【完結】 ─計算の果てに何があるか─   作:ロザミア

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どうも、ロザミアです。

もうね、飛ばし飛ばしですよ。

それでもよろしい方はDホイールに乗ってどうぞ。




勝負になるのは同じ土俵の奴等だけってそれ一番言われてるから。

やあ、皆の衆。

俺だ、ワラキーだ。

 

さてさて、俺は計画を始めて何をしてるかというとだな。

 

 

 

駒王町に来てます。

 

うん、分かってる。分かってるからその『は?』な顔をやめなさい。

説明するぞ。

 

愛娘が逝った後に、俺はそらもう準備した。

何をしたかは具体的には説明を省くが。

したら何十年も経っててね。

気付いたら原作が始まってました。

少し時間が掛かったが何とか間に合わせた。

サーゼクスの話とかを聞いたが、ライザー・フェニックスの婚約騒動は終わったようだ。

オイィ……ガバガバで笑うわぁ。

まあ、引っ越しましたがね!

 

え?冥界やサーゼクスとかの警戒はいいのかって?

 

…ま、分からない方が楽しいしね、いい場所を見付けたから移り住むわって言ったらいつもの溜め息の後に許可してくれた。

 

あ、そういえばリアス・グレモリーの誕生とかちゃんと立ち会ったよ。いやぁ、子供は皆可愛いもんさ。

後は…ミリキャス君とソーナちゃんかねぇ。

 

そして引っ越しました。

引っ越しにどうこう言われる筋合いはないがな。

 

そして、駒王町で職を見つけて前世と変わらないように働いていた訳だ。

 

教授も働いているが、何をしてるかというとラーメン店を開いてる。

……完全にプリヤとかの方面なんだよなぁ!

声優同じ別キャラなんだよなぁ!

しかも麻婆なんだよなぁ!

狙ってるよねぇ?何で夕食にたまに出してくるの!?

……まあ、美味かったけど。

 

オーフィスは単独行動を取ってるがたまに帰ってきては甘えてくる。

 

……ただ、ベッドに入り込んでくるのはびっくりする。

まあ、娘も甘えたい時期なんだろう。

いつもだけどな。

 

それで、俺の職業だけど……

 

 

「件先生、おはようございまーす。」

 

「ああ、おはよう。今日も元気で大変結構。」

 

名前を変えて、髪色黒くして教師やってます。

 

名前?虚夜 件(うつろや くだん)だな。

虚言の夜とタタリの元ネタの件という妖怪から取った訳だ。

安直でナンセンスな名前だが、それくらいは我慢する。

 

生徒の皆も急に就任した俺に最初は驚いてはいたが次第に馴染んでくれた。

良きかな良きかな。

今なんて廊下を歩きながら挨拶してくれてるぜ!

 

いやぁ、錬金術が活きたな!

物理なんだよなぁ(セルフ突っ込み)

 

主に三年を受け持ってるが……。

 

よりにもよって、何でかなぁ……

 

俺は自分の担当授業をする教室の扉を開ける。

すると、一人の生徒が挨拶をしてくる。

 

 

 

「おはようございます、件先生。」

 

「おはよう、リアス君。」

 

 

……あのさぁ、何でよりにもよってこの子のクラスも受け持たなあかんの?

 

いや、うん…問題はない。

逆に考えろ、様子を見やすいと。

 

……欲を言えば、赤蜥蜴…じゃなくて赤龍帝の少年の主人公君のクラスがよかったね。

もう、目覚めてるだろうし。

 

……赤龍帝か…。

 

「先生、どうかしましたか?」

 

「…いや、何も。ところで、何時見ても思うのだが、その髪は本当に地毛かね?」

 

「正真正銘、地毛です!」

 

ほう、兄と同じ返しだ。

そこまで似なくてもよかったのでは?

 

「ハッハッハ、すまない、少し反応がいいのでね。

もう少し突っ込みを鋭くすることをオススメするよ。」

 

「もう少し教師としての言葉を生徒に送るべきだと思いますけど……!」

 

「私は言ってるつもりだがねぇ……さ、そろそろチャイムが鳴るから皆席に座りたまえ!」

 

さて、授業を始めようか。

偽りの姿ではあるが、まあ、それなりに楽しむとしよう。

 

 

 

 

 

 

その日の夜、俺は教授と家で話をしていた。

 

「そうか、動いたか。

楽しみだね、堕ちた天使の企みの崩壊。

知ってるかね、同胞よ。

自分は強者と思い込む愚者を壊す方法を。」

 

「いや、知らんな。寧ろ、興味がない。」

 

「ふむ、それは意外だ。

では、答えを提示しよう。

それはね、より強い者をぶつける事だ。」

 

「…動くのか?」

 

「そろそろ、私が動かねばね。

それに、絶好のタイミングだ。

大戦を生き抜いた者の力、見せてもらうとしよう。

久しぶりの戦闘ゆえ、鈍ってないといいのだがね。」

教授はそれを聞いて、クッ、と笑う。

 

「貴様がそれを言うか。

貴様の中に鈍りなどないのを、私と無限は知っている。

存分に蹂躙するがいい。」

 

「キキ、蹂躙、そうだ、蹂躙だ。

私は、私達は、これより始まる闘争を望んでいた。

火種はもうすでに撒かれた。

神仏さえも我が掌の上だ。」

 

「吸血鬼が、神を掌へ乗せるか。

それは傲慢か?」

 

「いいや、それは違う。

私は、私達の望みのために食い潰す。

それを孫悟空の話に例えただけのこと。」

 

「そうか。……私も出るべきか?」

 

「いや、まだだ。

君のソレはもう少し後の登場がいい。

絶望感という点ならば君に勝るものはいない。」

 

「混沌が絶望か。……悪くはない。いいだろう、では、貴様の演目に追加される時を心待ちにしている。」

 

「ああ、必ず近い内に招待するとも。」

 

…クックク、動くときは近いぞ、主人公諸君?

 

俺が、俺達がどこまでお前らに通用するのか、教えてくれよ。

 

「ところでだな、我が店の看板となるメニューをもう一つ程作りたいのだが、希望は?」

 

「また私を実験台にするのかね。

もう勘弁してくれ。」

 

あれ本当に胃にクルから。

 

 

 

 

 

 

新しい朝が来た。

よっしゃ、そろそろ動くで~。

幸いにも今日は『何でか』休校日だからな。

 

「……ふむ、エクスカリバーか。」

 

調査の結果、エクスカリバーが教会から盗まれたそうな。

ウケる。

つまりは、エクスカリバー編って事だな。

 

エクスカリバー。

小耳に挟んだことがある程度だが、確か聖剣計画とかいうので一時期騒ぎになった筈だ。

 

しかし、それだとおかしい。

この世界は神話やら伝説やらがごった煮状態ではあるが……それではおかしいのだ。

 

まず、何故聖剣エクスカリバーが未だこの世に残ってるのか。

皆もアーサー王伝説…最悪fateをやっていれば知ってるだろうが、エクスカリバーは最期に湖に返還され、その後は行方知らずとなっている筈だ。

 

それを、何故、聖書陣営が、持っているか。

……答えは簡単だ。

 

聖書のいうエクスカリバーは聖剣計画…今のとは別の奴だな。…で非人道的な方法で造り出したなんちゃって聖剣な訳だ。

じゃなきゃ、星の聖剣たるエクスカリバーが折れる筈もなし。

え、fateじゃねぇって?

いや、あの伝説の通りなら逆に折れると思う?

 

俺は思わないなぁ。

ところで、伝説って? ああ!それって○ネクリボー?

 

「幸いにも役者が動いているようだからね、それを見ながら動くとしよう。」

 

ま、楽しめるかはさておき、どうやって真犯人に辿り着くのか、見るとしようか。

 

 

──────────────────────

 

 

いやぁ今回は場面が飛ぶなぁ!

巻きで行こう巻きで、カットカット!

 

さて、傍観した結果、リアス・グレモリー一行は教会の戦士とかいうどうみても死んでこい要員二人と協力関係を結び、堕天使コカビエルを討つらしい。

 

が、これがまた若手の悪魔に有りがちな事が。

 

「まさか、サーゼクスに救援を頼まないとは…」

 

いや、うん、確かに若手悪魔として名を上げるチャンスだ。魔王という立場の兄が妹の彼女にとって重荷であることも昔から承知している。

 

だが…勇気と無謀は違うものだ。

そこを履き違えるのは王として無能というもの。

だが、まだ修正の効く範囲だ。

 

俺は携帯に番号を入力する。

勿論、アイツだ。

 

「……もしもし。」

 

『もしもし、どうしたんだい、君からなんて珍しいね。』

 

「堕天使コカビエルの件は知ってるかね。」

 

『…コカビエルが聖剣を盗み、悪事を働いてるのはアザゼルから聞いたよ。』

 

「そうか、なら話が早い。今すぐに来てくれると助かる。」

 

『…それはコカビエルが駒王町に居るって事でいいんだね。分かった、向かうとしよう。

しかし、何故領主であるリアスではなく君が連絡を?』

 

「王たる君に、頼るのはまだ若い彼女からすると疎ましいらしいからね。

手遅れになる前に連絡させてもらった。」

 

それを聞いて理解したのかサーゼクスは溜め息を吐く。

電話越しからでも分かるが、少し怒ってる。

 

『…リアスはまだ若い。

これからの冥界を担うのはそれぞれの家を代表する若手悪魔だ。失っては今後の冥界の為にも危ない。

それだと言うのに、どうして頼ってくれないのか…。』

 

「もっと慌てたりすると思ったのだがね。

情愛を切り離して考えることが出来るようになったか。」

 

『兄としては大慌てだよ。

でも、僕は未熟だけど王だからね。

少しは今後の事も考えないと。』

 

「そうか。……ところで、私が動いても問題ないかね。」

 

『君が?いや、三勢力の問題に友とはいえ君の助けを借りるのは……』

 

「友を手助けするのも、友の役目だろう。」

 

『……分かった、どのみち急いでも時間が掛かる。

それまで足止めか倒すかしてくれ。

最悪私がコカビエルを倒す。

それに、堕天使への貸しを作れるしね。』

 

「その発想が出来れば結構。

相手を存分に利用したまえ。

王として、国を第一に考えるのは普通だとも。

では、また後で会うとしよう。」

 

……さて、アイツの成長もちょいと見れた所だし、やるかな。

 

取り合えず、コカビエルの居るとかいう校庭まで赴くとしよう。

 

何だか、人払いの結界も見えるし。

 

……これは、俺が連絡しなくても支取生徒会長がしてくれたかな?

出過ぎたかもしれないが、まあいい。

 

 

さて、校庭前まで転移すると、案の定だが居ましたね。

セラフォルーの妹であるソーナ・シトリーとその眷属が。

なるほど、結界を保つのに精一杯ですか。

 

俺は近寄りながら話し掛ける。

 

「大変そうだね、ソーナ君。」

 

「……え?ず、ズェピア様!?どうしてここに…?」

 

めっちゃ驚かれてますやん。

あ、眷属が俺について聞いてる。

ソーナちゃんが俺について説明すると、どっひゃあという音が聞こえそうな程驚いていた。

そんな驚く事かな、傷付くよ?

 

「そ、それで…何故ここに?」

 

「いや、友からの指示でね。

入れてくれると助かるのだが?」

 

「それは構いませんが、魔王様は?

呼んだ筈ですが……」

 

「冥界から駒王町までそんなすぐに来れるわけないだろう。あっちも直に来る。

……まあ──」

 

俺は結界を通り、激戦区へと足を運ぶ。

 

「─相手がどこまで足掻けるかを楽しむだけだよ、私は。」

 

そう言って、少し口角が上がるのが分かった。

オイオイ、興奮してるのか?

まだ余興だぞ、落ち着けよ、俺。

 

さて、状況は……と

 

 

「ぐっ……くそぉ…!」

 

「何て強さ…これが大戦を生き抜いた堕天使の力なの……!」

 

……いやぁ、ボロボロだぜ。

原作とか知らないからアレだけど、もうちょっと善戦するかと思ってたけどなぁ。

イケメン金髪悪魔君と教会の戦士の女二人は特に。

女二人なんて「神が、主が…死んでいた……?」なんていってますよ。

あー、教会…天使達は隠蔽してたの?

ウケる。

 

まあ、あれでも一応は蜥蜴駆除の際にも生き抜いた奴だしね、これくらいは当然と思いたい。

 

おっさんが光の槍を持ち、羽を広げて飛んでいる。

その表情は落胆だ。

 

「ふん、赤龍帝ならば或いは…と思ったが所詮は下級悪魔か。

やはり貴様らを殺し、この街を破壊し、戦争を再開するとしよう!……む?」

 

あ、気付いた。

視力いいんだね、いくつ?

俺は……知らね。

 

挨拶しとこうかな……あ、待てよ?

堕天使相手にどんな挨拶をしよう…くそ、思い付かない。

ワラキーフィルターに期待しよう!

 

「やあ、堕天使君。ああ、幹部だったかな?

お初にお目にかかる。」

 

「貴様は…吸血鬼か。

吸血鬼が一体何の用だ?まさかこの悪魔達の連れか?」

 

「吸血鬼……?え、ず、ズェピアおじ様!?」

 

お、リアスちゃんお久し振り。

この姿ではだけど。

おじ様かぁ、昔からの呼び名で安心した。

ソーナちゃんは様付けだもんなぁ。

ま、手を振っとこう。

 

「連れ、というよりかは手伝いか。

サーゼクスに君の事を頼まれてね。

……ああ、名乗るのを忘れるとは監督として根本的ミスをした。

私は、ズェピア・エルトナム。

よろしく、堕天使コカビエル君。」

 

「サーゼクスだと……いや、それより、ズェピア…聞き覚えがあるぞ。

貴様が超越者に並ぶ実力者とされるズェピアか!」

 

コカビエルの顔が、歓喜に染まる。

うわぁ、スパイス与えたかな?

 

すげぇ嬉しそうだよあいつ。

少しうっとりとした目をしてない?

ホモかよお前ぇ!

ホモビエルですか(汗)

 

「ハ、ハハハ!いいぞ、魔王でないのは唯一の不満ではあるが貴様ならば申し分無い!

俺と戦え!そして、堕天使の力を思い知るがいい!」

 

「…何か、勘違いをしているらしい。」

 

「……何?」

 

「私は、戦いには来ていない。」

 

「─そうか。貴様ならばと思ったが、期待外れだったようだ。さっさと殺すと──」

 

 

「私は、駆除に来たのだよ、コカビエル。」

 

「─駆除、だと……?」

 

駆除、ソレを聞いた周りの連中は驚きを隠せなかった。

それもその筈だ、先程まで圧倒的とさえ言えるほどリアス・グレモリーと教会の戦士に力を見せつけたコカビエルに、駆除というまるで勝負にならなそうな単語を投げ掛けたのだから。

 

「どうして、羽虫を前にして脅威を感じなければならない?

どうして、毒の入ってない料理を食べるのに躊躇しなくてはならない?

分かるかね?君のしていることは子供の遊戯、駄々に過ぎない。

玩具を買って貰えないからと、遊んで貰えないからと泣きわめく子供だよ、君は。」

 

「………れ…」

 

「まあ、もっと分かりやすく言うとだ──」

 

俺は、閉じていた目を開く。

血溜まり、そう言ってもいいほどに目から血がドロドロと溢れる。

口角が自然と上がる。

目の前の愚者を前に、笑いが止まらないように、三日月の形になるまで上がる。

 

そうだ、俺は──

 

 

 

「─舞台にとって最早君は邪魔なんだよ、鴉君。」

 

「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

─ワラキアの夜だ。




コカビーが不憫?

……コカビエルなんてね、所詮は阿呆の中の阿呆。
なして原作でもうん、で?な奴にいい勝負書かなきゃいけないんです?
こちとらワラキーやぞ!(圧倒的自信)

では、次回は蹂躙です。
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