インフィニット・ストラトス 夜天の弟の鮮烈なる物語 作:ウィングゼロ
第1話『新たなる預言』
赤い…
周囲は赤い炎に包まれて室内は熱せされる熱で熱くなっている。
炎が燃えさかるなど以上であり、非常用の設置されていたスプリンクラーも作動がしているが焼け石に水で全く意味をなさない。
そんな中、俺は鋼鉄の外装を身に纏い、こんな状況でありながら落ちついていた。
普通なら落ち着かないのだが…俺の場合こう言った非常時には馴れてしまったために、何処か感覚が麻痺している気がする。
そんな感覚にも少し苦笑いの表情を浮かべたがそれは一瞬で顔を引き締め天井を見据える。
天井は炎と外からの攻撃で至るところが焼け落ち骨組みが見え、外の景色も見える。
このまま、この身に纏う外装で飛び立つことは可能だがそれが何を意味するのか、俺にとっても重々と理解していた。
だけど…
見据える空には微かに飛び交う3つの光、その3つの内2つは残りの1つの光に集中して狙っていた。
このままでは一方的に1つの光の方が消えるのは時間の問題…悩んでる時間などなかった。
だからこそ…
「ごめん、姉さん…みんな…俺は…」
行くよ…!
俺は決心をつけ外装のスラスターで浮遊し、そして焼け落ちて抜けた天井から大空へと飛翔した。
何故このようなこのになったのか…それは約1週間前に遡る。
次元世界
それは広大な次元空間に数多に存在する世界の総称
その中の多くは他世界への渡航方法も持ち合わず、認識することも不可能で知る人は次元世界全てを見れば少ない。
そんな次元世界の法の番人、時空管理局、その創立された世界、第一管理世界ミッドチルダ
魔法文化が発達したその世界のミッドチルダ中央の首都クラナガンの湾岸地区に位置する場所にとある隊舎が建てられていた。
その部隊は半年前、ミッドチルダを震撼させた大規模騒乱の解決した立役者であり一ヶ月後には試験運用期間を終えて解散となろうとしている部隊…その名も…
機動六課
その一ヶ月後には解散を控えた機動六課の隊舎、その部隊長室に俺…八神優希は機動六課部隊長にして俺の姉さん、八神はやてが少し考え深い顔をして椅子に座り机に肘をおいて手を組んでいた。
『姉さん…その話本当なの?』
先程聞かされた内容が本当なのか今しがた確認を取る
その声に反応して姉さんは重々しく縦に頷く。
本当のところ冗談で…いや冗談でもいってほしくない内容だった…
カリム姉の新しい預言が出た。
これだけ言われればカリム姉のレアスキルを知っている俺達に取っては警戒しないわけがない。
この機動六課自体、そのカリム姉の預言に基づいて創設された部隊でも合ったから、今になって新たな預言が出てくるなんて…
「…うん、カリムからつい先程解読して、私の所に連絡が来た…」
『…この預言なのは姉達には?』
「いいや、まだ話してない…知ってるんはカリムや解読を手伝った解読班、シャッハとロッサ、クロノ後は管理局上層部だけや」
『本当に数少ないんだな…』
姉さんの言葉からこの情報はまだ行き渡っていないことを聞いて、苦い顔を浮かべる。
JS事件が終わって一ヶ月後には解散も控えている…もう六課の解散は覆せないし、六課メンバーもみんなそれぞれの夢の場所へと旅立つのだ…再招集することなど出来るはずもない
「ほんま、六課解散する少し前にこないなことが起きるなんて……それでななんでまず初めに優希に教えたかというとな…」
『まあ、大体わかるよ…姉さんの補佐官だからだろ?なのは姉は教導官に加えて養子になったヴィヴィオのこともあるし、フェイトねえとティアナも執務官、シグナム達もそれぞれの進路があるから今更引き留めることも出来ない…それで姉さんの補佐官のリインか俺かになると…心許ないリインより俺になったってわけだ』
「あはは、正解や……」
『それで預言の内容…解読できてるんだったらどういった内容だったんだ?』
「うん…」
遠き地の蒼い星
三色が交わりしとき黄昏の森は飛翔する
天の兎は狂い咲きて悪魔は再び蘇る。
神の槍は大地を焦がし黄昏は宿年を願いを成就する