元地方公務員は無難を選択しました。【ひっそりのっそり更新】   作:airel

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どうもですぅ(・ω・)


其の十二

課題について その弐

 

 

 

「…で、まだ昼間なのに家に帰って来られた訳ねぇ」

 

孟煕に抱えられながらヘロヘロで帰ってきた桐莉は、そのまま部屋で寝に行ってしまった。

 

着替えなどは孟煕と貂茜に任せて、茅姫は興芭から事の事情を聴いて納得した。いや、理由は分かったが納得した訳ではない。

 

寧ろ何故、桐莉なのか。という憤りのようなモノを感じていた。

 

自分ならその爺から何本でも取って痛い目を見せてやれるという自負もあるのだが。

 

茅姫からして、桐莉は霍家らしい人間ではない。身体は恵まれてないし、筋肉の付き方もあんなに身体を鍛えているのにイマイチだ。剣だって振らせてもパッとしない。正直霍家の中で鍛え上げたとしても良くて二流止まりだと、丁晃も桐莉にド甘なあのお祖母様もそう断じた程だ。

 

というか、その宋太傅とかいう爺も武人ならそれぐらい見たら分かるだろ!それをあんなにヘロヘロになるまで一緒に訓練するなんて、なんて羨まs…、けしからん!と玄関を睨み付けながら思う。

 

「今度屋敷を襲撃してやろうかしら」

 

「ご冗談が過ぎます」

 

後ろから翻虞につっこまれた。ついでに頭もハリセンで叩かれた、明らかに家人がして良い態度ではない。ここ最近、更に打ち込みに磨きが掛かってきた気がする。

 

「はいはい、ワロスワロス」

 

「ちょ、おま、はっ倒すぞ!」

 

流石に頭にきた茅姫は殴り掛かろうとしたが、翻虞はあっさりそれをかわして無力化する。

 

「今日中に印が必要な書類がまだあるのですから、さっさと執務室へ戻りますよ」

 

ちょ襟首持つな、お前マジで遠慮しないのね!

 

「私は桐莉と添い寝したいーッ!!!」

 

 

―――その発言の後、バチンッ!!!という大きなハリセンの音が屋敷中に響き渡ったらしい。(控えていた侍女談)

 

 

 

※※※※※※

 

 

 

桐莉が邸に帰り着いたのと時を同じくして、内朝の朝廷三師にあてがわれている一室では、齢60には見えない筋骨隆々な肉体をしている老将が床に正座し身を縮こまらせ、同僚の老官2人からネチネチと嫌みを言われていた。

 

「筋肉ダルマだとは常々思っていたが、まさかここまでとは…」

 

茶太保は呆れを通り越してどこか憐憫の眼差しをする。

 

「脳筋此処に極まれり、と言った処じゃな」

 

もう一方の老官はいい気味じゃと鼻で笑う。

 

午前中に起きた出来事とは言え、その日の昼には既に朝廷内で、『宋太傅が試蔭制で入殿し日々魯官吏のしごきに耐えている進士を何の説明も理由もなく、木刀で気を失うまでボコボコにした。』という話でもちきりになっているのだ。

 

ある意味朝廷の怖さを思い知る出来事でもある。

 

故に、いつも猛将然と立ち居振る舞う宋太傅も他の官吏達の前ならいざ知らず、長年共に駆け抜けてきた悪友達の前では意気消沈しても仕方ない。

 

「宋よ、隠し立てしていた儂等も悪かったが、お前がこういった行動を起こすかもしれないと思ったからだ」

 

「まぁどっちにしろなってしまったがな」

 

そう言って、2人とも『成るようにしか成らん』と諦めというか覚悟のような面持ちで、明日彼の進士が登城するのを願った。




更新が遅くてごめんなさい。

色々とプライベートな事で心の余裕がなくて全然書く気が起きなくて書けませんでした。

ちょこちょこ、あーでもないこーでもないと思いながら書いては止め、書いては止め、を繰り返してました。

次は、…全然ネタがねぇorzヘルプミー
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