Revival of Darkness 作:RASN_Pixiv1本になります
「はぁ…。」
RASNはお腹に手を添えてレストランから出てきた、そしてとぼとぼと当ても無くにそこらを歩いていた。
「…。」
そして今度たどり着いたのは広場であり、そこでは冒険家達が色々と作っていたのだった。
「何なんだ…?そういえばクリスマスがって…。」
RASNは辺りをキョロキョロとしながらもその広場に入った。
「あれ…?RASNさんですか?」
「…?」
声をかけてきたのはミレイユであり、手にはクリスマスの飾り付けが入った箱を持っていたのだった。
「今度は普通か…。」
「普通…?どうしたんですか?」
「いや、何でもない…それよりもそれは…?」
「これですか?ツリーの飾りつけで…よいしょっと…。」
「…手伝おうか?」
そう言いミレイユが持っていた箱を持ったのだった。
「あっ…でも…。」
「重そうだしな…それでどこに持っていけばいいんだ…?」
「でしたらこっちですよ!」
そうしてミレイユの後を着いていき到着したのは高めなクリスマスツリーだった。
「ここでいいのか?」
「はいっ!ありがとうございます!」
「あっ!ミレイユ、ようやく…ってRASNさ…ん?」
二人を迎えたのはヨシュアでありRASNを見て驚いていた。
「…もう慣れたな。」
「慣れたって…?」
「何でもない…。」
「そうですか?それよりももう少し良いですか?」
「あぁ…。」
そうしてRASNはツリーの近くにへと連れていかれ箱を置いたのだった。
「おっ、RASNじゃねーか。」
「あっ、オズマさん!」
「ようお前ら…って、オイオイそんな怖い顔で睨み付けんなよー。にしても随分とお洒落じゃねぇの?」
「…お洒落…?」
「今度コーディネートしてやろうか?」
「…結構だ。」
「あらら?ノリが悪いなー?」
「そらならば俺がコーディネートされやうか。」
すると何処からともなくバイパーが姿を見せたのだった。
「あなた達…何をじゃれついているのかしらね…。」
そして更にそこには細目が特徴的な女性のセラが細い目を狭めてた。
「おお…怖い怖い…、そういや飾りつけはどうだい?」
「…どうって…この上の娘に聞けば?」
セラが指したのはツリーに立て掛けられた脚立であり皆は少し離れて上を見上げた。
「セラさーん!こんな感じで…あれ?いない?」
すると脚立にはメアが下を見て声をあげていたのだった。
「こっちよー。」
「あぁ、そんな遠くに…って!抑えてくれるんじゃなかったんですか!?」
「あら?そうだったかしらね、うふふ…。」
「うふふじゃ…ってRASN…?!」
必死そうに梯子を掴み叫ぶメアだったが近くにいたRASNに目をやると身をすくめたのだった。
「どうしたメア、もしや高すぎて腰が抜けたか?」
「そんなことないですっ!」
「…それじゃRASN君、貴方が助けに行きなさい?」
「…えっ?」
「ええっ!?」
「よーし、そんなら俺が抑えとくかなー。」
「シャッターチャンスは逃さんぞ!」
「や…やめてくださいよ!?」
そうわちゃわちゃとしているとそこにカティアが姿を現した。
「あらん、何の騒ぎかしら。」
「あっ、カティア様!どうされたんですか?」
「ん、まぁちょっとね…これぐらいの黒い箱は知ってるかしらん。」
「黒い箱…?」
「…黒いのですか…どっかにあったような気がしますけど、それがどうしたんでしょうか?」
「まぁ、ちょっと危ないものでね。時間が経ったら爆発する爆弾が入ってるのよねー。」
「オイオイ…聞き耳で聞いたが随分じゃねえかよ…。」
「そうですよね…。」
「でも爆発といっても破裂みたいなもんだから安心なさい、精々強い風が吹くぐらいよ。」
「ほー、そんで何時破裂すんだ。」
「今よん。」
するとパァンと破裂音がして直ぐ様に強い風が吹きつけてきた。
「うぉっ!?」
「きゃっ!?」
「なっ…何!?…えっ…。」
風によりツリーは揺れ近くのオズマらは身を屈めており、ツリーのメアはしがみついていたが脚立がグラリと揺れると放り出された。
「きゃああ?!」
「あの態勢は…不味いな…。」
「そうね…後頭部からズドンね。」
「くっ!今助けますよ!!」
「そうだね!お兄ちゃん!!」
バイパーとセラは落ちるメアを静かに見ており、ミレイユとヨシュアは吹かれながらも力んでいた。しかしその二人を止めるようにオズマが前に立ち塞がった。
「オズマさん!?ちょっと退いてくださいよ?!」
「いーや退かないね、それがいいんだろお前ら?」
「そうね。」 「そうだな。」
「…?」
応える二人はRASNの後ろにへと陣取ったのだった。
「どうだ?セラ。」
「んー…あそこら辺かしらね、まぁ後は彼に任せようかしらね?」
「そうだな…ふんっ!!」
「うぉっあ!?」
するとバイパーはRASNを蹴り飛ばした、そしてその軌道は落ちるメアと交わる感じなのであった。
「くっ!?」
「ええっ!?」
そしてぶつかる所でRASNはメアに追い付いてその勢いのまま抱えたのだった。
「ナイスキャッチだぜー!」
「やりましたね!」
「撮れたかしら?」
「あぁ、バッチリだ…!」
バイパーの持つルーンカメラにはメアをキャッチしている瞬間が収まっていたのだった。
「いきなりは驚いたが…大丈夫か?」
「えっ…ええ…。」
一方撮られていた二人は絶賛落下中であり、メアは抱えてもらってるRASNに顔を向けられずに赤くなってた。
「大丈夫か…?」
「……大丈夫だけど…大丈夫かな…?」
「何がだ…?」
「いや…重く…って…こんなんだから………。」
するとメアはブツブツと呟いたがRASNは意を解さずに下を見たのだった。
「そろそろか…。」
「そろそろって…何を、うわっ!?」
するとRASNの腰の後ろ辺りから少しボロボロな赤黒い翼が出てきて羽ばたかせたのだった。
「…くぅ…!」
「RASN…。」
そしてどうにか二人は着地できたのだった。
「はぁ…はぁ…。」
「大丈夫…?」
「今癒しますね…。」
RASNは膝をついて疲れた様子を見せておりミレイユとメアが側に寄り添ってた。
「にしてもよくやったなー偉いぞー。」
「だが少し乱暴じゃないのか…?」
「そうだな、それは済まないと思うがどうだった?」
「…どうとは…?」
「ふふ…ところで、あの翼は何だったのかしら?」
「そうねん、見たこともないし…何時かじっくりと…おっほー!」
「…!?」
「ん?」
「そりゃ勘弁しろって…んでもう大丈夫か?」
「…あぁ…一応は…。」
「よかった…でも本当にごめんなさい…また助けられたわね…。」
「また…もういいか…。」
RASNはそう小さく言いながら立ち上がったのだった。
「本当に大丈夫ですか…?」
「あぁ…。」
「メア、何かお詫びをした方がいいんじゃないのかしら?」
「そうかもしれませんが…。」
「だったらこんなところに丁度よくメイド服があるが…どうだ?」
「どうだって…着ませんよ!」
「だったらどうするんだ?」
「……だったら…。」
「後でパフェを作ってご馳走するわ…後でこっそりとね…。」
そうしてメアはRASNを引き寄せると耳元でそう囁いたのだった。
「パフェ…?」
「詳しくは後でスニャホにね?」
「…スニャホ…?」
「とりあえず後でね!!」
するとメアはその場から立ち去ったのだった。
「青春だねぇ……。」
「オズマにも青春があったのか…?」
「俺は毎年が青春だぜー?」
「ところで…飾付け役がどっか行っちゃったわね…?どうしたものかしら?」
「あー…俺は…。」
「いけっ、オズマ!」
「うぉっ!?」
バイパーは今度はオズマの背中を蹴り込み近くの脚立にへと倒したのだった。
「あら、脚立を手にして…そんなにやる気なのかしらね?」
「…はぁー…仕方ねーな…、絶好調にハパッと済ませてやんよ!!」
「俺の支え込みはプロ級だぜ!?」
そうしてオズマは脚立を掛けると飾りつけの箱を持って登ったのだった。
「それじゃ…自分はこれで…。」
「乱暴をしてごめんなさいね、でも助かったわ。」
「…まぁ調査はまたかしらねん、明朝が楽しみだわー!」
「カティア様…。」
「気を付けてくださいね!」
そうしてRASNは四人に見送られてその場を去った。