瑞原はやりの後継者   作:シデンカイ

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霞と会った渚は何を思うのだろうか?


第32話

俺は霞さんと一緒に歩いていたら奥の方に違う部屋があった。そこで霞さんが止まって振り向いた。

 

 

「ここが渚ちゃんの修行の場所よ」

 

 

「キレイで静かな場所で、必要最低限の他には何も無いんですね」

 

 

「余計な物があると掃除や片付けをする時に大変だからね」

 

 

「それは言えてますね」

 

 

「まずは、ここで心と体の修行を始めます。」

 

 

「はい」

 

 

「体の修行についてだけどまず、ここに来る時に登った階段をスピードを落とさずに10往復」

 

 

「10ですか!」

 

 

「その後に瞑想をします。この時に余計な事を何も考えないようにね」

 

 

「わかりました。」

 

 

俺は霞さんに言われたようにまずは階段を10往復した。

 

 

「ハァハァ・・・スピードを落とさずに走るのって簡単そうに見えて結構むずかしいな」

 

 

「しかも体力が無くなったから落ち着くまでは時間かかるでしょ?その後に瞑想をしても時間かかるから渚ちゃんは往復してから瞑想するまでどれだけ落ち着けて瞑想が出来るのか?を調べるためでもあるのよ」

 

 

「そうなんですか?」

 

 

「そして落ち着いた時間が早ければ早いほど目を閉じて瞑想する時に集中しやすくなるから冷静に判断と行動が出来るようにもなるのよ」

 

 

「そういう事ですか」

 

 

「じゃあ今から瞑想をしてみましょう」

 

 

「はい」

 

 

俺は実際に瞑想をしてみたがコレが中々出来なくて苦戦した。

 

 

「もっと気持ちを落ち着かせて」

 

 

「・・・・・」

 

 

「そして周りの音とかにも気にせずに集中し続ける事」

 

 

「・・・・・」

 

 

言われた事をやってみると驚いた事に出来たのでビックリした自分がいた。

 

 

「心が乱れてきているからちゃんと集中するようにね」

 

 

瞑想し続けてからどれくらいの時間が過ぎたのだろう?俺は瞑想した時に今の自分は海が見える目の前に立っていたような感覚だったのに集中すれば集中するほどに海の底に沈むような感覚になり始めた。そこは下に行けば行くほど暗く冷たく何も見えなくなるような錯覚さえも覚え始めてしまうようなそんか感じもしていた。だけど海の底で何かが光っているのを見つけたので右手を使って拾って見ると光が広がった。眩しくなり目を閉じていたがしばらくして周りを見ると今度はどこかの場所だろうか?

 

 

(ここはどこだろう?まあ考えても仕方ないから歩くか)

 

 

俺は歩いていると沢山の人がいて中々進めなかった。けど何故人が沢山いるのか?どうやら今日はお正月だ。そして沢山の人が神社でやる事は1つだった。

 

 

(この感じ・・・・・前にもあった気がする)

 

 

「こんにちは」

 

 

「こんにちは」

 

 

「ちょっといいかしら?」

 

 

「はい?何でしょう」

 

 

「私は石戸霞って言うのだけど貴方は?」

 

 

「西村渚で小5です」

 

 

「小5って事は私の2つ下ね」

 

 

 

「でも何で話しかけてきたんですか?」

 

 

「他の人達みたいに家族で来たわけでも無いし友達と一緒に来た訳でも無いから気になってね」

 

 

「お父さんとお母さんは、仕事で無理で本当は友達と行く予定だったんだけど家の都合で無理になっちゃったんだ」

 

 

「そうなの」

 

 

「だから今日1人で、ここに来る事になっちゃって」

 

 

「この後は渚ちゃんって、どうするの?」

 

 

「家に帰るつもりですけど?」

 

 

「それじゃあ引き留める訳には行かないわね。帰る時は気を付けてね」

 

 

「うん!心配してくれて、ありがとう」

 

 

「バイバイお姉ちゃん」

 

 

「さよなら」

 

 

俺は、さっきまで話をしていたお姉ちゃんが気になっていた。

 

 

「確か石戸霞さんって名前だったよな」

 

 

俺は少しの時間だったけど相手の名前を忘れないようにメモ帳に書いておいた。

 

 

(そうだ!あの時に会って少しだけ話をして名前を忘れずに書いていたにも関わらず今になって俺は忘れていたんだよな・・・・・って事はコレらは全部俺の・・・・・)

 

 

そう思った瞬間にまた光り始めた。また俺は目を閉じてしばらくしてから目を開けると霞さんの顔が目の前にあった。




今回は過去の記憶を入れてみました。
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