「君かわいいね」
「えっ!」
「ここのバイトさんかな?」
「いいえ、ここは俺の実家です。」
「ここって地元では、結構有名だけれど初めて来る場所だから知らなくて」
「そうなんですか?あっ!名前を言ってませんでしたね。俺の名前は西村渚で、朝酌女子高校麻雀部のマネージャーで1年生ですが、よろしくお願いします」
「それなら、はやりも自己紹介しないとダメだね。牌のお姉さんをしている瑞原はやりって言うの、よろしくね」
(ああ・・・この記憶はやりさんと初めて会った時の話だな)
そう思っているとまた光り始めたので目を閉じた。それからしばらくしてから目を開けた。
「今日はやりと一緒に付いてきてくれないかな?」
「わかりました」
「今日は、はやりの知り合いの人に会って渚ちゃんを紹介しようと思ってるんだ」
「紹介ですか?」
「はやりが今どうしても、近くにいない時とか渚ちゃんだけでは判断が出来ない時が、あると思うんだよね」
「そうですね」
「そういった時はやりの知り合いの人と会って話せる状態になっていれば、わからない事も渚ちゃんに教えてくれると思うんだよね」
「確かにそういった場面があれば誰かに聞かないと判断が出来ませんね」
「それで今日はやりの知り合いと会わせるからね」
「今日ちなみに瑞原プロの知り合いと会うと言いましたが誰と会うのですか?」
「1人目は小鍜治健夜(こかじ・すこや)ちゃんって名前で、はやりは健夜ちゃんって呼んでいるんだ。健夜ちゃんは国内では無敗。永世正七冠。元世界ランキング2位で恵比寿時代は毎年リーグMVPを取っていた人なんだ」
「国内無敗って強いじゃないですか!しかも無敗って事は勝ち続けているってことですよね?」
「そうだね」
「って事は日本では最強って人なのか!」
「今は訳あって地元のチームに所属しているけれど相変わらず健夜ちゃんは勝ち続けているから周りの雀士の人達や麻雀を知っている人達でも最強の麻士は健夜ちゃんって、認識されているんだよね」
「そうだったんですね」
「もう1人目は三尋木咏(みひろぎ・うた)ちゃんって名前で横浜ロードスターズの人なんだ」
「そうなんですか?」
「はやりは咏ちゃんって、呼んでるんだけどね」
「その人も強いんですか?」
「今の日本代表の先鋒している人だから強いよ」
「なるほど、そうなんですね」
「じゃあ朝ごはん食べ終わったし今から準備をしてくるから待っててね」
「はい、それじゃあ今の内に洗い物をしてますんで」
俺は洗い物を始めてから10分後に終わらせた。
「お待たせ」
「大丈夫です。待ってませんよ」
「じゃあ一緒に行こうか」
「わかりました」
俺は瑞原プロと一緒に目的地まで移動していた。1時間ぐらい移動すると見えてきた。
「ここは?」
「ここは今日はやりが試合する会場だよ」
「えっ!そうなんですか!」
「驚かせちゃったみたいだね」
「確かに驚きましたが今日試合するんですか?」
「試合するけれど最低でも2時間前に会場入りしないと焦っちゃうから時間に余裕を持たないとね」
「そうですね」
「はやりちゃん」
「おはよう健夜ちゃん」
「おはようはやりちゃん・・・あれ?その隣にいる子は?」
「小鍜治さん、おはよう」
「おはよう咏ちゃん」
「おはよう牌のお姉さん」
「おはよう咏ちゃん」
「隣に見かけないのもいるねぇ」
「初めまして!俺の名前は西村渚で朝酌女子高校麻雀部のマネージャーで1年生です。よろしくお願いします。」
「朝酌女子高校・・・・・そこって、はやりちゃんの・・・・・」
「通っていた高校だよ☆」
「へぇ・・・じゃあ後輩か」
「渚ちゃん何歳?」
「15です。」
「そっか・・・・・若いな」
「アラフォーの小鍜治さんが何を言ってるんだか」
「アラサーだよ!何を言ってるの!」
「はやりの付き人で弟子なんだ。渚ちゃんは」
「とは言っても麻雀の麻の字も知らない素人ですけどね」
「って事は麻雀まったく知らないの?」
「はい」
「今まで麻雀した事が無いの?」
「はいそうです」
「今時めずらしいねぇ」
「お父さんが麻雀が好きでテレビで良く見てましたが俺はチラ見ぐらいしか見てなかったもんで麻雀って良く知らないんですよ」
「今までは何をしてたの?」
「今までは何もしてなかったですね」
「何もしてなかった?」
「俺の実家が食べ物屋で、名前は大和って言うんですけれどそこで家の手伝いをしていたからか他の部活には入ってなかったんですよ」
「それなら確かに仕方ないかな?」
「それなんで俺は中学校の時は通っては、いましたが部活をしてなかったので特に何もしてなかったんですよ」
「なるほどねぇ」
「じゃあ今日どうしてこの場所にいるの?」
「はやりが渚ちゃんを2人に紹介しようと思ってたんだ」
「渚ちゃんを」
「へぇ」
「はやりが試合する時とかはやりが近くにいない時に渚ちゃんだけでは判断が出来ない時ってあるよね?」
「確かにね」
「そういった時に渚ちゃんの近くに健夜ちゃんとか詠ちゃんがいれば教えてくれるだろうなっと思ってね」
「まあそうだね」
「けど何を教えるのさ?」
「例えば控え室に入るまでのやり方とか」
「警備の人がいるからね」
「確かに納得させる為の物が無いと通してくれないからねぇ」
「はやりと一緒に控え室に行く分には構わないかも知れないけれど渚ちゃんはスタッフでも無ければ関係者でも無いよね?」
「そうだね」
「だからこそ2人には渚ちゃんが困ってる時は助けて欲しいんだ☆」
「はやりちゃんは今から渚ちゃんと一緒に控え室に行くの?」
「そうだけど警備の人に、通して貰ってないからコレからだけどね」
「じゃあ4人で一緒に行こっか」
「後は少しずつ覚えていくしか無いけど健夜ちゃんのやり方とかを見てみればわかってくると思うから他の人のやり方も良く見て覚えるようにね」
「わかりました」
「後は渚ちゃんにもう1つ教えなきゃならない事が、あるんだ」
「もう1つ教える事ですか?それは何ですか?」
「それはオカルトって話だよ」
「オカルト・・・ですか?」
「オカルトは人それぞれに違うけどね」
「瑞原プロは持っているんですか?」
「持っているよ。けどその中でも強力なオカルトが、あるんだ」
「どんなオカルトですか?」
「例えば健夜ちゃんは対局者3人の思考を支配したり出来るし」
「えっ!そんな事が可能何ですか?」
「健夜ちゃんは出来てるよ。その時に相手が東を出そうとする前に健夜ちゃんが相手の思考を支配すると、相手は東じゃなくて東以外の何かを出すようになる事が決まってるんだ」
「じゃあ・・・・もし自分の欲しい牌が出てくる中でそれを使われたら」
「常に役満とか3倍満とか大三元とかも出しやすくなるって事だね」
(そうだよな・・・・・そんな事が出来れば、俺って最強!って出来るしな)
「ロン・3900」
「ツモ・12000」
「ツモ・24000」
(だんだん点数が上がってきてる)
(なかなかやるねぇ)
(これが渚ちゃんの・・・・・)
(今出てきた牌を整理して並べて見て点数までは、さすがにわからないが俺が牌を1つ1つ触って確認すると、どの牌が誰の危険牌か1発で、わかるなんて・・・・・コレが今回の第2の力か・・・でも不思議な感じだな)
このまま俺が勢いに乗るかと思った時だった。
(發に触っても大丈夫だった。ならば・・・いけるか?)
俺はこのまま俺が勢いに乗るかと思った時だった。
「ツモ!」
「えっ!」
「32000」
「ツモ・48000」
俺は小鍜治プロに飛ばされて半荘が終了した瞬間だった。
(そうなんだよな・・・・・俺は小鍜治プロの大きいのを2回当たって飛ばされたんだったな)
「おはよう渚」
「おはよう隆久」
「なあ最近だが麻雀してたか?」
「してたけど何で?」
「前よりも強くなった気配を感じてな」
「なんだそりゃ?まあ麻雀をしてたか、どうかで言えば麻雀してたって答えるよ」
「そっか」
「まだまだ修行中だけどな」
「どうやら今の渚はゲームで言う所のレベル3って所だな」
「まだまだ低いな」
「渚は高校に入ってから麻雀を始めたんだろ?なら仕方ないって」
「そりゃそうだ」
「それにレベルアップすると次のレベルまで時間かかるだろ?」
「確かにそうだな」
「まずは考えることから、始めないとダメだからな」
そう思いながらも見るとまた光り始めたので目を閉じてしばらくしてから目を開けると元の場所に戻ってきた。
「ああ・・・戻ってきたのか」
「終わったかしら?」
「霞さん・・・・・終わりましたよ」
「渚ちゃんまた強くなったわね」
「そうですか?」
「麻雀は出来そうかしら?」
「・・・・・大丈夫みたいです」
「それなら付いてきてくれないかしら」
「わかりました」
俺が霞さんと一緒に歩いて移動していて部屋に付いたので中に入ると2人の巫女さんがいた。
「それじゃあ始めましょうか」
相手は霞さんと小蒔さんと巫女服が、ほぼ脱げてる見た目が小学生(名前を忘れた永水の副将)の人が相手だ。
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「よろしくなのですよー」
(昨日と今日で俺が見たのは俺の過去の話だった。ならば俺は麻雀をしながら、未来も見る事は出来るのだろうか?)
そう思い考えながらも俺は半荘1回が始まった。
今回で鹿児島編を終わらせる筈だったんに終わらせられなかった。