グリム「はぁ……」
ダヴェンポート「グリム、なんか悩みでもあるのか?」
グリム「チョッパー大尉……この異世界に来てもう二週間」
グリム「早く元の世界に帰らないと深海棲艦が息を吹き返してもおかしくないですよ!」
ダヴェンポート「まあまあ落ち着けよ、怒ってたって何も変わんねえぞ?」
ナガセ「そうよ、焦って余計な力を消費してもあまり意味はないわ」
ランパート「僕達は気長に待つしか無い…」
フォルク「そうだ、ここでうだうだ言うより眼の前の敵を気にしろ」
グリム「そうですけど……」
ビービーッ!
ナガセ「敵襲?」
アナウンス『敵爆撃大隊、領空侵犯を確認!本土に接近中』
アナウンス『緊急発進せよ!』
グリム「な、なんですか!?」
ダヴェンポート「どうやら来たようだぜ」
フォルク「ああ……」
ナガセ「行きましょう」
デビル1<<こちら「いぶき」所属早期警戒簡易管制機「デビル1」>>
デビル1<<各機、状況を報告せよ>>
メビウス2<<メビウス隊、スタンバイOK>>
第10航空団第118戦術航空隊 メビウス
搭乗機 F-22A ラプター
エッジ<<ウォードッグ、準備OKです>>
第6航空団第108戦術戦闘飛行隊 ウォードッグ
搭乗機 F-14A トムキャット
ガルーダ2<<こちらガルーダ隊、準備できてるよ>>
第8航空団第28航空隊「ガルーダ」
搭乗機 F-15E ストライクイーグル
ボーンアロー2<<ボーンアロー隊、いつでもいけるぜ!>>
第8航空団第29航空隊「ボーンアロー」
搭乗機 F-35A ライトニングⅡ
クロウ1<<クロウ隊、準備完了>>
第6航空団第4飛行隊 クロウ
搭乗機 F-16C ファイティングファルコン
ガルム2<<ガルム隊、OKだ>>
第6航空団第66飛行隊「ガルム」
搭乗機 F-15C イーグル
デビル1<<うむ、全員揃っているようだな>>
ガルム2<<しかしまさか俺たちの戦闘機をNATOの輸送艦で持ってきてたとはな……>>
チョッパー<<艦載機だとF-35C、FA-18、F-14くらいしかねえからな。お前らは本来は空軍だからこっちのほうが慣れてるんじゃねえのか?>>
クロウ3<<まあ、こっちのほうが愛着はあるけど……>>
ボーンアロー2<<グッドフェローも粋なことをしてくれるなぁ…>>
ガルーダ2<<僕達が艦載機以外でも戦えるようにしてくれてたんだね>>
基地管制<<こちら日本空軍多摩飛行場管制、君たちが異世界のパイロット達と上から話は聞いている>>
基地管制<<別世界でも空を飛んでくれて感謝する。頼むぞ>>
ガルム2<<ああ……>>
アーチャー<<…あれがこの世界の航空機なんですね>>
エッジ<<電征Ⅲ型、蒼莱改、閃電改、桜花、嶺花と呼ばれる物みたいね>>
ガルム2<<桜花は俺達の世界では旧日本軍の特攻機として呼ばれてるが、この世界では真っ当な迎撃機のようだな>>
デビル1<<おしゃべりはそこまでだ、作戦を再度確認する>>
基地管制<<早期警戒機が本土に接近する敵航空隊の接近を確認した>>
基地管制<<敵は深海棲艦・セイレーンの戦闘機及び独の大陸間長距離爆撃機「ヨルムンガンドD」「アース」の模様だ>>
基地管制<<「ヨルムンガンドD」はともかく、「アース」は機銃や噴進弾を無闇に当てても落とせるものではない>>
ガルム2<<その「アース」ってのはコックピットやエンジンを狙えば良いんだろ?>>
ガルーダ2<<重巡航管制機落とした時と同じようにやれば良いんだね>>
クロウ3<<あの時は大変でしたね……確か「アイガイオン」と「フレスベルク」でしたっけ?>>
チョッパー<<少なくともブービーが落としたアークバードよりはマシだろ?>>
デビル1<<頼もしいな…>>
ガルム2<<よし、来たようだな……>>
深海戦闘機<<テッキ、カクニン>>
セイレーン戦闘機<<コウセン、コウセン>>
独爆撃機隊<<日本の迎撃機だ!各機弾幕を張れ!>>
独爆撃機隊<<こちらに神の使いがついている!負けることはない!>>
デビル1<<全機、交戦を許可する>>
ガルム2<<ガルム2、エンゲージ>>
ボーンアロー2<<ボーンアロー2、エンゲージ!>>
ガルーダ2<<ガルーダ2、エンゲージ!>>
チョッパー<<チョッパー、エンゲージ!>>
アーチャー<<アーチャー、エンゲージ!>>
エッジ<<エッジ、エンゲージ!>>
メビウス2<<メビウス2、エンゲージ!>>
メビウス8<<メビウス8、エンゲージ>>
クロウ3<<クロウ3、エンゲージ!>>
デビル1<<メビウス1、ブレイズ、ガルム1、ガルーダ1、ボーンアロー1、エンゲージ>>
日本空軍機<<各機、異世界の戦闘機に遅れを取るなよ!>>
クロウ3<<FOX2!FOX2!>>
チョッパー<<FOX2!FOX2!>>
深海戦闘機<<チッ!>>
セイレーン戦闘機<<グアアアアッ!>>
デビル1<<さすがエースだ、前方の戦闘機隊を一気に掃討した!>>
独爆撃機隊<<敵機が近づいてきたぞ!弾幕を!>>
ガルム2<<FOX2!FOX2!>>
独爆撃機隊<<左舷引火した!消火器を!>>
独爆撃機隊<<ダメコン急げ!>>
メビウス2<<FOX2!FOX2!>>
チョッパー<<FOX2!FOX2!>>
独爆撃機隊<<ヨルムンガンドDの3機一気にやられたぞ!>>
独爆撃機隊<<だがこのアースは堕ちまい!通常の機関砲や噴進弾ごときでは落とせん!>>
ガルーダ2<<なら目を潰すだけだ!FOX3!>>
ガルム2<<FOX2!FOX2!>>
独爆撃機隊<<クソ!左舷エンジン停止!>>
独爆撃機隊<<爆弾を降ろせ!軽くしろ!>>
独爆撃機隊<<撃ちまくれ!>>
メビウス1<<……>>
ガルム1<<……>>>
ブレイズ<<……>>
ガルーダ1<<……>>
ボーンアロー1<<……>>
独爆撃機隊<<あれが隊長機だ!落とせ!>>
独爆撃機隊<<機関砲、回せ!とにかく撃ち尽くせ!>>
深海戦闘機<<リボンツキ…!>>
セイレーン戦闘機<<ゲキツイシロ!>>
チョッパー<<ハエどもが集ってきたようだぜ!>>
エッジ<<エッジ、FOX2!>>
日本空軍機<<ーてっ!ーてっ!>>
深海戦闘機<<グアアアアッ!>>
ガルム2<<FOX3!FOX3!>>
独爆撃機隊<<だ、駄目だ!脱出しろ!>>ビービーッ
デビル1<<「ヨルムガンドD」4機撃墜!>>
チョッパー<<よっしゃあ!>>
ガルム2<<ちっ!だが、「アース」のほうはコックピットだけ狙うのも楽じゃねえぞ>>
ガルーダ2<<なら…行くよブラザー>>
ガルーダ1<<……>>
アーチャー<<…まさかその積んである爆弾って…>>
ガルーダ2<<よし…この角度から……BOM Fire!>>
デビル1<<ガルーダ2、ガルーダ1、爆弾投下!>>
独爆撃機隊<<た、隊長!上空より爆弾が!>>
独爆撃機隊<<迎撃、間に合いません!>>
独爆撃機隊<<ぐ、ぐああああああああああっ!>>
デビル1<<「アース」2機撃墜!>>
チョッパー<<そうか、対空ミサイルや機銃ごときじゃ傷はつけられんが>>
チョッパー<<爆弾ならいけるってことか>>
ガルム2<<爆撃機は速度も遅いから確かに狙えるが……>>
チョッパー<<よくやるぜ……>>
独爆撃機隊<<この数では作戦続行はできません!>>
独爆撃機隊<<これくらいの損傷、作戦に支障はない>>
独爆撃機隊<<何を言っているんですか!?>>
独爆撃機隊<<いいからやるのだ、私は総統閣下より選ばれた存在ということを忘れるな>>
独爆撃機隊<<クソっ!「総統の息子」め……>>
独爆撃機隊<<全機を撃ち落とすのだ、今までのはまぐれにすぎん>>
エッジ<<敵、撤退しません>>
チョッパー<<残りのヨルムンガンドは俺たちがやる、ガルーダの2機はアースを頼むぜ!>>
ガルーダ2<<了解!>>
・・・・・・・・・・・・・・
ガルム2<<FOX3!FOX3!>>
日本空軍機<<これで最後だ!撃て!>>
独爆撃機隊<<う、右舷が!>>
独爆撃機隊<<嫌だ、僕は死にたくない!僕は、総統閣下に選ばれた新貴族だぞ!>>
ボーンアロー2<<隊長のミサイルが命中するぜ!>>
独爆撃機隊<<う、ぐあああああああっ!>>
デビル1<<最後の爆撃機の撃墜を確認、よくやった>>
ボーンアロー2<<隊長、やったぜ!>>
日本空軍機<<よくやったぞ!しかし、あのアースに爆弾を投下するとはな…奇想天外もいいところだ>>
ガルーダ2<<そうしないと勝てない戦いもあったからね>>
日本空軍機<<そちらの世界も戦いは複雑だったのだろうな…>>
チョッパー<<まあな……帰還するぜ、ブービー>>
ガルム2<<相棒、まだ生きてるか?>>
・・・・・・・・・・・・・
グリム「はぁ……疲れましたね……」
エッジ「そうね……」
グリム「あれ?隊長は?」
ダヴェンポート「隊長なら先に休んでるぞ、いくらブービーでも人間だからな」
グリム「そうですか……」
グリム「……ここでしばらく戦うしかない、か……」
ダヴェンポート「……艦娘や艦長、司令達も頑張っている以上、俺たちも頑張るしかねえ」
フォルク「制海権が取れていても、制空権が取れていないと意味がないからな」
グリム「そう、ですね……」
・・・・・・・・・・・・・
紺碧島 とある海岸
???「……」
前原「おやお嬢さん、砂浜で何かありましたか?」
前原一征
後世日本海軍
秘匿潜水艦隊「紺碧艦隊」艦隊司令長官
階級 海軍少将
???「…あの子達はここに来ていると言ってたな」
前原「ええ、お嬢さんのお仲間の艦娘・艦船少女含む艦隊群がこの世界に転移してきた…と」
前原「現在は本土に侵攻してくる深海棲艦・セイレーンの撃破、そして元の世界に帰るための情報収集をしていると聞いている」
前原「……我々は後日の深海棲艦・セイレーン戦に参加するために本土に行く予定ですが…お嬢さんは?」
???「……この海を見ていてやっと決心した」
???「一度はこの海から逃げた身、あの子達に合わせる顔がないとも思った」
???「だが目の前で深海棲艦とセイレーンにこの世界とあの2つの世界を好きにさせるわけにはいかんのだ」
???「この綺麗な海をずっと綺麗のままであり続けるために、我は再び艤装を纏うつもりだ」
前原「……御出でになる、ということですね」
???「ああ、再び日の本を守るためにも…いや、世界を守るためにだ」
???「それが艦娘であり、艦船少女でもある我の役目だ」
続く