学校が始まり、課題の提出やらなんやらで遅れてしまいました。
今週も学祭の準備やらで遅れるかもしれません。なるべく、早く更新出来るように頑張ります。
僕と愛花ちゃんは、通学に使う道を確認し、町案内に入った。僕が普段買い物に使う店など様々な所を案内した。
愛花ちゃんは、可愛らしくない雰囲気と言われていたようだけど、僕はそうは思わない。年相応の可愛らしさがあると思う。まあ、愛花ちゃんの言動は大人びているけど。
日が暮れてあかね色に街並みは染まっている。そろそろ、家に戻って夕飯を作らないと。そう思い愛花ちゃんに声をかける。
「愛花ちゃん、そろそろ帰ろうか?」
「……少し寄っていきたい所があるのですが…吉野さんは先に家に戻っていてください。」
愛花ちゃんの目つきが少し鋭くなっていることに気付いた。けど、僕はそんな事を気にせず話す。
「…それなら僕もついて行くよ。まだ、この町に来たばかりで迷子になったら僕も困るからね。」
愛花ちゃんは、僕の言葉に驚き、大きく目を開いている。愛花ちゃんは何かを考えるような顔を一瞬する。
「……私個人的な用事なので、吉野さんに迷惑を──」
僕は、愛花ちゃんの言葉を遮って言う
「別に迷惑をかけていいんだよ。義理とはいえ僕達はもう家族なんだから。」
僕の言葉に愛花ちゃんは驚きの表情を隠せなかった。寧ろ、呆れていると言っても過言はないだろう。
「そんな言葉が返ってくるとは思いませんでした。全く吉野さんのお人好しには呆れました。」
「……僕ってそんなにお人好しなの?」
「ええ、それはとても。だって私が料理をしないと言ったときも何も言わずに了承してくれました。今だって個人的な用事と言っているのにも関わらず、付き合うだなんて、それをお人好しと呼ばないでなんというんですか。」
「……そうかな?僕は自分の出来ることをやるだけで、出来ないことは余りやらないよ。それに、個人的な用事でも来たばかりの町で、もうすぐ日が暮れるのに女の子を一人でってのは危険だからね。」
この前、イッセーが堕天使に襲われたしね。
僕がそんなことを考えてた。ふと、愛花ちゃんの方を見ると頬が少し赤くなっているような気がした。けれど、夕日の光でそう見てたのかも知れない。
「……そこまで言うなら来るな。とは言いません。ですが、私の後ろにいてください。」
私が吉野さんを守りますから。と愛花ちゃんは聞こえるか聞こえないかの呟きをした。
僕は、ちゃんと聞こえていた。むしろ僕が万が一の時に愛花ちゃんを守らないといけない。守る力があるのだから。
◇◇◇
愛花ちゃんについて行き、着いた先には血の臭いがしている。愛花ちゃんを見てみると少し目つきが鋭くなっていた。逆に僕は、表情を変えない。
建物に入り、奥に進むにつれ血の臭いも強くなる。すると、目の前の暗闇から声が聞こえた。
「うまそうな匂いがするなぁーマズそうな臭いもするなぁ……」
声が聞こえた瞬間愛花ちゃんの右腕に黒い籠手が付けてあった。そして、声の主が現れる。上半身は、女性の体。下半身は、獣。その姿から僕が求めた答えは、はぐれ悪魔だ。なぜ、そう思ったのかは、至って簡単だ。主、そのほかの眷族の気配がない。なによりも、ここはグレモリーの領地でこんなことをしているからだ。
「吉野さん後ろに下がっていてください。」
愛花ちゃんはそう言うとはぐれ悪魔に近付いていく。
「ここの惨状は、あなたがやったのですか?」
愛花ちゃんは周りに転がっている死体を見ている。
「そうだ!喰った!お前も喰ってやろう。しかし、お前よりあの男の方が美味そうだ。なにせ、お前は肉が────ギャァァァ!!」
はぐれ悪魔が急に騒ぎ始めた。僕は何が起こったと思いはぐれ悪魔を見ると片腕が切り落とされていた。
「今、あなた私の胸を見ましたね。」
僕は驚いた。はぐれ悪魔の片腕を切り落としたのは、愛花ちゃんで、その右腕の籠手に巨大な大剣が握られている。僕が驚いたことは、はぐれ悪魔の片腕を切り落とした事ではなく切り落とした大剣に驚いたのだ。
「……絶園の魔法」
僕の呟きは、愛花ちゃんに聞こえていた。愛花ちゃんは僕の方を振り向いた。振り向いた際に大剣を消し、チャクラム3つ造り、はぐれ悪魔の残った腕、両方の前足に投げつけていた。
愛花ちゃんは怪訝そうな顔をして僕に言う。
「……何故、吉野さんが絶園を知っているのです。」
「それは……ッ!危ない!」
切り落とされていた腕が愛花ちゃんに真っ直ぐ向かっている事に気づき叫んだ。しかし、供物を捧げる時間はない。僕は保険の為に持っていた魔具を発動させる。愛花ちゃんの所まで高速移動をし、近付き、飛んでくる腕の上から落とすように防御フィールドを変形させた。
「……驚きました。吉野さんも……いえ、話は家でしましょうか。それより今は」
愛花ちゃんは、くるりと周りはぐれ悪魔の方へ向かう。はぐれ悪魔に右手を向ける。向けている右手には、赤黒い球体を造りだしている。
「もう一度聞きます。私の胸を見て言いましたね。」
「………」
「無言は肯定と見なします。消えなさい。」
そう言い右手に造りだしていた赤黒い球体を放つ。放ち、当たった瞬間、球体は大きく広がり、はぐれ悪魔を消した。文字どおり消したのだ。そこに何もなかったかのように。
それにしても、なんで胸なんて気にしてたんだろう?
「さて、吉野さん帰りましょうか。」
愛花ちゃんは何もなかったかの様にそう言った。
突然ですがオリキャラの設定とか載せた方がいいですかね?
皆さんの意見を聞かせてください。
この小説を呼んでくださった方に感謝感激です。