とある科学のハードミサカ   作:イェス

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二章 海、そしてバーベーキュー

火野神作による当麻襲撃事件は学園都市側から当麻の両親に伝わり、今日当麻へ会いに来るらしい。

 

「てか、この年になって親と海ではしゃぐのか。紅一点の聖朝歌(ミサカ)は能力でほんとに男になってるし、俺よりデカかったし。」

 

それぞれハーフパンツのスタイルで海ではしゃぐ土御門とお兄ちゃんを見る当麻の目は死んでいた。

男になってる私はあまり海水に髪を晒したくないので当麻の隣で慰める係となってる。

一方通行(アクセラレータ)はお兄ちゃんに連れられて海ではしゃぎこそしないものの、それなりに楽しんでいるようだ。

 

「やっぱ、その尻尾はだめなのか?外せばいいのに。」

「落ち着かないの。それに海水につけたくないのは、尻尾じゃなくて髪の毛だしぃ。」

 

筋電多関節人工尾(カスタム・ドラゴンテイル)は防水加工もされてるので水に入っても大丈夫。

 

「やっぱあれなのか?水に浸かると女の子に戻るとか?」

「いや、魔術だってんだろ?」

 

クラゲ大量発生ということがあってか、ビーチは貸切状態だ。そんなビーチに近づく足音が2つあった。地元の人かと思ったらどことなく当麻に似てる人ときれいな女の人がいた。

 

「お父さんとお母さんじゃない?貴方のお母さんは写真で見たことあるけど、お父さん始めてみたなぁ。」

「あれが俺の親?母さん若いな。」

 

「当麻!と、あーと?」

「あらあら、もしかしてあなたが蒼の娘さん?」

「あ、はい。竜宮聖朝歌(ミサカ)です。今は能力で男なんですけどね?兄の朝歌もあっちにいるんで。」

「超能力ってすごいわねぇ。当麻の母、詩菜です。」

「父の刀夜です。」

 

外見で詩菜さんがわかるのは、御坂美琴がママにそっくりだったからだ。完全なる他人の空似。

7777号を聖七歌(ミナカ)として受け入れられたのもこの側面が強い。が、その視界が一瞬ブレたような気がした。

 

「ん?」

「あれ?姿が変わった?」

「お?」

「どうしたんだい?」

「インデックス?母さんとインデックスがいきなり入れ替わった?」

「当麻何を言ってるの?」

「これ、なんのドッキリだ聖朝歌(ミサカ)?」

「はっ倒すよ?待って、私は詩菜さんがインデックスと重なって見えるのだけれど?待って。」

 

遊んでるお兄ちゃんと一方通行(アクセラレータ)と土御門を見れば、遊ぶのをやめてそれぞれ体を見ている。

私の視線に気がついたのか慌ててこちらに近づいてきたことで、土御門がなんかこころなしか具合悪そうにしていた。もしかしてクラゲ?

 

聖朝歌(ミサカ)体に以上はないか?土御門がなにかに反応してぶっ倒れたぞ!」

 

と心配して来るお兄ちゃんと目の前の不思議減少に戸惑いながらも解析しようとする一方通行(アクセラレータ)がいる。

一方通行(アクセラレータ)が何やら操作して直しているようにも見えるが、土御門は魂と肉体があっていないような……いや、どこか違和感を感じるけど特に刺された箇所もないように見える。

 

「大丈夫だにゃー、聖朝歌(ミサカ)様々ってやつですたい。」

「そう?ならいいけど。あ、お兄ちゃん、当麻のご両親。」

「あっ、どうも。朝歌です。こっちは友達の一方通行(アクセラレータ)とそこの金髪は当麻の友達の土御門です。」

「当麻の友達。息子がいつもお世話になってます。」

 

と行った当麻パパに土御門もお世辞を返して私達は親子水入らずの感じを保つために海に戻ることにした。

 

「当麻、記憶喪失(あのこと)はちゃんと言わなきゃいけないからね?」

「あ、ああ。」

 

・・

 

「海に来たらーやっぱりナンパですにゃー。」

「ナンパ?この海でかァ?」

「土御門さん、女の人どころか他人が居ない。」

一方通行(ダーリン)、私と海を楽しもうじゃないか!」

聖朝歌(ミサカ)を見習うぜよ。」

一方通行(アクセラレータ)、俺と海を楽しもうぜ!」

「うっせェうっせェ。なに頭湧いたこと言ってやがるンだァ?」

「この中で性別不明は一方通行(ダーリン)だけだぜい?つまり万が一にも一方通行(ダーリン)は女の子の可能性が!?!?ってね?」

「………はァ?オマエ元は女だろォ?オマエが受けろよ。」

「なら、何なりと愛し子(ダーリン)よ!」

「はァ?なンでオレはオマエをナンパしなきゃならないゆですかァ?やってることナンパじゃなくてダチ誘うやつだろォ?もォコレ。」

愛し子(ダーリン)大好き!」

一方通行(アクセラレータ)君って人は。」

「敵わないぜよ。」

「お昼のバーベキューは肉いっぱい運ばせるから!野菜じゃがしかないけど。」

「肉だと?」

「肉肉!!」

 

肉にテンションがマックスとなったところで、土御門が話をもとに戻す。

 

「で、海と言ったらナンパぜよ。聖朝歌(ミサカ)は遊びを求め過ぎだぜよ。男は筋肉を出さなきゃだめですたい。一方通行(アクセラレータ)はパーカー脱げ。」

「ナンパしか頭にねェのか?このチンパンジーよォ。」

「土御門パイセン、もうイマジナリーフレンドしか手立てはないと思いまーす。ガチで天使も悪魔も居やしねぇ。」

「先輩アロハ脱ぎましょ?半裸やっほーい!」

 

私がウエットスーツとハーフパンツ。お兄ちゃんがおそろのハーフパンツ、一方通行(アクセラレータ)が早そうな柄のハーフパンツで土御門がアロハシャツとハーフパンツ。見事なハーフパンツ。

 

聖朝歌(ミサカ)もウエットスーツ脱いでこい。見せるだけで磨かれるっていうにゃー。」

「まってよ、私と一方通行(アクセラレータ)は肌が弱いのでこのスタイルじゃないといけませーん。お兄ちゃんはきちんと塗っとかないと後悔するよ?」

「まぁ、大丈夫だろ?ともかく海割って遊ぼうぜ!」

 

お兄ちゃんの提案に一方通行(アクセラレータ)が同意したことによって海を割ってクラゲを観察することになったが、寸前で土御門に止められる。

 

「うにゃー!お兄さんが悪かったぜよ。」

「ニイちゃん電話なってるぜ?」

「は?」

 

ガチでなってるため、慌てて電話に出て、真剣モードで話をしている土御門を確認して、お兄ちゃんにGoサインを送るとお兄ちゃんが水かかる重力だけを重くして水を寄せていく。くらげは居なかった。

 

「どうする?希望があれば常識の範囲内で海洋生物呼べるけど?」

「シロナガスクジラ。」

「オーダー入りましたー!」

 

シロナガスクジラは哺乳綱鯨偶蹄目(あるいは偶蹄目)ナガスクジラ科ナガスクジラ属に分類される動物。

公式的な記録の動物の中で最大の種であり、記録では体長34メートルのものまで確認されている。

主食はプランクトン。

豆知識として、死体のガス爆発で内臓が飛び出るそのさまは、間欠泉のごとき様。だという。

すぐに遠くからクジラが現れて息継ぎなどを確認できるようになる。

 

「歩いていこう。」

 

各々の能力で歩いていき、ホエールウォッチングを楽しむこと数十分。流石に日差しがきついのでクジラたちにお別れをして浜に戻ることになった。

 

「うぉ、熱持っちゃってるUVは平気だろうけどお風呂ピリピリすんぞこれ。兄ちゃん焼けたんじゃない?」

「お兄ちゃんだけ焼けたな。」

「真っ赤じゃねェか?大丈夫なのかァ?」

聖朝歌(ミサカ)たち身体やしてきまーす。愛し子(ダーリン)も来る?」

「オレは待ってる。」

「オッケオッケ。」

 

反射持ちの一方通行(アクセラレータ)は一人、パラソルの下で休むらしく、大人たちはバーベーキューを先に始めていた。当麻と土御門は見当たらないけど、まぁもう少ししたら戻ってくるでしょ。

私はウエットスーツの上からハーフパンツの水着を着ているに対し、お兄ちゃんはおそろのハーフパンツだけなので日焼け度がやばいぐらい違う。

私は手のひらと顔を冷やせばいいけどお兄ちゃんはほぼ全部。

 

「つべてー、てか尋常じゃない焼け方。」

「そりゃ愛し子(ダーリン)の隣にいたら愛し子(ダーリン)の反射食らうでしょうが。おニューでクリーム持ってきてるから背中は塗ったげようか?」

「自分でやる。自分でやったほうが覚悟が付くからな。」 

 

戻るとバーベーキューを本格的に始めるため、呼ばれたのだが、土御門と当麻と五条が居なくなっていた。

 

「当麻が居なくなってな、友達の土御門君も一緒にいなくなって、五条さんが探しに行ったんだ。君たちは私達と一緒にバーベーキューをしようか。」

 

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