目指すは最強そして根源と同じ存在へ 作:夜と月と星を愛する者
《始まりの空》
ベル「……はっ!ここは…また来たのか、ということは」
根源「久しぶりだな。と言ってもたった18年だがな」
ベル「久しぶりですね。…で、またなんで俺は此処にいるのですか?」
根源「…気づいているだろ?」
ベル「えぇ、あのステータスはなんですか?」
根源「……そのことについて謝らなくちゃいけないな。申し訳ない、本当のことを言うと気づいているだろうがお前は私と同じ存在になることができるんだ」
ベル「やはり、ですか。では次です。英雄の力と貴方は言いましたが、あれ違いますよね?」
根源「…そこにも気づいていたのか…あぁ、そうだ英雄とはいわば神の力を得た人にすぎん、と言っても神の力の一部だがな、例えばヘラクレスだったら戦神の強靭な肉体、ギルガメッシュだったら知識の神と技能の神の力の一部だったりな。だがお前は神の力の一部ではない神全ての力を得ているようなものだ、まぁまだ完全に力の制御が出来ている訳ではないがな」
ベル「そう‥ですか。つまり俺はもう人ではないのですね?」
根源「そうだな…」
ベル「…俺からはもう言うことはありません」
根源「…‥怒らないのか?私はお前を勝手に変えたのだぞ?」
ベル「…いえ、貴方のお陰で俺はあの世界で楽しく生きていけてます。前の世界では唯同じことを繰り返すだけのつまらない生活を送っていたので、だから貴方に感謝はすれど怒りはしません」
根源「…そうか、…此処に呼んだのはその話がしたかったからだ、もうそろそろ行っても良いぞ」
ベル「そうですか、‥待っててください貴方に追いついてみせます」
根源「!…‥そうか、待ってるぞ」
ベル「えぇ、それではまた会いましょう」
シュン
根源「‥行ったか…「貴方に追いついてみせます」…ふ、フハハ、あぁ、その時を楽しみにしているぞ概念を司る者よ」
ベル「…ん、此処は教会の地下だな。ヘスティアは」
ヘスティア「うぅん、そんな、嘘だ…ストレスで禿げるなんて…」
ベル「…‥うん、なんかすまん」
ヘスティア「うぅん…は!なんかあり得ないステータスを見た気がする」
ベル「…‥ところがどっこい現実です」
ヘスティア「………嘘だ!!」
ベル「現実を受け止めてくれ」
ヘスティア「‥はぁ仕方ない認めるしかないか、さてまだ時間はあるからギルドに君の事を冒険者にするか…あれ?ステータスは言ったら完全にアウトだよね?」
ベル「厄介事の匂いしかしないな」
ヘスティア「はぁ、騙すっていう手もあるけど君の事だからすぐにバレるようなことをしでかすんだろうね」
ベル「目指すものがあるからな」
ヘスティア「…その強さで何を目指すっていうんだい?」
ベル「……それは今は言えない」
ヘスティア「…そうかい、話せるようになったら話してくれよ?」
ベル「了解」
そんなこんなでギルドに到着
ベル「すまん、冒険者登録をしたいんだが」
??「はい、冒険者登録ですね。此処に所属ファミリアとステータスを記入してください」
ベル「…えっと」
??「…どうかされました?」
ヘスティア「そこからは僕が話すよ」
??「貴方は?」
ヘスティア「僕はヘスティア、新しくできたファミリアでそこのベル君の主神だよ」
??「‥新規のファミリアですね。わかりました、そしてその話しにくい内容は…奥の方で聞きましょう」
ヘスティア「助かるよ」
そして、奥の応接間という感じの部屋に案内され
??「そう言えば自己紹介をしていませんでしたね。私はエイナ・チュールと言います。エイナとお呼びください。‥それで、話しにくい内容というのは?」
ヘスティア「その前に今から見せるステータスは他言無用だよ?良いね?」
??「…それほどのことなのですね?……わかりました、誓って他言しません神の名の下に誓います。破ったらその時は命を持って償います」
ベル「…そこまで張り詰めなくていいんだがなぁ」
ヘスティア「ベル君、余計な事は言わないでくれ。もしこのステータスが世間に知れ渡ったら君を狙って大勢のもしかしたら全ての神が君を手に入れる為に動くんだからね?それほど今の神は娯楽に飢えてるんだよ、こんな娯楽、いや禁忌ともいえる君に面白半分で手を出してくるんだよわかったかい?」
ベル「…はぁ、わかった」
ヘスティア「ならいいんだよ、そしてエイナ君これがベル君のステータスだよ」つベルのステータスが書かれた紙
エイナ「…ななななによこれぇ!!!!!!」
ヘスティア「やっぱこうなるんだよね。わかったかい?この反応が君の異常さを物語っているだろ?」
ベル「痛いほどわかった」
エイナ「これ!これなんですか!!?こんなの人ではないじゃないですか!!」
ヘスティア「取り敢えず落ち着いてくれ」
エイナ「これが落ち着いていられるわk」
ゴオォ
突如、ヘスティアから神威が放たれ緊迫した空気が部屋を圧迫した
エイナ「!?」
ヘスティア「落ち着いてくれ?いいかい?」
エイナ「わ、わかりました」ガクブル
ヘスティア「ならいいんだよ」神威を収める
ベル「ヘスティア、今のは?」
ヘスティア「!今のでなんともなかったのかい!?」
ベル「あんな程度じゃ俺の動きを1秒も止める事はできんさ」
ヘスティア「…さすが、非常識の塊だね」
ベル「俺を常識に囚われてないみたいに言うな」
どこからともかく「常識に囚われてはいけないのですね!」(°∀°)
聞こえてはいけない声が聞こえた気がした
ヘスティア「?どうしたんだいベル君?」
ベル「いや、大丈夫だ」
ヘスティア「そうかい、ならいいけど」
エイナ「そ、それでヘスティア様このステータスはいったい」
ヘスティア「僕に聞いてもわからないよ、少なくともわかるのはあまりこの事に踏み込み過ぎると危険というのはわかるよ」
エイナ「わ、わかりました。それではベルさんを世間情ではLv1の冒険者という扱いで冒険者になることを認めます」
ヘスティア「助かるよエイナ君」
エイナ「いいえ、私も流石にベルさんを世間に広めると良くない事は分かりますから」
ヘスティア「本当だよ。たぶんベル君はもっと非常識なことを(もう、してるけど)すると思うから」
ベル「…解せぬ」(´・ω・`)ショボーン
なんやかんやで冒険者になった、人?を非常識の塊みたいに言いやがって、それだけは納得いかん。まぁ、問題だというのはわかるけど
そして、翌日
ヘスティア「それじゃあ、僕はベル君から貰ったお金で借金を返してくるよ」
ベル「そうか、俺はまず教会を直してからダンジョンに潜るとするか」
ヘスティア「なにからなにまで世話になってすまないねベル君」
ベル「気にするな、といってもこんな小さな教会じゃファミリアとしては問題だからいつか(今すぐでも可能だけど)土地を買ってでかいファミリアを建ててやるさ」
ヘスティア「うん、その時を楽しみにしてるよ。それじゃ行ってくるよ」
ベル「行ってらっしゃい…さて、まずは昨日買った材料で修復かな、ついでに地下も広くしておくか」
キングクリムゾン!!
ベル「よし終わった。さてダンジョンに行くか、武器は…王の財宝の中にあった、妖刀『村雨』でいいかな」
ダンジョンに入りなんやかんやで5階層
ベル「やべぇ、つまらん三龍を相手したから全く物足りん」
ミノタウルス「ブモォー!!」
ベル「なんでこんなとこにミノタウルスがいるんだ?まぁいい、さて新しい技でも試してみるか、‥桜花気刃斬!」
ザシュザシュ ザザザザザン ザザザザザン
ベル「ふむ、技としては申し分無しだな…ところでそこにいる君は誰かな?」
??「気づいてたんだ」
ベル「気配も匂いも何も隠してないのに良くバレないと思ったな…それで、君は誰だ」
アイズ「私の名前はアイズ、アイズ・ヴァレンシュタイン貴方の名前は?」
ベル「俺はベル・クラネルだ昨日冒険者登録した新人だよ」
アイズ「あの強さで?」
ベル「それには色々訳があるんだよ」
アイズ「どんな?」
ベル「何故、そんなことを知りたがる?」
アイズ「私はもっと強くたい」
ベル「…そうか、だが言っておく、今のお前じゃ遅かれ早かれ死ぬ」
アイズ「!…どうして?」
ベル「お前が強くなりたいのは倒したい奴がいるから、いわば復讐心だ、だがそれが悪いって訳ではない、復讐心も強くさせる1つだからな」
アイズ「何故わかるの?それにそれだったら別に」
ベル「わかるのは目が語ってるからだ、そして復讐心だけではお前は直ぐに負けるぞ、復讐心だけだとヒビの入った脆い剣と同じすぐに折れる」
アイズ「…貴方に…何がわかるっていうの」プルプル
ベル「はぁ、俺にはお前の復讐したい相手も復讐したい理由も知らないだがこれだけは言える復讐心だけではなく別の理由も見つけたらお前はもっと強くなる」
アイズ「別の…理由?」
ベル「あぁ、なんだっていい。あの人を守りたいから、あの人に追いつきたいから、などの理由を見つければもっと強くなれるさ」
アイズ「追い…つく人…」
ベル「そこはお前自身が見つけろ、それじゃ俺はダンジョン探索は切り上げるかね、それじゃあな、ヴァレンシュタイン」
アイズ「あ、…行っちゃった…別の‥理由か」
??「アイズー、ミノタウルスはどう?」
アイズ「あ、ティオナ、ミノタウルスだったらさっきまでここにいた昨日冒険者登録した人が倒したよ」
ティオナ「嘘!?昨日冒険者になったばっかの人が!?…アイズが嘘をつくとは思えないけどちょっと信じられないかな」
アイズ「本当なのに」プクー
ティオナ「そんなことより終わったんなら早くみんなのとかに帰ろ?」
アイズ「うん、わかった」
追いつきたい人、…何故かベルが思い浮かんだけどどうしてだろう?
アイズ「あ」
ティオナ「どうしたの?」
アイズ「名前で、呼んで貰ってない」(・ω・`)
ティオナ「そ、そんなこと?まぁ今度会ったら名前で呼んでって言えばいいじゃん?…よし行こうか」
アイズ「うん」
この胸にあるモヤモヤしたのはなんだろう?
アイズがベルに興味ではない別の何かの感情を持ちましたねぇ