ネギ達が学園長室を出て行った後
「で、何か申し開きがあると思うのだがどう思う?答えはおぬしらにもペナルティを与えることじゃ」
近衛近右衛門改め神鳴京は額に青筋を浮かべている。
俗に言うマジ切れ状態である
「と、言っても俺らは何もやってねーし。なぁエヴァ」
「ああ、勝手に爺が本気をところ構わず出したのが悪い」
「「だから俺(わたし)は悪くない」」
「うるさいわい。ワシだってこんなことになるなんて夢にも思わなかったわい。第一なんで自分で自分の首絞めているか訳が分からんわい!!!」
「「いや、知らんし」」
「そういう訳でメギは教師にでもなってもらうか?エヴァは・・・授業を受けろ戯け」
「いや、どういう訳だよそれ?第一俺は人に物教えるほどえらくねーどころか、小学校にすら通ってねーんだからアウトだろ。しかも教員免許なんて持ってませんからね。」
「なんで登校地獄からようやく解放されたのにまた中学に行かなきゃいけないんだ。」
メギの発言を聞いた京はドヤ顔で答えた。
「ならばメギ殿は中学生でエヴァには教師をやってもらおうか?」
それに青ざめるメギにそれならいいかと考えるエヴァ
「却下だ。却下何が悲しくてこの年で中学生をやらなあかんねん。エヴァも何か言ってやれ」
「それなら良いぞ」
「ああ、それなら良いぞって・・・何言ってんのお前?600年も生きているから脳みそ腐ってんのか?ってうそうそ冗談だってだから睨むなよ。自命が縮むだろ」
メギの軽口に本気の殺意を抱くエヴァ
「コホン・・・ま、理由はあるさ。一つ目は違う視点で見ることが出来るのは清々しいと思わんかねメギ君?」
「いや、ぜん「そうだ、素晴らしいことだ。」って聞けよボケ」
「そして二つ目の理由がメギ・・・さすがに小学校に行ってないのはまずいだろう」
「それを言うならお前だって小学生やってないじゃん。」
「何を言うか戯けめ、高校にはさすがに行けなかったが、中学校ループは精神的に来るものだぞ。お前もやってみるか?」
「遠慮しとく」
「そうか・・・なら京話はまとまったぞ」
「うむ、あっぱれじゃ。エヴァよさすがワシが見込んだだけの事はある。では、ネギ君のクラスでええじゃろ?メギ殿も弟の仕事ぶりを直接見たいじゃろうし」
「え!?つまり女子中に通うの俺!?マジかぁ~。う~ん光源氏物語計画発動也」
「京それなら私は生徒として通わせてもらうぞ。メギが変な事をしでかさん様に見張らないといかんからな」
「ま~わしとしては木乃香に手を出してもらいたいところじゃがな~」
「サムライマスターが父親でしょ?やだよ、俺まだ死にたくないし」
「だとさ、残念だったな京」
「ま、こればっかりは当人同士の問題じゃしの仕方ないわい」
「じゃあ話はおわりだーね。京お願いは聞いたんだから今度何か飲みに行こうぜ。お前の金で」
「私は久しぶりに白鶴を飲みたいぞ」
「ふぉっふぉっふぉその程度の事なら今日でもええじゃろ!?」
「「おお、さすが学園長話が速い」」
「そういう訳で本日夜の10時に世界樹前で集合じゃ」
「あいよ」
「ふははは今夜は飲むぞーメギに茶々丸。」
それが朝の出来事だった。
そして、夜
完璧に飲みに行く気満々のメギとエヴァ
メギとエヴァはスーツ姿でビシッと決めていた。
曰く出来る人は常にスーツだと。某海外ドラマに影響を受けた所為であった。
そんななか、広場に行くと数人の魔法先生らしき人物と見知った顔の人物がいた。
その人物は学園長と朝あったタカミチであった。
「クックっク爺来てやったぞ。さぁどこで飲むんだ?」
「まぁーその前にメギ殿。高畑君と軽く手合せしてもらえんじゃろうか?」
「なんだそんなことか、メギさっさと高畑如きフルボッコにしてやれ。今日はもう速く飲みたいんだ。」
「エヴァ言ってくれるじゃないか、僕だって今まで遊んでいたわけじゃないんだから、それと朝は挨拶が出来なくて悪かったね。僕は高畑・T・タカミチ。君のお父さんの友達だよ。」
「あん?そうなん。これはご丁寧に俺はメギ・スプリングフィールド。ま、よろしくやっていこうぜ?」
「二人とも挨拶も終わった所じゃしさっさとはじめてくれんかのう。お店の予約時間まで1時間無いんじゃよ」
「という訳だ。メギ君速く終わらしたかったら全力できなよ」
「そうは行っても俺自身はそんなに強くは無いぞ」
メギがそういうと京とエヴァが同じタイミングで一言一句間違えずに驚異のシンクロを見せた
「「何言ってんだこのバグキャラは絞め殺すぞ」」
「おい、そこの極悪コンビいつの間に手を組みやがった。俺も仲間に入れろ」
そう言ってメギは極悪コンビに顔を向けつつ周囲に気付かれないように靴を脱いだ。
そんな茶番を見せつけられたタカミチは内心なめられていると思いイラつき一瞬だがメギから視線を外した。この時メギはその一瞬で靴を後ろに蹴り投げた。
「学園長合図を」
その声は誰が聞いてもわかるぐらいイラついていた。
「わかった。それでは始め(タカミチ君ですら手玉に取るか、ほんとに清々しいほど卑怯者じゃな)」
学園長の合図を聞いてタカミチはズボンのポケットに手を入れる独特な構えを対するメギは荒ぶる鷹のポーズで返した。
そのポーズを見て、正義感が強い魔法先生・生徒は高畑を馬鹿にしていると思い声を荒げる
「コラー真面目に戦いなさい。そんな訳のわからないポーズをするなんて恥を知りなさい」
「そうだ、そんなこけおどしのポーズなど通用するか」
元ネタがわからない人たちはメギを非難するしかし、学園長とエヴァだけは知っていた。
「「(ああ、これが最初のバグ技だったな)」」
学園長が合図してから両者は動きを見せない。
タカミチに至っては一歩たりとも動いていない
しかし、メギは含み足でばれない様にジワリジワリと荒ぶる鷹のポーズのまま近寄る。
それは周りの見ている者にも気付かれなかったし、動いたのもわずか5ミリであった。
そしてタカミチまでの距離およそ4メートル
「(彼はネギ君やネカネさんがどんな気持ちだったのか知っているのだろうか?いや知らないんだろうな。ここは大人である僕が一度ビシッと決めた方がいいな。決してむかついたからとかそんな不純じゃない)」
相手が動かない事に痺れを切らし、居合拳を放つため拳に力を普段より入れて、一撃で仕留めようとしたときである。
気が付いたら、自身は地面にうつ伏せで倒れていた。
わかったことは二つ顎がものすごく痛いということと自分が負けたということだった。