「渚ちゃん」
「はい?何でしょうか?」
「行ける準備は出来たかな?」
「はい!出来てます」
「じゃあ行こっか」
「はい」
そう言うと俺は、はやりさんと一緒に今から行く場所に移動した。その場所は東京のホテルだった。
「ここですか?」
「そうだよ☆」
ホテルに着いたので中に入ると小鍜治プロともう1人いたので俺は挨拶をした。
「小鍜治プロは、お久しぶりですね」
「久しぶりだね」
「そちらの人は初めてですよね?初めまして俺は朝酌女子高校麻雀部マネージャーの西村渚です。」
「野依理沙」
「よろしくお願いします」
「よろしく」
「理沙ちゃんもプロで元は新道寺の人なんだ」
「そうなんですか?」
「はやりと健夜ちゃんと、理沙と後もう1人いるんだけどその人は今は奈良の高校の麻雀部の監督になっているんだ☆」
「その人がいる高校の名前は何ですか?」
「阿知賀女子学院って名前だよ」
「また4人で集まって一緒に麻雀やりたいね☆」
「そうだね・・・・・あの時の私が、しでかしてしまった事で、かなり追い詰めてしまったからね」
「負けられない!」
「確かにそうだけど10年前の準決勝・・・・・あれ以降は表舞台から姿を消しちゃったけれど今年は昔の教え子達と10年ぶりに、だけど全国に連れて来て、いるみたいでね。もしかしたら会って話せるかも知れないんだ」
「もし会ったらどうするんですか?」
「きっと謝ると思うな」
「最後は、どうなったんですか?」
「健夜ちゃんがいた土浦女子が優勝してね。はやりがいた朝酌女子高校が2位になったんだ☆」
「そうだったんですか」
「それと渚ちゃんに聞きたい事あるんだけどいいかな?」
「何でしょう?小鍜治プロ?」
「渚ちゃんは高校に入ってから麻雀を始めたんだよね?」
「そうですね」
「それ以前は麻雀してなかったんだよね?」
「してませんでしたがテレビで少しだけ見てましたよ」
「私が、はやりちゃんに頼んだのは渚ちゃんのコレからを聞きたかったんだ」
「何をですか?」
「渚ちゃんが今いる実家を継ぐのか?それともプロになるのか?って話だよ」
「なっ!」
「えっ!」
「っ!?」
「どっ・・・どういう意味ですか?」
「渚ちゃんは、はやりちゃんに麻雀を教えてもらっているよね?」
「確かにそうですね」
「渚ちゃんは、はやりちゃんに麻雀を教えてもらっているって事は渚ちゃんが、高校を卒業するまで麻雀を続けていた場合は渚ちゃんはプロ級になっているはずだよ」
「どうしてそうだと言えるのですか?」
「渚ちゃんは知ってるかも知れないけれど、はやりちゃんの麻雀の実力はトップクラスで、しかもアイドルなんだ。」
「・・・・・」
「もし渚ちゃんがコレからも麻雀を続けた場合は最低でもどこかのチームに誘われる確率が高いんだ」
「・・・・・」
「だけど渚ちゃんが実家を継ぐ為に麻雀は高校までって決めていた場合に、はやりちゃんに教えてもらっていた経験が、いかせなくなってしまうよね?」
「・・・・・そうですね」
「だから私は渚ちゃんに、聞きたいんだ。高校を卒業しても麻雀を続けるのか?それとも辞めてしまうのかな?ってね」
「それは・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「まだ高校1年生だから、時間あるけれど、いずれは決めなければならないから良く考えておいてくれるかな?」
「わかりました」
「それじゃあそろそろ一緒に麻雀しようね☆」
「そうですね」
「もちろん」
「今の渚ちゃんの実力を、見せてもらおうかな」
今から俺は、はやりさんと野依プロと小鍜治プロ達の3人と1半荘をする事に、なった。
(はやりさんは野依プロの表情についての話をしてたけど・・・・・どうなんだろう?)
そして俺は半荘が始まったので俺は場にウーワンを出す。
その後の3人は最初は様子見をしているのか動かなかった。だけど最初にはやりさんが動き始めた。
「ロン!2000・4000」
「はい」
次に小鍜治と野依プロが動き始めた。
「ツモ!12000」
「ツモ!2000オール」
「ロン!12000」
はやりさんのロンから始まって小鍜治プロと野依プロも宣言し始めてきた。それに対して俺は焼き鳥状態だった。
(もう気付いたら南に入ってるし・・・1度もツモとかロンが言えないし・・・どうしよう)
(でも確かに野依プロが、表情を変えていなかった。表情の意味ようやくわかったけど・・・キツすぎるなだけど全ての牌を触ったが危険牌は無かった。コレはいける)
そう思って俺は中を出した時だった。
「ツモ」
「えっ!」
まさかのツモ宣言に思わず立ち上がってしまった。
「1000・2000」
「なんだって!・・・・・危険牌を感じなかったのに!」
「今まで渚ちゃんは牌を、触って危険牌かどうかを、確認してから牌を出してたんじゃないかな?」
「そうです」
「でもそれは渚ちゃんと、同じ学生だからまだ何とかなったけど正直に言って私達プロには効かないよ?」
「まさかの展開」
(もう残り少ないこの状況でどうする・・・・・残りの点棒は後5000か)
残りが少なくなって来た事で俺は考えていた。
(今いる3人の人達よりも俺は弱いし3つのドライブは効かないし発動も出来ないし・・・どうしようかな?)
っと考えながら牌を出していくと・・・
「ツモ!8000」
はやりさんのツモで俺は、焼き鳥状態で飛ばされて、終わった。
渚は全国編の白糸台と新道寺と阿知賀と千里山の玄さんみたいに何も出来ずに終わりましたね。