元地方公務員は無難を選択しました。【ひっそりのっそり更新】 作:airel
其の一
あれからとこれからと
曾祖母が遺言を残して亡くなってから、13年が経ちました。
色々な事がありました。
母が当主となって家督を継いだその年に第四子を妊娠している事が発覚したり、茶大官なるお人から茶州にて暴れ回る“殺刃賊”なる山賊集団討伐の要請を受けて祖母が十数名の私兵に連れて出掛けて行って、道中その賊に襲われていた所を助けたという事で知らない夫婦を連れて帰ってきて家で雇うことにしたり、沛封から出られないので街で友達を作って遊ぶようになったり、丙先生が結婚して2人の子宝に恵まれたり、柚瓊叔母から勉強を教わったり、柚瓊叔母のお仕事を手伝ったり、白瑛に乗って風を感じたり、祖母から護身術を習ったり、一部の私兵が謀叛を企んで家の3姉妹がそれを阻止したり、王様が倒れて王位争いが起こって各地が不作と不況の煽り受けて疲弊する中、霍家だけはその余波を撥ね退けてみせたり、茶州からはるばる梢姫姉様を嫁に貰いたいとやってきた茶家の若者を茅姫姉様が一太刀でその若者の髪をつるっパゲにしてみせたとか、…そう色々な事がありました。
※諸般の理由があり全部カットです※
「なぁ白瑛、私はこれから何をすればいいと思う?」
祖母の愛馬、もういい年になるというのに未だ一切衰えぬ四肢を以て今日も自分を乗せて、沛封の田園風景を一望出来る小高い丘へと連れていってくれる、美しき白馬。そんな彼女に、誰も答えを知らない問い掛けをしてしまう。
一度会った曾祖母の、遺言。母は何度も何度も涙し私に謝りながらもこの遺言を守り続けた。
“18になるまで桐莉を沛封から出してはならない”
白瑛が私を慰めてくれるかのように、優しく頬摺りをしてくれた。それのお陰で心の中で少しささくれだっていたモノが和らぐ気がした。
国試への勉強は曾祖母の一周忌をもって止めた。正直な所、続けようと思えば続けられたが時折見せる母の悲しそうな顔が辛かったからだ。その代わりにと身体を鍛えてみたものの、こっちは三週間で止めた。元々疲れない身体作りはしてきたが、武芸の才能がからっきし無いと私自身そう思ったし、丙先生と祖母の2人に太鼓判を捺させてしまったが心苦しかった。
領地の管理を任されている叔母の手伝いなどをさせて貰っているが、余り役に立っている感じはしない。というか皆優秀すぎるから逆にお仕事の邪魔になってしまっているのに、当主の子供という事で皆手を止めて色々教えてくれるのでかなりいたたまれない。
霍家は凄い。中央との繋がりを極力排しながらも指示や要請があればそれに応えて成果を上げる。中央から来る役人を受け入れだってしている。まぁ殆ど家の領内で育った者達だけれども。皆優秀で誠実で、正直前世の知識を持っただけの渡したなど何も役にも立たない存在でしかない。
何時からだろうか、優しくされるのに傷みを感じ出したのは…。
余りのやるせなさと傷みに居場所が無い気がして、時々こうして田園風景を眺めながら心を落ち着ける。
白瑛が来た道を振り返ったので私もそちらをみると、見知った顔がやってきた。
「若さまー!」
「奥さまがお呼びですー!」
「「お迎えにあがりました!!」」
父親から赤い髪を、母親からは青い瞳を受け継いだ同じ顔をした幼き双子の少年、上は【丙 孟煕(へいもうき)】、下を【丙 興芭(へいこうは)】。丙先生の御子息で私より7つ年下だ。2人は私の傍付きをしてくれている。
「母上が?…分かった、白瑛頼むよ」
何かあったのか、それとも何かが起きるのか、多分自分には余り関係ないと思いながら白瑛に跨がって邸へと向かった。
本編よりもお喋りなあとがき!
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原作突入してませんよ。
ちょっと色々考えてどうしようかなって、原作突入を求められてる感の圧力ぱない。ある意味空気圧てきな。…更新を留めている間、ちょっと泣きそうになりました(。・・。)コワイ
でも楽しく書くことを目的として始めたので、原作突入はまだしないよー(ネタバレ?)。一回書いてみたらめちゃくちゃ面白くなかったのです。無理矢理過ぎてつまんないの。
だからまだです。踏ん張ったよ(*・ω・)bガンバッタヨ
まぁ裏話は本編終わったら書こうと思います。
今出てる二本はそのままで。短編か何かにしてでも。なのでこれからは本編開始だよ~、桐莉くんは元気になるのか、私のやる気は尽きないのか、分かりませんが宜しくね( ̄∇ ̄)
ではまた次話でお会い出来る事を
楽しみにしております、バイバーイ。