ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法使い~ 通常形式版 作:憲彦
後書きコーナーは……まだするかは考えていません。余裕があればやろうと思います。
静寂が支配する世界。宇宙。そこには、とある映像を記録していたカメラがあった。カメラのレンズには、大量の光が何かに飲み込まれる様子が記録されている。だが、数秒後にレンズにヒビが入り、探査衛星は形を崩しながら、光を飲み込む何かに吸い込まれていった。
「ボイジャー5号が消滅!?」
「え!?」
先程の映像が送られ、解析などを行っている場所だろう。そこには初老の男性と、1人の少女がいた。そして報告を受けたのだろう、先程の探査衛星が消滅した報告を。酷く驚いているようで、2人とも信じられないと言う顔をしている。
『そうだ。例の謎の天体の重力に捕らえられ、消滅した』
『あの距離で捕らえられただと!?』
これらの言葉からも分かるように、探査衛星は相当の距離を取って記録していたようだ。だが、それでも捕らえられた。全く予想していなかったこの状況に、初老の男性は頭を抱えている。画面の向こうからテレビ通信をしている人達も、ため息を吐き暗い雰囲気になっている。
「問題は……あの天体が地球に向かっていると言う事実だ……このままでは、地球は確実に……」
『地球の最期か……』
『ボイジャーが最後に送信した映像を解析した。そちらに届いている頃だろう』
「ッ!?美夜子!」
「はい!」
映像が届いている頃と言う言葉に反応し、男性は美夜子にすぐ映すように指示を出した。画面の向こうの人達も慌てているようだ。それほどまでに重要な映像と言うことだろう。
「確認しました!」
「モニターに切り替えろ!」
「映像、確認します!」
映された映像、そこには、通常では考えられないような光を飲み込み、周りが飲み込まれた光で渦巻かれた黒い星だ。そして画面に亀裂が入り、徐々に砂嵐に代わっていった。この映像を見た誰もが、途方もない絶望に襲われたのは言うまでもないだろう。余りの凄まじさに、言葉を失ってしまったのだから。
キーンコーンカーンコーン
学校終了の合図である鐘の音と共に、たくさんの生徒がランドセルを背負い学校から出ていく。今日のテストどうだった?や、放課後何する?などの声が聞こえる中、1人の生徒、のび太が先生からお説教を食らっていた。どうやらまたテストで0点を取ってしまったようだ……。一度なら兎も角、何回も連続して0点を取り続ければ怒られて当然だ。だが、本人は全く話を聞く気が無いようだ。
その時、のび太の友人であるジャイアンとスネ夫から、野球をするから早く来いと言われ急かされた。先生からのお説教中の為、すぐに行くから先に行っててくれとジェスチャーを送ったのだが、ジャイアン達には理解されず、先生からは真面目に話を聞いていないと思われ、更にキツいお説教を食らうはめになった。だが、彼の不幸はまだ終わらない。
先生からのありがたいお話(お説教)が終わり、空き地でいつも通り野球をしていたが、飛んできたボールは取れず頭に当たり、打席ではかすりもせず、塁に出ても次のベースに届かず見事にアウトを取られる。その事にキレたチームメイトにバットで殴られそうになったりと、ここまででも散々な1日を送ったと言えるだろう。だが、二度あることは三度ある。家に着いてドアを開けた瞬間、三度目の不幸(自業自得)が起こった。
「のび太あああああああ!!!」
のび太の名前を呼びながら現れたのは、鬼神(ママ)である。のび太は彼女に服の襟を捕まれて、そのまま2階ののび太の部屋へも連れて行かれる。
勢いよくドアを開けると、脱ぎっぱなしの服、空のペットボトル、マンガにオモチャ。見事に散らかっている。これ以上散らかりようが無いくらいに。
「昨日あれほど言ったのに、ちっとも片付いて無いじゃない!今日と言う今日は!全部片付け終わるまで晩御飯は無しです!!」
糸が切れたように倒れたのび太は、泣きながら顔を上げて片付けを始めた。しかし、やり方は乱暴で、本を適当に積み上げて本棚に無理矢理スペースを作り、そこに本を叩き込むと言うかなり大雑把なやり方だった。
そんなやり方のためか、足元をよく見ていなかったのだろう。ゴムボールを踏んでしまい派手に倒れてしまった。その衝撃で、無理矢理押し込んだ本と、積み上げた本が雪崩のように崩れてしまい、そのままのび太に流れ込んで、埋もれてしまった。
そして、本から顔を出すと、ある人物の名前を大声で叫んだ。
「ドラえもおおおおおおおおん!!!」
親友の名前を叫ぶのは良いが、少し声が大きすぎるぞ。軽く近所迷惑だ。苦情を言われても文句は言えないな。
第1作目の軽いリメイクみたいな物ですね。今後もこんな感じで更新していきます。
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