ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法使い~ 通常形式版   作:憲彦

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前回のファウストとの初戦闘は、前作と比べてかなり変わっています。前作以上に容赦なくのび太を潰しに来ましたね。

さてと、ではコラボしてくださる方を紹介しましょう。この方です!

「どうも。Δデルタと言うものです!よろしくお願いします!」

のび太
「こちらこそお願いします。まさか仮面冒険記を書いているデルタさんとコラボとは……こんなやるやる詐欺や終わる終わる詐欺をする家のチンピラ作者ですが、よろしくお願いします!」

作者に向かって酷い言いようだな。まぁ良いや。デルタさんは、ドラえもんを原作に仮面ライダーディケイドとのクロスオーバーを書いている方です。お気に入りの数は1月14日の段階で200人を突破しています。スゲーな。

Δデルタ
「いやしかし、まさか前書きに出るとは……僕の中の人はどう思ってる事やら……」

完全に伝えてもいないし無許可ですからね。前書きへの出演は。驚くか怒られるかの2択ですけどね笑

のび太
「それやって大丈夫だったの?」

どうだろうね?でも後悔はしていない!!何故なら、ずっと待ち望んでいたコラボだから!!

のび太
「インフィニット・ネクサスのエピソードサーガはどうするの!?完全放置の状態だよ!!?あっちもコラボしてるんだよ?!」

安心しろ。ちゃんと更新はする。最近NGが多くて進まないんだよ。何回1兆度の火球を食らった事か……現在ゼットンはとある事情によりダウンしています。

Δデルタ
「一体何が……そっち読んでないけど……」

いや~。ちょっとゼットンとO☆HA☆NA☆SHIしただけだよ。余りにも色々とあったから……

のび太
「その拳に付いている血液の様な液体とはどんな関係が……」

まぁそんなことはどうでも良い。それじゃあ本編!

Δデルタ/のび太
「「は~じま~るよ~!!」」


準備

 絨毯に乗り込んだのび太たちは、あっという間に大気圏を突き抜けて宇宙に出た。そして月の前を通ると、美夜子の体が光だして人間の姿に戻った。

 

 ドラえもんは少しテンションが下がった様だ。

 

「やっぱり、月の光を浴びると呪いが解けるんだ」

 

「えぇ」

 

 そんな短い会話をしている間にも、絨毯は進み地球が見渡せるくらいの位置まできた。

 

「雲に……」

 

「飲み込まれてる……」

 

「絶対に魔界星を止めないとな……!」

 

 分厚い雲に飲み込まれる地球を見ながら出来杉と静香が呟いた。それを見て、よりいっそう止める気持ちが強くなったジャイアンが呟くと、全員の顔に緊張が走った。

 

 そして、月の光が届かない場所まで絨毯が進むと、再び美夜子の体はネコの状態に戻った。

 

「戻っちゃった……」

 

 静香が呟くと、全員残念そうな顔をした。ドラえもんは除くがな。……八つ裂き光輪何個飛ばそうかな~。

 

「悪魔を倒せばきっと魔法は解けるわよ」

 

「どうして、悪魔の魔法は月の光を浴びると解けるの?」

 

 のび太が疑問に思っていたことを尋ねた。その質問に美夜子は、月の光には悪魔の魔法を封じ込める力があると説明をする。月は地球の周りを常に回っている。それに目を付けたナルニアデスが、月の光に力を与えたと言う。

 

「あ!そうだ!!」

 

 美夜子の説明で、何かを思い出した様にドラえもんが声をあげた。ポケットに手を突っ込むと、中から黄色い懐中電灯の様な物を人数分取り出す。

 

「月光灯~!!この光は、月の光と同じだから、悪魔と戦うときにこれを持ってると良いよ!本当は狼男に変身するための道具なんだけとね」

 

「狼になっちゃうの?」

 

「ネズミにそれるよりはマシだよ……!!」

 

 静香の言葉に、ドラえもんは震えながらネズミよりはマシだと言った。その姿にのび太たちは少し笑った。

 

「ドラちゃんは、本当に不思議な魔法を使うのね!」

 

「いやぁ~。それほどでもぉ~」

 

 ネコの美夜子に言われると、とたんにデレデレさは始めた。

 

「本当は、これは未来の道具でね。科学の力を―」

 

「のび太くん!科学なんて迷信を信じてるの~?もぉ~やだな~!」

 

 のび太が本当の事を言おうとすると、ドラえもんは必死になって誤魔化した。これを見て疑問を持たないこのメンバーは、流石にどうかと思う。

 

「そろそろスピードアップするわ。皆、中に入って!」

 

「中?」

 

「入り口は狭いけど、中はとっても広いのよ!」

 

 美夜子がそう言うと、絨毯の真ん中にある魔方陣が扉の様になる開き、階段が現れた。美夜子が絨毯の中に入ると、それに続いて階段を下りていく。

 

「あれ?」

 

「どうしたの?」

 

 のび太とドラえもんが最後に入ろうとしたとき、のび太な何かに気付いて声をあげた。

 

「宇宙なのに、空気がある」

 

「ズコー!?今更気付いたの?」

 

 ドラえもんは半分呆れている。

 

「どうやら魔法世界の宇宙は、僕らの宇宙とは随分違うみたいだね」

 

「そうだね!」

 

 そんなやり取りをしながら階段を下りていく。すると、絨毯の中はかなり高価な仕上げになっている。壁には綺麗な装飾が施され、床には魔方陣が書かれている。のび太とドラえもんは口を大きく開けて驚いていた。

 

「「スッゲー……」」

 

「スゴい……」

 

「これが絨毯のなか!?」

 

 全員驚いていた。恐らく初めてなのだろう。こう言った絨毯の存在を知ることが。

 

「ここから下に降りれば、個室もあるのよ。魔界星までは少しかかるから。ゆっくり休んでいって」

 

 床の真ん中にある魔方陣を指差しながら説明した。この絨毯は一体いくらするのだろうか……

 

「もしかして、シャワーもある?」

 

「勿論!!」

 

「アハッ!幸せー!!」

 

 静香のこの言葉に、全員が笑った。地球の危機で魔界星を止めるために来たと言うことを忘れ、宇宙旅行を楽しんでいる様にも見える。

 

「美夜子さん。巨人の事は何か分かったの?」

 

「ええ。でも巨人の呼び方と、あの怪物の事しか分からなかったわ……」

 

 のび太の質問に、美夜子は満月牧師が調べた事が書かれた紙を広げてのび太に話した。そして、巨人はウルトラマンと呼ばれていることと、怪物がビーストと言う名称であると言うことをのび太達に説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 場所は変わって、のび太達が魔界星に向かっているとき、魔界星の中にある陰気臭い場所では。

 

「がああああああああぁぁぁ!!!」

 

 のび太達から魔界歴程を奪い、氷の下に閉じ込めたメジューサが攻撃を受けて苦しんでいた。

 

「……奴等の手に残りの半分が渡ったのだな?」

 

 周りが紫色の炎に囲まれている玉座の様な場所に座る男は、メジューサへの攻撃を止めて確認するように尋ねた。

 

「で、ですが……奴等は今ら氷の下に……!」

 

「愚か者!!これを見よ!!」

 

 男は手元にあった水晶玉をメジューサに見せた。そこには、絨毯に乗っているのび太達が天の川を飛んでいる様子が映し出されていた。

 

「本来ならお前の命は無いところだが、魔界歴程の最も重要な部分はこちらに書かれていた。命拾いしたな」

 

「…………」

 

「下がれ!!」

 

 男の言葉に安堵したメジューサは、命令と共にどこかへ消えた。すると、入れ違いで3つ星の書かれた帽子を被った悪魔が出てきた。

 

「よろしいのですか?メジューサを生かしておいて」

 

「アイツにはまだやって貰う事がある。だから生かしている」

 

 玉座に座っている男とは別の声がした。すると、その影から誰かが出てきた。

 

「貴様!こんな所にいたのか!?」

 

「俺がどこに居ようと、俺の勝手だろ?」

 

「人間の分際でその口の聞き方はなんだ!!?」

 

 3つ星悪魔は、突然現れた男の態度が気に入らなかったのか、激しい口調で噛み付いた。

 

「私の前で口論とは、良い度胸だな……」

 

「も、申し訳ございません!デマオン様!!」

 

 玉座に座っている男がそう言うと、慌てて謝罪をして部屋から出ていった。冷や汗を流している所を見ると、それほどまでに恐ろしい相手の様だ。

 

「メフィスト。貴様も下がって良いぞ」

 

「その前に、地球を攻めるのはいつだ?」

 

「ヤツにはナルニアデスがかけた月の魔力を消しに行かせた」

 

「と言うことは……?」

 

「次の満月の夜。その時こそ!あの星が手に入る!!」

 

「そうか」

 

 魔界歴程を燃やしながら言うデマオン。だがメフィストと呼ばれた男は、興味無さそうにして消えていった。

 

「後少し。後少しだ……フフフ……」

 

 誰も居なくなった部屋で、そう呟いていた。だが、デマオン本人が言っているようには思えない。まるで別の何かが言っている。そう感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 場所は戻って再び絨毯の中。そこでは魔界星に着くまでの間、各々いろんなことをやっていた。

 

「ドラえも~ん!」

 

「なに?」

 

 部屋に入ろうとしていたドラえもんを、スネ夫が呼び止めた。何か用事でもあるようだ。

 

「取り寄せてバッグとふえるミラー、あと天才ヘルメットと技術手袋貸して!」

 

「良いけど……何に使うの?」

 

「良いから良いから。それと、簡易的な四次元ポケットがあればそれ借りたいんだけど」

 

「んーと……ちょっと待ってね……」

 

 ポケットの整理くらいしておけよ。

 

「あった!はい」

 

 少し時間がかかったが、ポケットの中からスネ夫に言われた道具を取り出した。

 

「サンキュー!!」

 

 受け取ると、自分の部屋へと足早に戻っていた。

 

 その頃出来杉は、部屋に置いてあった魔法に関する事が書かれてある本を熱心に読んでいた。机に置いてある冊数からして、かなりの時間読み続けていたのだろう。

 

「あった!今の僕に必要な魔法!!」

 

 お目当ての物を見つけた様だ。そのページに書かれていることを、一文字一句頭に入れるように深く本の内容に潜水して読んでいる。

 

「これでのび太くんを助けることが出来る……もう、彼だけに荷は背負わせない……!」

 

 何かを固く決心し、更にホンを読み進めて、常に持ち歩いているメモ帳に自分なりの魔法発動の解釈や必要な呪文などをメモっている。

 

 そしてその頃、女子組は化粧台の前に座って、美夜子が静香の髪をとかしていた。シャワーで濡れた髪の毛の手入れをしているのだろう。

 

「絨毯の中でシャワーが浴びられるなんて、最高だわ!」

 

「フフフッ。静香ちゃんは本当にお風呂が好きなのね」

 

「えぇ。だーい好き!1日中入っていたいくらいだわ」

 

「それじゃあふやけちゃうわよ!」

 

「あ……」

 

 顔を見合わせると、お互いに笑い出した。仲の良い姉妹のように見える。

 

「私もね、小さい頃はこのくらい髪が長かったの」

 

 懐かしそうに、静香の髪をブラシでときながら言った。

 

「本当?どうして切っちゃったの?」

 

「へっ?あぁ、うん。短い方が、似合うかなって……」

 

 少し驚いた様な声をあげると、慌てた様子で答えた。だが、静香はその変化には気付かなかった様だ。

 

「そうなんだ。でも美夜子さんなら長いときも可愛かったんでしょうね」

 

「そんな事……」

 

「私はこれより短くしたこと無いの。1番長いときでもう少し長かったかな?その時はね……」

 

 静香の話が、途中から美夜子の耳に入らなくなった。鏡に映る自分と静香を、昔の自分と母親に重ねていたのだ。

 

『美夜ちゃんの髪は癖っ毛ね。誰に似たのかしら?』

 

『ママだよ!!』

 

『フフ。はい、出来た』

 

『わぁ!!』

 

『こら!もう……』

 

 サイドテールにまとめられた髪を見ている嬉しそうにはしゃぎだした。母親は叱るような口調だが、顔も声も楽しそうだ。

 

『パパ!見てみて!!』

 

『おぉ!可愛いな!ママが着けてくれたのか?』

 

『うん!そうだよ!可愛いでしょ~!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 絨毯の上で先端に座り、背中を丸めている美夜子がいた。母親と父親との楽しい記憶を思い出し、悲しくなってしまったのだろう。そこに、絨毯の隅っこからのび太が出てきた。

 

「美夜子さ……ん……」

 

 途中で声をかけるのを止めた。のび太の見た美夜子の背中が、酷く寂しそうに見えたからだ。

 

「…………」

 

 のび太は絨毯から出ると、黙って美夜子に近付いて隣に座った。

 

「美夜子さん」

 

「っ!?」

 

 のび太の存在に気付き、慌てて目を拭くように手を動かすが、そっと優しく、のび太の手が背中に添えられた。

 

「寂しいときくらい、思いっきり泣いても良いと思うよ?」

 

「え?」

 

 驚いた様にのび太の顔を見上げた。やっぱり泣いていたのか、その目にはうっすらと涙が残っている。

 

「僕たちはまだ、悪魔に負けたわけでも、地球を守るのに失敗した訳でも、満月牧師を助け出せなかった訳でもないんだ。だからさ、今は思いっきり泣きなよ。寂しいときくらいさ」

 

「あ、ありが、とう……うぅ、うわぁあぁあ!!パパ、ママ……ングッ!ヒック!あぁあぁあああ!!」

 

 のび太の言葉に、美夜子の中で我慢していた物が取れたのだろう。声を出し、涙を流し泣いている。そんな美夜子を、のび太は黙って抱き締めて、泣き止むまで背中を撫で続けた。

 

「美夜子さん。僕ね、決めたんだ。満月牧師を助けて、悪魔を止めて、地球も必ず救うって……。それが、光を受け継いだ僕の使命だと思うから。約束するよ。必ず助けるって」

 

「ありがとう……のび太さん……」

 

「さ!早く中に戻ろう!ドラえもんがご飯だって」

 

「えぇ!」

 

 のび太の言葉に元気を取り戻した美夜子。のび太にとっては当たり前の行動なのかも知れない。だが、のび太の優しさに救われた人は大勢いる。その優しさが、これから多くの人々を救うのかも知れない。




いや~。前書きから盛大にやりましたね~。後でメール連絡しないと。じゃあ、今日紹介するヒミツ道具は!の前に……八つ裂き光輪!!

ドラえもん
「ノワァァァァ!!」

タイム風呂敷で修理してと……今日紹介するのは、グルメテーブルかけだ!!

出来杉
「これ名前しか出てなくない?」

細かい事は気にするな。それじゃあ説明よろしく!

のび太
「グルメテーブルかけは、食べたい物を言えば難でも出てくる優れものです!……これってデメリット無いんじゃない?」

ドラえもん(←何があったかは覚えてない)
「ん~……強いて言えば食器を洗うくらいかな?」

本当、便利な道具だよな。そしてもう1つ!

ドラえもん
「月光灯~!」

出来杉
「狼男に変身して遊ぶための道具だね。月の光を充電して遊ぶことの出来る面白い道具だ!」

じゃあ次回予告を―

出来杉
「ちょっと!デルタさんの事は話さないの?」

いや前書きで簡単に説明したじゃん。スゴい人だって。

出来杉
「デルタさんの書いてる小説のキャラクターとかは!?」

ん~……強いて言えば、あっちのディケイドなのび太君は、家のネクサスなのび太よりも強いと言うことだ。主に精神面とかがね。まぁそれに関しては、あっちの方が長い間戦ってる訳だから、新参者である家のキャラクターが勝てる訳がないかな。多分人間サイズで戦ったら、普通に負けると思うぞ。俺の小説のキャラだから、俺自身の偏見や作者補正が入っても、良いところまで行って負ける。が結論だ。どんなに強い力を持っていても、経験が伴わなければ勝てるものも勝てない。相手の経験値をも凌駕する力なら話は別だけどね。

のび太
「つまり、力を完全に取り戻したノアの状態じゃないと勝ち目は無いってこと?」

まぁそう言う事だね。単純なパワーやスピードって言うのも強い力だけど、体に染み付いた歴戦の記憶にはそれ以上の力がある。勝つことが出来る訳がない。でもノアなら経験値関係無しに勝てる可能性はある。存在その物がチートだからね。数多存在する多次元宇宙の全てに名を轟かせ、全ての始まりであると同時に終わりである意思を持った光。神、最強、絶対無敵、そんな概念をかき集めて形にしたような存在。逆にこんな存在に勝てるヤツがいるのかと聞きたいよ。

「「「うわぁ~……」」」

まぁぶっちゃけると、仮面ライダーの方がウルトラマンよりも多彩な所があるからね。クロックアップとか。あれ破るの辛いよ。別の流れが速い時間軸に自分の身を置いてるんだから。使えないヤツが相手なら一方的に殺られて終わりだからね。ディケイドは最強フォームになれないけど、それ以外なら全部の力を使うことが出来る。コンプリートフォームに関しては最強フォームのライダー呼び出して一緒に必殺技叩き込むんだぜ。怖いだろ。

まぁそう言う訳で、のび太もちゃんと鍛えておけよ。心も身体もな。響鬼さんにでも弟子入りしな。

のび太
「はい!え!?」

じゃあようやく次回予告!

美夜子
「南極に炎の裂け目があるんだけど、10秒で通り過ぎないと、あらゆる物が燃やし尽くされるわ……」

出来杉
「たった10秒……」

のび太
「僕が少し時間を稼ぐよ!」

ドラえもん
「起きろ!!目を覚ませ!!のび太ー!!!」

出来杉
「次回 魔界星。どんなことがあっても、歩を止めるわけには行かない!!」

ドラえもん/のび太/出来杉
「「「次回もよろしくね!!!」」」

次回もお楽しみに!感想と評価、お気に入り登録やその他作品もよろしくお願いします!!

……さてさてさぁ~て。Δデルタさんに連絡でも入れるか。
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