瑞原はやりの後継者   作:シデンカイ

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渚は今後どうなってしまうのか


第27話

あの後の俺は体が落ち着いてからトイレを離れた。

 

 

(まさか掌サイズの血を口から出すとは思わなかったな・・・・・)

 

 

はやりさん達を心配させたくないから俺はトイレのガラスで何回か確認した後に戻ったけど今の俺には不安な事が1つあった。

 

 

「前回よりも今回の方が、キツかった」

 

 

(もし今回の俺が使った、オーバー・ドライブよりも強いオカルトをコレからも覚えた場合は血を吐くよりもキツイのかな?最悪倒れて病院送りかな?)

 

 

「また隆久に今回のオカルトについて聞いてみないとな」

 

 

俺は、はやりさん達の所に辿り着くと3人の人達も俺が来たのに気付いた。

 

 

「お待たせしてすいません」

 

 

「大丈夫だよ」

 

 

「平気!」

 

 

「渚ちゃん・・・」

 

 

「2回目の半荘については俺の頼みを聞いてくれて、ありがとうございます。」

 

 

「私は久しぶりに渚ちゃんと麻雀が出来て楽しかったよ」

 

 

「良かった!」

 

 

「今回も俺は負けましたがまた俺と麻雀してもらえませんか?」

 

 

「もちろんいいよ」

 

 

「わかった!」

 

 

「ありがとうございます。帰る時は気を付けてくださいね」

 

 

「また会おうね。渚ちゃん」

 

 

「さよなら!」

 

 

俺は小鍜治プロと野依プロの姿が見えなくなると倒れそうになった。

 

 

「あっ・・・」

 

 

「渚ちゃん!」

 

 

俺が倒れる前にはやりさんが俺を抱き止めてくれたので倒れないですんだ。

 

 

「大丈夫?渚ちゃん」

 

 

「大丈夫です。・・・・・2回だけ半荘したからか体力と気力と集中力が無くなってしまって」

 

 

「少し休む?」

 

 

「出来ればお願いします」

 

 

俺は雀卓の所に行き椅子に座り突っぱした状態で目を閉じた。

 

 

(渚ちゃんが今は相当疲れてるみたいだから今日は、このまま一緒に帰ろうかな?)

 

 

そう考えていると入り口の方から声が聞こえた。

 

 

「すこやんがいるって聞いたから来たんだけど、もう帰っちゃったのかな?」

 

 

「こんにちは☆福与アナ」

 

 

「こんにちは瑞原プロ」

 

 

「すこやんってもう帰っちゃった?」

 

 

「帰っちゃったよ☆」

 

 

「それなら仕方ないってこの子は?」

 

 

「その子は、はやりの弟子で付き人の西村渚ちゃんって言うんだけど、健夜ちゃんとはやりと野依プロと一緒に麻雀したから疲れちゃってて」

 

 

俺は声が聞こえたので顔を上げて見てみると知らない人が1人いたので俺は挨拶をした。

 

 

「初めまして!朝酌女子高校麻雀部マネージャーの西村渚です」

 

 

「朝酌女子高校・・・それって確か瑞原プロの・・・」

 

 

「通っていた学校だよ☆」

 

 

「こんにちは初めまして、福与恒子(ふくよ・こうこ)よろしくね。アナウンサーをしてるんだ」

 

 

「じゃあテレビに出ている人なんですか?」

 

 

「そうだね。とは言っても今年の全国大会で、すこやんと一緒に麻雀の実況したりするんだけどね」

 

 

「そうなんですか?」

 

 

「渚ちゃんは出ないの?」

 

 

「俺は高校に入ってから、麻雀をやり始めたので全然知らないんですよ」

 

 

「じゃあ渚ちゃんは今まで何をしてたの?」

 

 

「地元で食べ物屋をやってます。最近は地元だけじゃなく他県の人も食べに来るんですけどそこが俺の実家なんで」

 

 

「じゃあ渚ちゃんの麻雀の実力は・・・」

 

 

「麻雀の麻の字も知らないド素人です。なんで実力については言わなくても良いですよね?」

 

 

「そうだね。だけど気になってる事が、あるんだけど良いかな?」

 

 

「どうぞ」

 

 

「渚ちゃんって女の子だよね?」

 

 

「俺は男です!」

 

 

「えっ!」

 

 

「やっぱり女の子って言われた」

 

 

「だって渚ちゃんは髪が、お尻まで届いてるし顔も女の子だし背も一般女性と、同じぐらいだし声も高いし目は両方とも黄色なんだね」

 

 

「そうですね。音楽の授業では俺はソプラノだって、言われるんですよ」

 

 

「ちょっと良いことを思い付いちゃった。ちょっと、コレを着てみてくれないかな?」

 

 

福与恒子アナウンサーが、荷物から何かを取り出すと俺に渡してきた。

 

 

「・・・・・なんですか?この服?」

 

 

「イブニングドレスって、言うんだけど着てみてくれないかな?」

 

 

「えっ?」

 

 

「イブニングドレスって、言うんだけど着てみてくれないかな?」

 

 

「意味がわかりませんよ!なんで俺が着なくちゃいけないんですか!」

 

 

「渚ちゃんがカワイイからだよ」

 

 

「だから俺は男ですから!」

 

 

「渚ちゃん・・・ハァハァ」

 

 

「何ですか!そのイヤらしい手つきは!その両手を、ワキワキさせないでくださいよ」

 

 

「渚ちゃんが着たくないなら私が着させてあげるから」

 

 

「嫌ですよ!着ないですしお断りします!」

 

 

俺は急いで福与恒子から、逃げようと俺は走るが体力を使い果たしていたからかスピードがあまり出ず福与恒子アナウンサーに捕まった。

 

 

「捕まえた」

 

 

「はっ!離してください」

 

 

「大丈夫だよ。優しくしてあげるから」

 

 

「俺は好きな人だけしか、抱かれたくないです」

 

 

「それじゃあ、まずは上着から」

 

 

「嫌・・・嫌ぁぁぁぁぁ!」

 

 

「福与アナ」

 

 

「瑞原プロ?」

 

 

「渚ちゃんが嫌がってるんですから止めないといけないよ☆」

 

 

「ですけどこんなにカワイイのに」

 

 

「福与プロ?」

 

 

「わかりました。今回は、諦めますけどまた会いましょう!それではまた」

 

 

 




福与アナウンサーが来ましたけど渚は大丈夫か?
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