元地方公務員は無難を選択しました。【ひっそりのっそり更新】   作:airel

9 / 38
どうもでぇす(・ω・)


其の九

白瑛の乗り心地はサイコー

 

 

街道を疾走する白瑛の馬上で、風が頬を撫でていく。

 

母娘喧嘩は結局私が白瑛に乗ってみたいと告げた事で終結。母はかなり険しい顔をしていたが、母に抱き付いて上目遣いでお願いしてみたら許してくれた。

 

しかし問題が、どうやって白瑛に乗るかである。近づいて見上げれば分かります、おっきいです。前世で大人になったって馬に騎乗した事ないのに、こんなちびっ子の姿では何をどうすればいいのか分かりません。

 

呆然と見上げていれば祖母が苦笑しながら私を抱き上げてくれようとしました。すると、白瑛が祖母に向かって近付くなと言わんばかりに嘶きます。流石の祖母も驚きます、というか周りにいた母姉、丙先生、侍女侍従、護衛の皆さん驚愕している。

 

当の白瑛は、知ったこっちゃないとばかりに周りの反応など気にする風もなく、すました顔で膝を折って私が乗りやすいようにしてくれました。

 

またしても周りで衝撃が起こる。

 

後から聞いた話によると、白瑛はこれまで霍家の猛者達でさえ乗りこなせなかった暴れ馬であり名馬であり、祖母でさえ今よりも若い頃に三刻以上の時間を掛けて力比べをしてようやく騎乗出来るように仕込んだのだとか。今でも祖母以外の人間には懐かず、無闇に近付けば蹴り殺されてしまう事もあるようです。そんな気位の高い白瑛がたかだか5才の子供を乗せるために、自ら膝を折って乗せる手伝いをしたということが如何に凄いかを物語っているらしい。

 

そして今は祖母と2人で白瑛に乗って、領地の沛封へと続く街道を進んでいます。他の人達は馬車で後を追ってきているはずですが、白瑛が心なしかスピードを飛ばしているようで、流れていく景色は次々と変わっていきます。

 

普通こんなに速いと慣性の法則やら摩擦の関係やらでこんな小さな身体では耐えられないGが掛かりそうなものですが、感じるのは肌を撫でていく程度の優しい風のみ。…どうやら白瑛は馬という枠以外にも凄い力を持っているのかもしれないですね。

 

「白瑛、小休止するよ」

 

視界の先に小さな茶店が見えたので、祖母が白瑛に声を掛け手綱を引いて止めさせます。祖母の手綱さばきも見事なもので、無理やり止めるのではなく、ゆっくりとスピードを落として白瑛にストレスを与えないようにします。

 

祖母は、茶店の脇に併設されている馬止めに白瑛の手綱を結び付けにいったので、私は先に茶店に入って休憩をする。後から入ってきた祖母はどこかくたびれた顔していた。しかし美形はくたびれた顔もまた絵になるな~。

 

「まったく白瑛の奴め、色気付いちまって…」

 

そう呟くと祖母は適当にお団子とお茶を頼んでくれました。それを待つ間祖母とお話しをしようと思います。




ギリギリだよ、ギリギリ。

前回の後書きでも書きましたが、姪っ子達の嵐でストックが尽きました…(゚Д゚;)
もともと残機が2しかありませんでしたが、ね。
取り敢えず今日の投稿には間に合いましたが、明日は…((((゚Д゚;))))ガクブル
でも姪っ子達と遊べる時間なんてホントにあっという間になくなるのでプライスレスだと思ってます。だから明日以降の投稿がまばらになっても許してね?

今回はまさかの白瑛の回です。作者もびっくり!本当は祖母との会話をメインにしたかったけどまぁ彩雲国だし、こんなチート馬いたっていいよね!つかホントは馬じゃ…ゴホン。

名前のインスピレーションは、三国志の曹操の愛馬【絶影】からです。あっちは黒毛、こっちは白馬。

次回は祖母との会話をメインにする予定です。
お付き合い頂きまして、ありがとうございました!
次話またお会いしましょう!(^_^)ノ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。