ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法使い~ 通常形式版   作:憲彦

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2話目ですね。何故かここから妙に1話のボリュームが増えてますね……この頃のうp主は。

何があったのやら……

後書きコーナーもやろうと思います!

あ、昨日学校の読書をする朝の時間帯、本を1冊読み終えたので外を見たら、そこにタヌキが居ました!夜行性なのに昼間に出るとは……と思いながら観察。やっぱり冬のためか、全体的に丸っこく見えましたね。写真とか撮れば良かったな~。携帯没収されるけど笑


石像が降ってきた!ウルトラマンじゃないよ

 のび太が自分の部屋で本に埋もれながら叫んでいた頃、名前の主である22世紀から来た猫?型ロボットのドラえもんはと言うと、

 

「あぁ~ん、ん~」

 

 テレビのニュースを見ながら、どら焼きを食べていた。口に挟んだらどら焼きを空中に飛ばして一口で食べると言う食べ方だった。(どら焼きの食べ方・上級編)

 

 テレビでは満月博士と言う人がマスコミ陣に囲まれて、マイクを向けられている映像が映っている。「地球に影響」等と言う、そこそこ物騒で重要そうな言葉が飛び交っているが、恐らく、と言うか確実にドラえもんの耳にその情報は入っていないだろう。

 

 その時、茶の間の襖が開き、のび太が現れた。

 

「ん~?のび太くん?片付け終わったの~?」

 

 今は完全にどら焼きに興味が向いているため、のび太の方を確認せずに言ったのだろう。お陰で反応が遅れ、泣いているのび太に飛び付かれ顔を引っ張られた。

 

「うわあああああああん!ああああああ!!」

 

「え!るちょっ!?な、なに!なに!!何がどうしたんだ!?」

 

 そのままドラえもんとのび太が取っ組み合いになり、のび太の足がテーブルに当たってしまった。その弾みで、テーブルの上に置いてあったテレビのリモコンが畳の上に落ちてしまった。その拍子にスイッチが押され、ニュースから「魔法少女マミ」とか言うアニメに変わってしまった。

 

「うおっ!?あー!!!マミちゃんだぁ~!!」

 

 どうやら、ドラえもんはこのアニメのファンの様だ。とっくを急いで辞めて、緩みきった表情で食い付くようにテレビを見始めた。

 

「ひっく……んあ……?」

 

 つられる様に、のび太もテレビに目を向ける。テレビの中では、主人公の少女が魔法で部屋を片付け、学校の宿題を簡単に終らせて、スティックの様な物をバットに変えて会話をするシーンだった。

 

 ……部屋の掃除と学校の宿題くらいは自分やれよ(うp主の思い)

 

「……っ!!」

 

 それを見ていたら、のび太の表情が変わってきた。目も輝かせている。

 

 テレビの中では、主人公がバットに変えたスティックを箒に変えて、ブタとタヌキがフュージョンしたような良く分からん生物と一緒に部屋から飛び立って行った。

 

『行ってきま~す!』

 

「行ってらっしゃ~い♪」

 

 緩みきった表情のままで、テレビの中の少女に手を振る。もし彼が人間ならば、即通報され、即逮捕されることだろう。それだけは間違いない。自分の外見に感謝するんだな。

 

「ドラえもん……、これだよ、これ」

 

 ドラえもんの頭を軽く叩きながら、何かを思い付いた様に話しかける。

 

「ん~?」

 

 頭の上に?がでて、何が?と言いたそうな顔をしている。だが、そんなドラえもんに輝いた表情で思い付いたことを言った。

 

「魔法だよ!!魔法があれば良いんだ!!!」

 

「???」

 

 言っていることが理解できず。目を白黒させている。まぁ確かに急に魔法があれば良い!とか言われれば、理解するまでに時間がかかるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔法なんて無いの!」

 

 のび太の部屋に移動して、散らかっている物に豆の様な物をばら蒔きながらそう言った。

 

「どうしてさ~?」

 

「昔は魔法と言われた不思議な出来事も、全て現代の科学で解き明かされてるんだ。魔法はね、迷信なの!」

 

 納得出来なそうに聞いてくるのび太に、豆を撒きながら説明する。そして撒き終わると、ポケットにケースを戻した。

 

「元の場所に戻れ~!」

 

 そう言うと、豆が付いた物は自動的に動き、それぞれ仕舞われてあった場所に戻っていく。ドラえもんが撒いていた物は「ロボッター」と言われる未来の道具。これが付いた物は、付けた人の命令に従って動くようになる。魔法の様にな。

 

「迷信は息の根を止められ、こう言う科学の世界になったのさ」

 

「ちぇ、科学じゃなくて魔法が発達すれば良かったのに。魔法が使えたらさ、きっともっと便利だったと思うよ?呪文1つでなんだってさ。ホイホイホイってね」

 

 歴史にもしを言っても仕方無いとは良く言われるが、のび太の言う未来もあったかもしれない。諦めの付かないのび太は、口を尖らせて戻り損ねたフィギュアを片付けた。だがその時、突然部屋全体がガタガタと揺れ始めた。

 

「地震?……じゃ、なにみたいだ……けど……」

 

 ゆっくりと天井を見上げる。すると、天井を突き破って物凄い轟音と共に何かが落ちてきた。

 

「「うわあああああああ!!」」

 

 落ちてきた物の何かの風圧で、少し吹き飛んだ。そして天井を突き破った際に舞い上がった埃が晴れていく。

 

「えっ!えぇーっ!?」

 

「わああ!わぁっ!?」

 

「「えええええぇぇぇぇぇぇっ!!!?」」

 

 落ちてきた物を見て、かなり驚いている。

 

「な、何これ……?」

 

 何故なら、その物体は

 

「ぼ、ぼくぅ……!?」

 

 ドラえもん本人だったからだ。本人と言う言い方には少し語弊がある。正確には、ドラえもんの形をした石像だ。

 

「空から……?」

 

「「エェェーッ!?」」

 

 2人は天井に開いた穴から空を見た後、信じられないと言わんばかりに石像を見ながら叫んだ。

 

 が、2人が唖然としているとき

 

「のびちゃん?何やってるの?」

 

 1階から母親である玉子の声が聞こえてきた。まぁ、あんな轟音でバレない方がおかしい。

 

「「うわあああああああ!!!!!」」

 

 2人して悲鳴を上げる。石像が落ちてきて、その衝撃で先程以上に部屋が散らかったからだ。が、それよりもヤバイのが、天井に開いた大穴、石像の重みで凹んでいる床である。こんな状況が玉子に見つかれば……本題に入る前にこの物語は完結してしまうだろう。

 

「何か壊したんでしょうね~?」

 

 鋭い。流石のび太の母親。そしてその頃2人は、のび太は何もできずに跳ね回り、ドラえもんは約束通りにポケットからガラクタ類を色々出していた。

 

「一体何を仕出かしたの?」

 

 2人がアホな事をやっている内に、地獄の閻魔大王も恐れおののく鬼神が一歩、また一歩とじわじわ近付いてくる。

 

「あぁー!!折角片付いたのにー!!!!」

 

 のび太は頭を抱える。そして遂に鬼神、玉子が部屋に入ってきた。

 

「のびちゃん!……!あら……」

 

 部屋を見て唖然とした。ピカピカに片付けられていたからだ。変なものがあるとすれば、のび太の後ろにある石像くらいだろう。……ロボッターの付いた本が自動で片付いたところを見られなかったのは運が良かった。

 

「まぁ、キレイになったじゃない……」

 

 普通に怪しい石像にはノータッチの様だ。ある程度部屋を見回すと、今度は天井を見上げた。

 

「あっ?」

 

 そこには、ドラえもんが物体の時間を巻き戻すタイム風呂敷で、大穴の開いた天井を塞いで、元の状態へと戻していた。

 

「ん?あ……。へ、へへへ……。よっと!」

 

 視線に気付いたドラえもんは、暖かい目で誤魔化すと、のび太の横に風呂敷をポケットに戻しながら着地した。

 

「「「…………」」」

 

 少しの間、場がシーンとなったが、

 

≪ぴんぽーん≫

 

 玄関のチャイムで元に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕方になると、のび太とドラえもんの親友である少女、しずかが家を訪ねてきた。そして、普段なら言わないような事を言い出したのだ。

 

「大変なの!空き地で剛さん達が、のび太さんを虐めてるの!!」

 

「え?」

 

「ぼくぅ?」

 

 意味が分からない。のび太は野球が終わって家に帰ってからは、一度も外に出ていないのだ。では彼らが虐めているのは一体……?取り敢えず、空き地に3人で行ってみることにした。そこで目にしたものは、

 

「ふんにゃー!うらぁ!ティハハハ!!お前のせいで負けたんだからな~!!」

 

「そーだ!そーだ!」

 

 石像ののび太にプロレス技をかけているジャイアンと、落書きをしているスネ夫だった。

 

「ほらね」

 

「僕の石像だ……」

 

「ん?のび太?」

 

「あ?ああ、のび太!何だよ、この間抜けな像は!」

 

「こんな所に、こんなもの置いとくんじゃねぇ“ぞう”って……ハハハ、なんちって」

 

「おっ!うまい!ジャイアン!」

 

 ジャイアンとスネ夫がそんなやり取りをしながら、のび太達に石像を蹴ってよこした。のび太とドラえもんは、石像を2人がかりで担いで、タケコプターで飛びながら自分達の家へと帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっこいしょっと」

 

 家に戻った2人は、2つの石像を庭に並べて見てみる。

 

「これってやっぱり僕たちだよね」

 

「僕のは確かにそうだけど、のび太くんのは少し違うよ」

 

 そう。ドラえもんの言う通り、のび太の石像は、普段のび太が着ないような長袖長ズボンを着ている。そして、手にはまるでSFに出てきそうな細長い銃を持っていたのだ。

 

「これって、未来の銃?」

 

「いや。少なくとも僕はこんなの見たこと無い」

 

 となると、未来のものでは無い可能性もある。

 

「それにしても、良く出来てる……」

 

「うん。まるで生きてるみたいだね」

 

 石像を観察しながら、その精巧さに驚いている。自分達の形に似ていることは勿論、服のシワの加減、表情、持っている銃の作り込みの細かさ等、一流の石工が作った物の様に見える。

 

「何か怖いものでも見て、そのまま凍り付いた様な……」

 

 そこで、のび太の頭に何かが浮かんできた。

 

「ひょっとしてこれ、魔法で石になった僕たちなんじゃ……」

 

「そんな馬鹿な。だったらここにいる僕たちは何なのさ?それに、君はこんな服持ってないし、持ってたとしても着ないだろ」

 

「それはそうだけど……」

 

「魔法なんて無いって言ったろ」

 

 ドラえもんはそう言いながら、家の中へと戻っていく。残されたのび太は、何となく自分の石像を覗き込んでみた。すると、石像が汗を流した。

 

「ッ!?うわーっ!ド、ド、ドラえもぉぉぉぉん!!」

 

 のび太が慌ててドラえもんを呼びに行った。

 

「えぇ!?石像が汗を流したああぁぁぁぁ!?」

 

 叫ぶドラえもんを引っ張りながら、石像の元へと急ぐ。その時、のび太の鼻に雨粒が1つ当たった。急ぐのを辞めて、空を見上げると少しずつ雨が降り始めていた。

 

「そう言えば、台風が近付いてるって、さっきテレビで……」

 

 思い出したように、ドラえもんが呟いた。

 

「汗じゃないよ。雨だったんだよ」

 

「えぇ?」

 

 のび太は納得出来ないようだが、雨が本格的に降ってきたので、2人は慌てて家の中へと入っていった。

 

 雨に濡れていく石像は、泣いているようにも見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その夜

 

「絶対に聞こえって!変な声みたいなのがさ!」

 

「パパの寝言じゃないの?」

 

「違うって!」

 

 2人が会話をしながら2階から降りてきた。のび太が変な声を聞いたらしく、ドラえもんと一緒に確かめに来たらしい。キッチンから音がしたので行ってみたが、どうやら勝手口が開きっぱなしで、風に揺らされて音が出ていたようだ。

 

「ん~、何だ……勝手口のドアが開いてただけか」

 

 取り敢えず、ドアを閉めた。

 

「なんだ。そうかそうか」

 

 後ろを振り向いたのび太は胸を撫で下ろすが、

 

「……ん?」

 

 振り向いた時に何かが見えたらしく、もう一度ゆっくりと振り替える。

 

「だ、だれ?だれか居るの?」

 

 ごくりと唾を飲み込み、後ろを振り向く。そして次の瞬間、落ちた雷の光でシルエットが浮かび上がった。

 

「「ギャァァァァァァァァ!!!!?」」

 

「「うわぁああああああ!!!?」」

 

 ドラえもんとのび太が悲鳴を上げると、それに反応したのか玉子とのび助が起きてきた。玉子は眼鏡をかけていないため、周りが良く見えず、持ってきた箒を振り回している。明かりが着くと、人影の正体が解った。庭に置いていた2体の石像だ。

 

「んー?まぁのびちゃん!何やってるの、こんな真夜中に!」

 

 眼鏡をしていない為か、石像をのび太と勘違いし、石像に向かって怒鳴り出す。

 

「ママ、ママ。こっち」

 

 のび助に言われ、どこからか眼鏡を取り出してかけた。そして、石像とのび太を見ている。

 

「なぁーに?!このガラクタ!」

 

「勝手に入ってきたんだ!」

 

「庭に置いてあったのに!」

 

「そんな馬鹿な。石が勝手に動くはずが無いだろ」

 

 2人は反論するが、のび助の冷静な意見で一蹴りされた。

 

「夜中にこんな悪ふざけして!早く片付けなさい!」

 

「早く寝なさーい」

 

 そう言うと、のび助たちは茶の間に戻っていった。

 

「片付けろったって……」

 

「外はすごい雨だし……」

 

 ドラえもんの言うように、外では雨が降る音が聞こえるレベルの雨が降っていたのだ。少しでも出ればずぶ濡れ確定だ。

 

「仕方無い。取り敢えずこの中に入れておこう」

 

 そう言いながら、四次元ポケットの入り口を広げた。そんなドラえもんを尻目に、のび太は石像を見詰めている。

 

「あれ?さっきと形が違うような気が……」

 

「え?」

 

「早く寝なさい!」

 

「「はーい!!」」

 

 形が違うと言われ、ドラえもんも見てみるが、玉子に早く寝るように言われ、2人で急いでポケットの中に入れて2階へと上がっていく。

 

 この時、ここで石像を調べていれば、世界が危険にさらされる事は無かったのかもしれない。だが、それはこの段階では誰にも分からないだろう。




さてと、後書きコーナー行ってみますか。

うp主
「じゃあ入ってきて」

ドラえもん/のび太
「まさかまたここに来るとは……」

うp主
「まぁ、リメイクだから削っても良いかな?と思ったけど、やることにしたよ。いやぁ~しかし」

ドラえもん
「どうしたの?」

うp主
「この頃の俺、1話長いな。この段階で約5000文字行ってるよ」

のび太
「でも、結局後半に行くに連れて、文字数減ってるよね?」

うp主
「疲れたんだよ。きっと」

ドラえもん
「今日は何をするの?」

うp主
「秘密道具の紹介だよ。この段階でも幾つか出てきたけど、完全に無視してたからね」

ドラえもん
「あぁ~。じゃあ早速!今回紹介する秘密道具は!」

のび太
「タイム風呂敷とロボッター!!」

うp主
「タイム風呂敷は文字通り、風呂敷に包んだ物の時間を巻き戻したり早送りしたりするもの。これは人間でも可能で、実際にのび太が幼稚園児程度まで小さくなったり、15年後の大人の姿になったりと、テレビ本編にでも結構使われている道具だね。ただ、何故か鶏の無精卵がヒヨコになると言った場面もあったな……」

ドラえもん
「ロボッターは、小さい豆粒みたいな道具!これをばら蒔いて、様々な物に着けると、付けた人の命令に従って動くようになるんだ!ただし、電池で動いてるから、稼働時間はあまり長くない」

うp主
「よし。じゃあ次回予告頼んだよ」

のび太
「ある道具を使って、魔法の世界に行くことになった僕とドラえもん!しかし、それは新たな冒険の始まりだった!」

ドラえもん
「次回、魔法の世界 動き出す物語!」

うp主/ドラえもん/のび太
「次回もよろしくね!!」

と言うわけで、次回もよろしくお楽しみに!感想と評価もついでにお願いします!!

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