カルラとクセロは買い物を楽しんでいた。
つい、カルラはずっと不思議に思っていたことを聞いた。
「クセロ。何故、立体機動装置をつけているの?」
と不思議そうに
「えーと、ねぇカルラさん。壁って壊れないと思う?」
と不安そうに聞く。
「ええ、当たり前でしょう。」
カルラは何当たり前の事を言っているのからしらという感じでこたえる。
クセロは恐る恐るでも、少しだけ反論するように
「でもさ、100年壁が壊されなかったからといって今日壊されない保証なんかどこにもないのに!
だから、わた」
クセロかそう続けようとした瞬間
“ドォン”
地震みたいな大きな揺れが襲ってきた。
クセロは慌てて態勢を整えるとカルラを支えた。
「えっ?」
「きゃあ!」
「ああっ」
「巨人………?」
そう誰かが言い皆が音のした門の方向を向いた。
そこにはクセロが夢で見た思い出した超大型巨人がいた。
巨人は壁を掴むと
“ドゴォォォオン”
とどうやら門を蹴飛ばしたみたいで北門の近くにいるクセロとカルラは何個もの石、岩が飛んで行くのが見えた。
そのうちの一つがイェーガー家に当たるのも。
ーーーーーー
「ーそれで いずれ 人類は外の世界に 行くべきだって 言ったら殴られた 異端だって」
とアルミンはしょんぼりしながら言う。
「くっそー 外に出たいってだけで何で白い目で見られるんだ」
「そりゃ…壁の中の中にいるだけで100年ずっと平和だったからだ
下手に外に出ようとしてヤツらを壁の中に招くようなことが起きないように 王政府の方針として外の世界に興味を持つこと自体をタブーにしたんだ」
「つまり王様はビビリすぎっづーだけの話だ!」
「姉さんも言っていたんだけど
でも本当にそれだけの理由なんだろうか?」
「自分の命をかけるんだ 俺たちの勝手だろ!」
「絶対 駄目」
「……」
「……駄目」
「そーいやお前よくも親にバラしたな!!
クセロは賛成してくれたのに!」
「え!姉さんが!」
「協力した覚えはないだけど、クセロは何故?」
「まあ、姉さんだから。
で……どうだった……」
「そりゃあ 喜ばれはしない……」
「……そりゃそうだよ……」
「なっ なんだよオマエもやめろって言うのか!?」
「だって……危険だし……いくら姉さんが賛成していても……気持ちは姉さんを見てきたから分かるけど 確かに この壁の中は未来永劫安全だと信じきっている人はどうかと思うよ 100年壁が壊されなかったからといって今日壊されない保証なんかどこにもないのに……」
奇しくも、アルミンとクセロが同じことを言った時の事だった。
ヤツが、来たのは
その日人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を……鳥籠の中に囚われていた屈辱を……
ーーーーーー
「カルラさん!逃げますよ!」
慌ててクセロはカルラの腕を引っ張る。
「でも!エレンとミカサ、アルミンが!」
カルラはその場に留まり今にも駆け出しそうになっていたが
「3人はカルラさんが避難した後に迎えに行きます!早く逃げますよ!この街はもう無数の巨人に占領される‼︎
カルラさんでは無駄死にするだけです!」
クセロがそう言うと
「……わかったわ。でも、必ず迎えに行ってくれる?」
泣きそうになるのを堪えながら
「もちろんです!さあ、行きましょう!」
と言いクセロは顔を引き締めた。
二人は駆け出し内門を出ると船着場が見えた。
そこにはクセロとアルミンの祖父がいた。
「ふたりとも無事じゃったか?
アルミンやエレン、ミカサは?」
祖父は心配そうに2人を見つめ3人足りない事に気付き慌てて聞いた
「今から迎えに行って来る!おじいちゃん。カルラさんをお願い!」
クセロは立体機動装置を準備しながら祖父にカルラを頼むと
「もちろんじゃ!必ず4人で帰って来るんじゃぞ!」
と任せておけとばかりに頼もしそうに請け負う
「お願い!クセロ。あの子達を………。」
カルラは懇願するように
「任せて!」
そう言うとクセロは立体機動装置を使い一直線にイェーガー家を目指して行った。
現在公開出来る情報
クセロ・アルレルト
女
14歳
ウォールマリア南区第99期訓練兵団所属
原作知識と前世はうろ覚え
かろうじて超大型巨人の襲来とカルラが死亡する事を覚えていた。