「君は団体戦には出なかったのか?」
「男子は俺しか部員いないので無理でした。」
「人数不足で出られないのは仕方ない事だな」
「だけど県予選の個人戦で優勝しましたので個人で全国に行きますけどね」
「それなら全国で君の実力をもっと見せてもらうとしようか」
「はい」
「渚ちゃんだったよね?」
「何かな?宮永さん」
「渚ちゃんは何で女子じゃないの?」
「それを俺に言われてもな・・・っと!そろそろ帰らないと」
「また会えるよね?」
「お互いに麻雀を続けていれば会えると思うよ」
「それじゃあ」
「またね」
(アイツが瑞原プロが話していた西村渚か・・・・・覚えておこう)
俺は会計をした後さっきまでいた雀荘から離れて帰って行った。
数日後に男子個人戦の全国大会が始まった。男子は女子と違って人数だけなら沢山いたが強さは女子以下なので俺は強くてニューゲームをしているかのようにサクサクと勝ち続けていきながら気付いたら決勝戦に来ていた。
「それでは!泣いても笑っても、これで最後の男子個人戦の決勝戦がやって来ました!」
「男子は女子と違って人数だけなら多いですが強い人は全然いませんからね」
「ちなみに小鍜治プロが、注目している選手は誰ですか?」
「そうですね・・・西村選手ですね」
「それは、どうしてでしょうか?」
「彼は実際に本気を出していませんし、まるで手加減をしながら麻雀をしてるように感じます。」
「つまり!西村選手は余裕があるって話ですね」
「そうですね。それにこの男子の全国大会で1番強いのは西村選手だと私は思います。」
「じゃあ優勝も西村選手で決まりって事ですか?」
「それはまだ始まっていないので何とも・・・・・って!何を言ってるんですか」
「それでは選手の紹介を、始めたいと思います。」
「ちょっと!衝撃発言は、禁止!」
「島根県代表の朝酌女子高校!西村渚選手です!」
「西村選手は、ここまでの試合を全てプラスで終わらせています。もし西村選手が女子だったら場合は、どこの学校に行っても間違いなくエースで、レギュラー確実だと思います」
「西村選手が今いる朝酌女子高校には昔の話ですが今の牌のお姉さんをしている瑞原はやりプロが通っていた学校ですね」
「今から10年前の大会で私達は先鋒でしたから良く覚えています。」
「そしてその西村選手は、瑞原プロの弟子で瑞原プロと似ているやり方から瑞原はやりの後継者と言われております。」
「確かに瑞原プロと似ている所ありますし実力も十分ありますけれど西村選手が油断さえしなければ優勝も出来ると思います」
「ちなみにですけれど西村渚選手は瑞原プロの彼氏でもあります!」
「えっ!そうなの!知らなかったんだけど」
「実は瑞原プロに聞いた事あるので」
「あんな可愛い子が彼氏なんて・・・・・羨ましいな」
「それなら瑞原プロから、西村選手を奪っちゃえばいいのに」
「それは、それで修羅場になるからね!」
久しぶりの小鍜治プロ達でした。