Revival of Darkness   作:RASN_Pixiv1本になります

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雪中と冒険家

落ちていったRASNを追って飛行挺で来た冒険家らは降り立っていたのだった。

 

「どう?タロー?」

 

「クゥーン…。」

 

「やっぱりだよね…どこだろにーに…。」

 

「ムムッ…セッシャの分身らも探しに行かせてるでござるが…見付からぬでござるよ…。」

 

「困ったわね…。」

 

「パパ…へくちっ…!」

 

「ヒナちゃん大丈夫?」

 

冒険家らは島に着いてからは手分けして探していたが、無人島であった為か情報も取れずで当てもなく探していたのだった。

 

「長引いたら不味いわね…寒さでこっちもやられてしまうわ…。」

 

「そうであります…船長は大丈夫でしょうか…。」

 

「ともかく探さないとですね…。」

 

「えぇ…。」

 

 

一方…。

 

「くそ!中々見つからねーな!!」

 

カスミらが探している島の上空にはレインとルカらが飛んでいて上からRASNを探していたのだった。

 

「ラピュセルもとても心配してますし…早く見つけましょう…!」

 

「そうだなー、ん?」

 

「どうされましたか御子?」

 

「あれさ…もしかしてよー…。」

 

シャルロットが指差したのは雪が被ってる森であったが一部分だけ樹が無かったのだった。

 

「もしやあそこに…!」

 

一行はその森にへと降り立ったのだった。

 

「酷い荒れ様…、無事なのだろうか…?」

 

「分かりません…RASNさんはここに落ちたのでしょうか…?」

 

着いた所は折れた枝が散乱しており真ん中には穴が空いてあったのだった。

 

そしてその穴から二つの足跡が森の中にへと延びていた。

 

「足跡は…まだ残ってるみてーだな。」

 

「この先にいるのでしょうか?」

 

「ともかく向かったらーい!!」

 

ルカはそう雄叫んでその足跡を追ったのだった。

 

 

そして更にもう一方…。

 

「どうだ!見つかったか!?」

 

「膝を蹴るんじゃねえ!集中出来ねぇだろうが!」

 

カスミら同様に地上で探しているチームがおり、小高い丘にてソウルを目にへと集めて辺りをリアムが見渡しているがセーラがそんなリアムを蹴突いていた。

 

「ねぇねぇ、どう?シオンねーさん?」

 

「モコ…それは岩よ…。」

 

「あっ、ごめんね。」

 

そんな騒がしい一方ではシオンとモコがおり、シオンは岩に問いかけてるモコにつっこんでいた。

 

「いいのよ…。」

 

「それで…どうかな?」

 

「…待ってて……。」

 

するとシオンは目を閉じてゆっくりと辺りを見渡した。

 

「……。…。…………?」

 

そしてある一つの方を向いた時に眉を動かし目を開き、そして首を傾げたのだった。

 

「ん?どうしたんだ!」

 

「いえ…あっちにRASNの感じみたいなのが…。」

 

「そうか!なら親分に任せな!術式起動!以下略で…二号見てこい!」

 

やって来たセーラがそう叫ぶとセーラに瓜二つの分身の様なものが隣に現れ、セーラと比べると少し発光してるようであった。

 

「相変わらず荒いですねー…まぁ行っていきますが。」

 

二号と呼ばれたセーラはやれやれとしながらもシオンが指した方にへと駆け出したのだった。

 

「よしっ!あたしらも行くぞ!」

 

「だから蹴るんじゃねえよ!?蹴られなくても行くがよ!」

 

「モコも行くよ!グルリンパッパー!」

 

そして二号が駆ける方へとリアムとセーラも変身したモコも向かい、シオンは静かに残されたのだった。

 

「……。」

 

そしてまた静かに目を閉じてまた首を傾げたがモコ達を追って駆けたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「アウーン…。」

 

「うぅ……にーに…。」

 

コヨミとタローは自身の鼻で当てもなく探し続けていた、だが遂に地面にへとへたりと涙目で崩れてしまったのだった。

 

「ヌピャハでござるよコヨミ殿…。でもセッシャの分身の方でも中々…。」

 

「私の方もですね…。」

 

フランもフローリアも違う方法で探していたものの困った顔をしていたのだった。

 

「ヒナちゃん…大丈夫でありますか…?良かったらこれを…。」

 

「ピヨ、暖かい…、カモメねーねありがとう…!」

 

そんな一方にてカスミに手を繋いでいるヒナにカモメが首にへと錨模様のマフラーを巻いてあげていた。

 

「大丈夫?」

 

「平気であります!…それよりも船長の方がとても不安であります…。」

 

「そうね…あら?」

 

「くそー!何もないぞー!?」

 

「マスター…落ち着いて下さいよ…。おやー?」

 

「うぉぉぉ!!ここかぁぁ!?」

 

「おい!?そっちに足跡はねーだろが!クソ天使!!ん?」

 

するとカスミらの所にルカを追うレインらとセーラを追う二号らもやって来たのだった。

 

「んで…飛行挺の連中か赤髪は見つかったか?」

 

「いえ…まだね…。」

 

「こっちもまだだなー、そういやシオンがそれっぽいのが見つかったとかだっけ?」

 

「ええ…、あっちの方だけど…。」

 

「あっちは…足跡が続いていた方向ですね。」

 

「と言うことは…あちらの方に…!」

 

「よーし!それなら直進だー!行くぞー!」

 

「だから蹴るんじゃねぇ!!」

 

「ウェルナーが今はこっちに来てないから仕方ないだろー!」

 

騒ぎながらもリアムとセーラは二人が指した方にへと走り出し、そして他のものもそれを追いかけたのだった。

 

 

そして一行が歩を止めたのこっぴとぐ荒れて雪が抉られて地面が晒されてる所がある所であった。

 

「ピィ…怖い……。」

 

「…木々たちも怯えていますね…。」

 

「本当にここであってんのか?」

 

「…このソウルの感じ…アイツだな…。」

 

リアムは片目の色を変えて荒れ地の奥の方を見つめていた。

 

「くんくん…にーにのにおい!でも怪我してる…?」

 

「怪我してるの…?!だったら癒してあげないと!!わわっ!?」

 

走り出そうとしたモコをレインは首根っこを掴んで止めたのだった。

 

「待ちな、こっからは慎重に行くぞ…。」「どうしたレイン?何時もなら木を薙ぎ倒しても向かうような勢いはどうしたんだ?」

 

「木は倒さねーよ、てかさっきオメーがやってたろが。」

 

「でもレインさんの言う通りに慎重に行った方が良いですね…ラピュセルも少し怯えてますし。」

 

「ともあれ気を付けましょう…。」

 

そうして一行は死角が無い様に密集しながらゆっくりと向かった。

 

「そういやカスミー、そっちの方は魔物とかいたかー?」

 

「…そういえば会ってはいないわね、痕跡らしいのは幾つかあったような気もしたけど…。」

 

「そんならこっちもだな…そういや怪我してるとか言ってたからもしかしてよ…。」

 

「だとしてもアンシティでござる…!」

 

「はい……、あっ!?あれは…!?」

 

「あっ!カモメねーね!?」

 

ハッとカモメが何かに気付くとカモメは先に走り出し、それを追うように他の冒険家も走り出した。

 

「おい!錨女!慎重にって…なっ!?」

 

「そうよ!一体何を…!?」

 

「どうされたんですか…?!」

 

「やっぱり…。」

 

「にーに…?」

 

そしてそこにはカモメが膝を付けすぐ隣で倒れてる人物の側に寄っており、その人物はRASNみたいな顔をしていたのであった。

 

「どう言うことだ…瓜二つ、いや…」

 

「でも…にーにのにおいだよ!」

 

「コイツが黒くなれるのは分かってたけどよー、ここまで黒いかー?」

 

「それにこれは一体…。」

 

そう言いながらもフローリアは姿勢を低くしてその者の腕を触った。右には赤い包帯のような布が巻かれ、左手はごつごつと闇色のガントレットの様なのが肩にまで取り付いていたのだった。

 

「んで…どうすんだ?」

 

「…。」

 

「…。」

 

「…。」

 

「まだコイツがRASNだってのが分からねぇがよ…ともかく連れ帰るか?」

 

「そうでなかったとしても見捨てるわけにはいけないしね。」

 

「決まりだな、それでは後は我々が辺りを見よう。君達は先に戻ってくれたまえ。」

 

そうしてエクセリア等々は島に残り、他の者はRASNらしき人物と共に飛行挺に乗ったのだった。

 

 

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