デート・ア・ライブ 士道ウィザード   作:みたらし団子が好き

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またアニメやら小説やら見てたら遅くなっちゃった(・ω<)てへぺろ
Fate/Apocryphaの最終回がとても良かった。
サブタイトル考えるのが地味に難しい。




訪れる機会

その部屋は約六畳ほどの広さだ。

簡素なベットとクローゼットがある。

まるで一人暮らしをしはじめたばかりの人の部屋のようだ。

 

部屋のすみに近未来感を醸し出しているメカメカしい機械が置いてなかったらの話だが。

そして部屋には一人の少年がいる。

その少年は今ヘルメットとマスクを顔に着けている最中だ。

そしてヘルメットとマスクをつけ終わると言葉を発した。

 

「こりゃどうしたもんかね?」

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

この俺、五河士道がSSSに入隊してから3カ月が経った。

いまだに精霊は一度も現界していない。

 

………なんでだ

 

欧州って一番精霊がでるんじゃないのか?

今のところ精霊の影も形もないのだが。

なんで俺はSSSを職場に選んでしまったんだ。

 

この3カ月ずっと訓練を毎日してただけで何も変化はない。

あえて変化を指摘するとすれば訓練内容に模擬戦闘が加わったぐらいだ。

因みに模擬戦の戦績は俺がトップだ。

こんなところでなんとなくやっていた剣道が役に立つとは思わなかった。

CR-ユニットの操作能力も順調に上がってるし一応訓練の意味はある。

 

「あるん……だけどな」

 

士道は不服だった。

精霊が現界しないことが。

これではSSSに入った意味がない。

 

「やばっ!もうこんな時間か」

 

士道が時計を見ると時間はもう午前10時を少し過ぎていた。

 

「早く行かないと」

 

士道はドアを開け足早に訓練区画に向かう。

訓練が始まるのは午前10時からだ。

士道は少し遅れている。

 

因みに今日本の時間は午後7時ぐらいだろう。

日本とイギリスは遠く離れている。

そのため時差というものが生じる。

日本のほうがイギリスより時間が9時間早く進んでいるのだ。

 

ついさっき士道は、五河家の食卓で夕ご飯を食べていた。

食べ終わったらすぐ風呂に入りそのあと転送装置でイギリスまで来たのだ。

そしてSSSの訓練はイギリスの時間で言うと午後5時に終わる。

そのあと日本に帰ったら、日本は午前2時の真夜中だ。

士道は5時間ほど寝たら、起きて学校に向かう。

かなりのオーバーワークだが徹夜慣れしている士道にはそこまで苦でもなかった。

 

士道は自分がイギリスで住んでいる軍事基地の寮を出ると、舗装された道に出た。

道の脇には木が埋められている。

士道はその道を小走りで走りはじめた。

 

士道はイギリスでは寮生活をしている。

本当ならもっと広い部屋で3人と共同生活をすることになるのだが、士道は無理を言って一人部屋にしてもらっている。

転送装置を見られると困るからだ。

 

余談だが、士道はイギリスにおいても友達が一人もいない。

それどころか知り合いもほとんどいない。

精々上司であるSSSの部隊長ぐらいがいいところだ。

士道に友達ができない理由は士道がゴツいヘルメットを着けてる変な奴だと思われているのが原因だ。

 

約30名ほどいる新人魔術師の中でも唯一ヘルメットとマスクなんてものを着けている士道は浮いているのだ。

それも悪い意味で。

そして士道はそのことにまったく気付かない。

 

士道は寮を出てから数分程で訓練区画の敷地内に入った。

そこで士道は空を見上げた。

そこには空を駆ける戦闘機の姿があった。

訓練区画からは近くの空軍基地から離陸していく戦闘機が見えることがある。

士道はSSS入隊したばかりのころはあれを見るたびにニヤけそうになっていたことを思い出した。

 

「何かいいよな、ああいうのって」

 

士道は少しずつ遠くなっていく戦闘機を見ながらそう呟く。

 

「ってこんなことしてる場合じゃないな」

 

士道はふたたび歩みを再開させる。

そこからは1分もかからずいつも訓練をしている場所についた。

しかしそこにはいつもはない姿があった。

さっき話に出てきた士道の唯一の知り合いのSSS部隊長、サミュエルだ。

従軍したこともある経験豊富な人らしい。

階級は大佐だ。

大佐は士道に気付くとすぐに声をあげた。

 

「おいシドウ遅刻だぞ!早く来い」

 

シドウというのはイギリスにおける士道の名前だ。

フルネームはシドウ・ウォーリバー。

シドウはそのまま、ウォーリバーと言うのは自身の名字である五河を英語にしただけ、とかなり安直な名前だ。

現地人からは変わった名前と思われるだろうが、正体がバレることはないだろう。

無論、士道は自分が日本人だとバレる事は避けなければならない。

その為のヘルメットとマスクだ。

 

「すいません遅れました」

 

士道が少し遅れるのは日本の生活の都合上仕方ないのだがもちろんそのことを言う訳にはいかない。

 

「お前よく遅刻するよな……まあ今日はいい」

 

どうやら今日は許してくれたようだった。

 

「そういえばここに隊長が来るなんて珍しいですね。何かあったんですか」

 

士道は聞きたかったことを聞いた。

普段なら隊長は訓練区画にはこないはずなのだが何故か今日はいる。

そしてほかの魔術師(ウィザード)達もこの時間ならいつも訓練をしているはずなのに今日は全員一つの場所に集められている。

しかもみんなざわついており落ち着きがないようだ。

 

「ああ非常事態だ。」

 

そういわれて士道はほかの魔術師(ウィザード)達がざわついている理由がよくわかった。

非常事態なんてこの3カ月の間に一度もなかったからみんな緊張してるんだろう。

士道はそう思うと隊長に詳しい話を聞いた。

 

「へぇ非常事態なんて俺たちが入ってきて初めての事じゃないですか。まさか精霊でも現れたんですか」

 

士道は冗談5割期待5割でそう言う。

 

「……そのまさかだ」

「………………えっ」

 

士道は隊長の言葉に目を見開く。

 

「つい30分前ここから100kmほど離れた町で空間震が起こった。精霊も現れたとのことだ」




ああ、書くの大変だった。
現状士道くんはちょっと厨二気味です。
ノートに設定を書き込むよりはまだマシ。
次回は天使がかなりチートな精霊が出ます。
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