ゴブリンの群れを駆逐していたら、横合いからドラゴンに襲われた。
ニグンの心境を端的に表すのならば、そんなところだろうか。
無論、ガゼフ・ストロノーフという――周辺国家最強の誉れ高き戦士に対して最大限の警戒はしていた。
だからこそ万難を排すべく様々に布石を打ち、彼の体力を削ぐ作戦に出た。
万全のガゼフをドラゴンに喩えるなら、今の状態の彼はせいぜいがトロール。陽光聖典の力をもってすれば容易に片の付く相手。その筈だった。
いや、仮に万全の――王国の至宝を身に纏った彼相手であったとしても、相応の犠牲は免れないにせよ敗北することはあり得なかっただろう。
但し、それが正面切っての闘いであるならば。
「――六光連斬」
ガゼフ・ストロノーフの代名詞ともいえる高名な武技――ひと振りで六の同時斬撃を放つ大技が包囲の外側、陽光聖典構成員の背後から放たれる。
命中精度は落ちるが、相手が背を向け、且つ密集している状態であれば、何ら問題はない。
視界の端に、倒れ伏した部下達、そしてラッチモンの姿を確認する。
無事だろうか?出来ることなら今すぐにでも駆け付けたいところだが、この状況では藪蛇になり兼ねない。
そんなガゼフの逡巡を見抜いたわけではないだろうが、部下の一人がラッチモンの元へ駆け寄るのが見えた。手には回復ポーションらしき物――恐らく敵から奪ったものだろう。
ならば、よし。この場は部下達に任せておけばいい。
自分は自分の仕事を果たすまで。
剣を握る手に力が篭もる。肉体が熱を帯びる。
リードから解き放たれた猟犬の如く、ガゼフは猛然と敵の喉元に喰らい付く。
(ここで可能な限り削り切る!)
後の体力など考えない。
一対多の状況においてこそ真価を発揮するその大技を、連続使用記録を更新する勢いで放ち続ける。
「――六光連斬――流水加速――ふん!」
些細な殴打であっても、完全に虚を突かれたならば致命傷にすらなり得る。
況や、王国最強の戦士の一撃に、耐えられる者など人間種にいるだろうか。
幾重もの斬撃が雨霰の如く降り注ぎ、天使が、部下達が態勢を立て直す間もなく撫で斬りにされていく。
"周辺国家最強"――その圧倒的な戦闘力をまざまざと見せつけられながら、しかしニグンの視線は、もう一方の信じ難い光景に釘付けにされていた。
部下達の頭部を次々と叩き割っている、メイド服に身を包んだ女性の姿に。
◆
卵の殻でも割ったような手応え。
様子見とばかり初撃を叩き込んでみれば、案の定というべきか、拍子抜けするほどの脆さ。
最低限の防御魔法は掛けているようだが、ユリからすれば紙切れ同然。最大限に見積もっても木の板どまり。
これでは、一体何の為に彼らの犠牲に頼んだのやら・・・・・・
実際彼らの、ラッチモンの提案は、ユリからすれば渡りに船だった。
一対多という状況における懸案事項が一挙に解決する上に、絶対確実なお膳立てまでしてくれるというのだ。
その所為で多少の犠牲が出るだろう点については心が痛んだが、万が一にも村人達へ被害が及ぶ可能性を憂慮するならば、迂遠なれど最善の策。
そう思って彼らの提案に乗せてもらった次第なのだが。
蓋を開けてみれば何のことはない。
新手の敵も見掛け倒しの、先程の騎士達同様――幾らかマシにせよ――自分一人でもサクッと片付けられる案件だった。
(何事も直接殴ってみるまでは分からないということね。『案ずるよりも生むが易し』とはよくぞ言ったものだわ)
とはいえ、往々にして不測の事態は起こり得るもの。
取りこぼしや、まして逃げられでもすれば、敵に再起の機会を与えかねない。
その可能性が少しでも低くなったことを思えば、囮を買って出てくれた彼らには感謝しかない。
だからこそ・・・・・・
(蟻の一匹とて逃しません)
ユリは特殊技術を発動させる。
瞬間、それまでてんでに飛び回っていた天使達が、さながら灯火に群れる蛾の如くユリに向かって殺到していく。
プレアデスにおいて盾役を担当する彼女の真骨頂――視界内の敵のヘイトを一身に引き受ける、ヘイト・コントロール系の特殊技術の一つだ。
対峙した相手のみ有効、且つ、効果の程については敵のレベルや知性にも左右されるが、この程度の天使相手であれば効果は覿面。
突如として統制を外れた天使達の制御に四苦八苦する魔法詠唱者達に、天使に集られ、さながら蜂球状態のユリが迫る。
――鬱陶しいが、天使達を範囲攻撃などで一気殲滅せずにいるのは、魔法詠唱者達が召喚できる天使の数は一度の詠唱につき一体と踏んだからだ。
天使を留まらせている間は、彼らは代わりの天使を召喚する事はできなくなる。つまり彼らの攻め手を一つ潰すことが出来る。
加えて、これら天使達は盾としての役割も担っていた。無防備を晒した魔法詠唱者など、ユリからすれば格好のサンドバッグ。
(なるべくきれいに仕留めましょう。可能な限り無傷でアイテムを回収できれば、埋め合わせくらいにはなるかしら)
鎧の件は、そこまで考えての行動ではもちろんなかったわけだが、なるほどそういう利用法もあるわけか。
アイテムドロップという概念に疎いユリからすれば、新鮮な発想。良い勉強になった。
感心しつつ、最も近い距離にいた獲物に狙いを定める。
迫るユリに対し攻撃魔法を放たんと翳された手を腕ごと吹き飛ばし、返す刀――拳で顔面を粉砕。
脳漿が花火の如く辺り一面に飛び散り、降り注ぐ血飛沫が、蹂躙劇の幕開けの合図だった。
◆
「隊長・・・・・・あれは一体何なのですか?」
副官の問い掛けに、ニグンは答えを持たない。
ニグンとても、思いは同じだからだ。
「我々は、一体何を相手にしているのですかっ!?」
余裕を失った副官が叫ぶ。
しかし、そちらに構う余裕をニグンもまた完全に失っていた。
その光景は、余りにも常軌を逸していた。
(・・・・・・あり得ん)
ありのまま目の前で起こっていることを言葉にするならば、「メイド姿の女性が、部下達を素手で殴り殺している」。
我ながら失笑ものの、まるで悪趣味な喜劇舞台か戯画の世界のワンシーンだ。荒唐無稽にもほどがある。
だが、時に現実は作り物よりも非常識なものであるらしい。
怖ろしい光景だった。
これだけ距離があって尚、その動きを目で追うことは困難。
直近で相対している部下達は、己の身に何が起こっているか理解する間もなく、生命を絶たれているに違いない。
瞬く間に距離を詰め、寸分の狂いもなく放たれる攻撃は全てが一撃死。
硬く握り込まれた拳が頭部を粉砕し、横薙ぎに払われた手刀が複数の首を同時に刎ね上げる。
殺到する天使達など眼中になしとばかり羽虫同然にいなし、徹底した供給元狙い。
ならばと放たれる、攻撃、精神支配、弱体化、その他ありとあらゆる魔法の暴風を一身に受けながら、その一切をまるでそよ風の如く受け流し、防御魔法を抜いて豪撃を叩き込んでくる。
ニグンの傍らに浮かぶ
恐るべきは、その女は武器らしいものを所持していない点。
拳一つで、この離れ業をやってのけていることだ。
(何故、魔法が通じない?ただのメイド服ではないのか?それに
いや、法国にもここまでの修行僧はいない。
それどころか、英雄級のみで構成された法国最強の特殊部隊、漆黒聖典のメンバーでも、ここまで一方的な蹂躙劇は不可能だろう。
(つまり、この女の戦闘力は英雄を越える・・・・・・神人とでもいうのか?)
六大神の血を引くとされる人外の力を持つ者達の総称。
現在スレイン法国にあって僅かに3名の覚醒が確認されているのみ。
それほどの低確率で生まれる奇跡の担い手。人類の切り札。
人間にして神にも等しい規格外の存在に匹敵する?
「いや、あり得ん。絶対にあり得んっ!!」
自らの到達した非現実的な仮説を、しかしニグンは理性を総動員して否定する。
だが黄昏とは別の、物言わぬ肉塊と果てた部下達から漏れ出る鮮血で朱色に染め上げられた草原、この凄惨な光景は紛れもない現実だ。
気が付けば総勢40強いた精鋭も、僅かに残った数名が必死の抵抗――半ば敗走に近いそれを抵抗と称するならば――を続ける有様。程なく彼らも、その仲間入りを果たすことだろう。
ならばその現状を把握した上で、隊を率いる者として、指揮官として決断を下さなくてはならない。
作戦続行か、撤退か。
撤退をするには些か遅過ぎるきらいもあるが、監視の権天使に加え、副官という二枚の盾が残っている。自分一人くらいであれば逃げ延びられるかもしれない。
周囲には広大なトブの大森林が広がっている。そこに紛れてしまえば、おいそれとは見つかるまい。
だが、大きく背後を晒した状態で万が一にも追い付かれてしまえば・・・・・・。
ガゼフ達はともかく、あの謎のメイド女から果たして逃れられるだろうか?
では、もう一つの選択肢を?
ニグンは救いを求めるように、あるいは希望に縋るように懐に手をやる。
そこに収められている、出立前に上層部より預った法国の至宝。必勝の切り札。
人間では到達不可能の領域、第七位階の魔法が込められた水晶を握り締める。
都市規模の破壊すら可能な最高位天使――
かつて大陸中を荒らしまわった魔神を単騎で滅ぼしたとされる最強の存在を召喚する魔法。
これであれば、如何な神人級の修行僧とて太刀打ちできまい。
だが、法国にも数個しかない貴重なアイテムだ。
使い切りアイテムゆえに一度使ってしまえば二度とは戻らない。ある意味で国家規模の大きな損失だ。
その代償として戦士長とあの女の首級を挙げること、使わずに殺され奪われる可能性、何より自らの命を秤にかけニグンは迷い、迷いに迷った末に――
――やがて副官に命令を下す。
「可能な限り時間を稼げ!最高位天使を召喚する!」
「残念ながら、それは出来かねます」
しかし返ってきたのは、この切迫した状況にはまるで不釣合いなほど静かで落ち着いた雰囲気の、それでいて耳心地のよい声。
間が抜けた沈黙が支配する中、ゼンマイ仕掛けの人形の如く首をめぐらせれば、そこにいたのはメイド服を身に纏った、キラキラと煌く光の輝きを幻視するほどの美しさを湛えた、長身の女性だった。
◆
肩が触れ合うほどの位置に並び立つのは、先程まで部下達を相手に殺戮劇を繰り広げていた女だ。
あれだけの大立ち回りを演じながら返り血一つ浴びた痕跡がなく、その美しすぎる容姿も相俟って何処か非現実的な、彼女だけがこの空間から切り取られたように浮いている。
女の足元にはぐにゃりと倒れ伏した副官。そして、一拍遅れて天使との接続が切れる感覚。
ニグンは気付く。
キラキラと降り注ぐそれは幻などではなく、
(「監視」を冠する天使の目を掻い潜り、更に消滅させただと?一体どうやって?まるで見え・・・・・・感じなかったぞ!?)
生身の人間が天使を素手で殴り殺すというあり得ざる現実に戦慄しつつ、同時に、限りなく一刀足の間合いに置かれている絶望的な状況から抜け出すべく策を巡らせる。
(どうするっ?この距離で魔法は使えない。物理手段も論外だ。ならば交渉しかないが。金、アイテム、何でもいい!この女の興味を引く交渉材料は無いか?)
ニグンは視線を動かさないよう、女を観察する。
夜空に浮かぶ月の如く可憐でいて怜悧な相貌に、皺一つ、染み一つとて見とめられないメイド服。
仕立ても素材も極上の物だろうそれは、その性能までは定かでないものの、一級品のマジックアイテムと思われた。
それも何処か、法国に伝わる神々の遺した稀少アイテムに非常に酷似した雰囲気が感じられるものだ。
(これほどのマジックアイテムを、一体どこで手に入れたのだ?メイドということは仕える主人がいる?その主人から授かったものか?)
もしそうならば、彼女の背後には、神人級の力を持つ彼女を凌駕する者が――個人か、組織か、はたまた国家規模かは知れないが――存在することになる。
しかし、ニグンの知る限りにおいて現在そのような人間の国家が存在するという情報はない。
(もし仮にそんな国があるならば、あるいは人間の守護を掲げる我々と轡を並べることも可能なのではないか?)
そこに交渉の余地を見出したニグンは、先の見えない闇の中に恐る恐る踏み出す決意をする。
「み、見事な戦いだ――でした。貴女ほどの強者を寡聞にして知らなかった己の無知を恥じ入るばかりです。一体いかなる組織・・・・・・国に所属される戦士か、お名前をお伺いしても?」
「これは申し遅れました。ボ・・・・・・」
「ボ?」
「・・・・・・失礼。私はユリ・アルファと申します。我が創造主たるナザリック地下大墳墓が絶対なる支配者――いと高き御方々にお仕えする戦闘メイド、プレアデスが一人です」
(創造主?墳墓?言ってる意味がさっぱり分からない)
ナザリックなる単語・・・・・・地名?固有名詞?に聞き覚えは無かったが、女の口振りから、それが彼女にとって何にも代えがたい誇りあるものであることは感じられた。
であれば、ここは可能な限りに持ち上げてやるのが上策か。
「ほ、ほう。よもや、かの高名な地より遥々来られた方だったとは!知らぬとはいえ、部下達が大変失礼を働いたことをお詫び致します」
「ご存知なのですかっ?」
物凄い食い付きようだった・・・・・・。
これまでの落ち着き払った態度が嘘のように、女の瞳には興奮の色がありありと浮かんでいる。
(これは、チャンスじゃないか?)
これほどまでの反応を示すからには、彼女にとって余程重要なものなのだろう。多分に、交渉材料になり得るほどに。
一縷の取っ掛かりを見出したニグンは、舌で唇を湿らせる。
これから綱渡りが始まるのだ。舌先三寸でこの女を上手く丸め込み、こちらへの関心を引くべく。
任務とはいえ他国の辺境まで出張った挙句、まるで詐欺師まがいの真似事までしなければならないなど予想だにしない事態。
だが、やらねばならない。渡らなければ、もとより確実な死が待っているのだから。
その顔に友好的な笑みを貼り付け、ニグンは決死の舌戦へと挑む。
「も、もちろん知っておりますとも。我がスレイン法国には古今あらゆる記録が残され、伝えられております。当然"ナザリック"という名称についても僅かではありますが記述がございました」
「記録が残っている?それは本当ですか?」
「本当ですとも。我が国の誇る大図書館――その蔵書量は他国と比較にならないほど膨大なものです。中には一部の要職に就く者しか閲覧できない書物もあるが、当然この私であれば問題なくアクセス可能。そして、そんな機密文書類の中に、『ナザリック』なる名称についての記述を見た記憶があります」
「・・・・・・詳細をお伺いしても?」
(当然の質問。だが、知らぬ存ぜぬでは余りにも胡散臭い・・・・・・)
『ナザリック』そして『地下墳墓』というキーワード。
そして女の服装から、もっともらしい嘘を作る材料を必死に探る。
(墳墓・・・・・・墳墓というからには墓なのだろうが、しかしメイド服?墓地にメイド?センスを疑うな。一体どういう取り合わせ・・・・・・ちぐはぐ過ぎてまるで見えてこない)
「・・・・・・どうされました?ひどく汗をかいておられるようですが」
「これは失敬。見苦しいところをお見せした。それで・・・・・・ナザリックについて、ですよね・・・・・・」
恐らくは次の回答が生か死かの分岐点になる。そんな予感があるだけに、二の足を踏んでしまう。
滝のように流れ出る汗を必死に拭いながら、しかしなかなかこれといった出口を見つけられない。
そんなニグンの内心を見透かすように、女の目が細められる。
「ナザリックについて知っているというのは偽りですか?」
「め・・・・・・滅相もないっ!ただ、何分と古い記憶なのもので・・・・・・」
「そうですか。貴方の国に行けば、それは閲覧可能ということですね?」
「ハイ!それは、もう!このニグン・グリッド・ルーインの名に賭けて、お約束できます!!」
「では、貴方自身のことについてお伺いします。よろしいですか?」
「何なり・・・・・・と?」
ニグンは困惑を隠せない。何故、今更に私個人の情報に興味を?
今までの話の裏を取る為か?ならば、まだ行ける。己の価値を認めさせることができれば、少なくとも即刻処分などはしまい。
ここは包み隠さず、己の立場を明確にしておくべきだろう。この際、多少盛ってでも。
「ご心配なく。謀ることなく正直にお話いただけるのであれば、すぐに分かるはずです」
奇妙な言い回しだ。「すぐに分かる」とはどういう意味なのか。
この状況で嘘を述べたところで何ら益はない。ニグンとて、もとよりそのつもりだが・・・・・・
(何かしら嘘を見抜く術を持っている?――いや、それであれば既に看破されていた筈。ハッタリだ)
「一つ目の質問です。貴方の所属は?」
「スレイン法国特殊工作部隊群、六色聖典が一色、陽光聖典は隊長の肩書きを頂いております」
「二つ目です。六色聖典というからには、他にも同様の部署が?」
「はい。我が国の信仰する六大神に因んで創設された部隊です。我等が陽光聖典の他、火、水、土、風、そして漆黒。各々専門分野に特化し、いずれも選び抜かれた卓越した能力を持つ者のみで構成されたエリート部隊です。その部隊長を任せられるということは国内において最大級の栄誉であり、つまるところ」
「三つ目――繰り返しになりますが、ナザリックについて、本当にご存知なのですね?」
(随分拘る・・・・・・。この女にとって余程重要な情報らしい。やはり、これを餌にするのが最善だな)
「先程来申し上げている通りです。貴女さえよければ、我が国へご招待しましょう。身元はこの私が保証致します。国賓待遇でお迎えして・・・・・・?」
女から向けられる、呆れとも憐れみとも、怒りともつかない眼差しに射抜かれ、ニグンはゴクリと唾を飲む。
(何だ?嘘がバレた?まさかな・・・・・・)
「・・・・・・質問を続けます。この文字に見覚えはありますか?」
ユリがおもむろに地面に書いた文字。
それを目にしたニグンの反応は、しかしユリのまるで想定しない、劇的なものだった。
「これは・・・・・・神々の文字?」
「え?」
「何故お前が・・・・・・いや、貴女がこの文字を知って・・・・・・。まさか、あの強さ・・・・・・神の降臨?あるいは従属神・・・・・・」
喘ぐように紡がれる聞き捨てならない単語。
「待って下さい。この文字をご存知なのですか?神とは・・・・・・」
慌てて投げかけた質問に、しかし答えが返ってくることはなかった。
驚愕に彩られたニグンの顔は、更に大きく苦悶に歪み・・・・・・・・・・・・
威光の主天使、出番無し!!
というわけで、如何だったでしょうか『ゆるユリ』第10話をお届けです。
こんにちは、肝油です。
以前から頂戴していたコメントの中に、威光の主天使戦へ期待して下さっている方が多くいらして(どうしよう・・・そんな気ないのに・・・)
いっそ展開を変えてみようかなどとも考えたのですが、そんな柔軟性はとうの昔に喪われていた模様。
ご期待に添えず恐縮でした。
作中に登場したユリの特殊技術は捏造です。
特典冊子の茶釜さんのヘイト調整や、あるいは最新13巻は聖王国編で、魔爪が団長に対して用いた<決闘宣言>を参考にしてみました。
それでは、次回もよろしくお願いします。
肝油でした。