イルカ少女の不思議な恋   作:しゅ〜

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よろしくお願いします。

バレンタインは過ぎてしまいましたが特別編ということで、よろしくお願いします。

それでは本編どうぞ!


#SP イルカ少女とバレンタイン

2月14日 バレンタイン

 

一般的に日本では女性が好きな男性に気持ちを伝えるためにチョコレートを送る日と言われている。

そして最近では友達同士で交換しあう『友チョコ』や

好きという感情はないが仲の良い男性に渡す『義理チョコ』などがある。

 

ちなみに僕はというと数年前までは誰にも貰えず平々凡々な日常を過ごしていたが

果南と関わり始めてから少しずつもらうようになり、昔に比べれば貰ってると思う。

 

今朝は学校に登校して教室にいると、早速Aqoursメンバーである3人から貰うことができた。

 

「あ、有栖君。昨日ルビィちゃんと二人でチョコ作ったからあげるずら♪」

 

「花丸ちゃんに教えて貰ったから、美味しくできてると思うから・・・受け取ってください!」

 

「ありがとう。後で頂くね。ホワイトデーはお返ししなきゃね。」

 

「当たり前ずら。3倍返しじゃ済まないずらよ~。」

 

そういうと花丸ちゃんとルビィちゃんは自分の席に戻っていった。

そしてタイミングを見計らったかのようにすかさず善子ちゃんがやってきた。

 

「リ、リトルデーモン!あなたのためにヨハネ様がチョコを作ってきてあげたわ!ありがたく受け取りなさいよねっ!」

 

そういうと黒い袋を僕に手渡してきた。

 

「あ、ありがとう。・・・一応聞くけど、タバスコとか入れてないよね?」

 

「入れてないわよ!ちゃんと作った!私を誰だと思ってるの!?」

 

「そうだね。善い子の善子ちゃんだったね。」

 

「ヨハネよ!!」

 

朝から『ヨハネよ!』頂きました。

朝からテンション高いなぁ・・・。

これもバレンタイン効果なのだろうか。

教室もいつもより話し声が多くなっている気がする。

 

ちなみに僕はAqoursメンバーの子以外友達がいないので放課後まで特にチョコを貰ったりすることなく、普通の日常を過ごしていた。

 

 

─────

 

~放課後~

 

僕はスクールアイドル部の部室に向かっていた。

さっきまで図書室にいたのだが、果南から携帯で

『みんながチョコ渡したいって言ってるから部室に来て!』と連絡が来ていたので、急遽仕事を終わらせて向かっていた。

部室に着くと、外にも聞えてくる声で室内からの声が聞える。

部室に入ると案の定、チョコの交換が行われていた。

 

「あ、有栖♪やっと来たね!」

 

果南が先陣を切って僕を見ると、他のメンバーも僕に目線を移す。

それと同時に千歌さんが僕の目の前に来た。

 

「はいっ!有栖君の分のチョコもちゃーんと作ってきたよ!」

 

そういうと千歌さんはオレンジ色にラッピングされた箱を渡す。

とても可愛らしいデザインで期待できる・・・かな?

みかん味チョコとかありそうだよね。

 

「次は私~!はいっ!私のは善子ちゃんと一緒に作ったんだ~!」

 

次に名乗り出たのは曜さん。

曜さんは元々器用だから善子ちゃんと一緒に作ったっていうのは・・・

 

「よ、曜さん!それは秘密だって言ったじゃない!」

 

あ、あぁ。曜さんが教える側・・・なのかな?

 

「あ、ありがとう。後で食べさせてもらうね。」

 

「「うん!!」」

 

「次は私かな。美味しくできてるかはわからないけど・・・食べて貰えると嬉しいな♪」

 

と、梨子さん。

梨子さんは料理とか得意そうだし多分大丈夫だろう。

 

「最後はワタシたちデース!これ、ダイヤと果南と一緒に作ったんだけど果南が色々うるさくてね~。

でも、美味しくできてると思うから食べてくれると嬉しいな☆」

 

「うるさかったのは鞠莉さん、あなたでしょう?チョコレートにワサビやカラシなど入れてロシアン系にしよう、って言っていたのに・・・。こほん。

これは私からですわ、お口に合うかわかりませんが一生懸命作ったものですので食べて頂けるとありがたいですわ。」

 

梨子さん、鞠莉さん、ダイヤさんの3人からチョコを貰い、それをバッグにしまう。

そして順番的に最後は果南。なのだが・・・

 

「よーい!あとは頑張ってね、果南ちゃん!私たちは先に屋上に行ってるから!」

 

千歌さんがそう言い出すと果南以外のメンバーが続々と部室から出て行った。

ちなみに部室には僕と果南だけ。

果南は顔を赤らめて俯いている。

 

「あ、あの~、果南?」

 

「へっ!?あっ、どうしたの?」

 

「どうしたのって・・・。いや、果南はチョコくれないのかなって思って。」

 

自分で言うと少し恥ずかしい。

でも、自分の彼女にチョコ貰いたいって思うのは普通なんじゃ・・・ないかな?

 

「チョコは鞠莉とダイヤと作ったんだけど・・・。」

 

「・・・?失敗したりした?僕は全然大丈夫だよ?」

 

「ううん!そういうことじゃないんだけど・・・。」

 

中々話が見えてこない。

歯切れが悪そうに話しているのはなぜだろうか・・・。

 

「まぁいいや!はい、私からのチョコレートだよ♪」

 

「あ、ありがとう。家に帰ったら食べさせてもらうね。」

 

「うん!それでね・・・。今日有栖の家に泊まってもいいかなー・・・なんて///」

 

「別にいいけど・・・。なんでいきなり?」

 

「なんでもないからっ!じゃあ練習行こう?」

 

そういうと果南はさっさと部室を出てしまった。

とりあえず僕も屋上についてはいくけど・・・。

 

絶対、何かあるね。

 

 

─────

 

 

~練習後 帰路にて~

 

今日はなぜか果南と二人きりだった。

いつもは果南、鞠莉さん、僕の三人で帰るんだけど今日、鞠莉さんは

『今日は二人でenjoyしてくだサーイ!』って言って

どこかに行ってしまった。

・・・エンジョイしてくださいってどういう意味なんだろう・・・?

 

「ねぇ果南。鞠莉さんの「エンジョイしてください」ってどういう意味?」

 

「あ、えっとぉ・・・わかんない?」

 

「なんで疑問系なのさ。」

 

でもまぁ、後になればわかることなのかな。

果南は隠し事とか長く保てないタイプだし。

 

「まぁ何するかは勝手だけど、危ないことするのはやめてね?」

 

「わかってるって!大丈夫!」

 

「大丈夫ってことは何かあるのは確実なんだね。」

 

「あっ・・・。」

 

してやった。果南はこういうところも弱い。

 

「まぁ聞かなかったことにしてあげるよ。早く行こっか。」

 

「あ、うん!」

 

そんな会話をしながら僕の家に向かった。

 

 

「ただいま~。」

 

「お帰りなさい!」

 

「・・・なんで果南が言うの?」

 

「なんとなく!」

 

「今日の果南はあやふやだね。」

 

「そうかなぁ?」

 

そうだと思うなぁ。というのは心の中にとどめておいて靴を脱ぎ、リビングに向かう。

制服を脱いでソファにかけ、ワイシャツの腕をまくる。時計を見ると18時前だった。

 

「晩ご飯の支度しよっか。手伝ってね。」

 

「もっちろん!」

 

そこから二人で晩ご飯作りが始まった。

今のところ、特に変わったところはない・・・。

 

 

「ご馳走様でした~~!!」

 

「お粗末様。食器洗いは後ででいいかもね。」

 

「そうだね。あっ!そうだ!」

 

何か思い立ったかのように立ち上がり、鞄の中からある物を取り出す。

 

「はい、これ!バレンタインのチョコだよ♪」

 

「あ、ありがとう。貰えないかと思ってたよ。」

 

「そんなことあるわけないじゃん!あ、勿論本命だからね♪」

 

「そうじゃなきゃ困るよ。」

 

少し笑いながらそう答えると果南もにこっと微笑んでみせた。

 

「よし、チョコも渡せたし!任務完了!お風呂入ってきていい?」

 

「あ、うん。大丈夫だよ。」

 

そういうと果南は着替えを持って脱衣所に向かった。

 

・・・最近、といっても結構前からだけど、果南が着替えを僕の家に置いていくようになった。

それは前からだったんだけど、最近になって思う、いささか服の量が多い。

 

っと、まぁ。それだけ。

 

 

~10分後~

 

「お風呂空いたよ~!」

 

「はーい。じゃあ僕も入ってくるね。」

 

「うん!」

 

果南と交代で僕は脱衣所に向かった。

この後、何が起こるかも知らずに・・・。

 

 

「お待たせ~。上がったよ~。」

 

リビングにいると思ってた果南に呼びかけて見るも、リビングには誰もいなかった。

 

「あれ、かな~ん?」

 

家の中を見渡しても果南の姿はなかった。

とりあえず自室の扉を開けるとそこには異様な光景が広がっていた。

 

「あ、有栖・・・パクッ はっふぃーはふぇんはいん

(ハッピーバレンタイン)!」

 

下着姿でチョコを口にくわえている果南がいた。

何がどうしてどうなった・・・?

 

「えっと・・・果南?何をしてるのかな・・・?」

 

果南はチョコを一旦口から取ると、頬を赤らめたまま口を開いた。

 

「何って・・・。バレンタインだから・・・。」

 

「チョコならさっき貰ったよ?」

 

「さっきのとはまた別の!さっきのも本命だけどこっちも本命!」

 

そう言うと果南はさっきまで口にくわえていたチョコを前に出してきた。

そのチョコレートには文字で

『EAT ME』と書いてあった。

 

まさか・・・。

 

「・・・誰に仕込まれたの?」

 

「鞠莉がこうすれば有栖が喜んでくれるって言ってた!」

 

「鞠莉さん・・・。っていうか、それに便乗する果南もどうなの?」

 

「あれ、怒った・・・?」

 

「怒ってはないけど・・・。なんていうか・・・。」

 

めっちゃエロい。なんて言えるはずも無く。

それに、嬉しくないわけがない。

・・・あ、練習前の部室から何か隠していたのはこのことだったのかな。

それに下校の時の

『今日は二人でenjoyしてくだサーイ!』っていうのはこういうことだったのか・・・。

鞠莉さんめ・・・。

 

 

「はぁ、それで。どうしたらいいのさ?」

 

「どうって・・・///このチョコに書いてあるよ・・・///」

 

「あーうん。はい。」

 

『EAT ME』ってことか。

やっぱり誘ってくるときはいつも果南からなんんだよね。

 

 

「ねぇ・・・おいで、有栖・・・///」

 

「いいの?って言うか、明日も練習あるんでしょ?」

 

「あるけど・・・。でも、しないと治まらないっていうか・・・///」

 

「わかったよ・・・。」

 

渋々、受け入れるが案外、僕もむっつりスケベなのかな?果南ほどじゃないけど・・・。

 

ベッドに上がり、果南に覆い被さる形になる。

 

 

 

そこから、バレンタインよりもチョコよりも甘い夜が始まった。




ありがとうござました。

バレンタインは何日か前に過ぎてしまいましたが、ハッピーバレンタインということで。ちなみに僕には何も変わらない平日に過ぎませんでした。笑
そして何か色々すいませんでした・・・。


そしてそして新たに評価をくださった
☆10 GON@絵里推し様。
☆8 グリグリハンマー様。
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。



有栖「チョコ、ありがとうね。どっちも美味しかったよ。」

果南「どういたしまして・・・///」
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