Revival of Darkness   作:RASN_Pixiv1本になります

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遠い昔と目覚めの今

男は微睡みの中で思い返していた……

 

「…!?」

 

そこは大きなルーンが安置された場所で、男はそこへとやって来ていた。

 

「そんな━」

 

辺りは揺れてその大きなルーンの側にて薄光に照らされてる女性はこちらを見て目を見開いていた。

 

「ごめん……なさい━」

 

「…っ!?」

 

するとそこにあったルーンが砕けた。

 

そしてそれに呼応するように全てが崩れ抜け、全てが落ち始めた。

 

「ぐぅ…!アイリス……!!」

 

「…………。」

 

男は黒い翼を羽ばたかせ瓦礫に羽を削られながらもその女性にへと手を伸ばして近付こうとした。

 

あともう少しでお互いに手が届く…そこまで行っていた。

 

「……。」

 

「アイリスっ!!!」

 

「━さよなら、約束の人━━」

 

そしてアイリスが溜めていた涙を流し微笑むとアイリスは真っ逆さまにへと落ちていったのだった。

 

「アイリスっ━━━━━━━━!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………があっ!?はぁ…!はぁ…!はぁ…!?」

 

冒険家らによって拾われた男は飛行島にあったベッドの上で目覚めた。息は荒く黒髪と一部赤が一筋走る髪を掴んでいた。

 

「ここは…一体…?ん…?」

 

「すぅすぅ…。」

 

「くぅくぅ…。」

 

そして少し落ち着くと男は辺りを見渡していた、すると自分のちょうど膝の辺りに見慣れない少女が寝ていたのだった。

 

「誰だ…それより…ここは…?」

 

「おや!お目覚めですか!」

 

「…!?」

 

するとナース姿のルカが扉から姿を現して寄ってきたのだった。

 

「君は…?」

 

「…もしかしてまた記憶喪失とかですか?」

 

「また…?」

 

(詳しくは過去作を参照下さいませ。)

 

「ともあれ様子はもう元気みたいですね!良かった良かった!」

 

「んー…ふぁーおはようー…。」

 

「むにゃむにゃ…んんー…。」

 

ルカの元気のよい声に呼応してかベッド上で寝ていたモコとコヨミが目を覚ましたのだった。

 

「起こしてしまいましたか?」

 

「ううん大丈夫だよルカねーね!あっ!おはよ!にーに!!」

 

「おにーさん怪我は大丈夫ー?」

 

「にーに…!?おにーさん…?!」

 

そしてルカにへと一瞥すると二人は男の方にへと飛び付きそして顔をうかがっていた、だがそんな顔は困惑していたのだった。

 

「……。」

 

「……。」

 

「えっ…?」

 

暫く二人は尻尾を左右に振ったり見上げた顔を傾げたりしていた、そしてぺたりと二人は男のおでこに手を当てたのだった。

 

「にーに大丈夫…?何時もならなでなでしてくれるのに…。」

 

「何時もなら……?」

 

「もしかしてまだ足りないのかなー?だったらはいっ!」

 

そう言うとモコは身を屈めて男の方にへと寄せたのだった。

 

「ささっ、思う存分いいよー?」

 

「あっ!コヨミも!!」

 

するとコヨミも負けじと体を屈めてモコと同様に寄せ、男は二つの耳と尻尾付きの饅頭に追い込まれ只々たじろぐしかなかった。

 

「…………。(汗)」

 

「…撫でてやったらどうですか?」

 

「あっ…あぁ…。」

 

ルカの言葉にしたがい落ち着かない手であったが二人の頭を撫でたのだった。

 

「ゴツゴツするねー?」

 

「すまない…。」

 

左側にて丸まっていたモコには闇色のガントレットで撫でられていたが男は申し訳なさげに慎重に撫で直した。

 

そしてルカはベッドの側にあった椅子にへと腰を掛けると男の方にへと体を向けた。

 

「…あの、お一つよろしいでしょうか?」

 

「…?何だ?」

 

「あなたはRASNさんですよね…?」

 

「どうして自分の名前を…?確かにそうだが…。」

 

「そうですか…それじゃ今目覚めた前に何をしたか思い出せますか?」

 

「…目覚める前……。」

 

RASNは眉をひそませそして悲しげな表情を浮かべたのだった。

 

「あっ!辛いならいいですよ!すみません…。」

 

「いや、良いんだ…ん?」

 

すると膝元にて撫でていた二人からは寝息が聞こえ寝ていたのだった。

 

「おやおや寝てしまいましたねー。」

 

「…みたいだな…。」

 

RASNはクスリと笑いながらもベッドから抜け出した。

 

「二人共こっちに着いてから付きっきりで看病してましたからね…。」

 

「そうか…だったらちゃんと寝かせた方がいいかな。」

 

「そうですね、でもそれは私にお任せを!」

 

「だが…。」

 

「平気ですよ!それよりも外に出てみてはどうですか、気が晴れますよ?」

 

「…分かった、それじゃ頼む。」

 

そうしてRASNはルカの入ってきた扉から出ていった、残ったルカは二人をベッドの中にへと納めたのだった。

 

「よく寝てくださいねー?」

 

「んん…RASNにーに…。」

 

「待て待てー…くー…。」

 

二人共もぞもぞ寝言や寝相をしていたがすやすやと寝ていたのだった。

 

「それにしても…。」

 

またルカが椅子にへと座ると手を顎に当てて先程のRASNが出た扉に目を向けた。

 

「別人…ではないですよね、この二人を寝かせれるなでなではRASNさんぐらいですし…それに…。」

 

「…あんなに悲しそうでしたっけ…?」

 

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