ファイアーエムブレム オリジナル支援会話   作:ダイアー

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烈火の剣 ヘクトル&プリシラ エリウッド&セーラ マシュー&フィオーラ

ヘクトル&プリシラ

 

C

 

ヘクトル「おっ、プリシラ、大事はねえか?」

 

プリシラ「ヘクトル様、こちらは心配いりません。」

 

「そうか、よかった。もし何かあったらすぐに呼んでくれよ。お前みたいなのを前に出させねえのが俺らの役目だからな。」

 

「ありがとうございます。ですが、ヘクトル様も本来は守られる立場ですから…あまり無理をなさらないでくださいね。」

 

「へっ、俺が簡単に負けるかよ。………」

 

「ヘクトル様…?私の顔をじっと見て何か?」

 

「おっと…悪い。なんか、お前とは初めて会った気がしなくてな…」

 

「私と、ヘクトル様がですか…?…すみません、この旅が始めてのはずですが…」

 

「だったら、俺の気のせいだろうな。よし!今は戦いに集中しようぜ!」

 

 

 

 

B

 

ヘクトル「プリシラ…1つ聞いていいか?」

 

プリシラ「ええ…何か?」

 

「お前…生まれもエトルリアなのか?」

 

「…それは…」

 

「やっぱ、どーもお前とは会ってる気がするんだよ…リキアでな。」

 

「……コンウォル」

 

「!」

 

「…私の生まれた場所は、かつてリキア諸国のうちにあった…コンウォルです。」

 

「…10年前は、もう養子だったのか?」

 

「いいえ、ちょうど10年前は、まだ…」

 

「そうか、盟約の儀式の時に子息で集まってた時…あの時に見たんだな、お前を。」

 

「…よく…覚えていますね。」

 

「ついこの前まで、忘れていたけどな。お前を見た記憶もその1度ぐらいだしよ。」

 

「言われてみれば、思い浮かびます…あの時に、一番目立っていた方…あれがヘクトル様だったのですね。」

 

「…コンウォルのこと、知ってるか?」

 

「はい…私は今…両親を探すために、旅をしています。取り潰されたと聞いて…動かずにはいられませんでした。」

 

「………」

 

 

 

A

 

ヘクトル「プリシラ…前から考えてたけどよ、やっぱり、話さなくちゃいけねえよな。コンウォルのこと…」

 

プリシラ「…私の父さまと母さまは…今何処へ?」

 

「………」

 

「ヘクトル様!お願いします!」

 

「…死んだんだよ」

 

「!」

 

「どっちも自害だ。取り潰しの理由も煮え切らねえ、友人の肩代わりしたとんでもねえ量の借金をどうにかするためにした、同盟の資金の横領…殺されたのと同じようなもんだ。」

 

「そんな…もう、父さまにも、母さまにも…二度と…」

 

「…お前が行方を追ってたんなら、遅かれ早かれ知ってたことだ。…辛いか?」

 

「予感は…していました。…けれど、こうして…事実として知られると…ここまで、重いものだったなんて…」

 

「…プリシラ、お前がいいなら…俺の側にいろ。」

 

「ヘクトル様…?それは…」

 

「こういうのは苦手なんだよ、俺は!湿っぽい奴をそっとしとくなんてことはできそうにもねえんだよ。お前そんなんじゃこれから先、余計に危険だろ?側にいてくれた方が、俺も守りやすいってわけだよ。」

 

「ヘクトル様…私は…プリシラは…」

 

「…気持ちは分かるからよ、何時までも悲しむんじゃねえぞ!今だけだ、分かったな!」

 

「はい…ありがとうございます。あなたのおかげで…私は、救われたような気がします。」

 

 

 

 

 

 

エリウッド&セーラ

 

C

 

セーラ「はい!エリウッド様、これでもう全快よ!」

 

エリウッド「ありがとうセーラ、いつも助かるよ。」

 

「やだ、エリウッド様ったら!私に感謝する気持ちをはっきり言うなんて分かってるじゃない!ヘクトル様は滅多に言ってくれないのに!」

 

「なに、礼を言うぐらいしかしてやれないのが申し訳ない位だ。ただ…」

 

「ただ?ただ、なんですか?」

 

「君は杖を使っているとき、片目を閉じたり、回ったり…どうも動作が激しいというか、無駄が多いような…」

 

「無駄って失礼ですね!決めてるんで!私みたいに高貴で綺麗な人は、目立つ方がいいんですから!必要な動きなんです!」

 

「そういうものなのか…?」

 

「そういうものなんです!」

 

 

 

 

 

B

 

セーラ「そうしたらオズイン様って何て言ったと思います!?君はそもそも落ち着きが…」

 

エリウッド「…セーラ」

 

「どうしたんです、エリウッド様?」

 

「前のような決める動きはなくなったが…今度は回復しに来た者に世間話をするようになったんだね…」

 

「はい!この前戦いの勝敗は兵の士気が大きく分けると教わりましたから!だから、元気づけるために始めたんです!」

 

「心がけは良いことなんだが…こう…少しずれている気もする」

 

「えー!?どうしてですか!?」

 

「…話が終わってから、回復を行うところだ。」

 

「なるほど!じゃあ、今度から後でしますね!」

 

「それも意味がないような…」

 

 

 

 

A

 

セーラ「エリウッド様…」

 

エリウッド「セーラ…?何かあったのか?」

 

「私は…迷惑なんでしょうか?この一行の…足手まとい…なんですか?」

 

「なぜそのようなことを…」

 

「私は…私は誰かを困らせようと振舞ってるつもりはないんです…ただ…自分らしく…それなのに…みんなが言ってくるのは小言ばかりで…エリウッド様だって…」

 

「何を言っているんだ!」

 

「え…」

 

「確かに、君のことをよく思わない人だっているかもしれない。僕も、君に直してほしいことが全くないわけじゃない。けれど、君の杖で助けられた命が、多くあるのも本当なんだ。そんな人を邪険に扱う人がどこにいるんだ?もしいるのなら教えてくれ。僕は…それを見過ごしはしない、必ずだ。」

 

「エリウッド…様…」

 

「早速だけど、今の君の改善するべきところを言うよ…笑顔を見せるべきだ。今まで通りの、曇りない笑顔を。君の明るさは迷惑なんかじゃない、杖とはまた違う、元気をもらえるんだ。」

 

「…」

 

「だから、この旅を最後まで共にしよう。そして…平和になった世で一緒に待とう。エトルリアの君の家族を。」

 

「! どうしてそのことを!?」

 

「君がこの前、僕に話してくれたことじゃないか。」

 

「エリウッド様…私の話…ちゃんと…」

 

「話は終わりだ。さあ、綺麗な君は明るく振舞わないと損なのだろう?」

 

「はい…はい!」

 

 

 

 

 

マシュー&フィオーラ

 

C

 

フィオーラ「マシュー、この前の戦いのことなんだけど…」

 

マシュー「…」

 

「マシュー?」

 

「ん、ああ、悪い悪い!ちょっと考え事してたよ。お前が敵だったら死んでるな。密偵、向いてないな!ははは!」

 

「…時々、悲しそうな顔をするのね。」

 

「時々って…何度も見てるのかよ。」

 

「気にもなるわよ。明るく見せてるから、余計にね」

 

「……あー、そうか。お前ちょうどいなかったのか。」

 

「え?」

 

「いや、なんでもない。で、話ってのは……」

 

 

 

 

B

 

フィオーラ「マシュー、聞いたわ。魔の島に着いた時のこと…」

 

 

マシュー「…趣味が悪いね、お前も」

 

「…知らなかったのよ。まさか、あなたの恋人があそこで…」

 

「…俺は止めたんだ、魔の島は危険だっていうのに、あいつは…まあ、あそこで止めるような奴じゃないって、分かってはいたんだけどな。」

 

「私と…一緒ね 私も迂闊な判断で…大切な部隊を…」

 

「レイラは迂闊に動いて死んだわけじゃない!…はずだ」

 

「…ごめんなさい…一緒にされたら…困るわよね。私なんかと…」

 

「いや…悪い、俺もついカッとなっちまった。」

 

「…私はあなたの気持ちを完全に汲み取れるわけではないけれど…大切な人を亡くした気持ちは…分かるつもりだわ。」

 

「そう言ってくれる人は…何人でもいるが…お前に言われるのは…少し、違うな。」

 

 

 

 

 

A

 

フィオーラ「マシュー…」

 

マシュー「どうした、フィオーラ。」

 

「私は…あなたの支えになれるかしら?」

 

「…なんだよ、改まって」

 

「私はレイラを知らないけれど…あなたにとってレイラがどれほど大きな人だったかは…あなたを見て分かるわ。だから、マシュー…私はあなたの力になってあげたい。私は、レイラの代わりでいてあげたい…」

 

 

「…ありがとう、フィオーラ。…だけど、俺にはレイラがいるんだ。もうこの世にいなくても…俺の傍には、あいつがいる。代わりがどうとか…そういう話じゃないんだ…」

 

「…ダメね、私ったら。私が思ってるより、あなたにとってのレイラは、大きな存在だったのね…そんなことも知らずに…私は…」

 

「この旅で知り合った仲だってのに、お前はここまで俺のことを思ってくれた。…お前の気持ちは受け取る。言葉にできないくらいの…感謝はしてる。………ありがとうな。」

 

「…マシュー、じゃあ最後に1つだけ… 生きて、どんなことがあっても…生きることだけを考えて。生きている姿を、私と、レイラに見せて…それだけが…今の私の願い。」

 

「…やれやれ…やっぱり密偵向いてないのかね、俺は。いつ死ぬか分からない仕事だってのに、生きなきゃいけない理由ばっかり増えていくなんてな…」

 

 

 

 

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