元地方公務員は無難を選択しました。【ひっそりのっそり更新】   作:airel

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宜しくねー( ̄∇ ̄)


其の二

始まりは唐突

 

 

母からの呼び出しに丙家の双子と共に邸に戻ると、廊下にて6つ下の妹、怜姫に出会う。少し気が滅入るのを感じつつも堪えて対応する。

 

「あらお兄ちゃん、こっちはお母さんの執務室だよ、何か用?」

 

「…あぁ、当主様に呼ばれたんだ」

 

私の返答に怜姫は一瞬眉を顰めたが、直ぐに笑顔を作って問いかけてくる。

 

「へぇ~何だろうね、私も付いて行っていいかな?」

 

ねぇ?と私の後ろにいる双子に問い掛け、双子はおっかなびっくりとした様子ながらも特に何も言われていないと答える。すると怜姫は嬉しそうに先頭を切って母の執務室へと向かうのでそれについて行く。

 

怜姫は母付きの侍女に来訪を告げる、侍女は彼女の事を一応留めようと試みたが怜姫の一睨みを受けては、もう何も言えず引き下がる。

 

もうどうしようもないので怜姫と共に入室、そこで待っていた母と祖母、叔母に挨拶をする。

 

「遅くなりました」

 

「お母さ~ん、お兄ちゃんにお話ってなーにー?」

 

私の挨拶や母の返答など意に介さないかの様に、怜姫は話の本題を求める。

 

「怜姫、礼を失し過ぎですよ!」

 

「叔母さんには聞いてないから」

 

叔母が妹の前に立って窘めるが、彼女は叔母を侮蔑するような目で睨み付ける。対する叔母も妹を睨みつけ、執務室に一触即発の雰囲気を醸し出す。

 

妹が産まれてまだ幼かった頃はそんな事はなかったのに、何時からか妹は今のような振る舞いをし始めた。外側は子供のように、しかし内側から溢れ出る得体の知れない何かを他人にぶつけて威圧し脅迫するかのような物言いをしたり。あからさまに他人を見下すような態度をとっていた。

 

「瓊柚、時間が勿体ないから下がりなさい」

 

一拍の睨み合いの後、母が叔母を壁際へ下がるように言い、一触即発の雰囲気はなくなったが空気は頗る居心地の悪いモノとなった。

 

「怜姫、アナタも下がりなさい」

 

「いやよ、だってどんなお話なのか気になるんだもの」

 

「私は、アナタを、呼んではいないのよ」

 

どうしても部屋に残ろうとする妹に対して、母は武威を放ちながら力強く言い放つ。流石の妹も母には勝てないのか、仕方無さそうに部屋を出て行く。こっちを物凄い形相で睨み付けながら。

 

妹が執務室から出て行くと、母は放っていた武威を収めた事で室内の空気が和らいだ。ただ部屋に残った人間の顔色は皆一様に優れてはいない。

 

「どうしてあの子はいつも…」

 

叔母の悩ましげな呟きに、母と祖母も少し頭を抱えて同意する。しかし悩んでも答えは出ない問題であるという事なので、3人は気分を切り替えてこちらを見る。

 

「貴陽にいるお父様が近く官職を辞される事を決められてね、その代わりにアナタを朝廷で働かせられないか、と打診なされてきたの」

 




本編よりもお喋りなあとがき!

ドンドンパフパフー!
やってきました、(自称)大人気コーナー!
今回は、サラッとプロローグで出てきた妹が出張ってます。まだキャラデザがあやふやなのにあんな性格を付与された可哀想な子として見てあげて下さい。近い内に簡単なプロフィールを上げられたらいいなぁと思ってます。

にしても驚きました。その他週間ランキングで20位以上にランクイン出来るなんて…。やっぱり彩雲国物語は良作である事の証明ですよね。全ては読んで頂いた皆様のお陰なのです。
ありがとうございます。

ただ、書いているのがこんなパンピー著者なのが残念なのであって…。私にもっと文才があればとか、クリエイティブな頭だったら、等々思い落ち込む時もありますが、読んで頂いた皆様がいる事を支えに挫けずに日々精進していければと思う次第ですよ。がんばりまーす。

では、また次話でお会い出来る事を楽しみにしております!
ありがとうございました!(*・ω・)ノバイチャー
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