デート・ア・ライブ 士道ウィザード   作:みたらし団子が好き

4 / 26
この小説の投稿頻度は、一週間以内に一話を目指してます。
理想は数日に一話投稿です。

毎日投稿してる人の凄さを自分で書いてみて改めて感じました。
僕はどれだけ頑張っても数日が限界です。

あと昨日から学校始まったんで投稿速度落ちるかもしれません。


精霊退治

その町はつい数時間前まで栄えていた。

いろんな場所にスーパーマーケットやATMがあり、町の中心部にはそこそこの高さを誇るビルが建っている。

ロンドンほどではないがそれなりの規模の都市だろう。

だがその町には不自然な点が幾つかある。

 

町の郊外に不自然な穴が空いているのだ。

直径は約30mほどだろうか。

まるでその部分だけえぐりとられたようだ。

 

この現象の正体は空間震。

空間の地震と称される突発性の広域災害だ。

その正体はある存在が現界する時の余波なのだがそれを知る人間は極めて稀だ。

 

そしてこれまた不自然なことに自動車の騒音や人の声はまったく聞こえない。

風の吹く音がビュウビュウ鳴っているだけだ。

その理由は空間震によってここに住んでいる人間が避難したに他ならない。

 

しかしこれまた不自然なことがある。

避難して人がいないはずの町に一人の少女がいるのだ。

灰色の髪にターコイズの瞳を持ち修道服のような服を着ている。

現代では珍しい服装だ。

 

その少女は何かをするわけでもなく悠然と街中を、しかもアスファルトで舗装された車道歩いていた。

そのまま歩いていると少女は十字路にたどり着いた。

そして少女が十字路のちょうど真ん中に差し掛かると。

 

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

弾丸の嵐が少女を襲った。

かなりの威力だ。

あっという間に周囲の建物は穴だらけになり道路も街路樹もボロボロになっていく。

 

少し経つと弾丸は止んだ。

さっきまでとは見違えた光景になっている。

特に十字路の真ん中は地面がデコボコになっており土煙が立っている。

それから間もなく土煙が徐々に晴れていく。

 

そこからは無傷の少女が現れた。

 

あの弾丸の嵐を身に受けて死んでいないどころか傷一つ、ついていない。

それもそのはず。

あの少女に銃弾なんてものは効かない。

牽制にすらならないだろう。

 

なぜなら少女は精霊だから。

 

―――――霊装

 

精霊の身を守る絶対の盾だ。

一見するとなんてことのない修道服でも精霊のそれはまさに城壁のような防御力を秘めている。

 

弾丸の嵐の掃射から少し経つ。

すると周囲の建物の残骸、もしくは空から数十人の人間が空を飛び、出てくる。

何故か女性が多い。

全員SF映画に出てきそうなメカメカとした装備を身に纏っている。

その人間達はすぐに次の行動を開始した。

 

空を飛んでいる人は身の丈ほどもある巨大なガトリング銃を精霊に向けて構え、地上に居る者は手に持っている銃をしまいレイザーブレイド―――ノーペインを手に持つ。

 

彼ら、彼女らは魔術師(ウィザード)

精霊を殺すことを目的とした特殊部隊。

 

今ここで精霊と魔術師、人知を超えた力を持つもの同士がいま、まさに激突しようとしていた。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

―――精霊マジヤベェ

 

俺はサミュエル大佐から精霊出現の報を聞き、その場で飛び跳ねて喜びたくなる衝動を抑え、CR-ユニットを装備してすぐに空間震の起こった場所へ向かった。

 

精霊は空間震を起こした後特に何かをするわけでもなくただ街中を歩いているだけだったのですぐに作戦が立案された。

十字路で精霊を待ち伏せて精霊が来たところで全方向から銃弾を浴びせるという作戦だ。

単純な策だが強力ではある。

 

予測通り精霊は十字路に来たから作戦は開始されたんだが案の定、全然効いてなかった。

俺は全然手応えを感じられなかったのから途中で撃つのをやめた。          まあ俺一人が撃ち続けた所で結果は変わらんだろうしな。

それで銃が効かなかったから次はレイザーブレイドで接近戦が繰り広げられて今に至る。

 

―――ハズだったのに

 

なんか精霊に接近した人の挙動がおかしいんだ。

精霊とは明後日の方向に走ってしまう人が居たり、全く動かない人が居たり、挙句の果てには同士討ちをしている人まで居る。

 

(なんだこれ?)

 

よく見てみると精霊が、持ってる本にペンで何かを書いている。

あれはおそらく天使だろう。

精霊が持つ究極の矛だ。

どういう能力を持っている天使なのかは不明だが大抵はチート極まりない代物だ。

 

(本に何かを書くとなると、もしかすると本に書いたことが現実になるとか?)

 

もしそうだとすればあの天使はガチート認定されることになる。

精霊マジヤベェ、である。

仮に俺の予想が当たってるとしたら気付かれないように不意打ちを狙うのが一番簡単な対策だが。

 

(とりあえず後ろから攻撃かけてみるか)

 

そういってる間に他の魔術師達は精霊によって鎮圧されてしまった。

 

(いまだ!)

 

士道は、全員倒したと思い込んでいる精霊の背後から攻撃を仕掛ける。

 

だがその攻撃は失敗に終わった。

 

レイザーブレイドがあと少しで当たろうとした瞬間、精霊が後ろに振り向いたのだ。

精霊は驚異的な反応速度で、士道の攻撃を避ける。

すると精霊は士道に蹴りを入れる。

反応の遅れた士道はその攻撃を避けることが出来なかった。

 

「ぐあっ!」

 

精霊の蹴りは士道の腹部に突き刺さった。

士道は吹き飛ばされるが途中踏ん張る事によってなんとか衝撃を殺す。

すると精霊が疑問を持つような顔をする。

 

「あれ?おっかしいなー。あたしの攻撃が当たって倒れないなんて」

 

どうやら精霊は士道が一撃で倒れなかったことを不思議に思ったらしい。

 

「いままでの魔術師は一発入れたらノックアウトできたのになぁ、君って魔術師(ウィザード)のエースだったりする?」

 

精霊はここが戦場とは思えなくなるぐらい能天気な声でそう言う。

 

「……答える義理はないな」

「ふ~ん、まっいいけど」

 

そう言うと精霊は手に持っている本にペンで何かを書き込もうとする。

 

(ッ!やばい)

 

士道は精霊がしようとしていることを理解すると背中についているスラスターを起動し、

ものすごい速さで精霊から離れる。

10秒もかからずに士道は精霊の視界から姿を消してしまった。

 

「あ!逃げちゃった……まあいっか戦いたい訳じゃないし」

 

精霊は魔術師(ウィザード)が全員戦闘不能になると、さっきと同じ様にボロボロの町を歩き始めた。




今の士道君はまだ最強ではありません。
頭の回転はすでに最強クラスですが戦闘に関しては、折紙以上、真那未満って感じです。
今は、ですけどね。
訓練始めて三か月で最強ってのはさすがにどうかな?と思いまして。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。