すいません、お気に入りが自分のものかと五度見したほどに驚いてました。
泣きました。
皆さんありがとう、ありがとう!
ではどうぞ(真顔)
やあやあ皆の衆。
お元気かな?
俺だ、最近白龍皇とかいう奴を殺sゲフン!
…バッドエンドへ導いたワラキーだよ。
そちらはもう終わってるかもだが冬休み等がそろそろ終わるので一部は宿題に明け暮れてたりするのではないかな?
まあ、俺は冥界復興も後は魔王達に任せるという形で年中休みだよ。
手伝わなくていいのかって思うだろうけど、後は政治的な細かい部分だからな。
俺が手を出しても意味はないだろう。
こういうのはサーゼクス達がやるに限る。
これぐらいやらないと魔王やってられんしね。
さてさて、例の如くまたしても日が飛んでるんだ。
どれくらいかというと6日位。
というのもフリージアが立ち直るのも時間がかかったからね。
まあ、何度も言うが只人が突然力を得て争わずにいたら操られていたのだから仕方がない。
全く世の中どうなってやがるってんでぇ。
これティアマットとかは優しい方やったんやなって。
あっちは話が分かるからね。
どっかの白と赤の蜥蜴よりも貫禄あるね。
そういえばだが、皆は前回の話で見た通り、ワラキアの夜の能力である……というか、まあ名前でもある
『タタリ』を使った。
ここで疑問に思うだろう事の解決をしていこう。
幸い、家族は事情があって今日は別室で遊ばせてるからね
さて、タタリというのはいわゆる噂の具現化だ。
人々の不安、期待、渇望等を聞き取り、その中で一番都合のいい噂を選びとりその噂通りの姿になって虐殺を行っていくというもの。
つまりは、メディアとかのを利用したってことだ。
だが、皆はうん?なら何で前回は噂もないのに具現化出来たんだって思ったことだろう。
というわけでそれに対する解答だ。
今更だがメタい話、プロローグでタタリの改造を施したろう?結構な要望にしたけど神は叶えてくれた。
その特典がこの『無条件の具現化』だな。
いうなれば、アルクェイドの『空想具現化』と同じような事を俺はしてるわけだ。
俺の場合はしっかりとした形をイメージした上での具現化だから、妄想具現化の方がしっくり来るだろう。
あの赤い夜も俺がイメージして作り上げたものだ。
何で赤い夜かと問われるとまた長い話になるんだ。
アルトルージュ・ブリュンスタッドとの契約期限でのおよそ千年後の赤い月の夜を再現したわけだ。
ワラキアの夜を知ってる人なら、ならタタリとしての力も削がれるのではと思うかもだが、俺は契約してないからね、再現しただけで、俺には何の害もない。
え?特典のデメリット?
……あるよ、一応。
なんであるのかって?お前、能力に穴がないなんてそれつまんねぇからな?
どんだけ強いビーストも倒せる仕様でしょ?
そういうことだよ。
他にも改造は施してあるが、それは企業秘密だな。
また使ったときに解説するよ。
分かりづらいと思うけど……。
さて、今日はお客が来るのだ。
準備準備……ん?誰が来るのかって?
ああ、そういや言ってなかったな。
セラフォルー・レヴィアタンだよ。
まだレヴィアたん☆とかじゃない時の。
まあ、唐突すぎて分からないよね。
簡単に説明すると、この前の白龍皇についての報告とかだね。
サーゼクスじゃない理由としてはアイツが一番働かないといけない役職だからだ。
外交担当も働かないといけないんだが…魔王の中でサーゼクス以外で仲いいのセラフォルーなのよね。
まあ、アイツから来るとか言ってたしこうして掃除とかして待ってるわけよ。
こらそこ、ご都合主義とか言わない。
ご都合主義ならもっと簡単に事が進むからね。
そろそろ来るかな。
…おや、結界に反応あり。
丁度いいタイミングで来たようだ。
俺は玄関へと赴き、扉を開ける。
「やっほー、報告を聞きに来たよ☆」
扉を開けると予め俺が来ると予測してたのか可愛らしい()ポーズでピースキメながら挨拶してきた友人魔王の姿が。
…なんだろう、もう原作状態に片足突っ込んでない?
おっかしいなぁ、まだ魔法少女という概念は誕生してないんだけどなぁ……え、俺がおかしいの?
目の前のツインテール黒髪美少女悪魔がゴキブリさながらこれからの世に対応していくのを喜べばいいの?
嫌なんだけど、だってあれだよ?
友人の魔王が未来で魔王少女レヴィアたん☆とか言うんだよ?
喜べる奴は中々の鋼鉄の精神持ってるよ?
仕方無いね、俺は諦める。
もうこっちが対応するのに疲れるよ。
「……なあ君、恥ずかしくないのかね?」
「…正直、ちょっとだけ抵抗感はあるかな。」
「それでもちょっとな辺り私は尊敬するよ。」
「うん、何とかフォロー入れてくれようとしてくれるのは有り難いけど辛い現実に目を当てて頑張ることにするね。」
偉い。素直にそう思ったのは俺だけではないはず。
この少女?は場の空気すら乗り越える選択を選んだのだ。
それがお前の選択か○ドガー。
「まあ、上がりたまえよ。ここじゃ寒いだろう。」
「うん、お邪魔しまーす。
相変わらずデカいんだね、ズーちゃんの家。」
「ズーちゃんはやめろ。」
…生前の友達の女を思い出すなぁ。
ズケズケと入ってきては酒を共に飲んで騒いで帰っていったっけかな。
セラフォルーはそんな風には見えない。
というか、未来でめっちゃ満喫しててその姿を想像できない。
…友人、ね。
いずれは敵対するというのに友人とは、笑える。
何をしてるんだか俺は……もうちょっとスリルのある生活にすりゃよかったか?
いやいや、俺は平穏な生活を決行日まで過ごすと決めてるんだからそれはアウトでしょうが。
そんなこんなで客間まで案内して座らせ、紅茶を淹れる。
「紅茶淹れて貰ってるところ悪いんだけどもう話始めていい?」
「構わないとも。白龍皇についての報告をすればいいんだろう?」
「うん、お願いね。あ、嘘つこうとはしないでね?」
「ハハハ、すると思ってるのかな?」
「うん、思ってる♪」
「わあいい笑顔、私はとても信頼されてるようで嬉しいよ。」
この子辛辣じゃね?
確かに初対面に遊んだのは俺だけどさ……。
具体的にはタタリの無駄な使い方をして、具現化させたゾンビを後ろからつつかせたりしてました、すいません。
セラフォルーファンの皆!ごめんね!
涙目可愛かったよ!ごめんね!
「あの時の事まだ許してないから、今度スイーツ奢って貰うからねっ。」
「金が飛ぶのが見えたぞ。
さて、話を戻すが……結論から言うと、白龍皇なら殺したよ。」
「へぇ~…中々の実力があるって聞いてたんだけどなぁ。」
「ほう、何処情報かね?」
「逃げ延びた悪魔君からかな。
ま、力も無かった子からの証言だし宛にならなかったって事かな。」
「意外と驚かないのだね。」
「まあ、ね。ズーちゃんの強さは今話してるだけでも分かるし。」
「ただの人間で半端な戦闘狂だったからね。
恐怖を与えて蹂躙しただけだよ。
後ズーちゃんはやめろ。」
「…ところで保護してるっていう赤龍帝ちゃんなんだけどね。」
ニコニコと文字表記出来そうな位先程から笑顔で話しているセラフォルー。
実に不気味というか、底が知れない。
「ふむ、フリージアがどうかしたのかな。」
「フリージアって名前なんだ。
その子、眷属にはしないの?駒は貰ってるでしょ?」
「…それは、どういう立ち位置としての発言かね…。」
「友人としての私。確かに貴方がそういうことを好まないのは分かってる。でも」
「眷属にした方が危険は少ない、だろう?」
「…そう。」
「セラフォルー、それくらい私は理解してるとも。
だがあの子には既に断られた身でね。
強制して悪魔にするのは簡単だ。
だが、その行為によって家族としての絆が崩れるのは割りが合わない。」
「…そっか~断られたんなら仕方無いね。
でも、気を付けて。悪魔の駒を手に入れて悪い考えを持っている貴族も少なからずいる。
下手に外に出せば……分かるでしょ?」
セラフォルーの言うことはもっともだ。
万が一に対応するのが難しいことは赤龍帝の件で十分に理解させられた。
万が一、フリージアが悪魔にでもされたら困るからな。
俺というものを理解してくれてるようで安心したよセラフォルー。
紅茶を渡して座り、自分も飲む。
「忠告感謝しよう我が麗しき友人よ。
しかしだな、どうも解せない事がある。
その危険性を理解した上で何故悪魔の駒を造ることに賛同した?」
俺の質問にセラフォルーは顔に影を作る。
「分かってるよ。いつかこれに関連した暴動の類いが起きる可能性があることは。
でもね、今の悪魔は繁栄という問題だけじゃなくて、三勢力による戦争の事で精神的なダメージも高いの。
だからこそ…」
「新しいナニカで四大魔王としての信頼と信用が欲しかった、と。」
「そう。」
「……まあ、いいんじゃないか?
そういう理由で何かをするのは仕方がないことだ。
戦争により古くから民を統治してた真の王は皆死んだ。
それによるダメージは多大なるモノだろう。
若い君たちが魔王として引っ張らなければ動かないほどにね。
そういった意味では君達は賞賛されるべきだ。
まあ、悪魔の駒の性質は気にくわないが、それはそれだ。」
「それアジュカちゃんの前で言っちゃ駄目だからね?
本人なりの解決策を探した結果なんだから。 」
「彼と私は仲良くするということはないと思うがね。
錬金術師と開発者ではあるが…価値の見方が違うからね。悪魔の駒は凡そ全ての存在を悪魔に出来る代物だ。忌み物と言ってもいい。
だが、これだけは覚えておいてほしい。
これからは人の世であり、人が世界を使い潰す時代だ。
それが悪であれ善であれ、我々が関わりすぎては全てが破綻する。
まるで積み上げてきたトランプタワーが少しつつくだけで崩れるようにね。
我々人外が好き勝手出来る時代は過ぎたのだと。
まあ、人の世を満喫するくらいは、いいんじゃないかな?」
「随分と、人間が好きなのねズーちゃんは。
冥界に住む前に人間に関して良いことでもあった?」
人間に関して良いこと……ううん、あったか?
いや、どうだろうか。
ああでも、一つだけ思ってることがある。
「それに関してはどうも言えないが…一つだけ断言しよう。
人はとてつもなく畜生な存在だ。」
「ええ!?さっき散々支持するような事言ってたじゃない!?」
「あくまでこれからの世に対しての発言だよ。
私の感性からの言葉ではないし、私の本心でもない。」
「そ、そう……じゃあ、本心ではどう思ってるの?」
「……そうだな。」
人の世界
人が全てを利用し尽くした世界
地球の意思が救援を送るほどの世界
─鋼の大地
あれを考えると元人間の俺でもこんな結論が出る。
「滅びるべきだろう。文字通り、全てね。
地球の為を思えばだがね。
だが、それをする権利が誰にあろうか?
この世界にはあれど私達という個体には何も権利はない。
そう、どれだけ強くても、どれだけ賢くてもね。」
「…貴方はやろうとは思わないの?」
「まさか。私がやろうとしてもせいぜい、滅びの回避に全てを費やして……最後に狂うだけだろうさ。
君はしたいと思うのかな?思わないだろう?
これは神話などは関係がないのだよ。
世界からすれば、皆何れは滅びる存在に過ぎない。
なら、今に全力を注ぐのが一番得策だろう?」
そう、どんなに強大な存在でも、それを打ち倒す存在はいる。見下ろす存在はいる。
例えば、真祖を倒した魔法使いのように。
例えば、強大な吸血鬼を殺した青年のように。
「まあ、そんなところだよ。
私の見解など意味はない。
報告の続きというより、話を続けようじゃないか。
結局のところ、白龍皇は何時ぐらいに人間へと宿る?」
「それに関してはどうにもならないとしか言えない。
神器が一部の人間に発現するように神滅具も同じなの。
見つけたという観測はできても事前に、というのは無理。」
「それはまた、厄介なものを置き土産にしたな。
聖書の神は世を乱したかったのか、それとも人間に扱いきれない遺産を送りつけたかっただけなのか。」
「さぁ?本心から言わせてもらうけど、要らない措置だったと思うわ。」
「同意見だな。過保護は保護対象に害悪になる場合もある。
フリージアもまた被害者だ。
…ところでだな、これからの社会に当たって冥界の悪魔は一部を除いて地上に出れないようにした方がよいと思うのだが……。」
「それは検討してるんだけど、上のお爺さんたちがうるさくて。いっそズーちゃんがお得意の錬金術で何とかしてくれたりしない?」
「出来ないことはないが、その後の報酬をどうするのだね?ゼクラム・バアル達の消去など、それ相応の物を貰わなくては。後ズーちゃんはやめろ。」
「だよねぇ…錬金術師は対価を求めるもんね、悪魔と同じだよ。」
「そちらのように契約内容以上の報酬を貰うような事はしないからね。
知ってるぞ、かつて契約でただ女を振り向かせるというだけで男の魂を奪い去ったという悪魔がいたのを。」
「あ、悪魔だから…じゃだめ?」
「これからが不安になるなとだけ言っておこう。」
悪魔としてはいいんだろうが契約としてはどうなんだろうか。
ちゃんと見合った報酬じゃなきゃ信頼は勝ち取れないだろうに。
人間社会での基本でもあるが…何でか一部の悪魔はそれを無視した行動を取る。
困ったものだ。
それがナニカの火種になろうと俺には関係ないし、関わる気はない。
これ以上の尻拭いを俺にやらせるのは御門違いというものだ。
「……まあ、白龍皇の報告などあまり出来なくてすまないね。」
「いやいや、報告があるだけマシだからいいよ。
謝られたら冥界の事情に巻き込んでるこっちが申し訳無いわ。」
「そうかね?なら、有り難く思ってくれたまえ。」
「それはそれでムカつくかな~」
じゃあどうすりゃいいんだってばよ。
これじゃあ喋ることも出来ないじゃないか。
「ところで、フリージアちゃんに会いたいんだけど駄目かな?」
「まだ心が癒えてなくてね。少し休ませてる。」
嘘です思いっきりオーフィスと遊んでます。
「そっか、じゃあ仕方ないね。」
「ああ、悪いね。……帰るのかね?」
「うん、まだ仕事あるし。」
「…セラフォルー、本当ならば通信でも報告を聞けたろう。
何故直接私の家に来た?赤龍帝であるフリージアの様子見も兼ねてか?」
「そういうのは直接聞くものじゃないと思うけどなぁ。
ま、それもあるんだけど……。
ちょっとサボりたかったからかな!」
俺は我慢せずにチョップした。
いや、仕方ないじゃん。
仕事のサボり場として家に来られちゃ堪ったもんじゃない!
ここは一度説教をするべきか……?
「うっ、何だかズーちゃん怖いから退散退散!」
「怖いとはなんだね怖いとは。
意図せずともサボりに付き合った友人に対する言葉かね。
後ズーちゃんはやめろ。」
「ごめんごめん、それじゃ、私はこれで。」
「……ああ。さっさと行って仕事をしろ。」
「はーい……」
セラフォルーは肩を落としながら家から出ていった。
どんだけ嫌なんだアイツ。
追い出しといてあれだが背中から哀愁が漂ってるぞ。
……まあいいや、アイツも帰ったことだし後は家族と過ごすか。
結局、アイツの来た本当の理由が分からなかったな。
まあ、何もなかったしいいか。
そんな事より家族と団欒するんだよ!
…それに、人間は人外よりも早く死ぬからな。
時間は作らないと、俺が悲しい。
この作品はまったりと過ごしながらたまに起こるシリアスをさっくり解決するものです。
これで察してください、後々の展開。
次回、日にちがまた飛びます。