Fate/GrandOrder-孤高では無くなった獅子-(凍結中)   作:バッグクロージャー

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こんにちは

バッグクロージャーです。

戦闘描写の練習としてすこしワイバーン狩りと立香の召喚回です。

なんと立香が召喚したサーヴァントは...

それではお楽しみください。


邪龍百年戦争-オルレアン-
第二話:白銀たる混沌の騎士


スコール達が辿り着いた先は穏やかな雰囲気を醸し出す草原。涼やかな風が通り抜け、心地よさを感じさせる世界だった。

 

(ここが特異点...?その割には不気味なくらい静かだ)

 

スコールはいち早く目が覚め、辺りの警戒をしていた。メディアは立香の介抱をしている。

 

(あそこにいるのは、兵か?だいぶ憔悴しきっているみたいだが...)

 

スコールの視線の先数百メートル先に軍団が見えていた。だが敗戦の後だろうかみな姿勢を一層落ち込ませていた。

 

 

「わわっフォウさん!?フォウさんまでレイシフトしてきたんですか?」

 

「わぁ、綺麗な動物です!何ていう名前なんですか?」

 

「うーん...」

 

「あ、先輩。おはようございます。目が覚めましたか」

 

「うん...あれ?レオンは?」

 

「マスターならあそこに...」

 

 

スコールの後ろで話し声が聞こえる。立香の目が覚め、フォウという犬とも狐とも似つかない生物がカルデアから着いてきたりと騒々しく話している。

 

(うるさいな...ここが戦場だって自覚はないのか?)

 

兵を見た時点でここが戦場だと理解したスコールは後ろの緊張感の無い会話を聞きながら呆れていた。

 

(全く、あいつらじゃあるまいし...あいつら?)

 

スコールは途端、違和感に気づく。ほんの一瞬だったが懐かしさを感じる面影が浮かび上がったのだ。しかし意識して呼び起こそうとしても記憶の全てに黒いもやがかかって思い出せない。

 

 

「レオン、何かあった?」

 

「数百メートル先に兵士の一団がいた」

 

「兵士、ですか?スコールさん」

 

「それでは、ここでも戦争が...」

 

 

立香達が会話している間、スコールは考え事をしていた。戦闘になった際、自分に武器がない。"まほう"さえ使えればとも考えたがストックされている"まほう"なんて有りはしない。

 

(いつもの事のように構えていたのがミスだった。何か使えるものは...)

 

立香達に悟られないように身の回りを確認する。

 

すると、自分の腰に付け覚えのないアクセサリがあった。

 

(これは...)

 

そのアクセサリの形状はまるで銃とブレードを混ぜ合わせたような形状をしたアクセサリ。

 

スコール愛用の"リボルバー"がいつの間にか付けられていた。

 

(ガンブレードのアクセサリ?もしかしたら...)

 

そう思い、アクセサリに手を触れる。すると、それに呼応するかの様に強い光を放つ。

 

 

「...よし」

 

「わわっ、マスター、なんですかそれは?」

 

「俺の武器だ」

 

「かっこいい~」

 

「はい。見たところ剣の類でしょうか?」

 

「さっさと行くぞ」

 

 

驚いた少女達を気にもとめずスコールは歩を進める。兵士達の後をつければ少なくとも街には着く。そこで情報収集をするつもりだ。

 

 

「あ、待ってよレオン!」

 

「待ってくださいマスター!」

 

「待ってください先輩!」

 

 

遅れをとった立香達もスコールの後を追う。

 

その先が業火の死地へ向かう一歩だと知らずに。

 

 

 

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「建物を発見しました。どうやら街のようです」

 

 

後をつけてから五分。そう時間がかからないうちに兵士達か行き着く先へ辿り着いた。街は壁で囲まれており、関所には検閲官が立っている。

 

兵士達は関所の前で検閲官と話をしている最中だ。スコール達は気配を悟られないよう、離れた場所で様子を伺っている。

 

 

「...」

 

「どうですかスコールさん。なにか分かりそうですか?」

 

「...警戒心が薄まっているあたり、戦力を大分削られている」

 

「可哀想です...マスター、傷の手当をしに...」

 

「駄目だ。下手をしたら敵対する可能性が高い。そんなことでこちらの体力を消耗するのは下策だ」

 

 

兵士の傷を手当したいと言ったメディアの意見をスコールは否定する。立香としても敵対は避けたいと思っていたし、なにより傷付いた人間に危害を加えたくない気持ちが強かった。

 

途端、事態は急変した。検閲官が門を開こうとした瞬間、空中に大きな影が迫ってきた。

 

 

「うわぁあ!りゅ、竜だ!ここまで追ってきたって言うのか!」

 

 

その姿を形容するなら、竜という単語が最も相応しかった。緑色の鱗を張り巡らせ、巨大な翼を持つ怪物を竜と呼ばずに何と呼ぶべきか。

 

 

「竜だと?閉門、閉門だ!一匹足りとも中に入れるな!」

 

 

突然の敵襲に対応しきれず、兵士達は竜の先制攻撃を喰らってしまう。その一撃は一般人にとってはどれも必殺の攻撃だ。首を切られ、鎧ごと体を裂かれ、倒れた兵士たちの血で池が出来てしまう程の惨状だった。

 

 

(あのドラゴンの手筋が分からない以上、無理に叩く必要は無いか)

 

「先輩!」

 

「うん、行こうマシュ!」

 

「マスター、私も行ってきます!」

 

「あ、おい待て!...はぁ」

 

 

立香を始めマシュとメディアが竜の群れと交戦を始める。スコールと違い立香は感情的に動く。傷付いた人間を放っておく理由が無いのだ。

 

立香が動けばもちろんマシュは着いて行くし、この状況を見て心優しいメディアも止まっていられないとばかりに先行する。

 

(どうすんだよこの状況...!ああもう、なりふり構ってられるか!)

 

一人出遅れたスコールも覚悟を決め、ガンブレードを片手に竜の群れに繰り出す。

 

 

「やぁっ!」

 

「■■■■■■■■■!!」

 

 

マシュのクラスは"シールダー"。巨大な盾を持ち、マスターを守るように竜と交戦する。盾を振り回し、竜へ打撃を与えるが効果はあまりなく、衝撃で体がブレる程度だ。

 

 

「今治療しますね...」

 

「あんたらは...?」

 

「旅の者です」

 

「そうなのか...!?こんなところに旅だなんてな...」

 

 

メディアは治癒魔法を行使しまだ息のある兵士を治している。

 

...一方、スコールは

 

 

「はぁっ!」

 

「■■■■■!!」

 

 

一撃を持って竜を一体ずつ仕留めていた。スコール愛用の武器"ガンブレード"はトリガーを引くと爆発が発生し、その時に生じる振動で相手を叩き切る戦い方をする。

 

その爆発力は恐ろしいもので、竜の細い部位程度なら簡単に切断出来るレベルだ。

 

スコールは竜の首を狙う。攻撃の一つ一つが暗殺者のような動きを持って竜を襲う。竜が気づいた時にはすでに首が体から離れている。

 

 

「ねぇマシュ、あれ人間だよね?サーヴァントじゃないよね?」

 

「はい、スコールさんは紛れも無く人間...だと思います」

 

 

門を背に戦闘を行っていたマシュと立香は目の前の光景に目を疑う。マスターの中には自ら戦闘に参加する人もいるが、それでも竜種を真っ向に蹂躙する力を持つ人間など零ち近い。

 

しかも武器を持ってサーヴァントさながらの戦闘を見せつけられているのだ。人外を疑っても仕方ない状況である。

 

 

「これで終わりだ!」

 

「■■■■■!!■■...」

 

 

最後の一体を真っ二つに切り裂いた音を最後に辺りは静寂に包まれる。残っているのはスコールへの奇異な視線だけだった。

 

 

「戦闘終了...マシュ、メディア、被害状況はどうなっている?」

 

「は、はい!私と先輩、メディアさんは無事です。スコールさんが殆どの竜種を倒したので消耗も少ないです」

 

「まだ息のある兵士は全て治療しました。ですが...」

 

 

スコールの指示でマシュとメディアに報告をさせる。マシュを指名した理由は、状況判断については立香よりもマシュが適任と考えた結果だ。

 

(戦力の疲弊は少ないな。こんな状況だ、向こうはこちらに借りを作った訳だから交渉は有利になる)

 

状況報告を聞き、スコールは頭を回転させる。結果論とはいえ現地の、しかも一国の兵士とコンタクトを取れたことで良しとスコールは納得する。

 

 

「おい、そこのあんた」

 

「な、なんだ?」

 

「簡単にここ近辺の情報を教えろ。俺達の介入が無かったらあんたらはここで死んでたんだ、これくらいの交渉には応じてもらわないと困る」

 

「あ、ああ...ここ近くの話か...」

 

 

 

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兵士の話で得た情報は三つ。

 

一つ目は、今この地方では数十年規模の大きな戦争が終了した後らしい。アクセスの繋がったドクターは百年戦争と呼ばれる戦争の可能性が高いと判断した。

 

二つ目。その百年戦争後の話だが、竜の魔女ジャンヌ・ダルクによってフランスが崩壊。現フランス領の城をひとつ牛耳った後大量の竜種を放った。それが先程スコール達が戦った竜の群れだった。

 

三つ目。ジャンヌ・ダルクは七人の部下を使役して他の街を蹂躙、その支配下に置いている。街として残っている場所は数少ない。スコール達はジャンヌ・ダルクが使役する七人の部下をサーヴァントと予測した。

 

 

場所を離れ、魔力が流れる龍脈まで辿り着く。ここでサーヴァントの召喚を行い、戦力を補充することにした。

 

前衛が居ないということで立香が召喚することに決定し、召喚の詠唱を行う。

 

 

「...来たれ、天秤の守り手よ!」

 

 

立香の詠唱の元、召喚サークルが強い光を放ち英霊が召喚される。

 

召喚された英霊は全身を白銀の鎧と兜で包んでおり、手には巨大な大剣を携えている。無骨な持ち手から繋がる刀身は逆三角形の形に似ていおり、数本の横線と歪な縦線が一本入っている。

 

純白のマントを他靡かせながらその巨体は声を上げる。

 

 

「"騎士"のクラスで召喚に応じ参上した。我が名は"ガーランド"!この度の戦いは騎士としてそなたに仕えようぞ」

 

 

新たな闘争の気配を察知し、この人理救済の戦いに身を投じたのだった。




いかがでしたでしょうか?


立香のサーヴァントは正直迷いましたが折角ならとFFよりはDFFから出していきます。最初は"騎士としての"ガーランドです。要は戦闘以外そこそこ良い奴です。

スコールは通常通りFGOから出します。
スコールがキャラ的に埋もれないようスコールもガンガン前に出す予定です。


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