第一話「平穏は終了した」
行ってきます」
「「行ってらっしゃい」」
俺は何時も刀牙とエメスの二人に見送られ学校に登校する。
俺が通っている私立聖祥大附属小学校は家から歩いて約十五分で着く距離にある。
俺は遅刻時間の四十分前に家を出て学校に早めに着いて先生が来るまでの二十五分間眠るのだが、今年に入ってから実際に眠ることが出来る時間は僅か五分たらずになっている。
そう今年に入って彼女達と関わってしまったために
学校に着いた俺はカバンを机の横にかけて机に突っ伏しながら眠りにつく。
目蓋を閉じて一分経つか経たないかの頃に眠気が襲いかかってくる。
(おやすみなさい)
頭の中でそう呟いた時だった。
ガララッ!
「「「おはよ(う)!」」」
教室のドアを勢い良く開ける音と聞き覚えのある三人組の挨拶に俺の眠気が吹き飛ばされかける。
ドアから入って来た三人組は挨拶をしたと思うとスタスタと軽やかな足音をたてて此方へと向かってくる。
俺は机に突っ伏したままだったがそれが手に取るように分かった。
毎日同じことをされれば当然である。
そして案の定、三人組は俺の前に来た。
「綺人くん、おはよう」
「ああ」
三人組の一人の高町なのはが俺に挨拶をかけてきたので俺は机に突っ伏したまま挨拶を返した。
「綺人、なのはが挨拶してんだからちゃんと返しなさいよ」
俺の挨拶が気に入らなかったのかアリサ・バニングスはうるさくキー、キー、何か言ってきた。
「挨拶ならしたが」
「ちゃんと顔を向き合ってしなさいよっ!」
「うるさい、俺は眠いんだ」
「なっ…!」
お、やっと黙ったか。さすがのコイツも人の大切な睡眠時間を邪魔するほどバカじゃ
バシンッ!
アリサの変化について考えていたところをアリサに何かで頭を叩かれた。
「眠いだ?知ったこっちゃないわよそんなのは!」
「ア、アリサちゃん」
「綺人くん、だ、大丈夫?」
叩かれた俺は静かに顔を上げた目の前には心配してよって来た月村すずかに丸めた教科書を持ったアリサ、そしてアリサを落ち着かせようとしているなのはだった。
俺はアリサに視線を向ける。
「なっ、何よ」
「…野生の猿のようだ」
「なんですってえぇ!!」
「ダメだよ、アリサちゃん」
「アリサちゃん、落ち着いて!」
「猿が学校に現れるとはずごいことだ」
「綺人くんも煽らないで!」
「また言ったあぁー!!」
その後もアリサがうるさく、結局は睡眠をとることはできなかった。
何で俺がこのようなうるさいのと仲良くなってしまったのか。
それはちょっとしたきっかけからだった。
ある日、二年生の俺が先ほどと同じように寝ていた時だった。
『ねえ、君って何時も寝てるよね?』
なのはが昼食を食べ終えて寝ようとしていた俺に声をかけてきたのだ。
俺は当時からあまり人と話さず、そして授業、昼食、下校以外は殆ど寝て過ごしていた。
その為にクラスメートからはあまり良い印象を受けてはいなかった。
俺もそれを理解していたからクラスメートとは遊びもせず話もしなかった。
勿論なのはともだ。
だからなのはのこの行動にはちょっと驚いた。
そして興味を持った。
質問された相手に興味がある、そうなったら話すしかないだろう?
その時は軽く話しただけで終わったが、次の日になのはは俺に挨拶してきた。
その次の日はアリサとすずかが話しかけてきた。
更に次の日には机を囲んで昼食を一緒に食べていた。
とまあ、こんな具合でいつの間にか仲が良くなっていったのだ。
そういえば、俺はなのはに質問された時になんて答えたっけな?まあいいか。
今日の授業が終わり鞄の中へ荷物を入れているとなのはが声をかけてきた。
「綺人くん、今日はどうするの?」
「どうすると言われてもな、お前らは塾だろ?」
「うん、そうだよ」
「俺は別に塾に通っている訳じゃない、更に俺の家からもここから帰るよりも遠くなるんだ。それなのに俺が行く意味があるか?」
「え、えーと」
「ちょっと」
俺の言っていることになのはが反論できずにいるのをみかねたアリサがまた話に割って入ってくる。
「綺人、あんた少しはなのはの淡い乙女心を察しなさいよ!」
「なななな、何言ってるのアリサちゃん!!」
「こういう馬鹿はぐいぐい行かなきゃだめよ。それにこいつ、顔だけは良いから狙っている奴は少なくないのよ」
「狙っている?なのはは俺のことを狙っているのか?」
「にゃあああ~~!!今のな~しぃ~!今のな~しぃ~!!今のはアリサちゃんの冗談だからね!綺人くん!」
「…すまん」
「え?」
俺がなのはに謝るとなのははきょとんとした顔を向けてくる。
「俺はお前に恨まれるような事を気づいていないうちにやっていたんだろう?」
「ね?」
「…うん」
許してくれないのか、それとも突然謝ったりされて罪悪感を感じたのか(まあ…なのはの優しい性格を考えて恐らくは後者だろうが)、なのははがっくりとうなだれていた。
その後、俺はすずかとアリサに仲直りのためと説得され一緒に塾まで行くこととなった。
なのはも俺が一緒に帰ることを聞くと元気になった。全く訳が分からないがなのはが元気ならそれで良かった。
全てが日常どおりに進む筈だった。
あの外側からやってきたフェレットに会わなければ
なのは達と雑談しながら塾へ向かっている時だった。突然、俺の頭に助けを求める声が響いたのだ。
それは念話と呼ばれる魔力を使用した特殊な会話、即ち魔力という知識が欠けているこの世界とは魔力を使用する事が可能な別の世界からやってきた者がいる証拠だった。
声は助けを求めていたが俺はこれを敢えて無視することにした。
突然、俺がコイツを助けに行けばなのは達も着いてくるのは明確である、その過程でなのは達が何かしらの事件に巻き込まれる様な事態になるのは俺はどうしても避けたかった。
それがどれだけ可能性が低いことであれ、可能性がある以上は危険なのだから。
見知らぬ奴と親友を天秤にかけられれば親友を選ぶのが普通だろう?
幸い念話は素質がある者にしか聞こえない。
だから俺は無視したのだ。
しかし、あろうことかなのはは念話が発せられている場所へと向かって行ったのだ。
そして助けを求めてきた無知なソイツを見つけた。
なのはには素質があったのだ。
だがなのはは怪我をしているフェレットを見て動揺していた。
それを見た俺はフェレットとなのはを遠ざけるように行動した。
不幸にもフェレットの姿をしたコイツは一命を取り留めた。
俺は焦りからか行動を速めていたようで結果的にそれがコイツの命を救ったのだ。
そして不幸はこれだけではない。
コイツは命があっても意識が無かった。
これでは何を言おうが無駄だ。
俺はとんだ馬鹿なことをやらかしたものだ。
とは言え、コイツが生き延びた以上、俺はこのことをなのはに伝えなければならない。
フェレットが助かったことは俺にとっての不幸であって、なのは達にとっての不幸ではない、むしろこれはなのは達にとっては喜べることなのだ。
『あのフェレットは無事だよ』
俺は簡潔な文章のメールをなのはに送信する。
返信はすぐにきたが俺は開かなかった。
恐らく『ありがとう』や『安心した』などの内容だろうと予想していたからである。
今の俺はそんなものを見たくはなかった。
そうして俺は家に帰った。
俺は家に帰ってもまだメールを開けずにいた。
開くか開かないかソファーの上で考え続けていた。
「それ楽しいか?綺人」
ソファーの上で電話とにらめっこしている俺のことが気になった刀牙が声をかけてきた。
「さっきからそうやって電話を見てるけど、誰かからメールを待ってるのか?」
「いや、開けるか開けないか悩んでるだけ」
「なんで開けないのさ?」
「予想がついてるから」
「へー、まあいちおう見ておいたほうがいいんじゃないかな、物事なんてそうそう予想通りに事は進まないものだし、それとご飯ができたからメールを確認したら来なさい」
「分かった」
刀牙の言葉はもっともだ。
先ほど俺はこれはなのは達には喜べることであり俺のにはそれを俺が水を差すことなどやってはいけないと考えたにも関わらず、俺自身がそれを理解できていなかった。
そう思うと同時に俺はメールを確認していた。
『ありがとう!綺人くんの判断が速かったのが良かったんだね
それと…変な質問するんだけど
綺人くんはあの時、私と同じ方向を見ていたけど、誰か助けてって言ってた声が聞こえなかった?』
なんてことだ
俺が聞こえてたことになのはは気づいていたのか、もっと早くにこれを見ていればなのはの不安を少しでも和らげられたかもしれなかったのに、ああ、俺の馬鹿が。
などと悔いていると頭の中にあのフェレットの助けを求める声が響いた。
そして数分もしないうちに携帯電話が揺れてメールを受信したことを知らせてくる。
嫌な予感がする…
そうして今度はすぐにメールを確認した。
メールの送信者の名前は案の定
高町なのはだった。
「ま、待て、綺人!まずは説明をしろ」
メールの中身を確認しないうちに俺はエメスを連れて走り出していた。
「さっきの念話が聞こえた方に行く」
「なんだと!!」
何も言わず行かせてくれた刀牙とは違いエメスは念話が聞こえたにも関わらず状況が掴めてないらしい。
いや、状況は掴めているのだろうが、俺の行動理由までは理解出来ていないのだろう。
「綺人、そこへ向かえばどういった状況をまねくことになるか分かっているのか?」
「予測は容易につくよ」
「なら何故?」
「なのはがこっちに片足を突っ込みかけている」
「っ…念話の主は阿呆か」
「阿呆なんだよ、だから」
そう、エメスの言う通り阿呆なのだ。
魔法がない世界の住人が魔法を手に入れてしうことは悪魔に取り付かれるも同然、その強大な力を手放すなど無理というものだ。
そうなってしまえばその世界で生きることは難しくなっていき、最終的にはその世界を捨ててしまうだろう。
そんなことをなのはにしてもらいたくない。
家族を友人を棄てるなんてことは絶対にさせてはならない。
「とんだ阿呆もおったものだ。しかし高町が関わるならば仕方があるまい」
「エメス…」
「ならばぼさっとしてないで武装だ」
「敵がいたかのか」
「うむ、雑魚のクセになかなか大きいのが」
「エメス、武装だ」
「御意」
高町なのはは困惑していた。
夕食後、アリサ達とメールのやりとりをしていると塾に行く途中に聞こえた声が、また聞こえたのだ。
声は助けを求めていた。
それを聞いた私はいてもたってもいられず、気付いた時には家を出ていて動物病院の方へと走り出していた。
動物病院に着いた私を待っていたのは本やテレビでも見たことがないような怪物と綺人くんが病院へ連れて行ってくれた(喋る)フェレットでした。
それだけでも訳が分からないのにユーノ・スクライアと名乗ったフェレットは私に変身しろなんて言ってきて、更に分からなくなっちゃたよぉ~
でも一つだけ分かったことがありました。
今、ユーノくんを助けられるの私しかいないということ。
だから私はユーノくんを助けるために変身し、怪物へと向かっていった。
戦いは驚いたことに苦戦はしなかった。
ユーノくんから借りたレイジングハートがサポートしてくれて魔法の扱いには困らなかった。
しかし、これは原因の一つである。
怪物の攻撃を避けるようなことが子供の私にできる筈はなかった。
怪物の攻撃が私に当たりかけたときだった。
レイジングハートはその瞬間、バリアをかけてくれたが、そのバリアに怪物の攻撃が当たることは無かった。
怪物の攻撃はバリアの前ではじかれ、次の瞬間には鋭い一撃が怪物を仕留めていた。
私の前に突然、現れた竜の仮面をつけた黒騎士によって
何だよ、投稿しやがったのかよと思いながら読んでいるツンデレ諸君(男女問わず)
投稿したよ。
べ、別にあんた達のためじゃ…ないんだからねッ!
はい、ゲロを吐いた奴は廊下に立ってなさい。
家のでもいいぞ
授業中に真面目に授業を受けてるふりしている時でもいけよ
外なら「ここが俺の廊下だ!」とか言え、先生(musi)、認めるから
まあ、そんなことは埋めといて
原作メンバー出たな、うんうん
言うべきことはそれだけだな
エメスとかのことは別にいいわな
武装とかいいわな
だいたい想像つくやろ
じゃ、さいなら~
(こんな感じでごめんなさい)