まあ、そんなこんなでどうぞ( ・∀・)つ
僕は寝ている子猫ちゃんの頭を撫でた後、子猫ちゃんは起きた。その時子猫ちゃんは寝ぼけていたのかギューッと抱きついてきた。そう力一杯抱きついたのだ。勿論、僕は生身の人間でしかも完全に無防備である為に体の耐久力を一気に削られたのだ。
その後、子猫ちゃんは顔を押しつけてきてすぅーっと匂いを嗅ぐような仕草をした後、数秒固まり、物凄い速さで離れた。その時に顔が真っ赤にしていた。子猫ちゃんは直ぐに謝った。僕は
「ソフトボールは事故だから子猫ちゃんの所為じゃないよ。それにさっきのだって、寝ぼけていたんだろ?それならしょうがないよ」
そう言った。子猫ちゃんは納得いかないと言う顔をしていた。これは一筋縄では説得できないと思い
「それじゃあ、子猫ちゃんに罰を与えます」
僕はそう言い子猫ちゃんの頭に手を伸ばす。その際、子猫ちゃんは怯えているのか目を閉じた。僕は内心でそんなに怯えることはしないのにと思った。そして
「これからはこういうことがないように」
そう言って子猫ちゃんの頭を軽く撫でた。子猫ちゃんはキョトンとした顔になる。そして子猫ちゃんの顔がカァーッと赤くなるのがわかった。僕は子猫ちゃんの反応が面白く笑いを堪える。
「むぅ、吉野先輩酷いです」
「ごめんごめん、子猫ちゃんの反応が面白くてついね」
子猫ちゃんは頬を膨らます。僕はその膨れた頬を指で押した。プスゥ~という音を立てる。
「……吉野先輩?」
子猫ちゃんは低い声で喋りかてくる。流石にこれ以上は拙いと僕は判断する。
「ごめん。つい好奇心で」
「…わかりました。今のは見逃します。けれど次やったら制裁しますので」
そう言い座ったままシャドウをし始める。僕はそれを見て苦笑した。
◇◇◇
僕は保健室を出た後、職員室に向かう。その際に子猫ちゃんとは別れた。別に付き添いがいなくても普通に歩けるし、どこか痛むというわけじゃない。
職員室に着くと担任教師を探す。しかし、見当たらないのでそれなりに親しい先生に話をかけた。
「織原教諭宜しいでしょうか?」
「ん?庚か、どうした?また相談か?」
僕が話しかけた女性の先生────織原千春(おりはら ちはる)先生。僕は織原教諭と呼んでいる。織原教諭とは入学当初からの付き合いだ。相談に乗ってくれたり、相談されたりしている。
「いえ、相談ではなく。大丈夫なので部活に行くということだけを伝えたかったのですが流斗(りゅうと)教諭がいなかったので」
「……ああ、そうだったな。私の授業で余所見をしていて、運悪く後頭部に直撃したのだな」
「…あれ?そうでしたっけ?後頭部に当たったせいか余り思い出せないんですが」
嘘だ。とは言い切れない。何故なら今になって織原教諭の授業の最中にソフトボールが直撃した事を思い出したのだ。
「何言っているんだ庚。そんな冗談を言って」
織原教諭は僕の頭を小突いてきた。
「痛いですよ織原教諭」
「痛くしたんだ馬鹿者。次は無いと思えよ。それに余り心配させるんじゃない」
「織原教諭…」
僕は織原教諭の言葉に少し感激をした。しかし、その感激はすぐに崩された。
「私の授業の時に人が死んだなんて洒落にならんしな。それに保健室に運ぶ私の身にもなってくれ」
「……そんな事だろうと思ってましたよ」
織原教諭は僕の言葉を聞き少し笑う。
「けどな、心配したのは本当のことだぞ?生徒兼友人なのだからな」
「はあ、千春先生にはかないませんね」
「ようやく敬語が抜けたか。といってもまだ堅いのだがな。お前は、一々一悶着さないと私のことを先生と呼んでくない」
そう言い千春先生は溜め息をつく。
「教諭と呼んでるじゃないですか?」
「私は教諭より、先生と呼ばれたいのだ。……この事は何度も話しているつもりだが庚、お前はいつ改善するのだ?」
「………善処はします」
「いつもと同じ返事が……まあいい、それより余り無理はするなよ?オカルト研究部で、何をするのかはわからんが、体調が不安定なら休んだ方がいいだろう」
「体調の方は大丈夫てすから。そんなに心配しなくてもいいですよ。それじゃあ、失礼します」
さようならと言い帰ろうとすると千春先生に止められる。
「ああ、そうそう庚。オカルト研究部というと兵藤一誠がいるだろ?」
「……?はい、いますけど。イッセーがどうしましたか?」
僕がいると答えた瞬間先生の表情が変わる。
「明日の朝、職員室に来るようにと伝えろ。たっぷりと説教してやると言ってな。もし、休んだとしても家に行くとも言っておけ。いいな」
今にも人を殺しそうな表情でそう言う。僕は少し怯えながらもはいと返事をした。
…なにしたんだろう?
そんな事を思っていると千春先生が何やらブツブツ呟いている。
「学校をサボった挙げ句、シスターを連れ去って遊んでいて警察に補導され、逃げ出しただと。全く持って洒落にならん。その後、通報されて二度も補導され、また逃げ出すとは…教育せねばならんな。最低でも二時間は必要だな」
どうやら原因はイッセーにあったらしい。イッセーにはドンマイとしか言いようがない。何故って?それはイッセーを呼び出した千春先生のこの学校での呼び名は──────『鬼教官』または『最強で最恐の鬼』なのだから。
「……庚、今失礼なことを考えなかったか?」
「いえ、先生は怒るよりも笑っておられる方が素敵だと思っただけですよ」
そう言い急ぎ足でその場を去った。その際千春先生が少し顔を赤らめていたのは知らぬが仏だ。
◇◇◇
部室に着くとどうやら立て込んでいた。
「お願いです!部長!俺は、アーシアを助けたいんです!!」
「ダメよ」
「わかりました。だったら俺を眷属から外してください」
イッセーがそう言った瞬間、部長の表情が変わり、イッセーの頬を叩いた。
「イッセー!何でわかってくれないの!あなたを行かせたら確実に死ぬわ!私はイッセーに死んで欲しくないの!!」
そう言われイッセーが固まる。
「じゃあ、どうしろと言うんですか!アーシアを見殺しにしろって言うんですか!!」
イッセーが部長に向かい言う。すると、愛花ちゃんが口を開いた。
「それでは、イッセーさん。私個人からの頼みを聞いて貰えますか?アーシアさんを一緒に助けに来ましょう。拒否権はありませんよ?」
愛花ちゃんがイッセーに助けに行かないかという提案をした。
そんなやりとりをしてる際、携帯にメールが届いた。
「………」
僕はメールを確認すると周りに気づかれないように部室を抜けた。
メールは母さんから内容は───独断行動をした堕天使の無力化。
母さんが僕に対しての初めての人外に対してのお願いだった。
◇◇◇
教会の裏の茂みに着くなり手荒い歓迎を受けた。
「貴様か!人間!」
声が聞こえてくる方へ視線を移す。そこにはイッセーを襲った堕天使がいた。
「『樹の中の樹、大樹の中の大樹、始まりにありし、はじまりの樹我の言葉において聞き届けよ』」
供物を捧げ戦闘態勢をとる。堕天使は光の槍を作り出し、それを投げる。僕は投げられた光の槍を掴んだ。
「なっ!?」
堕天使は驚愕する。それは、当たり前だ。光の槍を掴まれたのだから。僕は驚愕した一瞬の隙を見逃さず、掴んだ光の槍を投げ返す。堕天使は驚愕の所為で一瞬硬直したが何とか避けた。しかし
「グハッ!!」
避けたはずだがダメージは受けていた。それもそのはずだ。光の槍の周りに少し遅く展開したはじまりの魔法の防御フィールドを伸ばしていたのだから。
「何故だ!何故人間風情にダメージを受ける!!」
「それはね。自分が上だと誤認しているからかな。そんなんだから足下すくわれるんだよ」
そう言い高速移動で堕天使の上に移動し地面に叩きつけ、今度こそ確実に無力化させるために防御フィールドの応用で拘束する。叩きつけた際、堕天使は気絶したようだ。
「イッセーの時みたいなへまはもうしないよ」
背後から人の気配が近付いてくるのがわかり、僕は警戒する。
「驚いたわ。強いとは思っていたけど。まさかここまでやるなんて」
「あらあら、私達の仕事が無くなってしまいましたわ」
「部長に朱乃先輩?何でここに?」
「私達は裏方でサポートしようとしていたのよ。それよりも、吉野アナタは何故此処に居るわけ?」
「……僕も裏方で良いかなと思って。それにイッセー達には愛花ちゃんがいるんだし安心かなと思ってですかね」
半分嘘で半分本当のことを言った。僕の回答に対して部長は少し不満な顔をしていたけれど深く詮索はして来なかった。
僕は部長達に気付かれないように携帯を操作し、母さんにメールを送ったのであった。
───完了したよ
皆さんテストってどう思いますか?
私は考えたくもありません。テストなんて……