帰ってきた男
魔道研究発表大祭から2週間。それぞれが自身の研究の全てを出し切り幕を閉じ、大きな爪痕を残した。
魔王候補春日アラタは魔王因子を失い、トリニティセブンのメンバーも回復しきれてない。
そんな中、学園長が突然トリニティセブン全員を招集したのだった。
学園長「君たちに来てもらったのには他でも無い。今年から開催され、2週間後に行われる〈次世代魔道士頂上決戦〉通称〈トーナメント〉の代表を選ぶためだ。」
リリス「トーナメント?それは一体どう言ったものでしょう?」
学園長「名前の通り、若き魔道士がしのぎを削り合い、頂点を決める大会だ」
ユイ「つまりー、若い最強の魔道士を決める大会ってことー?。」
アリン「最強を決める…難しいのね」
学園長「今回のルールも先日行われた魔道研究発表大祭と同じ2人チームで行う。そして我がビブリア学園も招待され1チームを参加させる。それで、今回はメンバーをどうするか決めるという訳だ。」
リリス「メンバーですか。しかし、全員はまだ万全とは言えない状態です。この中からメンバーを選ぶとしても誰にするのでしょうか?」
学園長「本来は先日の優勝チームとアラタくんを出したいところだが…魔王因子とお父さんの力で回復したリリスくん以外は万全ではないようだしねぇ。アラタくんも魔王因子を失ってまだ回復しきれてないし、レヴィくんもアキオくんも重症だったからねぇ。」
ユイ「私は元気だよー!でもお兄さんが一緒じゃないなら出なーい」
アリン「私も同じく、旦那様が出れないなら」
リリス「では、私がメンバーの一人として出場します。」
学園長「もちろんそのつもりだったさ。では一人目は決まったとして、もう一人なんだが…もう一人は実は色々と問題を持っていてね」
と、学園長は少し困った顔をする。だがその後突然ドアがノックされる
アキオ「おっ、来たようだな。もう一人のメンバーが」
学園長「そうか、では中に入ってくれたまえ」
ゆっくりとドアが開かれ、制服を着崩した紺色の髪で前髪にメッシュの入った少年が入ってきた。
ミラ「来てくれましたか。」
リリスはその少年の顔を見て驚愕する
リリス「貴方は…才河ハヤト」
ハヤト「学園長、オレに用ですか?…ってか何でトリニティセブン全員集合してんだ?」
学園長「早速だけど本題に入るよ。才河ハヤトくん、君にはリリスくんと一緒にトーナメントの代表として出場して欲しいんだ。」
ハヤト「断る」
即答だった。
ハヤト「オレはそんなのには興味が無い。それにどうせ、他の連中と魔王候補が動けないからその代役としてだろ?ふざけてるぜ」
学園長「何を言っているのだ。君を推薦したのはミラくんとアキオくんだ。僕は君の実力を見越して代表にと思って選んだんだがね?」
アキオ「そうだそうだ、お前はめっちゃ強いってのはアタイが保証するさ!だから一層の事出てしまえよ」
ミラ「そうです。この中では貴方が一番の適任でしょう。貴方の魔術の汎用性を考慮しても、貴方しか居ないと私は思います」
ハヤト「いくら姉さんとミラの頼みでも嫌なものは嫌だね。それに、ましてやリリス先生となんてな…真っ平御免だ!」
そう言うとハヤトはドアを乱暴に開けて学園長室から出て行った。
リリス「ハヤトさん…」
アキオ「あー、やはりこうなっちまったか…困ったもんだぜ。」
リーゼ「ねぇねぇ、彼は一体誰なの?私初めて見るけど。」
ユイ「私もー」
レヴィ「自分が説明するっす。彼は才河ハヤト。アラタさんが来る以前に編入した魔道士で…つい最近まで停学中だったんすよ。」
アリン「質問。彼は何を仕出かしたの?崩壊?人殺し?」
レヴィ「彼にはそのような術は使えないっす。ただ、この件に関してはアラタさんとリリス先生が絡んでいて…」
アリン「難しいのね」
学園長「とにかく、今は彼しか適任がいないんだ。何とか説得をしてくれないかねぇ」
アキオ「なら、アタイと大将に任せな!ハヤトを推薦したのはアタイらだからな」
ミラ「はい、では彼を探して来ます。」
学園長「では、よろしく頼んだよ。じゃあ、解散!」
部屋にいたメンバーが全員外に出た。
その頃中庭では
ハヤト「…チッ、傷が疼くな」
左肩を気にしながらも、気に吊るしたサンドバッグを相手に格闘の訓練をしていた
続く
今回の作品は完全なパラレル設定です。駄文でかなり読みずらいとは思いますが、そこは勘弁してくださいな。
で、今回の主人公才河ハヤトは一体何者で、どんな魔術を使うのか?
次回もお楽しみにしてくだされば幸いです