元地方公務員は無難を選択しました。【ひっそりのっそり更新】   作:airel

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どうもです(・ω・)


其の十一

課題について

 

 

それは、相も変わらず魯官吏の下、午前は各部署の廁掃除や靴磨きをして、午後からは続々とやってくる雑務処理に追われる中、府庫の管理を行う紅邵可様とのある日のお茶休憩中の事だった。

 

「お疲れ様、漸く仕事にも慣れてきた感じだね」

 

いつもと同じ、春の朗らかさを感じさせるような、優しい笑みを浮かべながら貂茜に作って貰ったお茶請けの饅頭を頬張っている。その姿を見るとこっちまで何だか朗らかな気分になる。

 

「まだまだ半人前にも届きませんが、自分でも慣れというモノは凄いと思いますよ」

 

「そう言えば、魯官吏から課題が出ているんだよね」

 

………………オゥ、そうでした。日々の業務にかまけてうっかり忘れてた。

 

どうやら魯官吏の課題を忘れていた事について顔に出ていたようで、邵可も少し困ったような顔をしていた。

 

あぁ、どうしようかな…。

 

 

 

※※※※※※

 

 

 

結局課題についてはあまり良い案が浮かばないまま、朝礼の為いつものように講堂で待っていると魯官吏がやって来られた。その後ろに、知らない方を連れて。

 

初見した所、多分武官の方だろう。身体はガッシリとした筋肉という鎧を纏われている。髪の毛が白髪がかっている所を見ると初老くらいの年代だと思われるのだが、その相貌からはまだまだ現役だと言われても納得出来る。剛毅という言葉を顔で表すとすれば正にこの方なのだろう。

 

官服を見れば、この方が朝廷でも一握りの高官なのだと分かる。落ち着いた素振りで床に膝を付いて平伏する。

 

「宋太傅、この者がこの度入殿を果たしました霍新士にございます」

 

宋太傅?天下第一の猛将と言われ、陛下より沈丁花を下賜されたあの?!朝廷三師のお一人である方が何故こんな所に!?

 

平伏したまま魯官吏の言葉に驚愕し、状況の把握をしようと思考するが答えなんてでない。

 

「うむ、霍新士とやら面を上げよ」

 

厳かな声に答えるべく、腹に力を入れて返事をしてゆっくりと顔を上げて彼の御仁の目を見る。眼差しが武人のそれだと思う眼力に、気を抜いたら腰を抜かしそうになるのを我慢して自己紹介する。

 

「お初にお目にかかります。霍桐莉と申します」

 

「思ったより細いが…、まぁよいか、行くぞ」

 

ん?

 

 

 

※※※※※※

 

 

 

何がどうしたら、歴戦の猛将を前に軽装ながら防具を付けて木刀を片手に、練兵場にいるのだろうか。

 

「さぁ、掛かってくるが良い!」

 

宋太傅は自身が持つ木刀を此方へと向けて、高々とそう叫ぶ。

 

本当は色々と理由とか経緯などについて聞きたいが、目の前にいる武人は多分この理解不明の打ち合いを終わらせないと語りはしないのだろう。

 

何となく、武勇に優れた武人達に囲まれた生活を送ってきたから分かる。

 

恐らくこの人は紛れもない、脳筋主義だ。

 

内心で深く溜め息を吐き、木刀を改めて握り締めて挑んだ。




本編よりもお喋りなあーとーがーきー!

いつも講読頂きまして、ありがとうございます。

なかなか難しくなってきました。
そしてこのあとがきも現在何書いていいのか分からなくなっております!

…自分勢い重視しがちなもので(^0^;)

取り敢えず前回での予告?通りに宋太傅です。
課題は?!と突っ込まれるでしょう。次回以降にも続きます。ご安心を。

それでは、今回はここまでです。
また次話で皆様にお会い出来る事を、楽しみにしております!

次話は出来ればもうちょっと早めに書き上げたいなぁ~…。
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