Revival of Darkness 作:RASN_Pixiv1本になります
「…っ…。」
RASNはそれからもずっと歩き続けたそしてようやく屋外に出て、ブルッと体を震わせた。
「…音…?」
そしてRASNはガインギインと重い音がする方向にへと歩を進めた、そしてそこは簡素な闘技場なのであった。
「ドラァァァ!!」
「オラァァァ!!」
そこで怒号と共に武器をぶつけ合っていたのオウガにレインであった。
「…戦ってるのか…?」
「ん?おう、RASNじゃねえか!」
すると後ろの方からはリアムが木材を肩に乗せてやって来ていた。
「見た感じは平気そうだな、とりあえずは吹き飛ばしちまって悪かったな?」
「…吹き飛ばした…?」
「覚えてもいねぇか…まぁ飛行島からまっ逆さまで地面だと、多分堪ったもんじゃないからな。」
「飛行島…?」
「つーか…おめえら!さっさと退きやがれ!片付けれねぇだろうがよ!?」
「あぁン?…おぉ!赤獅子じゃねぇか!?」
「ようやく起きやがったか…!」
リアムが思い悩むRASNを他所に戦う二人に声をかけた、そしてその二人はRASNを見ると武器を地に突き刺して寄ってきた。
「……。」
「何か悩んでるみてぇだなぁ…?」
「だったらやろうぜ赤髪ィ!そうしたら気分も晴れると思うぜ?」
「おっ、いいじゃねぇか?三人で乱闘も…」
「おぉい!!俺は無視か!?」
リアムは眉を狭めて肩に乗せてた木材をズドンと叩き付けた。
「あ?なんだお前も混ざりてぇのか?」
「こっちは構わねえぞ?」
「……だったらやってやるぞ…!まとめて叩き潰してついでに片付けてしてやんよ!!」
そうしてリアムは赤黒い大剣を取り出したのだった。
「そうこねぇとなぁ!!」
「おう、赤獅子も構えろや!」
「仕方ないのか…?」
RASNは気乗りしない顔で腰にあった赤い布が巻かれた剣を構えた。
「よしっ!いくぞオラァァァ!!」
そして真っ先にRASNにへと突っ込んできたのはレインでありペンの様な斧槍を振り回してきた。
「…!?」
咄嗟に剣を構えRASNはそれを防いだが大きくよろけてしまった。
「こんなもんかよ!?」
「クッ…!」
「ラースアベンジャー!!」
「ハッ!この程度か!?」
そんな一方にてリアムはオウガと戦っており、オウガが余裕にリアムの攻撃をさばいていた。
そして暫くは激しく四人で入り交じって交戦していた、三人は積極的に攻めてはいたがRASNは自ら攻めずに只々受け止めていた。
「くっ…!」
「赤獅子ぃ!そんなへっぴり腰でどうしたぁ!?」
「俺をガッカリさせんなよ!赤髪ッー!!」
「…思ったんだが黒いから黒髪で…うわっ!?」
「細けぇ事は良いんだよ!それよりも…ヤキいれてやんよぉ!!」
「ウラァァァ!!」
するとオウガがリアムを弾くとレインはRASNだけを集中的に狙い始めたのだった。
「…くそっ…!」
二つの重い攻撃にRASNの腕はジンジンと痛みを覚え片膝を着いていた。
「そんなんじゃ怪我すんぞ!」
「二対一みたくなっちまったが…まぁこのあと根性叩き直してやるぜ赤獅子!」
「……やるしかないのか…。」
そう呟くと立ち上がって剣を腰の後ろにへと戻したのであった。
「何だ…?まさか…諦めんのかよ!?」
「赤獅子ィ…ヤキ所か性根も直さねぇといけないようなだなぁ!!」
「……。」
二人が武器を掲げて迫るもののRASNは静かに目を閉じてしまったのだった。
「おい!RASN!!」
「……うぉおおおお!!!」
そしてRASNは肩の上にへと手を伸ばし、叫びながらも何かを引っ張るかの様に姿勢を低めた。すると迫る二人の前の地面にへとズドンと大剣が降り下ろされていた。
「なっ…何だ!?」
「ホウ…。」
「……やるしかないならば…!」
そしてチャキンとリアムの大剣よりもより暗い大剣を背負い三人を見据えた。
「双剣の次は大剣か…俺を追っかけてんのか?」
「……?」
「まぁともかくやる気になったみてぇだなぁ!!」
「行くぞ赤獅子!」
「まぁ俺様には敵わねえだろうがな!」
「…!」
リアムは上からレインとオウガは正面から迫った、対してRASNは身体から煙のようなものを滲み出していた。
「そんなもんがどうした!」
「もう一度だ!メガブレイ…んなっ…!?」
すると落ちるリアムの速度が急に落ちたのだった。
「体が…重いっ…!?」
「どうなってやがる!?」
「……。」
見ればRASNの足元には紋章が広がっており、陣内の動きが遅い三人の身には煙のようなものがまとわりついていた。
「はぁ!!」
そしてタンッと跳ぶと大剣を振り回し峰にて三人を吹き飛ばし、三人は木材の積まれた山にへと突っ込んだのだった。
「あっ…!大丈夫か!?」
着地してふとその惨状に気付くと剣と煙をしまうと木材をどかしはじめた。
「いつつ…中々やるじゃねーか、赤髪…。」
「たまげたぜ…ここまでやるとはな。」
「あんな技を隠しやがって…やるな!」
各々そう言いながらも木材の山からRASNによって救出されたのだった。
「ちゃんと磨いてよかったぜ…やってなかったらささくれに引っ掛かって大変だったぜ…」
「俺様はそんなのは気にしないがな、油断しなきゃ全部壊しておくがな。」
「そりゃやめろ、ここに建てるもんがあるから壊されちゃ困る。」
「…済まない、滅茶苦茶にしてしまって…。」
「謝んなよ、それに俺達は三人ががりで敵わなかったからな。」
「ちょっとシャクだがよ…。」
「だが、それなら片付けを…。」
「いや、いい。片付けぐれぇなら俺様に任せとけや。」
「待てや、んなことさせっかよ。」
「下らねぇ、俺は帰…ぐわっ…?!」
すると何処からともなくルカが拳を突き出しながら飛んできて、レインの頬を抉って木材の山にへ戻ったのだった。
「ふむ、やはりでしたか。RASNさん大丈夫でしたか?」
「あっ…あの時の…。」
「いつつ…クソ天使!何しやがんだ!?」
「レイン!一人サボって何処行こうとしてたんだ!?」
「うっせー…オメーのせいでもっと滅茶苦茶になっちまっただろーが。」
木材の山から這い出てきたレインは散らばる木材を蹴りルカを睨んだ。
「ふむ…でしたら一緒に片付けるか!言葉から察するに突っ込んだのは一回ではないみたいだしな!」
「……チッ…、仕方ねえ…。」
「とっととやるぞ、昼飯が近いしよ。」
「…。\グルル/
するとRASNの腹の虫が鳴ったのだった。
「RASNさんお腹が空いたならレストランに行くと良いですよ?…場所はあちらの方ですよ、場所が変わったので注意してくださいね!」
「えっと…すまない…。」
当惑しながらもぺこぺこと浅く礼をしながらもルカの指した方にへとRASNは進んだ。
「おい、場所が変わったなんて聞いてねぞ?」
「…むー…。」
「おい?」
「……どうなんでしょうか…?」
「話を聞けや!!」
「耳元で騒いでどうしたんだレイン?」
「ーっ!もういいっ!それよりもあっちはちゃんとレストランで場所が変わったことなんてねぇだろうが?」
「あぁ、なのに何も疑問も持たずで行ってしまわれましたから…。」
「髪色も違うし使ってた武器も違う、そんであの重くなるモノ…何なんだ?」
「……これは単なる憶測だが…。」
「……。」
「きっと二重人格だったんですよ!」
「………………はぁ?」
ドンとルカには迫が出るような音がして、レインにはアゴンとして呆れた顔をしたのだった。
「RASNさんは何十人も相手をしてきたからきっとそんなのも出来てしまうと思ったんだが…ん?何そんな間抜け面してんだレイン?」
「……クソ天使、さっさとやんぞ。」
「おっ!そんなやる気に…!感心感心!」
「はぁ…んなわけねーだろ…。」
レインは溜め息を吐きながらも木材を担いだ。