なおアズレン側と艦これ側両方に存在する艦が出ていた場合
アズレン側の艦船少女のほうに(B)をつけて区別させていただきます。
(赤城(B)蒼龍(B)のように)
アズレン側は原作ではストーリーも途中であるため
ほぼオリジナル設定が強くなりますがご了承願います。
「吹雪ちゃん!……吹雪ちゃん!」
吹雪「ん……」
如月「気がついたみたいね」
吹雪「……ここは………」
夕立「輸送艦「みうら」の中っぽい」
霧島「全く、無茶しすぎです、あんな嵐の中でギリギリまで吹雪さんは戦ってたんですから」
吹雪「す、すみません………」
吹雪は自分が生きているのに安堵する
吹雪「……ところで今は大丈夫なんですか?」
霧島「確かに嵐は去ったみたいだけど……」
長門「……GPSや航法装置が一部エラーをお越し、通信の連絡も取れなくなっているようだ」
吹雪「だ、大丈夫ですか!?」
大和「明石さんや整備員さんたちが今機器の状態を確認しているのですが」
大和「今のところ特に異常は見当たらないらしいそうです」
どの艦艇の通信・GPSなどの機器もエラーをお越し、現在はこの海域に留まっている。
電子整備員「こちらの機器、異常なし!」
明石「こっちのGPSの端末もロストしたまんまですが、機器自体に異常は見られません!」
電子整備員「一体どこが悪いんだ……」
自衛隊の整備員による懸命な確認作業が行われていたが、何回確認しても特に異常は見られなかったが、GPS・通信がロストしたことは変わらなかった。
数時間後
航空母艦「いぶき」に報告のため各艦長が到着し、状況を報告した
涌井「……一体何があったというのだ」
「つばめ」の指揮官を務める涌井海将補は頭を悩ませる。
梅津「これだけの点検作業をしたにもかかわらず異常も何もないのか……」
「みらい」の艦長である梅津も同じく疑問を感じていた
浮船「にも関わらず他の艦もGPSはロスト、通信も相変わらず不能か」
浮船「我々「ちょうかい」も相変わらずだ。連絡も何も取れないままだ」
沼田「うむ…………」
「つばめ」の副指揮官を務める沼田海将補も頭を悩ませ
提督「うむ………艦娘のほうにも異常はありませんでしたし」
艦娘隊の司令で今回の作戦に同行している本川提督も頭を悩ませた
???「すみません、今戻りました」
涌井「入ってくれ、黒木君」
黒木「失礼します」
黒木三等特佐
「つばめ」の対特殊生物についての指揮を担当している。
黒木「スーパーX2やメーサー戦車の状態も一応確認しましたが、異常は見られませんでした」
黒木「……そこでこれらから推測できる要素で思いついたことがあります」
沼田「何かね?」
黒木「我々は異世界に来てしまったのでは?と」
涌井「異世界に?」
黒木「はい、これだけの機器の点検にも関わらず異常は見つかりませんでした」
黒木「ですが、GPSなどの外部との連絡は回復していません」
黒木「もし機器に我々の想像以上のエラーがあるとするなら話は別ですが、今のところそれも確認できません」
黒木「あくまでも憶測の域を出ませんが………タイムスリップ、もしくは我々が知っている世界とは別の世界に来たと考えることもできます」
沼田「なるほど………確か前の鉄底海峡での戦いの際」
沼田「紺碧艦隊・旭日艦隊の方々が我々とは違う別世界から来たと証言していた」
沼田「あの方々も嵐に巻き込まれて転移したと言っていたな」
涌井「だが転移したと考えるにはまだ早い、なら本来の経由地点であるハワイ・パールハーバーに向かう必要がある」
涌井「そこで全てがわかるはずだ、異世界に来たのか、タイムスリップしたのか、ただ機器が想定外のエラーをはいたか……」
深町「航法装置が正しければ、ここから後6時間でハワイ諸島にたどり着くはずだからな」
海江田「ああ……」
涌井「全艦に通達する、これより我が艦隊は予定通りハワイ方面に進行する!」
「つばめ」の全艦はハワイ方面に進むことになった。
某海域
???「……時間です」
???「全艦、速力そのまま、発艦準備」
???「了解、姉さま」
艤装を持った「少女」達が航空機を発艦させようとしている
???「姉さま、真面目にやってくださいね?」
???「ふふふ、わかってるわ」
???「あの時と同じように……ね?」
???「ええ」
次々と発艦する零式艦戦21型・九七艦攻・九九艦爆
あの真珠湾攻撃を再現するように………
一方、「つばめ」はハワイ方面に急ぎ向かっていた
黒木「もうそろそろでよろしいかと」
涌井「うむ、偵察機発艦せよ」
「みらい」・「はるか」よりMV/SA-38J「海鳥改」が発艦する
シーフォール1<<こちらみらい所属シーフォール1、発艦に異常なし>>
シーフォール2<<こちらはるか所属シーフォール2、同じく発艦に異常なし>>
黒木「ハワイ方面に変わったところがないか偵察するのが今回の任務だ、頼むぞ」
シーフォール1<<了解>>
シーフォール2<<了解>>
そのまま飛び立っていく海鳥改の2機
涌井「これがどう出るか…………」
黒木「………………」
シーフォール1<<シーフォール1、飛行状態異常なし>>
シーフォール2<<しかし今日はやけに雲が多いですね>>
航空管制<<こちら航空管制、聞こえるか?>>
シーフォール1<<聞こえます>>
航空管制<<もうそろそろでハワイ諸島が一望できるポイントにつくはずだ>>
シーフォール2<<異世界に飛んでいたらどうなるんです?>>
シーフォール1<<その時はその時だ、いくぞ!>>
航空母艦「いぶき」内艦橋
涌井「そろそろ海鳥の2機がハワイ上空空域にいるはずだ」
通信『緊急連絡!緊急連絡!』
通信『シーフォール1・2からです!』
沼田「通信開け!」
シーフォール1<<こちらシーフォール1!大変です!>>
沼田「何事だ!?」
シーフォール1<<何事もあったもんじゃありません!>>
シーフォール1<<真珠湾…パールハーバーが炎上しています!>>
シーフォール2<<出来る限りの写真を撮りました、転送して離脱します!>>
沼田「了解!」
涌井「………深海棲艦の空襲か?」
黒木「とにかく、その写真を見てみましょう」
黒木「各艦長及び一部艦娘は「いぶき」に集合せよ」
数分後
「いぶき」内作戦会議室
淵上「これがシーフォール2機が転送した写真です」
梅津「これは………」
そこには炎上するパールハーバーとその周辺の軍事施設
そして迎撃する「少女」達と上空から攻撃中の航空機らしきもの
それらが写っていた
深町「こりゃなんだ?艦娘か?」
深町「あまりよく見えんが」
浮船「艤装であの航空機を迎撃するもんだから艦娘だろうが」
提督「問題がこの少女をデータベースに照会しても何も一致しなかった」
瀬戸「我々も知らない艦娘か………」
清家「あとこの航空機は………」
赤城「!?」
その航空機は紛れもない零式艦戦21型・九七艦攻、九九艦爆
初期の太平洋戦争において活躍した名機達であり
一航戦・二航戦・五航戦の第一航空艦隊も広く使用していた
また性能不足になった戦争末期でも使われた航空機でもある。
赤城「なぜ零式たちが……?」
加賀「サイズ的には私達の艦載機と同様ね」
蒼龍「つまり艦娘の航空機が艦娘を攻撃している………?」
飛龍「うーん…………」
浦田「深海棲艦が艦娘の装備を擬態したとも推測される………だが見知らぬ艦娘か」
梅津「謎が増えてしまったな」
涌井「だが襲われてる状況に変わりはない、どちらにしろ我々は行動を起こす必要がある」
涌井「黒木君、作戦指揮を」
黒木「了解です、涌井海将補」
カーンカーンカーン
「全艦、戦闘用意!全艦、戦闘用意!」
輸送艦「みうら」
「艦尾門扉開放!カタパルトシークエンス異常なし!」
「最終確認OK!発艦準備OK!」
赤城「了解です」
赤城(ともかく、今はやれることをやるのみ!)
赤城「一航戦赤城、出ます!」
赤城が出撃し続々と「加賀」「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」が出撃する
そして
「発艦準備整いました!」
摩耶「おう、わかったぜ!」
摩耶「防空巡洋艦摩耶、抜猫だ!」
摩耶率いる防空艦隊「秋月」「初月」「吹雪」「夕立」「時雨」が出撃した
一方海自の航空母艦「いぶき」「あまぎ」では………
「発進位置整いました!」
ガルム2<<ガルム2、テイクオフ!>>
国連空軍より派遣された「ガルム」が発艦する
アルバトロス1<<アルバトロス1、テイクオフ!>>
ブレイド1<<ブレイド1、テイクオフ!>>
F-35B編成のアルバトロスの5機及びF-3B編成のブレイドの5機も発艦する
各護衛艦も対空戦闘の準備に入った
デビル1<<こちらいぶき所属AEW、デビル1>>
デビル1<<戦闘機・攻撃機・爆撃機共に多数だ、施設の被害が増える前に撃墜せよ>>
ガルム2<<了解だ、相棒行くぞ!>>
ガルム1<<………>>
赤城「風向きよし、速力よし!第一航空艦隊、艦載機発艦始め!」
瑞鶴「発艦始め!」
翔鶴「発艦始め!」
赤城達から発艦するのは戦闘機の「烈風」「紫電改二」そして前回の戦いにおいて後世世界からの技術提供で実現した烈風を超える戦闘機「電征」が発艦する。
瑞鶴(私達の艦載機に似ている航空機が真珠湾を攻撃している………)
瑞鶴(あの時のように………か)
翔鶴(私達があの時攻撃した時のように深海棲艦は攻撃してるのかしら?)
翔鶴(それとも……………)
烈風妖精「ゴーゴーゴー」
ガルム2<<FOX2!FOX2!>>
アルバトロス2<<FOX1、Fire!>>
ブレイド4<<FOX2、Fire!>>
紫電改二妖精「ハッシャ!ハッシャ!」
電征妖精「ーテッ!」
次々と戦果を上げる戦闘機達
指揮官「あれは……どこの隊が迎撃しているんだ!?」
通信『わかりません!』
通信『少なくとも我々の敵ではないと考えられます!』
指揮官(あれは確かF-35………数年前にほぼ消失して以降製造も何もされていないはずだ……)
指揮官「ともかく、これで少しは余裕ができた!艦隊、出撃!」
???「………!?」
???「姉さま、どうしました?」
???「……嘘でしょ?………私達の航空機の半数が敵の航空機により撃墜されてしまったわ!」
???「私達の奇襲の用意は完璧だったはずです……何故……」
???「……偵察機が方位211方面に艦隊を確認したとのこと!イージス艦を含む多数の艦艇がいました!その後ミサイルにより撃墜されました!」
???「ふふふふ………はははははははは!」
???「姉さま!?」
???「第二次攻撃隊をそっちに割いて!」
???「私達「重桜」の空母が前時代なイージス艦率いる艦隊に負けるはずがないわ」
???「徹底的に虫けらを叩きのめしてあげなさい」
所変わり「つばめ」艦隊
護衛艦「みらい」
青梅「こちらに接近してきた航空機の撃墜を確認!」
菊池「艦長、来るのでしょうか?」
梅津「ああ……敵も慌ててこちらに戦力を割くであろう」
「報告!敵、航空機群こちらに一斉にやってきました!」
菊池「対空戦闘用意!」
蒼龍「こっちのほうにあの航空機群が来た模様です!」
赤城「第一次隊はすぐに後退して、第二次隊発艦急ぎます!」
加賀「第二次戦闘機隊、発艦!」
再び「烈風」「紫電改二」「電征」が発艦する
赤城「防空艦隊は対空戦を密にして!」
摩耶「任せろ!対空戦用意!」
秋月「撃ち方用意!」
吹雪「発射用意よし!」
摩耶「発射!」
防空艦隊も対空戦の弾幕を張る
護衛艦「ちょうかい」
電測員「敵航空機群接近!迎撃距離に入ります!」
砲雷長「ESSM、発射用意よし!」
浮船「撃ち方始め!」
護衛艦の対空ミサイルによる迎撃も開始される。
烈風妖精「ウテッ!ウテッ!」
電征妖精「ファイア!ファイア!」
練度も高く、機体性能もあってか、相手の航空機をいとも簡単に撃ち落としていく
青梅「SM-2、命中!撃墜確認」
青梅「全艦が迎撃した数は約30機かと」
菊池「これで敵は引いてくれるはずだ」
梅津「………」
青梅「ま、待ってください!超高速で接近する6つの反応を探知!」
青梅「これは…………」
赤城「……!?」
その時赤城達の目に映ったのは
2人の
加賀「あれは一体………」
瑞鶴「嘘………」
姿は妖狐のようであるが、空母の艤装を持っている
そしてその艤装から推測できる艦は
「赤城」と「加賀」である
黒木「あれは艦娘か?深海棲艦か?」
雨沢「特生レーダーでは深海棲艦とは判断されていません!艦娘とは60%の確率で同一とのこと!」
黒木「100%ではない………か」
赤城(B)「………来てみれば……なるほどね……「あの方」が言っていた「艦娘」ね」
加賀(B)「姉さま、待ってください。いくら強化されていても空母が前線で出てしまっては元も子もありません」
加賀(B)「すでに我々の目標を達成されています、これ以上の戦闘行為は危険では?」
赤城(B)「………ええ……離脱するわ」
赤城(B)(次会う時は、徹底的に叩き潰すわ)
赤城(B)(もう一人の「私」)
青梅「「謎の少女」、急速で当海域を離脱していきます!」
菊池「これは……」
梅津「これで証明されたようだな、この世界は我々が知る世界ではない……と」
赤城「………」
加賀「赤城さん………」
赤城「ええ……大丈夫です、加賀さん」
吹雪(赤城さん………)
航空母艦「いぶき」艦橋
通信員「オープンチャンネルでの通信を確認しました!ハワイからの通信です!」
涌井「繋げ」
ピッ
指揮官『こちらアズールレーン第201独立遊撃部隊「アスカロン」の指揮官だ』
指揮官『貴艦達の所属は?』
沼田「アズールレーン……?」
黒木「………」
涌井「こちら日本国自衛隊統合任務部隊「つばめ」司令の涌井海将補だ」
指揮官『日本国………?』
涌井「ここで説明するときりがない、そちらに上がらせてもらえないだろうか?」
指揮官「………了解した」
ピッ
涌井「………どうやら黒木君の勘が当たったようだな」
沼田「アズールレーン……か」
黒木「ともかく、こっちの事情も話し、なおかつこの世界についての詳細を聞かなければなりません」
黒木「ヘリであちらに向かいましょう」
涌井「ああ」
沼田「各艦に通達!パールハーバー付近に向かい、そこで停船せよ!」
輸送艦「みうら」内
瑞鶴「あの子達は一体………」
赤城「私であって私じゃない気がします」
瑞鶴「赤城さん………」
加賀「五航戦の子たちもあの子達の後ろにいたのかもしれませんね」
瑞鶴「………この世界ってどうなってるのかな」
翔鶴「今、提督が涌井海将補さんや沼田海将補さん、黒木特佐さんと共にハワイでアズールレーンというところの指揮官さんに事情を話して、なおかつこの世界について聞きに行っているところだから…………」
蒼龍「ますます謎が深まりましたね」
飛龍(この世界の私ってどうなのかなぁ………)
???「まさかのイレギュラーな事態ね」
???「でも潰す必要はないわ、暫くの間は」
???「ええ、計画に支障はない……」
???「引き続き観察を進める………」
???「「艦娘」、活躍を楽しみにしているわ」
続く
用語解説
第201独立遊撃部隊「アスカロン」
アズールレーン所属の部隊ではあるが特定の管轄などを持たず、臨機応変に敵を迎撃したり、領海防衛に務める遊撃部隊である。
拠点はオアフ島・真珠湾
※オリジナル
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