ファイアーエムブレム オリジナル支援会話   作:ダイアー

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~封印の剣~ ギース&スー レイ&キャス ララム&ファ

ギース&スー

 

C

 

ギース「おい、お前 おーい」

 

スー「…私?」

 

「そうそう、お前だよ さっきからボー、とそこにいるもんだからよ 気になっちまって」

 

「…気を抜いてたわけじゃない。話をしてたの」

 

「話…?」

 

「ええ。」

 

「そりゃ、一体誰とだ?」

 

「…耳をかたむけてみて。」

 

「どれどれ………風の音が聞こえるな。」

 

「そういうこと。」

 

「…へ?」

 

 

 

 

 

B

 

ギース「お、確か…スー。また『お話』か?」

 

「…そう。」

 

「風か?」

 

「それだけじゃない。」

 

「ん………草や木が風に揺られてるな」

 

「そういうこと。」

 

「ははは、俺もなんとなく分かってきた気がするぜ。」

 

「でも、まだある。」

 

「ま、まだあるのか?…よし、全部聞き取るまで俺も付き合うぜ!どれどれ…」

 

「…ふふ。」

 

 

 

 

 

A

 

ギース「戦いも随分と激しくなってきたな」

 

スー「そうね。」

 

「初めは仲間の仇討ちだったが、すっかりこの軍にも馴染んじまったな。」

 

「…仇討ち?」

 

「ああ、俺は元々、それが目的でここにいる。」

 

「あなたも…仲間を」

 

「…も、か…戦いに出る奴なんて、似た者揃いってわけか。」

 

「…」

 

「…そうだ、スー。お前、船に乗ったことはあるか?」

 

「この前乗ったのが、初めて」

 

「サカ育ちなら、まあそうだろうな。この戦いが終わったら一度でいい、俺の船に乗ってみないか?」

 

「あなたの?」

 

「ああ、空や大地もいいが、やはり俺には海だ、海の声を、お前にも聞かせてやりたいと思ってな」

 

「…そうさせてもらう。ありがとう、ギース。」

 

「おう、いいってことよ。」

 

 

 

 

 

 

レイ&キャス

 

C

 

キャス「よーし、次はあっちに行って……いてっ!」

 

レイ「うわっ!…なんだよお前!危ないじゃないか!」

 

「はあ!?こっちのセリフなんですけど!そんなとこで突っ立ってさ!」

 

「魔法の詠唱してたんだ!あんたみたいなコソ泥には分からないだろうけどね!」

 

「コ…コソ泥ですってー!あたしよりチビなくせに偉そうにしないでよ!」

 

「チ…チビだとー!?ふん、コソ泥やってるぐらいなら、頭悪いんだろ、このバカ!」

 

「言ったわねー!」

 

「そっちこそー!」

 

 

 

 

 

 

B

 

キャス「あらおチビさん、まだしぶとく生き残ってんのね」

 

レイ「そっちも、すばしっこさだけは一人前みたいだな」

 

「ふん、経験が違うのよ、あんたとは」

 

「大して変わりゃしないだろ…おまえと話してるだけ時間の無駄だ、さっさと終わらせて…あれ?」

 

「これ、なーんだ?」

 

「お、俺の魔道書…!?いつの間に!」

 

「頭悪い奴に、一本とられてやーんの。」(キャス消える)

 

「お、おい逃げるな!待て!待ちやがれー!!」

 

 

 

 

 

 

A

 

キャス「よっ、おチビさん。調子はどう?」

 

レイ「…いい加減に返せよ、この前の魔道書」

 

「バカにしたこと、謝るのが先よ。」

 

「だ、誰が言うかよ!」

 

「じゃあ返さないよーだ。」

 

「ぐぐ…ふん!お前に頭下げるぐらいなら、それでいいさ!」

 

「あっそ、しょうがないなあ、私お金持ちしか盗まないって決めてるから、これは返したげる。でも結局謝ってくれなかったから、あんたは今日から私の子分ね。」

 

「はあ!?もっと嫌だよ!」

 

「闇魔法って結構貴重なんでしょ?勿体ないことするなあ~」

 

「こ、この野郎…調子に乗りやがって」

 

「分かったらさっさと行くよ、子分その2。」

 

「俺でその2なのかよ!?」

 

 

 

 

 

 

ララム&ファ

 

C

 

ララム「ひらひら~ひらひら~。」

 

ファ「じー」

 

「あら、可愛いお客さんね。どう?私の踊り。」

 

「ファも、それやりたい。」

 

「踊りを?それって私に憧れて?やだー、私の魅力もとうとうここまで来たのね。きゃー!」

 

「?」

 

「いいわよ、教えてあげる!私のとっておきの踊りをよ!これをこなせばもう道行く人たちはみんな振り向くこと間違いなし!立派なレディ目指して頑張るわよ!」

 

「ふりむく?れでぃ?」

 

「とりあえずこういう時は、喜べばいいのよ!」

 

「わーいわーい。」

 

 

 

 

B

 

ララム「ここをこうして…」

 

ファ「ぐるぐるー」

 

「それじゃ回ってるだけよ、うーん、ファにはまだ難しかったかしら?」

 

「どう?お姉ちゃん。」

 

「よく考えたらファより私は何年も生きてきたものね!人生の大先輩じゃない!うんうん、まだまだこれから伸びるってことよね!」

 

「お姉ちゃん?」

 

「ファ、立派なレディは踊りだけじゃないわ、料理ができるのも大切よ。」

 

「りょうり?」

 

「まあまあ、お姉ちゃんを信じてついてきなさい!」

 

「はーい。」

 

 

 

 

 

A

 

ファ「ララムおねーちゃん。りょうり、たのしかったからまたしよーよ。」

 

ララム「ファ、残念だけど、料理は禁止されたわ、うっかりテントが3つ燃えただけなのに、ケチよね、マリナスって!」

 

「ぶー」

 

「けど挫けちゃダメよファ、これは立派なレディを目指す試練の1つなのよ」

 

「しれん?」

 

「そうよ、ここを乗り越えれば、きっと素敵な日々が待っているわ!」

 

「すてき?」

 

「私も…白馬にまたがったロイさまが迎えに来て…私に婚約を迫って…」

 

「こんやく?」

 

「『ララム、君は僕だけのものだ』…きゃっ、ロイ様って大胆!きゃーきゃー」

 

「ぐるぐるーぐるぐるー」


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