イルカ少女の不思議な恋   作:しゅ〜

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よろしくお願いします。

後書きの方に告知を載せてあるので、是非お読みください。



#04 学校生活

結局ハグをした後は各々の行動をとっていた。

僕はソファに座って読書。果南は僕を背もたれにして携帯を触っている。

だけどその果南が段々コクコクと船をこぎ始めている。

 

「大丈夫?一旦昼寝とかしといた方いいんじゃない?」

 

「ん・・・そうする・・・。」

 

声が眠さを物語っている。多分、なんだかなんだで

練習終わってから散歩(結構走ったけど)もしてるし

少しは疲れてたのかな。

 

「とりあえず僕の部屋のベッド使って良いから僕の部屋行こう?」

 

「うん」

 

果南を連れて僕の部屋に向かう。

部屋の扉を開けると果南フラフラとベッドに

倒れ込んだ。

 

「僕は本読んでるから寝ても大丈夫だよ。起こしてあげるから。」

 

「一緒に寝てくれなきゃ・・・やぁ・・・。」

 

何この可愛い生き物。

さっきまで『私、有栖よりお姉さんなんだけど?』

とか言ってたくせに、この甘えん坊っぷり。

ちなみにこうなった果南は言うこと聞くまで言い続ける。

今まで何回かあったから。

 

「別に良いけど・・・起こす人いなくなっちゃうよ?」

 

「いいじゃん別にぃ~・・・。ほら早く~」

 

と言いながらベッドに横たわった状態で

両手を広げてくる。

ハグしよって意味なんだろうけど抱く枕にされるだけなんだよね。

まぁこれも今に始まったことじゃないけど。

 

「はぁ、わかったよ。」

 

仕方なく果南の腕の中に収まる。

本当に抱き枕になってますね。嬉しいことだけどさ。

 

「ん~、気持ちいいなぁ・・・。くぅ・・・。」

 

「・・・もう寝たの?」

 

「すぅ・・・すぅ・・・」

 

早いよ!?

本当は読書したいところだけど

果南のハグから逃れられないし、態勢的に本も読めないし。

もう寝る以外の選択肢は無い。

とりあえず少しだけ寝ようか・・・。

結局、僕が寝るのに数分しかかからなかった。

 

 

 

─────

 

 

約1時間後、僕は目を覚ました。

果南はまだ寝てて、寝返りを打ったのか

僕は果南の腕から解放されていた。

とりあえずリビングに行って昼食の時使った

食器を洗わないと。

僕は果南を起こさないようにそっと部屋を出た。

 

 

リビングに来て食器を洗い始めたが

大した量もないのですぐに終わった。

そしていざ読書をしようと椅子に座った時

リビングのドアが開いた。

そこには眠そうに目を擦る果南がいた。

 

「あ、おはよう果南。起きたんだね。」

 

「うん、おはよー。どのくらい寝てた?」

 

「1時間くらいかな。ちなみに今は16時。」

 

「そろそろ帰ろうかな、明日学校あるし。」

 

「そっか、わかった。じゃあ船乗り場まで送っていくね。すぐそこだけど。」

 

特に大きな荷物を持っているわけではないので、

そのまま玄関に向かう。

家を出て適当な会話をしながら海岸通りを歩く。

そして連絡船乗り場についた。

 

「それじゃあね、有栖。また学校で!」

 

「うん、また明日。」

 

手を振って船が出るのを確認すると

僕は家に向かって歩き出した。

 

「・・・とりあえずやっと読書できる。」

 

全然読めなかったからね。

・・・このあと2時間ちょっと読書をした。

 

 

─────

 

翌日

 

 

「あ、有栖君おはようずら~。」

 

「おはよう、花丸ちゃん。」

 

僕は花丸ちゃんと通学路を共にしていた。

 

「今日はAqoursの練習はあるの?」

 

「いつも通り放課後練習ずらよ。果南ちゃんから聞いてなかったずら?」

 

何か少し棘があるような無いような。

 

「何にも聞いてなかった。と言っても僕が練習に行ってもやることないし・・・。」

 

「まだそんなネガティブな事言ってるずら?この間なんて梨子ちゃんと二人で作曲してたし、おらと一緒に作詞したのに。」

 

「だってほとんど僕は何もしてないし・・・。」

 

「まずはネガティブをやめるずら。」

 

ビシッと花丸ちゃんに頭をチョップされる。

それよりさっきから棘が酷くなってきてる気がするんだけど・・・。

 

「あ、学校着いたよ。」

 

「露骨に話逸らしたずらね。」

 

そんな会話をしていると、後ろの方から声が聞えた。

 

「おーい!花丸ちゃーん!有栖くーん!」

 

後ろを振り向くとそこにはルビィちゃんが走ってきていた。

赤髪で短めの髪に小さなツインテールが小刻みに揺れている。

 

「おはよう!」

 

「おはようずら!」

 

「おはよう、ルビィちゃん。ダイヤさんは一緒じゃないの?」

 

「お姉ちゃんは生徒会の仕事があるって行ってルビィより先に出ちゃいました。」

 

「そっか。とりあえず教室行こうか。」

 

「ずら。」

 

「うゆ!」

 

 

─────

 

教室にはほとんど生徒がいて、各々グループになって雑談していた。

自分の席に着き回りを一望するが

まだ一人、クラスメートが来てないことに気づく。

 

「まだ善子ちゃんが来てないずらね。」

 

「いつも通り遅刻だと思うよ。本人も不本意だとは思うけど。」

 

「はーい、席に着け-。出席取るぞー。」

 

っと、ここまで言ったところで担任の先生が入ってくる。

番号順に呼ばれて、みんな返事をするのだが・・・

 

「津島-。は遅刻か。」

 

今回も間に合わず、善子ちゃんは遅刻扱いになってしまった。

でもまぁいつものことだし先生もわかってるだろう。

 

「じゃあ9時から授業開始するから準備しとけよー。」

 

なんて軽い先生なんだ、と思いながらも準備していると・・・

 

「すみませんっ!遅れました~!」

 

先生が教室を出て行こうとした直前、人が駆け込みで入ってきた。

この人こそ津島善子ちゃん。

 

「津島、また遅刻だぞ。・・・まぁ次からは気をつけるように。」

 

「はい、すいません・・・。」

 

当の先生も苦笑いをしている、

なぜなら善子ちゃんは制服が少し汚れた状態で

腕に切り傷をつけていたから。

 

「おはよう、善子ちゃん。月曜から大変そうだね。」

 

「ヨハネ!・・・まぁいつものことだしもう慣れてるわ。」

 

「あ、切り傷付いてたから絆創膏あげるよ。はい。」

 

「別にいいのに・・・・まぁありがとう。」

 

「有栖君は善子ちゃんにも甘々ずらね。」

 

「そうかな?」

 

「そうだと思うな。特に果南ちゃんには甘々どころじゃないもんね。」

 

ルビィちゃんの口からなかなか毒が含まれてる棘が発せらる。

豆腐メンタルの僕には効果抜群だよ。

 

「まぁ・・・果南は・・・ね。」

 

「どうすんのよずら丸、ルビィ。朝からアリスが壊れたわよ?」

 

「壊れてはないよっ!壊れてはね!」

 

「ルビィちゃん、授業の準備するずら~。」

 

「うゆ!」

 

僕の同級生三人は僕の扱いをよくわかっているようです。

助けて果南・・・。




ありがとうございました。


そしてそして評価をくださった
☆10 はしぽよ様。しーが丸様。
☆9 そらよう様
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

果南「ねぇ有栖。私後半出番無かったんだけど・・・。」

有栖「同学年じゃないから仕方ないね。次回はあると思うよ。」


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