元地方公務員は無難を選択しました。【ひっそりのっそり更新】 作:airel
霍家についてのお話
祖母の愛馬?白瑛がヒャッハーし過ぎたので、祖母と2人、道中にあった茶店でお団子とお茶でまったりしてます。
金髪青眼で男装の麗人な祖母がお団子の串を片手にお茶を啜る。横目から見ても画になってます。勝手にエフェクトで周りがキラキラしてるように見えるのだから凄い、しかもそれがしっかりと祖母の美貌をより美しくかつ凛々しく引き立てているから尚凄い。思わずお団子とお茶を忘れて魅入ってしまいますね…。
そんな私の視線に、祖母は苦笑する。
「お団子とお茶は温かい内に食べてやるもんだよ」
優しく頭を撫でられた。
ずっと見られているのって嫌ですよね、なので周りを見渡して見る。茶店から道を挟んで向かい正面にこちらを見つめている石像が、…お地蔵様かと思ったが、腰に剣を差して手に槍を持って顔の作りもどこか物々しい。
よくよく思い返せば、街道沿いの脇に間隔を開けて置いてあったような…?
私が石像を見て訝しんでいたのを祖母が気付いて、あれらについて説明してくれた。
「あの石像はね、他領から沛封を結ぶ街道を護る防人の役目があるんだよ」
街道を護る石像?
「ほかのみちにもあるんですか?」
「ああ、正確に数えた訳じゃないが、言い伝えだと街道に8,000体ほど置いてあるのさ」
合計8,000体、武装した石像、…それってもしかして?
「…石兵八陣」
三国志伝説の軍師、諸曷亮孔明が益州と荊州の州境にコレを配置し、夷稜での勝利した呉の陸遜はこの陣の放つ異様な殺気に追撃を止めさせ荊州の守備を固めさせたあの…、思わず呟いた単語に、祖母が驚いた。
「良く知っているね、これは時の霍家当主がね…」
―――遥か昔、人心が乱れ魑魅魍魎が地に蔓延っていた時代。
沛封もまた多くの厄災にま見舞われ人心が乱れていた。
それらの厄災から沛封の街を護るために、時の霍家当主がこの石像8,000体を作らせ、また他領とを繋ぐ街道を守る陣形のように作り直し、それらを街道沿いに配置した
すると厄災は沛封へと来る事がなくなり、人々は安心に暮らしていけるようになったという―――
「沛封に向かう際は、どんなに急いでいても正しい手順と道筋を行かないと入口へと戻ってしまうのさ」
祖母はそう締めくくる。
まんま石兵八陣だぁぁぁー!それに街道はもしかして八陣の法かな?ていうか居たのかな?!自分みたいに転生したあの軍師様がこの家に…。
「その、とうしゅさまは、どんなひとだったの?」
興奮する心を抑えつつも、逸る気持ちで聞いてみる。
「ん?…確か、近隣を荒らしていた賊をたった1人で壊滅に追いやったり、何かと武勇伝には事欠かさない女当主だったらしいよ」
どこまで本当か眉唾なモノも多いけどね、と祖母は前置きして語り出した。
迫り来る賊に対して橋の上で1人立ちはだかって撃退したとか、敵中を単騎で駆け抜けて生き残ったとか、100mも離れて揺れる船に架けられたら扇を馬上から弓一本で射落としたりとか、大きな杯に並々と注がれた酒を一滴もこぼさずにペロリと飲み干したとか、暗いと言って空に無数の灯を点してみせたとか、と祖母が指を折ながら話していくのだが、これでもまだ一割にも満たない模様。
………何だかもう混ざりすぎて分かりません。
これでいいのか!?
これが、私の、限界だ!…ごめんなさい。
取り敢えず霍家の当主に女性が多い理由は、この人の所為にしておこう。多分神様チート転生者。
肉体が項籍+呂布+源為朝みたいな?
頭脳が孔明みたいな?
但し心は小市民な上、彩雲国物語を知っていたからチート無双せずに霍家を作ったとか、知らないけど。
すいません、次回は多分話し進めます。
ありがとうございます。
また次回お逢い出来ることを楽しみにしております!アディオス!(^_^)ノ