【完結】銃と私、あるいは触手と暗殺   作:クリス

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書いていて思うこと、これはあかんでしょ


三十時間目 殺意の時間

 飛行機と船を乗り継ぎ計6時間。私は双眼鏡を覗きこみながら目的の島を観察する。車なら一周するのに15分もかからないような小さい島。島の殆どが崖と山で構成されアンブッシュの場所には困らなさそうだ。

 

「あそこが私たちの戦場か……ふ、胸が高鳴るな」

「祥子、ドヤ顔で言ってるところ悪いけど、その恰好だと可愛いだけで全然しまらないよ」

 

 今の私はいつぞやのワンピースを着ていた。本当は恥ずかしくて嫌だったのだ。でも皆が似合っているといったから嫌々着てきてやったのだ。別に気に入ったとかそんなことでは断じてない。そう断じてない。私が恥ずかしがっているのを悟ったのか、カエデが横でニコニコしている。何だか腹が立つな。いつもは頭が上がらないが今日は何だか行ける気がする。

 

「…………黙れまな「何か、言った?」いや、何も」

 

 苦し紛れの反撃の言葉はカエデのアルカイックスマイルによって封殺された。こんな風に下らない言い合いができるのもカエデや皆のお陰だ。

 

 おもむろに腰に手をやる。本来ならあるべきはずものがない。私の全てと言っても過言ではないもの、私が私であることを証明する唯一の存在。そう、銃だ。飛行機に乗るからには当然銃は持っていけない。

 

 装備は既に業者に頼んで輸送してもらっている。今頃事前に指定した場所に纏めて置いてあるだろう。とは言え今の私は丸腰、ナイフ一本すら持ってきていない。本当なら不安で情緒不安定になってもおかしくないのに私は不思議と平然としていられた。

 

 今までは銃がないと駄目だと思っていたのにいざ手放してみると全然なんてことなかったのだ。正直言ってかなり驚いている。それこそ挙動不審になって皆から変な目で見られるくらいには。

 

「そう言えば祥子の誕生日っていつなの?もしかしてもう過ぎちゃったかな」

「9月の25日。でも誕生日なんか知ってどうするんだ」

 

 当然嘘なわけなのだが(戸籍上では正しい)ここでそれを教えたところで誰も得しない。それにしても生まれた月日なんて知って何をするんだ。バースデーパーティーでも開くとでも言いうのだろうか。いや、まさかな。ふと頭に浮かんだ下らない考えを一蹴する。

 

「ふふ、内緒!」

 

 疑問は解決しなかったが、カエデが楽しそうだからいいか。私は浮かび上がった疑問を流すことにした。

 

「ま、何でもいいや。おっと、そろそろ港に接岸するみたいだな」

 

 沖縄県、普久間島。優しい潮風の中、私達の地球を救う暗殺が始まった。

 

 

 

 

 

「あれだな」

 

 皆が遊びつつ例の離島暗殺計画の準備を進めているなか、私は一人港まで足を運んだ。港にはプレジャーボートが一隻、ポツンと停泊している。ここはリゾート島、船の一隻停泊していたところで何らおかしくはない。

 

 私は十分に警戒しつつボートに乗り込み船内に入る。人はおらず代わりに人一人は余裕で入りそうな鞄が鎮座している。私は事前に頼んでおいた通りの仕事に満足しつつ鞄の中身を確認した。

 

「完璧だ」

 

 視界の先にはありったけの武器と弾薬が詰め込まれている。レミントンM870マリーンマグナム、B&T MP9、シグザウアーP226 Mk25、テーザーX2、PR-24トンファーバトン、バリスティックシールド、コンバットナイフ、ペッパースプレー、各種手榴弾、ドアブリーチ用C4、などの武器一式、そしてサプレッサー、弾薬、モジュラー式ボディーアーマー、暗視装置、医療キット、等々。全て完璧に揃っている。

 

 ルームエントリーからCQBまで対応可能な装備一式。今回は二次被害を考慮して非致死性兵器をメインとした。拳銃以上の脅威を確認できなかったため仮に何かあったとしてもこれで切り抜けられるはずだ。襲ってきたのなら問答無用で殺してもいいがそうすると流石に烏間先生に迷惑がかかるだろう。

 

 ちなみにこれらを購入、輸送するために新車が一台買える額の金が吹き飛んだ。ただ輸送するだけならこれの十分の一以下でもお釣りが来るだろう。だが、物が物であるため割高だが信頼のおける業者に頼んでおいたのだ。しかも弾倉には既に弾が込められ、ボディーアーマーもマガジンポーチなどが装着されていて、後は着るだけで戦闘準備が整うようになっている。そこまで頼んだ覚えはないんだが多分、サービスとかそんなところだろう。

 

「ふ、戦争でもする気か?」

 

 自嘲するのも無理はなかった。持ってきた装備と私の技術なら二個分隊までなら相手にできるだろう。ただのチンピラ相手ならもっとだ。自分でも馬鹿なんじゃないかと思うけど、心配するにこしたことはない。

 

「できればこれは使いたくはないなあ」

 

 鞄の中に入っていた注射器を手に取る。筋肉内注射するための太い針が威圧感を感じさせる。中には覚醒剤とアドレナリンを配合した強心剤が充填されており、もし死にそうになったらこれを思い切り太ももに突き刺し投与する。

 

「ま、流石にこれは使わないよね」

 

 さっきまで死にかけていた人間が元気に走り回れるようになるレベルなので、使うのはそれこそ本当に重篤な危機に陥った時だけだ。だが流石にそんなことは起きないだろう。

 

「えっと、時間は……」

 

 腕時計を確認する。そろそろ速水達と狙撃場所の下調べをする時間だ。見つからないようにこれをホテルに運んでおこう。私は鞄を手にして船から港へと戻るのであった。

 

 

 

 

 

 夕暮れの浜辺、私は速水と千葉と共に最後のブリーフィングを行っていた。既に殺せんせーは夕食を食べている時間だろう。ここの料理はとても美味しかった。きっと豪華なシーフードなのだろう。私も食べたかったなあ。

 

「……ん、どうかしたの?」

「い、いや、何でもない」

 

 一瞬食べ物のことで頭が一杯になったなんて言うわけにはいかない。雑念を振り払い思考を兵士に切り替える。私の顔つきが変わったのに気が付いたのだろう二人の様子もどこか真剣なものとなった。

 

「さて、作戦開始時刻まで残り10分となったわけだが……緊張しているようだな」

 

 レースガンとマッチシューティングカスタムを握った二人の手は明らかに強張っていた。表情こそいつもどおりだが私にはわかる。まあ無理もない。何故なら私達の双肩には地球の未来が掛かっていると言っても過言ではないのだから。

 

「やっぱわかっちまうか……」

「失敗するかもって思うとね……」

 

 ただの中学生にとってその重圧はきっと想像を絶するものに違いない。だが二人は勘違いをしている。

 

「まあ、なるようにしかならないさ。それに、失敗したって死ぬわけじゃないんだ。生きていれば幾らでも挽回できる。だから、そう気負うな」

 

 死が身近にあったからこそわかる。私たちが、どれだけ恵まれているのかを。死んでしまえば何もかも終わりだ。だけど、死なないならやり直せる。次に活かせる。

 

「何、私達なら大丈夫さ。でも、もし自分の腕に自信が持てないのなら、そうだな、確かこう言うんだったか?私を信じろ。私が信じる君達を信じろ」

 

 不破に教わった言葉を丸々引用する。そうすると何故か二人が笑いだした。え?結構良いこと言ったつもりなんだけどなあ。

 

「プッ、それ誰に教わったの?」

「不破だ」

「やっぱりかよ、臼井がそんなこと言うわけないもんな」

 

 二人に笑われ何となく恥ずかしくなってくる。でもこれでいいこれくらいでちょうどいいんだ。緊張が解れたのを確認し、意識を切り替える。

 

「では、諸君」

 

 腕時計を確認、時間だな。千葉と速水がアクアラングを背負いそれぞれの得物に弾を込める。私はAR-15型エアガンからマガジンを引き抜いた。そしてチャージングハンドルを引きながらボルトキャッチを押し薬室を解放し再度マガジンを挿入。後は薬室を閉じるだけだ。

 

「タコ狩りの時間だ」

 

 ボルトキャッチを叩き初弾装填。さあ、お楽しみの始まりだ。

 

「それ言うならタコ漁じゃね?」

「…………」

 

 時が止まった。私は顔を赤く染め、速水は溜息を吐き、千葉はやってしまったと言いたげに頭をかく。畜生、台無しだよ。

 

「なんか……その……すまん……」

 

 黙れ。

 

 

 

 

 

 暗殺の手順は大まかに分けて五段階に分けられる。第一段階、殺せんせーを海上に作られたコテージに誘導する。第二段階、コテージで三村が編集した殺せんせーの情けない姿を録画した映像を上映、殺せんせーに精神ダメージを与える。第三段階、満潮で浸水したコテージの中で七本の触手を破壊。第四段階、コテージの壁を破壊しフライボードと制圧射撃による水圧とBB弾の檻を形成。最終段階、海中に潜んだ速水と千葉、丘で待機した私による三点同時射撃で止めを刺す。

 

「後、少しだな」

 

 腕時計を確認、3分もしないうちに計画は第三段階に入るだろう。そこからはノンストップで事が進む。一時も気を抜くことは許されない。

 

「そろそろ準備しよう」

 

 トリポッドに固定したAR-15をシッティングポジションで保持、VCOGの倍率を調整し、殺せんせーが座っているであろう場所にレティクルを持っていく。

 

「風速、西4m、目標までの距離、95m」

 

 セーフティ解除、トリガーガードに指を添える。きっと殺せんせーは私達三人の存在に気が付いているのだろう。あのタコはとにかく鼻が利く。きっと丘にいる私と、千葉と速水の匂いが染み込んだ服に感づいている。

 

狙え、そして外すな(Aim small miss small)

 

 コテージの壁が倒れる。対物レンズが殺せんせーを捉えた。風と距離を考慮し即座にレティクルを合わせ、引金に指を掛ける。フライボードとエアガンによる水圧と弾幕の檻が作られた。

 

狙え、そして外すな(Aim small miss small)

 

 鉄の意思で撃ち、氷の心で殺す。極限まで圧縮された時の中、不意に殺せんせーと目が合った。私は、この人を殺す。

 

 本当に、この人を殺すのか?

 

 現実時間に換算して恐らく1秒にも満たない思考の空白、慌てて引金を引く。だが、もう遅い。

 

「あっ」

 

 私はスローモーションで飛んでいくBB弾を見ながら己の失敗を悟る。夜の海、赤く光るレティクルの中、殺せんせーの全身が閃光と共に弾け飛んだ。

 

 

 

 

 

 結論から言おう。私たちは失敗した。二重、三重に張り巡らした罠、何日もかけて練習した技術。これまでの努力。その全てが水泡に帰した。殺せんせーが完全防御形態という隠し玉を持っていたと言い訳することはできる。だがそれは表面的な言い訳にすぎない。

 

「律、記録は取ってるか?」

「はい、可能な限りのハイスピードで一部始終を録画しておきました」

「俺、撃った瞬間わかっちゃったよ。駄目だって」

 

 千葉の言い分も尤もだろう。でも本当の理由。それは、殺意の鈍化。きっとここにいる誰よりも殺すことに躊躇いのないはずの私がほんの一瞬とは言え引金を引くことを躊躇してしまった。

 

「断定はできませんが、千葉君の射撃があと0.2秒早かったら、速水さんの射撃があと5cm標的に近かったら、祥子さんの射撃があと0.5秒早ければ、気付く前に殺せた可能性が50%ほどあります」

 

 現実の世界にもしもはない。あるのは結果だけだ。律の言うことが仮に本当だったとしても結果を出せなかった以上、なんの慰めにもならない。しかもよりにもよってあんな大層なことを言った私がこの様か。

 

「ごめん、あんたに銃も貰ってあんなに信じてくれてたのに……」

「そう落ち込むな。次は失敗しなければいいだけさ。私たちは生きているんだ。生きているんならいくらでも挽回できる」

 

 その言葉とは裏腹に私の心は衝撃で揺れ動いていた。緊張はしていなかった。ポジション、スタンス、サイティング、全てが完璧だった。だが、たった一つだけ足りなかったものがある。たった一つだが、一番大切なもの。そう、殺意だ。死ぬはずだった私を生き返らせ色んなものをくれた。温かい人としての心。それが私の覚悟を鈍らせた。

 

 認めよう、私は弱くなった。

 

「そうだな……次は、外さない」

「うん、次こそは、ね」

 

 二人は思っていたより落ち込んでいないようだ。そろそろ皆のところに戻るとしよう。私は疲労感を感じる身体を引きずりながら、ホテルへと歩く。

 

「…………どういうことだ」

 

 疲労感を感じるだと。この私が?50kgの装備を背負って40kmの行軍ができるこの私が、たかが狙撃程度で疲労感を感じることなど有り得ない。色々と鈍くなった自覚はあるが訓練は怠っていない。何か嫌な予感がする。

 

「臼井、携帯鳴ってるよ」

「え?あ、ああ」

 

 ポケットに入れた携帯電話がバイブレーションで震える。手に取ると画面には非通知で電話がかかっている。画面を操作し通話状態にする。

 

『こんばんは、臼井祥子。いや、ハードラックと呼んだほうがいいのかな。それとも黒い悪魔?』

 

 ボイスチェンジャーで偽装された声、傭兵時代のあだ名を知っているということは裏の者だろう。一気に警戒度が跳ね上がる。

 

「お前は誰だ?」

『ククク、そんなことはどうでもいいだろ?そんなことよりもいいことを教えてやるよ。今お前達の半分は感染したら最後、一週間で全身の細胞がぐずぐずになって死に至るウイルスに侵されている』

 

 倦怠感の正体はこれか。ガスを撒かれたとは考えにくい。となれば飲食物に盛っていたということ。後ろの二人には気づかれていないようだが、通話している間にもどんどん倦怠感と身体の熱は増していく。倦怠感に比例するように高まる殺意。こいつの言うことが本当なら治療できない場合半分が死ぬことになる。恐らく新型の化学兵器か何かだ。きっと病院は役に立たないだろう。

 

「何が目的だ」

『百億を狙っているのはお前達だけじゃないってだけさ。届けてほしいのはボールになった賞金首。でも、それは他の人にやってもらうよ』

 

 いったい誰なんだ。心当たりのある人物を思い浮かべる。駄目だ。心当たりが多すぎて分からない。

 

「なぜ私に電話した」

『簡単さ。お前には別件で頼みがあるんだ。山頂の普久間殿上ホテル、最上階。今から一時間以内に来い。やる気がないならフロントに話せば通してやるよ。あ、別に暴れようが人を殺そうが何をしてもいいぜ。まあ生きて辿り着ければの話だけどなあ。お前のことは監視している。誰かに相談したりしたり、仲間と一緒に来たりしたら、治療薬はボタン一つで粉微塵になる』

 

 糞、手段を一つ潰された。この妙に手慣れた手口。いったい誰だ。記憶を探し続けるが一向にそれらしき人物は思いつかない。いや、まてよ。一人だけ心当たりがある。これは勘にすぎない。でも、こいつもしかして……

 

「お前、鷹岡だろ」

『……ッ!?』

 

 電話越しに息を呑む音が聞こえた。はい確定。だが、実を言うとそんなことはどうでもよかった。犯人が誰であろうと関係ない。こいつはやってはいけないことをやってしまった。絶対に侵してはならない掟を破ってしまった。

 

「まあ、実を言うとお前が誰だろうとどうでもいいんだ。要は私は一人でホテルの厳重な警備を掻い潜りお前の下までたどり着かなければならないんだろう?脅迫方法、タイミング、実に見事だ。でも、一つだけお前はミスを犯した。そう、たった一つの致命的なミスだ」

 

 こういう時はなんというんだったか?そうだ、こう言えばいいんだ。

 

「お前は、私を、怒らせた」

 

 携帯電話を握る手が震える。衰弱しているからではない。怒りで力が籠りすぎているからだ。倦怠感はますます大きくなり、腹には激痛が走る。だが、どうした。そんな程度で私の怒りは収まらない。

 

「お前は怒らせてはいけない存在を怒らせた。この私の逆鱗に触れたんだよ。要求には従ってやる。一人で乗り込んでもやる。だが私を前にした時、お前は懇願するだろう。どうか殺してくださいとな」

 

 こいつは絶望ではなく歓喜と共に死んでいくのだ。死んだほうがまだ幸せな目に遭わせてやる。簡単には殺さない。楽に死なせはしない。

 

 撃ってやる。刺してやる。殴ってやる。折ってやる。絞めてやる。抉ってやる。潰してやる。この世に生を受けたことを後悔させてやる。自分が何をしたのか、誰を怒らせたのか、その愚かな遺伝子の奥底に刻み付けてやる。

 

 私の発する殺気に呑まれたのか、鷹岡は一言も言葉を発しなかった。もうこいつの戯言など聞きたくない。ガラスの砕けちる音と共に携帯電話の液晶パネルに罅が入る。とうやら力を込めすぎたらしい。

 

「だから、精々首を洗って待っていろ」

 

 通話を終えると同時に私はホテルに向けて走り出す。背後で二人の呼びかける声が聞こえたが、私はそれを無視するほかなかった。沖縄県、普久間島。この快楽の島で私のもう一つの戦いの火蓋が切られた。

 




用語解説

レミントンM870マリーンマグナム
レミントンアームズ社がM31の後継として開発したポンプアクション式ショットガン。映画やゲームでお馴染みのあれ。マリーンマグナムは錆に強いクロームステンレス製で海上保安庁にも採用されている。シルバーのボディに黒のストックが映える。

テーザーX2
スタンガンって便利だけと至近距離でしか使えないよねぇ。だったら電極ごと飛ばせばいいだろの脳筋精神で作られた遠距離用スタンガン。それの二連射ができるモデル。便利だけど撃ちすぎると普通に死ぬので要注意。

PR-24トンファーバトン
読んで字の如くポリカーボネート製のトンファー。でも殆ど取っ手のついた警棒代わりにしか使われてないかわいそうな子。

バリスティックシールド
ただの覗き窓付き防弾シールド、メッチャ重い。7キロくらいする。でもマグナムくらいしか防げない。ライフル弾用はもっと重い。

モジュラー式ボディーアーマー
マガジンポーチなどを括りつけるためのベストと防弾ベストが一体化した便利アイテム。

離島編はほぼオリジナル展開なので苦手な人はご注意。

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