自分の妄想と幻想入り   作:通りすがりのめいりん君@すきょあ

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なんか、Pixivにあげたものを修正してあげ直すだけなのはなんか、面白みがないので、こっちで補填しつつな新話書きたかったんだ。


別章:幻想郷縁起~EX~
香霖堂の記録〜霖之助の手記〜


十月下日

 

 今日は久々の外来人が現れた。

 昼過ぎに魔理沙が現れて、しばらく喋ったり「あれくれ」「これくれ」などの応酬をしていた時に魔理沙が店の外で不審な音がしたと言って飛び出し、家の前に倒れている所を私が保護することになった。

 保護したのは人間の男で、特に私が目を引いたのはべらぼうに多い魔力量だった。

 外の世界から来る人間は基本的に魔力と言っても生命維持に必要なレベルの微量なもので、ここまで高い魔力はあり得ないと言ってもいい。

 確実に魔理沙より多く、もしかしたら紅魔館に住まう魔女に匹敵するかも知れない。

 しかし、目が覚め恭也と名乗った彼は魔法の存在はフィクションだと認知しているようだ。

 それにしては余りにも魔力量が多すぎると思うのだが……。

 ひとまずは明日、霊夢の所に預けてみようと思う。

 期待はできないが、もしかしたら霊夢の術で返してあげられるかも知れないからね。

 

***

 

十月末日

 

 今日は仕事で里に行ったのだが、慧音のやつ新しく仕立てた帽子を寺子屋に持って来いと言ったくせにその事を忘れて酒場で飲んだくれてやがった。

 おかげで里を回ったり、一度慧音の家まで行ったり無駄に疲れた。

 まぁ、今日の当番は朱鷺子だから帰ってきた後はゆっくり出来たけどね。

 後、慧音にあった際に恭也をしる別の外来人と出会った。

 彼女らは好杏と昴だと名乗り、他に鈴という人物が恭也のことを探しているらしい。

 神社に迎えに行った時にその事を伝えると、呆けた表情の恭也から弾幕が飛び出したのには焦った。

 いきなりだったんで思わず恭也を叩き伏せてしまったのは申し訳ないと思ってる。

 まさかたった一日で弾幕を習得するとは、やはり只者では無さそうだ。

 何にせよ今日は疲れたからもう休むとしよう。

 

***

 

十一月某日

 

 ここの所、好杏さんが毎日来るのだが呪われてるんじゃないかと言いたくなるくらい間が悪い時に現れる。

 今日も、修行に行くと言って恭也が出て行った数刻後に来ていた。

 もはや同情するレベルだが私は紅魔の主人のように運命をどうこうする力なんて持っていないので、ご愁傷様としか言えないね。

 約束を取り付け用にも、彼女の方がまだ決まった予定がないために約束ができないと言うのだから仕方がない。

 そういえば最近気づいたのだが、好杏さんの持つ魔力と恭也の持つ魔力は何故か非常に似ている。

 肉親でも、こうは似ないと思うのだけど、つくづく彼は不思議な人だ。

 雰囲気は人のそれなのに、持ってる力は多種多様で何処と無く妖怪の山の神様を連想させる。

 それに恭也は、この世界への順応が 恐ろしく早い。

 普通ならもっと戸惑ったり、不安を覚えたりするはずだが、彼はそう言ったことが全くなく、まるで居るべくして居るような錯覚さえ覚える。

 何より、帰ろうとする意志が態度に見えないのは違和感がある。

 これからはもう少し、しっかりと様子を見てみようと思う。

 

***

 

十一月上日

 

 今日は紅魔館のメイドが服を仕立てに来た。

 なんでも最近増えた住人用の服らしく採寸は済んでいるということで、メモ書きだけ渡された。

 本人が描いたという、デザインは幻想郷ではあまり見慣れない形で恭也が言うには“カーディガン”と“ワイシャツ”と言うらしい。

 ちなみに恭也は今日も修行しに行っていた。

 霊夢に修行を付けてもらっていると聞いたときは流石に驚いたね。

 あの霊夢が弟子を取るなんて前代未聞だ。

 恭也は容赦がなさすぎるなんて文句を言っているけど、どれだけ珍しい事なのか解ってないんだろうな。

 

***

 

十一月ある日

 

 戻った恭也が霊力に身を包んでいた。

 何があったのか尋ねて見たが、恭也自身は気づいてないのかぽかーんとしていた。

 不思議なのは、膨大な魔力が消えたわけではないと言う事。

 一緒に来ていた霊夢に話を聞くと、修行の際に彼女のスペルを受け続けたらこうなったらしい。

 霊力を受けてたら、身体に宿ったのだろうか?

 ありえなくはないだろうけど、どうにも理解しがたい。

 ちなみに朱鷺子は霊夢が来てからずっとビクビクした様子で落ち着かなかった。

 あれはもうトラウマになってるんだろうな。

 

***

 

十一月の日

 

 今日は、久々に無縁塚まで歩いて行って来た。

 途中、中有の道では仏さんを一人見つけたので、丁寧に埋葬してあげた。

 また無縁塚では下級妖怪に襲われた。

 なんだか今日は妖怪達が騒がしい気がする。何かあったのだろうか?

 こう言う日は家でおとなしくしてたほうが良いので、物探しを早々に終わらせて残りは店の中で過ごした。

 何故か恭也は帰ってこなかったが、私の渡した札を持っているはずだしきっと無事だろう。

 

***

 

十一月丸日

 

 恭也が帰ってこなかった日から約一週間してようやく恭也が帰って来た。

 なかなか帰ってこないとは思ったが、まさか異変が起きていたとはね。

 その関係で、地底に行ったりしていたそうだが、まぁよくあの場所に行って生きて帰って来たものだと思うね。

 なんでも一度はボロボロになったが、新たな力のおかげで助かったのだとか。

 力のことを聞いて見たけど、なんだか要領を得なくて訳がわからないが、彼もまた解ってなさそうだったから、また後日聞き直すとしよう。

 それにしても、あの霊夢がお供として恭也を連れて行くなんて、余程買っているのだろうな。

 それ程までに恭也は力をつけているとすれば、やはり何かあると見た方が自然だろう。

 今回の一件で恭也は新たに妖力を身につけていた。気づいてはいないみたいだけど、こんなの普通じゃない。

 魔力に、霊力に、妖力。ただの人間が短期間でここまで扱えるようになるのは異常だ。

 正直、私は怖い。

 私にはそのうち彼が何かとんでもない事をやらかすような気がしてならないんだ。

 良い子なだけに、それが不安のタネだよ。




今回の話は日記風にして見ました。

香霖は恭也の事を訝しんでいて、その力について疑問視しています。
ですが、それは信用があるからこその不安であり、決して恭也を悪く見ているわけではありません。

どうでもいいですが、日記風にしたおかげで朱鷺子の出番が名前だけになっちゃった……。ごめんね?
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