なんですかね、ランキングに載ってましたね。
……ええ、怖い。
ま、まあいいや。
どうぞ。
さて、皆さん、突然だが学生が一部嫌がる行事の一つを知ってるだろうか。
答えられるかな?
体育祭とかじゃないよ。
答えが知りたいかな?
よし、答えましょう。
授業参観だ。
そうです、今日は駒王学園の参観日なのだ。
ついでに言うと俺の授業が親御さん達に見られる日でもある。こんな日は滅びてしまえ。
しかも、だ、俺がここまで嫌悪感を出す理由は親御に見られる以外にもある。
「どうも、貴方が今回授業をしてくれる先生ですね。
(やあ、ズェピア。顔を合わせるのは久し振りだね。)」
「えぇ、虚夜 件と申します。
今回は頑張らせてもらいます。
(うむ、久しいなサーゼクス。)」
こいつだ。
この紅髪の野郎、絶対来るとは思っていたが…
「ソーナちゃーん!元気にしてた~?」
「お姉様!恥ずかしい格好で来ないでください!」
……まさか、シスコンまで来るとは…いや、分かってた。
分かってはいたよ。だって、こいつらだもん。
絶対に参観(という名の遊び)に来るのは分かってたもん!
いやね?俺もリアスちゃんの受け持ちじゃなければ何とも思わなかったよ。
でもさぁ、何でか知らないけど紅髪妹の担当授業俺だし、しかも来るのは母でも父でもなく兄だよ。
見ろよ、アイツ無駄にイケメンなせいで女子が集まってるんだよ!
ふっざけんなよお前!
マジで、嫉妬とかじゃなくて純粋にキツいんだよ俺は!
ストレス溜めさせないでよ頼むからぁ!
「リアスはどうですか?しっかりとやれてますか?
(セラフォルーに関しては止められなかった。
申し訳無い。後、三勢力会談はここになった。)」
「えぇ、まあ。所属してる部活は意外な物ですが授業態度などは問題ありません。
(だから知らせが遅れたのか。君、後で殴らせろ。)」
「ハハハ、そうですか。
(正直すまなかった。僕は言おうとしたよ?
でもセラフォルーが「ズーちゃん顔合わせてくれないからドッキリ仕掛けよう!」って言って圧力掛けてくるから……)」
セラフォルー……会談始まる前に一発ビンタ入れても俺は問題ないでしょう。
故に私は、命題A『セラフォルーにビンタする』が正しいと思います。(ロストロイヤル感)
こいつも同罪で殴っておこう。
その後、授業は滞りなく進み、俺の胃は守られた。
サーゼクスなら何かしそうと思ったが、はて?
……アイツなりに何かあるのかな、魔王だし。
ちなみに、リアスちゃんは普通だった。
サーゼクスが何かしてたら俺と同じく胃が悲鳴をあげていただろう。
・
・
・
今日は部活も何もない、という事になっている。
アイツら、冥界でやりゃあいいのに地上でやるんだぜ?
しかもわざわざ魔法使って校長とかの教師陣操っての予定総替え。
いやぁ、駒王学園の未来は暗いぞ。
マジで冥界でやれよ……。
まあ、そんなこんなで一足先に俺は会談をするデカい部屋で座って待ってるわけだが。
サーゼクス達もそろそろ来るだろう。
「よう、来たぜ。」
「…おや、仕事しないで有名な堕天使総督君こんにちわ。ついでに白龍皇君も。」
「ついで扱いとは、余裕があるな。」
「なに、これから始まる今更感満載な和平に比べれば、この場の皆は余興に過ぎないだろう。
ほら、さっさと座りたまえよ。」
最初に来たのがこいつらか。
アザゼルと白龍皇は座る。
……凄い興味ありそうな目で俺を見るのやめてくれよ。
堕天使の評判がそこまでよくないの知ってるだろ?
「お前がうちのコカビエルを倒してくれたんだっけな。
礼を言うぜ、ズェピア・エルトナムさんよ。
あ、俺コーヒー。」
「暇だったものでね。
それに我が家が壊される可能性があると思うと居ても立ってもいられなかったのだよ。
それと、ブラックでいいかね?」
「へ、よく言うぜ。
俺達が会談するのを見越してコカビエルを倒し、ここの席に座る権利を得たとも見えなくはないぜ?
後、それで頼む。」
「さて、私には何の事やら。」
コーヒーを淹れながら会話しているが、こいつ怖いよ。
確かに会談をするのは可能性として見てはいたが、ここまで考えがつくとは恐れ入った。
おい、どうしてその推理力を別のに変えて部下の管理に役立てなかった。
白龍皇は会話の途中でコーヒーの話をしているせいか微妙な顔をしてらっしゃる。
あ、君のもコーヒーだからね。
「そもそも、だ。
サーゼクスから聞いた話からお前を知ったときは疑ったぜ?」
「ほう、私を?」
「ああ、悪魔達の都市復興の時に『偶然』現れてサーゼクスと出会い、そのまま領を持つにまでなったなんざ、誰でも疑うだろうよ。」
「ふむ、私は時期が被っただけでそれまでは何もしていなかったがね。
強いて言えば旅をしていたくらいかな。」
「旅ねぇ……どうだか。」
「随分と疑うな、アザゼル。」
「ヴァーリ、こりゃ同族嫌悪って奴だよ。
俺とアイツは似てる部分があるからな。
無駄に疑っちまうのさ。」
研究とかに関しては似てますね。
捕らえたりはしないけどな!
その分俺の方が人類に優しいわけだ。
コーヒーを二人に渡し、会話を中断する。
これは、これからの会談の為にもやめておけという注意でもある。
アザゼルは理解したのか、コーヒーを飲んで黙りこむ。
白龍皇…ヴァーリ君か。
彼もまた、静かになる。
しかし、またしても扉が開き、誰かが入ってくる。
「あ、ズーちゃん!久し振り~元気してた?」
「やあ、ズェピア。授業参観の時はどうも。」
「…ああ、気にしなくていい。
後、ズーちゃんはやめろ。」
「お、おじ様?何故おじ様が……」
「彼もまた、重要な存在だからだよ。」
「なるほど、コカビエルを倒したあの人にもこの会談に参加する資格はあると言うことですね、魔王様。」
「その通りだ、ソーナ君。」
サーゼクスとグレイフィアや、普通やな。
お、リアスちゃんとソーナちゃん。それとその眷属ぅ達。
そして、出たな見た目少女マジカル☆レヴィアたん。
グレイフィアよ、セラフォルーと競いあった仲なんでしょ?ちょっと真面目モードに切り替えるくらいしておいてよ。
そういう視線を送ったが、グレイフィアは無理ですと視線を送り返してきた。
お前も届かぬ領域か。
なら無理だな。
「ズーちゃん、ちょっと見ない間により大人っぽくなったね。レヴィアたん、友達の成長を見れて嬉しいぞ☆」
うわキツ。
「あ、ああ…教師だからね、生徒達に教えている内にそうなったのかもしれないな。
それと、ズーちゃんはやめろ。」
「……頑なにズーちゃん呼びを否定してくるわね。」
「君もしつこいな。
大体、そのような呼び名は私に相応しくはない。
可愛らしいお嬢さん等にそのちゃん付けをすることをオススメするよ。
……それと、君には以前、そのキャラはやめた方がいいと言ったと思うのだが……」
「あの時の私から進化した結果がこの魔王少女レヴィアたんなんだから、仕方無いわね!」
「……妹君のソーナ君がとても可哀想だよ。
まあ、君の趣味にどうこう言っても仕方ない。
さて、後はミカエル達か…。」
神の死を隠し、信者を集める宗教ねぇ、正しくはあるが、裏の事を知ってるやつに位はしっかり説明すべきとは思うが。いや、何名かには教えてるだろうが。
まあ、いつかそのツケは来るだろう。
それに、俺の知ったことではない。
そして、最後の勢力代表者が来る。
「私達が最後のようですね。」
「そのようですね、ミカエル様。」
「い、イリナ!?」
……ふむ、転生悪魔の技術でも応用したか?
擬似的な天使化、ある意味それは酷な事だぞミカエル。
そのお付きの転生天使ちゃんはイッセー君と話してるし、しばらく待つか……おい、なんでこっち来る天使長!
「貴方がズェピアですね、私はミカエル。よろしくお願いします。」
「これはご丁寧に。
既に知られてるようですが、私はズェピア・エルトナム。こちらこそよろしくお願いするよ。」
「貴方は冥界でも有名な方ですので、知らないものはここに殆ど居ないかと。」
「それほどの事をした覚えはないが。
それで?魔王や総督よりも先に私に挨拶とは、いいのかね?」
「…それもそうですね、挨拶はこれぐらいにしておきましょう。」
シッシ、天使とかいうのはあまり好かない。
良い顔していても秘匿していたのは変わらない。
腹黒い天使とかゲームでもよく見るわ。
信用なりません。
全員揃ったこの場で、堕天使総督が真っ先に声をあげる。
「よし、じゃあやるか。三勢力会談をよ。」
「そうだね、早く始めよう。」
「ええ、そうしましょう。」
ようやくか……さて、どうなるかな。
楽しめる劇になるといいが……オーフィスの面白い物と言うのも気になる。
十中八九来るだろうし、その時に見せてもらおう。
いやでも、見てるだけで良いのだろうか、仮にも俺はこれに参加してる身。
いやいや、俺は勢力代表でもなく、ただこの会談を開くのに良い機会だったコカビエル事件の解決者の一人だからって理由で来ただけだし……
・
・
・
ブツブツ……
「ズェピア、君はどう思う?……ズェピア?」
ハッ!?
えーと……ああ、深く考えすぎて途中から聞いてなかった。
皆凄い見てるよ。ヤバイでやんす……!
ここはやんわりと聞くか。
「……すまない、考え事をしていた。
もう一度手短に聞かせてほしい。」
「君がそこまで考え込むなんて珍しいな。
分かった、これから私達三勢力は和平を結ぶことで睨み合いを無くそうって事になってるんだけど…君はどう思うかな、君も冥界に深く関わってきた者の一人だ。
意見を聞かせてほしい。」
あー、それか。
もうとっくに済ませてるのかと……
俺の意見、ねぇ……
若者が期待の目っていうか何を言うのか気になるって感じだしなぁ……期待が重いよ。
「私の意見か…正直に言っても?」
「ああ、構わないぜ。
お前の意見ってのもそう聞けねぇだろうしよ。」
「ふむ、分かった。
では、言うとしよう。
正直、今更すぎて呆れている。
今まで何年…いや、何百年以上も睨み合い、小さな争いをしてきた。
私も勿論それは見てきた身だ。
まあ、こういった三勢力を巻き込むような事件が起きないと会談を開けないというのは分かるがね。」
「……まあ、君ならそう言うとは思っていたよ。」
「言うとも。
だが、別に咎めるような事はしない。
所詮は私は吸血鬼という存在だ。
悪魔という勢力に寄ってはいたが、あくまで私は他人。
そんな私が意見を言って何になろうか。
ただ、少し長くなるがこれだけは言わせてくれないか。」
『……。』
皆がこれから俺が言う言葉に集中している。
所詮は俺の意見なのに、真剣に聞こうとしている。
俺が言うことなんて、一つしかないよ。
俺が、誰と、どんな種族と数十年を共にしてきて、それを愛してきたか。
それを考えればね。
ほら、サーゼクスやグレイフィア、セラフォルーはもう察してる。
「種の存続、それも理解はできる。
人間にのみ宿る神器の研究、研究者として私も分かる。
信者を増やし死した主を絶対とする、間違いではない。
だが……人の時代だ、発展していく時代だ。
私達人外の時代はもうひっそりとしていくべきだ。
今のように、和平を結び、自分達の世界でただ自分達だけで生きるべきだ。
人間を過剰に巻き込むのは、やめなさい。」
「過剰にたぁ…だが、神器使いが世界に仇なさないとは限らねぇだろ?」
「だから、まだ知恵も浅い子供を殺すか監禁すると?」
「事前に被害を抑えるためだ。」
「小さな被害者だけで済むと。
愚かだよ、アザゼル。
神は人間に神器を渡した。
確かに一つ一つが恐ろしいものなのかもしれない。
だが、だからといって若葉を摘んでは、大樹にもならん。
人間の可能性をどうして見ないのか。
理解ができない。」
「逆によ、お前はどうしてそこまで人間の可能性を信じれる?」
どうして?どうしてと聞かれても。
俺はもう信じるしかない。
だって、あの子は人間だった。
最初は旅をしていた時は汚い部分も多く見てきた、失望が芽生えかけていた位には。
だが、可能性に賭けたら、勝った。
あの子は、強く、優しく、それでいて儚い存在だった。
汚くとも、人間は輝くのだと。
それを教えられたのだ。
「美しいものを見たからだよ、アザゼル。
人間が好きで、堕天したのが堕天使というが、君は飽きたようだが。
……私は、本当に美しいものを人間に、あの子に見た。
良い機会だ、今一度、しかと人間と向き合ってみたまえ。」
あの子は、フリージアはもう居ないけど、俺は信じると決めたんだから。
お前にも、可能性を見てほしい。
計算しきれぬ未来を、可能性を見てほしいんだ。
「…分かったよ、俺もあんたも頑固になっても仕方ねぇ。少し考えるさ。」
「ああ、私も柄にもなく熱くなってしまった。
価値観の押し付けをしてしまった。
すまないな、アザゼル。」
「いや、いい。
お前の言葉を真剣に考えさせてもらうぜ。」
「…ズェピアさん、私は間違っていたと言うのですか?」
「主は死んだ。それは事実だ。
だが、現代の者は神すら実在するとは思うまい。
故に、我らのような者を知り、関わった信者には虚言を吐かず、導くべき……いや、違うな。
多少の虚言もいい、しかし、度というものを知りたまえ。」
「…ええ、そうですね…検討します。」
「検討するだけでも良いと思うよ。
……サーゼクス達は、私がよく知ってるからね、後はもう少し自重を覚えれば良いと思うよ、外交担当君。」
「き、気を付けるってば~……」
「ハハハ……。」
「よろしい。……私からは、以上だ。
和平には賛成だよ。
……どうかしたかね、若者の諸君。」
リアスちゃん達は俺の語りを聞いて呆けていたので、聞いてみたら何でもないと首を横に振る。
いやいや、絶対なんかあるだろ。
熱く語ってしまった。
だが、これは俺のエゴのようなものだ。
そう、自分の理想を語っただけ。
…だけど、これだけは言いたかったんだ。
この関係が、終わる前に。
「んじゃ、和平の件は解決。
本題にいこうか。」
先程の会話も束の間、アザゼルが切り出す。
ミカエルはそれに頷き、アザゼルに問う。
「本題……そうですね、アザゼル、貴方に問いたいことがあります。
ズェピアさんにも言われていた神器の研究やら神器使いの確保やら……貴方は戦争でもしたいのですか?」
「いいや、備えていたのさ。」
「備えていた……?君がそれほど警戒する程の相手なのかい?」
「一応だよ、一応。
相手はテロ組織でな、組織名は──」
「─『禍の団』だろう。私も知っている。」
「……へぇ、お前もか。
なら、それの頭領も知ってるんだろ?」
「ああ、『無限の龍神』オーフィスだろう?」
オーフィス。
その名に聞き覚えがある者は驚いている。
約数名を除いて。
「へっ、良い性格してるぜ、お前。
この話をするのも見破ってたってか?」
「いや?縁があってね、それで知っていた。」
今もその縁は続いてますがね。
寧ろ家族ですがね。
「まあいい、だから俺は戦力を多少なりとも整えてきた。
俺達…特に悪魔はこいつらに狙われるだろうしな。
何せ組織の中には──」
アザゼルが続きを言おうとする。
───瞬間。
「─来たか。」
その場の数名がピタリと、動かなくなってしまった。
「な、なんだぁ!?」
「だよなぁ、奴さん達もこれを見過ごす訳ないもんなぁ。
しかもこれは『停止世界の邪眼』だな。
ってこたぁ……」
「ギャスパー……!」
「これも『禍の団』の仕業と見て良いんだなアザゼル!」
「─その通りです、偽りの魔王 サーゼクス・ルシファー。」
魔法陣から人が現れる。
艶かしい女だ、しかし、それでいて邪悪。
「君は……!?」
「カテレア・レヴィアタン。
偽りの魔王を殺し、真なる魔王として返り咲く者の名よ。
覚えておきなさい、まあ、貴方達魔王は殺すけれど。」
「カテレア…復讐って事でいいのよね?」
セラフォルーの問いに、カテレアは怒りを表しながら、憎悪を沸かせながら答える。
「それ以外に何がある!貴様らのような温い魔王では冥界は崩壊の一途を辿る!
私達こそが、魔王に相応しいというのに!
何故貴様らのような出来損ないがっ!」
「…ふむ、出来損ないとは言い過ぎではないかな?
そも、魔王は先代が彼らに渡した物だ。
選ばれなかったからと君達が癇癪を起こして何になる?」
「貴様は…ズェピア・エルトナム…!
黙れ!貴様にも我ら旧魔王の憎悪は向けられている!」
「私の場合は正当防衛だが。
しかし、確かにあの時の愚か者達とは違う。
愚か者ではあるがね。
ふむ、君だけという訳ではないだろう。」
「外には大勢の魔法使い達がいる。
いくら貴様らといえどあの数では無事には済むまい。」
外をチラリと見る。
確かに、多い。
もう既に侵入している奴もいるな。
「…じゃあ、テメェが小僧の神器を無理矢理禁手化させたってことか。」
「ええ、舞台のためにも犠牲は必要です。
真なる魔王の生誕の舞台のために犠牲になれるのです。
ふふ、あはははは!むしろ光栄と思ってほしい!」
「テメェ……!許さねぇ!テメェは俺が…」
俺は今にも飛び出しそうなイッセー君の肩を掴んで引き止める。
離せという目をしている。
「ここは、私達大人に任せてくれると嬉しい。
君たちは大切な仲間を助けてきたまえ。
それが先決の筈だ、感情に任せて動いては碌な事が無いぞ。」
「っ……部長!行きましょう!」
「ええ!」
リアスちゃん達は、行ったな。
よしよし、大人として良いところ見せられないのはちょいと寂しいが、まあいいか。
「さて……」
「ズェピア、お前さんは何か隠し持ってねぇだろうな?」
「この状況、然程ピンチでもないから使いたくない手なのだが?」
「被害がデカくなる前に終われると考えればどうだ?」
「使うしかないな。
……ただ、彼は暴食でね。
その場がたちまちグロテスクになってしまう。
ああ、そうだ。
ヴァーリ君、君も雑魚の掃討をこれから呼ぶ彼と共にやってくれ。
数だけは多いからね。」
「弱いのを相手にするのは好きじゃないが、仕方無いか。
先に行ってる、早く呼ばないと無駄になるかもしれないぞ?」
そう言って、ヴァーリは飛んで外の奴等を倒し始める。
「ズェピア、暴食とはもしや……彼の事か?」
「察しがいいなサーゼクス。
うむ、いいぞ、舞台は整った。
一方的な虐殺という三流にもならない舞台ではあるが、君の一番得意な事でもある。
さぁ、喰らいたまえ混沌──」
さあ、文字通りこの世界での貴方の初舞台になるぞ。
存分に喰らい、魅せてくれ。
「─ネロ・カオス!」
「─存外、想定よりも早く呼ばれたな。
だが、いいぞ。
この世は所詮弱肉強食。
私という存在に喰われれば弱者であり、私を殺せれば強者となる。
者共、その肉──」
混沌は、嗤い出す。
初の舞台など関係はない。
そんなもの彼にはどうでもよいことだ。
ただ、彼はそうするだけ。
ようやく
「─尽くを喰い砕こう!」
蹂躙劇を始めよう。
全ては、私達の願いを叶えるために。
長めに書いた分、おかしな部分があるかもです。
その場合はお知らせください。
さて、次回は旧魔王との対決。
そして、教授の蹂躙劇。
ヴァーリは添えるだけ