 するとマリアはミラーとリーネに気が付いて呼んだ。

 呼ばれた二人はマリアの元に言った。

 

マリア「ミラーさん!リーネさん!手伝ってください!」

 

ミラー「手伝うって…そうだ!」

 

 ミラーはマリアに手伝うよう言われ考える。

 するとふと今自分がカールスラント空軍の少尉の軍服を着ていることに気が付いた。

 

ミラー「すいませんが、通してもらえますか?」

 

兵士「いやダメですよ…」

 

ミラー「私はカールスラント空軍の少尉です。

    君の階級は?」

 

兵士「上等兵、ですけど」

 

ミラー「分かりました、では司令部に帰ってロマーニャ軍に抗議しますね。

    “貴国の将兵は休暇中の他国の少尉に対して横暴な態度を取った”と」

 

兵士「それは…」

 

ミラー「どうしますか?公女と一緒に通しますか?

    それとも抗議を受けますか?一応彼女もブリタニア空軍の曹長ですよ?

    それと、貴国の軍人というのは国家元首の親族に対して無礼を働くのですかな?」

 

 ミラーはしれっと兵士に脅しをかけた。

 本来ミラーには何の権限もないが他国の軍人という地位を利用してブラフをかけた。

 さらにマリアが「国家元首の親族」という立場であるという点を利用した。

 ロマーニャは公国であり軍の総司令官は大公でもあった、さらにこういった王族というのは多くの場合カーネル・イン・チーフ、名誉連隊長などで儀礼的な階級を持っていることもあった。

 軍隊というのは元々王族の私兵であり彼らの入隊の際には国家と同時にこういった王族への忠誠も誓うのである。

 

兵士「わ、分かりました…」

 

 ミラーの脅しに屈した兵士はミラーたちを通した。

 ミラーたちはそのまま兵士たちをかき分けてルッキーニたちの元に向かった。

 

将校「さてと、貴様等全員を公女誘拐容疑で連行する。

   連れていけ」

 

マリア「待ってください!」

 

 将校はルッキーニたちと一緒にハインツ達も連れて行こうとするがそれをミラーたちと一緒に来たマリアが止める。

 

将校「公女、何を言っているのですか?

   彼らはあなたを誘拐した重罪人です、ウィッチなど関係ありません。

   全ての軍人、民間人は平等に法律が適応されるのがこの国ですよ。

   それとも、中世の如く公女の恩赦で許すですか?あなたには今何の権限もないんですよ」

 

マリア「それは…」

 

 マリアは止めようとするが将校の正論に黙ってしまう。

 マリアには今、何の権限もない、それどころかそもそも王族には大した権限が与えられない上にその権利も実質的に形骸化しているのが立憲君主制である。

 するとミラーが耳打ちした。

 

ミラー「(公女、そもそもあなた、誘拐されてませんよね?)」

 

マリア「えっ…」

 

 マリアは突然のミラーのアドバイスに驚く。

 

ミラー「(ルッキーニに自らの意思でついて行ったんですよね?

     自らの意思でついて行ったなら誘拐として犯罪が成立しないですよ。

     そう言えばいいんですよ)」

 

マリア「(分かりました。)

    ちょっと待ってください、私は誘拐なんかされてません」

 

将校「は?何をふざけたことを仰いますか、ハハハハハ」

 

 マリアはミラーのアドバイスの通り言う。

 だが将校は笑い飛ばす。

 

マリア「本当です。私は自分の意思でルッキーニさんたちについて行ったんです。

    信じてください」

 

ミラー「君、失礼ではないのですかな?公女殿下ですよ。

    公女殿下の話を笑い飛ばすとは無礼極まりないですな」

 

マリア「え?」

 

 するとマリアの後ろにいたミラーが機転を利かせて発言する。

 驚いたマリアは振り向く。

 するとミラーは小声でマリアにアドバイスする。

 

ミラー「(いいから、僕の言う通り喋って。

     ええミラー少尉の言う通りです、カールスラント軍人の方が敬意を払ってくれます。

     我が国の軍人は王族を蔑ろにする輩しかいないのですか)」

 

マリア「(は、はい)

    ええ、ミラー少尉の言う通りです。

    カールスラント軍人の方が敬意を払ってくれます。

    我が国の軍人は王族を蔑ろにする輩しかいないのですか」

 

将校「そ、それは…」

 

 マリアはミラーの言った通りに言葉を繰り返す。

 その言葉に将校はたじろぐ。

 

ミラー「(これ以上彼女たちを拘束するつもりなら大叔父様を通して抗議します)」

 

マリア「これ以上彼女たちを拘束するつもりなら大叔父様を通して抗議します」

 

将校「そ、それは困ります!」

 

ミラー「(なら今すぐ彼女たちを解放してくださいまし。

     これは命令ではなく要請ですが)」

 

マリア「なら今すぐ彼女たちを解放してくださいまし。

    これは命令ではなく要請ですが」

 

将校「わ、分かりました。お前ら、そいつらはほっておけ!

   公女、手荒な真似をして大変申し訳ございませんでした。

   行くぞ!」

 

 マリアの言葉に将校も困りルッキーニたちを解放すると謝罪してから兵士たちを連れて行ってしまった。

 兵士たちが去るとルッキーニたちはマリアの方を見た。

 

ルッキーニ「マリア?」

 

ハインツ「ミラー、もしかしてそのガキ…」

 

マリア「はぁあああ…怖かった…」

 

 マリアは緊張が切れその場にぺたんと座り込んだ。

 屈強な兵士に囲まれた状態では公女でさえ危険を感じるものだった。

 

ミラー「よく頑張りましたよ公女」

 

 ミラーはマリアを褒める。

 

マリア「驚きました。まさかミラーさんがあんなこと言うとは…」

 

リーネ「ファインプレーでしたよ」

 

ミラー「いやいや、どうにかしようと思って言っただけだよ」

 

マリア「ミラーさんのアドバイスに感謝します。」

 

ミラー「公女殿下、身に余る光栄恐悦至極に存じます」

 

 ミラーはマリアに感謝の言葉を述べられるともったいぶった態度で礼をする。

 そこにハインツがマリアに声をかけた。

 

ハインツ「えっと、もしやロマーニャ公女マリアでございましょうか?」

 

マリア「ええ。そうですよ」

 

ハインツ「公女殿下!小官は第501統合戦闘航空団主席参謀ハインツ・ヴァレンシュタイン少佐であります!

     宮藤、シャーリー、お前らも早く!」

 

 ハインツはマリアの正体を聞くとすぐに不動の体勢になり敬礼した。

 さらにハインツはそれを見ていたシャーリーと宮藤にも敬礼を取らせた。

 

マリア「よろしくお願いします、ヴァレンシュタインさん」

 

ハインツ「公女殿下…失礼ながら小官らはそろそろお暇させてよろしいでございましょうか?」

 

マリア「え?ええ。構いませんよ」

 

ハインツ「失礼します。

     じゃあそろそろ帰るぞ。

     ルッキーニに金持たせなかったから買い物は終わったし帰るぞ!」

 

 ハインツはそう言うとトラックに乗り込んだ。

 

シャーリー「ハハ、じゃあルッキーニ帰ろっか」

 

ルッキーニ「うん!マリア、またね!」

 

マリア「はい!」

 

 ルッキーニはマリアに挨拶するとトラックに乗って基地に帰った。

 

 

---------

 

カヴァッレーロ「しかし昼間の公女誘拐騒動、ただの公女の家でとは笑えるじゃないか」

 

アイケ「我々は笑いごとではなかったのですがね。」

 

カンピオーニ「あの騒動のせいで会議は途中でお開きになってしましたが」

 

バルボ「その代わりとして会食をするのだよ。」

 

 その日の夜、昼間閲兵式に参加していたロマーニャとヴェネチアの軍上層部たちはローマ市内の高級ホテルの一室で夕食を食べていた。

 同時にこの場は公女誘拐事件という緊急事態の結果中断した密談の続きをする場だった。

 

カヴァッレーロ「それじゃあ話せなかったクーデターの具体的な時期だが、想定はヴェネチア解放後約2、3週間後。

        それなりにインフラの復興が進み同時に残敵掃討のためにクーデター用の十分な戦力を用意できる時期がもっと望ましい。」

 

デ・ボーノ「そうなるといつまでにヴェネチアの巣を潰せばいい?」

 

カンピオーニ「天気の悪くなる冬までには」

 

アイケ「そうなると、最低10月か?」

 

カヴァッレーロ「いや、そこまで延びると露見する可能性も増える。

        できれば8月の終わりまでにかたをつけてほしい。

        できるか?」

 

 彼らは夏の終わりまでにヴェネチアの巣を片付けたかった。

 

アイケ「8月末までか…できるな。

    だがそれには、ヴェネチアの説得が必要だ」

 

カヴァッレーロ「説得?」

 

アイケ「君らはリベリオンで開発中の“チューブアロイズ”を知ってるかね?」

 

「「チューブアロイズ?」」

 

アイケ「ああ。

    端的に言えば人類の生み出した神の火、一撃で一つの大都市をソドムとゴモラのようにできる究極の兵器だ。

    それをあの巣に投下する」

 

 アイケの策、それは人類史上最も恐ろしく危険で愚かで破滅的で破壊的な究極の兵器をヴェネチアに投下するという過激な策だった。

 

カヴァッレーロ「できるのかね?」

 

アイケ「開発中だが、投下部隊は7月の初めには実戦準備が完了する。

    その時、ヴェネチアに投下する。

    あのネウロイ共に神の火を落としてやるのだよ」

 

カンピオーニ「賛成だ。所詮ヴェネチアなどロマーニャに統合されれば大した都市ではなくなる。

       一発の爆弾で100万が救われるなら賛成だ」

 

カヴァッレーロ「私も賛成だ。」

 

 その恐ろしい策にカヴァッレーロもカンピオーニも賛成した。

 

カヴァッレーロ「そうそう、言い忘れていたがこのクーデター計画の符牒はガリバルディだ。

        では諸君、ガリバルディ作戦とネウロイの殲滅を祈って、アッラ・サルーテ!」

 

 カヴァッレーロは最後にクーデター計画の名前を伝えるとワイングラスを持って乾杯の合図を取った。

 こうして悪魔の計画は始まった。




とりあえず原作の跡形もない(酷い)
ひでぇだろ?俺も思う

(兵器解説)
・Da90/53
イタリアの高射砲。
口径90ミリ。つおい
結構トラックとかに積んでた。

・Da75/34
イタリアの高射砲。
口径75ミリ。平均的サイズ。
マイナー

・Da75/50
元々シュコダ社の75ミリ高射砲。
超マイナー
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