元地方公務員は無難を選択しました。【ひっそりのっそり更新】 作:airel
朝廷でのお仕事? 二
「…終わりませんね、若様~、…若様?」
はッ?!!!興芭の声が聞こえて意識が覚醒する。目を瞬かせながら状況を把握する。手には算盤、机の上には山積みの書翰、その山の向こうには顔に疲れを露わにしている興芭。…あぁ!そうだ、午前中各部署の厠を掃除して、午後からは府庫で各部署の雑務処理を任された。
午後から始めてもう夜半だというのに、まだ終わっていない書翰が三分の一も残っている。
家の方には孟煕に伝えに行って貰っているから大丈夫なのだが…、これまで健康優良児として生活してきた為に身体が休息を求めたのだろう。目を休めようと目を瞑ったら、そのまま堕ちたみたいだ。
「…若様、もう休んでは如何ですか?」
興芭が心配そうにこっちを見るが、首を横に振ってそれを拒否する。
「大丈夫、意識は失ったけどそんなに疲れていないから、続きをしよう」
武術の稽古はしていないけど5才の頃から続けている丙先生監修の【疲れない身体を作る体幹トレーニング】のお陰で、身体自体に疲労感はない。
しかし興芭の顔色は暗く、まだ納得していないようだ。
「午前中にあの魯官吏について調べましたが、彼は礼部官の地位を利用して若様のような新しく官吏になった者を」
「興芭、もう止めるんだ」
興芭の言葉を遮る。
「興芭が私の事を案じてくれるのは嬉しいけれど、私はこれ以上聴きたくない」
「ですか、」
「興芭、私は沛封に戻るつもりがないんだ」
その言葉に興芭が押し黙る。
「私が沛封に戻らなくて済む理由は、この朝廷で職務に励んでいるから、つまり私は職務に励まないといけないんだ」
「こんな初日から厠掃除や大量の雑務が理由で職務を放棄しているようじゃ、駄目なんだよ」
彼の目を見る。
「それに、私が此処で生きていく事は沛封にいる母上達の為になる」
私は決意を込めて言う。
「王や朝廷の誰かに忠誠心があるわけでもないし、まして官吏として働く事に命をかけたいわけでもない、でも…」
「私は自分から辞めたりなんかしない、この選択こそ恐らく霍家にとっての無難になると私は信じているから」
頼む、その願いを込めて興芭を見る。
それ以上興芭は何も言わなくなり、私達は任された雑務を処理していった。
朝になる、といってもまだ夜も明けていないが…。処理を終えた書翰を各部署へと届けていく。ちょうど午前中に各部署の厠掃除をしたお陰で、孟煕のナビゲートを受けながら最短ルートを進む。因みに興芭は充電切れの為、府庫の仮眠室にて熟睡している。
『(若様、次はそこの角を左へ行って下さい、その先が吏部です)』
書翰を抱えながら孟煕の指示通り進み吏部に入る。
「霍桐莉です!こちらの書翰をお届けに参りました」
宿直役の、薄い浅葱色の髪の年若い官吏が対応してくれる。
してくれるのだが…心なしか、余り歓迎されていない気がする。無表情だけど瞳はどこか面倒臭いという胡散臭さそうにしているのが何となく読み取れた。内心彼から発するある種の敵対心のようなモノに冷や汗をかきながらも、顔に笑顔を貼り付けたまま、吏部を後にする。
精神的に疲れるなぁと思いもしたが、届けなければならない書翰がまだあるので気持ちを切り替えて、誰もいない回廊を進んだ。
本編よりもお喋りなあーとーがーきー!
八話目でーす。迷走中でーす。イェーイ!
題名変えよっかなとかいいながらやっぱり辞めました!このままで行く!読者の皆様には申し訳ないけど。普通は誤解を与えないような分かりやすい題名を付けるべきなんだろうけど、私には他に題名が思い付かないんだ。これしかない。確かに最初書き始めた時と今じゃ設定とか全然違うけど、書きたいと思っている事は変わらないから。…ちょっとカッコつけてみた(*・ω・)bハズカシィー
ただ会話多いから描写が少なくて書いてるのが辛いなぁ~、力の無さを実感するよ(´・ω・`)トホホ
ここでお詫びが…。
まだ二章が終わっていないのですが、投稿が滞るかもしれません。私生活の方で少し変化が起こっておりましてお話を書く心の余裕がなくなる場合があります。ですので先に予告です。又の名を予防線とも言う。両立出来れば良いのですが、私不器用なモノで(●´∀`●)スイマセン
こんな事書いておきながら次話の投稿してそうですが、近々停まるかもしれないとだけ心に留めて頂ければと思います。大丈夫なら大丈夫ってまた書きますのでご安心を~( ̄∇ ̄)
では、今回はここまで!
また次話でお会い出来る事を楽しみにしております!ありがとうございました!(*・ω・)ノ