「それじゃあ時間になったからはやりは試合に行くね」
「はい」
「そこに置いてある飲み物とか食べ物は渚ちゃんが食べたり飲んだりしてもいいから」
「わかりました」
「だけど外には出ないようにね。今回は、はやりがいたから良かったけど、もし外に出たら控え室に戻って来れなくなっちゃうから」
「気を付けます。ちなみに誰かがこの控え室に来た場合どうすれば?」
「そうだね・・・はやりが控え室を出た後はカギをしておいてくれるかな?渚ちゃんは出なくていいから」
「わかりました」
「それじゃあ行ってくるね」
「気を付けて頑張ってくださいね」
瑞原プロが控え室から出て行くと俺は瑞原プロに言われてすぐに控え室のカギを閉めて開けられないようにした。
俺は、その間に瑞原プロから教えてもらった事を忘れないようにしなければと思いノートに書き込んで勉強をしていた時だった。俺は控え室の外から人の気配を感じたので俺は動かないようにした。
コンコンコン
誰かが瑞原プロの控え室にノックを3回してから来たみたいだが俺は出ないように言われているのでジッとしていた。ドアノブを回されたが、カギを閉めていたので外にいる人は瑞原プロの控え室に入って来れなかった。
「・・・・・」
控え室に誰もいないとわかったのか外にいる人が離れていく気配を感じた俺は静かに、しながら勉強を再開した。俺が瑞原プロに教えてもらった事をノートに書き込んで勉強を始めてから2時間後に試合が終わった。結果は瑞原プロの勝ちだった。そして試合が終わったので俺は控え室のカギを開けて入れるようにした。最初に会った小鍜治プロと三尋木プロとは別々だったから良かったと俺は思っていた。正直に言って麻雀の麻の字も知らない俺が言っても良くわからないと思うが麻雀をしている人達からすれば強いと言うだろうな・・・・特に小鍜治プロは国内無敗だって瑞原プロも言っていたから麻雀をしている人で最強は誰だ??って言う質問も必要ないだろう・・・・・俺は瑞原プロに教わっているが高校を卒業した時に麻雀を続けているだろうか??それとも俺は今みたいに瑞原プロの付き人として支えているのだろうか?俺としては自分の将来が気になるが今それを言った所で仕方ないしな・・・・・その時にならないと実際わからないのだから
「ただいま」
「おかえりなさい」
瑞原プロの姿を確認した俺は、お茶をお菓子を出した。
「お茶とお菓子です。お茶は熱いので気を付けてください」
「ありがとう渚ちゃん・・・・・あれ?このノートは?」
「瑞原プロが俺に麻雀を教えてくれた事を忘れないように書き込んだノートです」
「いつから書いてたの?」
「瑞原プロが俺と話した後に控え室を出て行きましたよね?その後ですよ」
「そっか」
「瑞原プロが控え室を出て10分ぐらいでしょうか?控え室からノックの音が聞こえたんですよ」
「はやっ?」
「外にいる人はカギが閉まっているから控え室にはいないと思ったみたいですぐにいなくなりましたけどね」
「誰が来たんだろうね?」
「気になる所ですね。控え室に入れた訳じゃないんで姿は見てませんが」
「じゃあ控え室は渚ちゃんの他には、いなかったんだよね?」
「はい、瑞原プロが行く時と帰って来た時を除いて俺以外は誰もこの控え室には入ってませんよ」
「渚ちゃんって、はやりが出て行った後ずっと勉強をしてたの?」
「してましたよ?その証拠が開きっぱなしになっているノートです。」
「うんうん偉い偉い」
そう言うと瑞原プロが俺を正面から抱いてきた。
(何か良い匂いがする・・・・抵抗したいけど出来ない)そんな事を俺は思っていた。
はやりんの控え室に誰が来たんでしょうね?