イルカ少女の不思議な恋   作:しゅ〜

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よろしくお願いします。



#02 日常生活

果南と別れ図書室に入る。

基本、図書委員1人と生徒が何人かいるんだけど

今日は休日だからか生徒は全く見当たらなかった。

生徒はいなくても図書委員が最低1人は居なければいけない。

 

「あ、おはよう。花丸ちゃん。当番変わっても大丈夫だよ。」

 

「おはようずら!じゃあおらは練習行くずら!」

 

この子は国木田花丸ちゃん。

僕と同じ1年生で果南と同じくAqoursメンバーの1人。

 

「行ってらっしゃい。頑張ってね。」

 

「ずら!」

 

にこっと純粋な笑顔を見せて図書室を

出て行く花丸ちゃん。

あの純粋無垢な笑顔は普通の男子高生ならイチコロだと思いまーす。

まぁ花丸ちゃんが可愛いのはいつものことだから・・・ね。

 

「・・・んっしょっと。」

 

図書室のカウンターに座り本を読み始める。

人が来たら色々しなければいけないが

さっきも言ったとおり休日には人がこないため

ただの読書時間になる。

 

「わかってるならAqoursの所行けば良かったかな・・・。」

 

口にはするもその言葉は虚しく空気に消される。

まぁ読書時間も嫌いじゃないしね。

一先ず僕は本の世界に没頭することにした。

 

 

~果南Side~

 

「ワン、ツー、スリー、フォー」

 

屋上に私のかけ声と8人の

地面を蹴る音が響く。

 

「はい、ストップ~!うん!大分整ってきたね!

それじゃあ10分休憩しようか~!」

 

次第に8人は各々の行動を取るために解散する。

 

「曜ちゃ~ん!飲み物ちょうだ~い!」

 

「わかったよ~、はい!」

 

「休憩だからってあんまりダラダラしちゃダメよ?」

 

「わかってるよ〜」

 

私の幼馴染みの千歌と曜、同学年の梨子ちゃんが一緒に休憩していて

他には1年生の3人組。

あと私は同級生の鞠莉とダイヤかな。

 

それにしても・・・。

練習始まって1時間以上経ってるのに

有栖が来ない!

来てくれるって言ってたから待ってるのにぃ・・・。

 

「カーナン!どうしたの?

『愛しのアリスが来てくれな~い!』

みたいな顔しちゃって!ねっダイヤ?」

 

うっ、心を読まれた・・・。

 

「なぜ私に話しを振るんですの!?

・・・まぁその通りですけど。」

 

ダイヤにまで!?

 

「な、何さ・・・。

ていうか、『愛しのアリスが来てくれな~い!』

みたいな顔ってどんな顔なの…。」

 

「ん~。ワカンナイ♪」テヘペロ

 

「意味がわからないよ・・・。」

 

でもまぁ、そう思ってるのは確かなんだけど・・・。

あ~あ、早く来てくれないかなぁ~!

 

「まぁそれは置いておいて。果南さんもしっかり休んでくださいね?

スポーツドリンク置いておくので。」

 

そう言うとダイヤはスポーツドリンクを渡してくれる。

ダイヤと鞠莉は私の隣に腰を降ろすと

二人も一息ついて休憩。

 

ここから3人で雑談していた。

 

「ありがとう!もう少ししたら始めるからそれまでゆっくりしよっか。」

 

 

―――――

 

 

 ~有栖Side~

 

「さて。そろそろ行こうかな。」

 

図書室での読書を終え、Aqoursの練習に向かう。

久々に顔を出すから小っ恥ずかしい・・・。

図書室を出て屋上に向かうと扉の前でも

彼女たちのかけ声が聞える。

 

ガチャッ

 

「えっと・・・。お疲れ様。」

 

扉を開けると全員の視線が集まってくる。

その中の一人は僕の顔を見るとパッと顔が明るくなる。

 

「あ!有栖!やっときた~!」

 

「ごめんね果南。結局連絡入れ忘れちゃった。」

 

そういえば自分から『連絡する」なんて言っておいて結局連絡しないまま来ちゃった。

別に携帯の充電がなくて~とかじゃなく普通に忘れてた。

 

「あら、アリス。シャイニ-!

カナンがずーっと待ってたのヨ?」

 

「わかってますよ。今日だって練習に来るように言ってきたのは果南からなんです。」

 

「ちょっ!言わないでよ!!」

 

ニヤニヤした目で果南を見る鞠莉さん。

僕は本当の事を言ったんだけどね。

 

「なんだぁ~!じゃあカナンってば

来るってわかってたのに早く来ないか待ってたってことね~。

全く、ベリーホットなカップルね~!」

 

「鞠莉も調子に乗らない!ほら、練習始めるよ!!」

 

手を叩いてみんなに練習をするように促すが

顔が真っ赤になっていることがわかる。

 

とりあえず僕はメンバー全員を見渡せる位置に座ると練習風景を眺める。

僕はマネージャーでもなんでもないので

ただ見てるだけでいい。って果南が言ってた。

 

「よ~し。じゃあ一回通しでやってみよっか!」

 

「おー!」

 

屋上に9人の元気な声が響いた。

 

 

 

─────

 

 

「じゃあ、また明日ね~。」

 

「バイバイ果南ちゃ~ん!有栖君~!」

 

「はい!また明日です。」

 

練習が終わり、各々が帰路につく。僕は果南と2人で帰っていた。

いつもは鞠莉さんも居るのだが今日は午後から理事長の仕事があるそうで学校に残るみたい。

 

「お昼はどうする?食べていく?」

 

「うん!うちに言っても何もないしここからだと有栖の家の方が近い!」

 

だそうです。

 

「わかった。じゃあお昼ご飯作るのは手伝ってね。」

 

「うん!」

 

流れで果南が家に来ることになったけど、

果南の家に着替えとか色々置いてきてるんだよね。

 

「来るのはいいんだけど、果南の家に着替えとか置いて来ちゃったんだけど・・・。」

 

「じゃあうちに置いておけばいいじゃん?

どうせ近いうちにまた泊まりに来るでしょ?」

 

「まぁね。じゃあそうするよ。」

 

「うん♪じゃあ早くいこっ!!」

 

腕にしがみついてくる果南。

腕に柔らかい感触を覚えるがこれも今に始まったことじゃない。

 

それに、ふたりきりの時の果南には練習の時のお姉さん的な面影は無く、むしろ甘えてくる。

個人的にはギャップがあってかなり好きです、はい。

 

「とりあえず歩きにくいから離れよ?

手つないだ方が歩きやすいよ。」

 

「あ、うん///」

 

「腕には抱きついてくるくせに手つなぐのは恥ずかしいの?」

 

「だってカップルみたいだし・・・///」

 

「・・・カップルでしょ?」

 

「そうだけど・・・///」

 

「果南のそういうところわかんないなぁ・・・。」

 

時々、意味わからないことを言い出すときあるから

そういう時の扱いに困る。本当に。

 

そうこうしてる間に家に到着。

家の鍵を開け、ドアを開けるといつもの玄関が目に入る。

 

「ただいま~っと。とりあえずお昼ご飯食べてから何かしようか。何食べたい?」

 

「有栖の手料理なら何でもいいよ~!」

 

「・・・果南も手伝うんだよ?炒飯でも作ろうか。簡単だし。」

 

「了解♪」

 

とりあえず僕らは昼食を作ることにした。

 

 




ありがとうございました。

特に後書きで書くことも無いのでこの辺で。


有栖「次回もよろしくお願いします。」
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